ついに fx-5800P がPCリンク可能になった

2018/02/10
修正 2018/02/12
追記修正 2018/03/17

ついに fx-5800P と PCのデータリンクが可能に...

[2018/03/17] CcLinker Dongle 頒布が終了 ⇒ 詳しくはこちら


[2018/03/15] CcLinker が Ver 1.6b にアップデートダウンロードはこちら
ファイル選択ダイアログのファイル名が、迅速に左詰表示されるように改善された。


BreadBoard.png 小型でバランスのとれた fx-5800P での Casio Basic プログラミングは、当ブログの重要テーマです。しかし致命的な問題として、カバーのヒンジが壊れやすいこと、そしてPCとのデータリンクができない点が挙げられる。これについては "fx-5800P プログラムのバックアップ" で取り上げている。

本来カシオが提供すべきものだと思うのだが、fx-5800P 発売から10年以上経ても、カシオ自身やサードパーティからまだ提供されていなかった。

そして、ついに待ち望んだPCとのデータリンクが実現した

以前から、fx-5800P のデータリンクが検討されてきた。当ブログにおいても、"fx-5800P プログラムのバックアップ" の記事に kikkawa様や AkSd様のコメントで、データ解析ができて、なんとかなるかも知れないというコメントを頂いていた。そして、AkSd様の 関数電卓ファン掲示板 で様々な情報交換がなされ、応援コメントなども集まるようになった。

その中で、takumako様 が CcLinker というデータリンクツールを完成なさった。

takumako様のホームページ

このホーページは、fx-5800P のデータリンクツール - CcLinker 作製に必要な全ての情報が公開されており、必要な機材と電子工作の経験があれば個人で作れるようになっている。

PCとデータリンク可能になれば、作ったプログラムをバックアップできるだけでなく、プログラムをダウンロードして fx-5800P に転送して使えるようになり、ソースコードを自分で入力しないで済むので、fx-5800P プログラムが流通しやすくなる。

これは、画期的な出来事だ。

但し、CcLinker は PIC という制御用ICを使っていて、ここにプログラム (ファームウェア) を書き込む。つまり PIC へファームウェア書き込みのために PIC用ROMライター が必要となる。takumako様のホームページで紹介されている PicKit3 は ¥5,000 ~ ¥6,000 程度。この程度ならプログラムバックアップ用に fx-5800P をもう一台購入するコストとあまり変わらず、さらに電子工作に不慣れだとチョット考えてしまう。

ところがである、CcLinker で転送したプログラムファイルを CcEditor というプログラミングアプリで編集・作成すると fx-5800P の隠し機能が使えてプログラミングの幅が広がる。さらに、コードにインデントが付けられたり、Getkey のキーコードが簡単に入力できたりと、CcEditor は優れたプログラミングツールだ。 これを使うためにも、CcLinker を作る価値はあるかも知れない。CcEditor の簡単な紹介


CcLinker Dongle

Dongle.pngそうこうするうち、takumako様が CcLinker Dongle を製作され、10個程度を有償で頒布なさることになり、運良く入手できた。残念ながら頒布は既に終了している。

写真の USBドングルとWindows デスクトップアプリで構成されている。

takumako様のホームページでは、オリジナルのボードバージョンと USBドングルバージョンは非互換と記載されているが、ドングルバージョンのファームウェアをボードバージョンに書き込むと同じ動作になるという情報を sentaro様から頂いている。

実際にWindows 10 最新バージョン (バージョン 1709、ビルド16299.192) で使ってみたので、以下に紹介する。


デバイスドライバーのインストール

先にUSBドングルをPCに奥まできちんと刺し、添付の Windowsデスクトップアプリ - CcLinker を起動すると、自動的にデバイスドライバのインスト-ルが始まる。Windows 10 では、右下にインストールが終了した旨のメッセージが現れる。但し、Windowsアプリのウィンドウは表示されない。


PC保護の警告

初めて CcLinker を起動するとき、Windowsの保護機能が発動してしまう。

PC_Protection.PNG 

自作プログラムでは、最初は間違い無くこれが表示される。CcLinker も危険ではないのに大きなお世話である。気をつけるべきはダウンロード先は作者のオリジナルサイトを使うことだ。おそらく Microsoft がユーザーのPCからインストールプログラムを監視し、そのデータを抽出し、多数決方式でインストール数が少なければ一旦待ったをかける機能だろうと思われる。

ここで、詳細情報 をクリックしたら現れる [実行]をクリックし、アプリを実行すれば次回からこの警告は現れない。
自作プログラムがPC保護機能に引っかかる


CcLinker の起動

最初に USBドングルとfx-5800Pを接続した後、USBドングルをPCに刺す (確実に接続する方法)。
その後 Windowsアプリ CcLinker を起動する。無事に起動すると、CcLinker のウィンドウが表示される。

Connect.png  CcLinker_Booted16.PNG  

もし、ドングルを刺さずに アプリを起動すると、エラーメッセージが表示される。

CcLinker_Missing16.PNG   Boot_Error.PNG 

そこで、メッセージに従って ドングルを刺してから [OK] で、正常起動する。


プログラムのバックアップ

CcLinker は、fx-5800P のプログラムファイルを CCL ファイル (CcLinker独自フォーマットのファイル形式)でバックアップする。

fx-5800P 同士を3Pinケーブルで繋いでファイル転送する方法と基本的に同じだ。Receive 側を先にスタンバイさせてから、Transmit でファイルを選ぶという手順を守ることだけ留意すれば良い。

試しに、"fx-5800P【ゲーム】:Hit & Blow" で作ったプログラムのメインルーチンをPCにバックアップしてみる。私の fx-5800P ではメインルーチンのプログラム名を HB に変更している。

fx-5800Pを繋いだUSBドングルをPCに挿入した後 CcLinkerアプリを起動。


Connect.png CcLinker_Booted16.PNG  

アプリの [Receive] ボタンをクリック。
fx-5800P で、[MODE] - [▼] - [1] (1:LINK) - [1] (Transmit] - [2] (Select) と押し、
Select Data で バックアップしたいプログラム (今は "HB") にカーソルを合わせ、[1]([1]:SEL) を押し、最後に [0] ([0]:TRAN) を押す。
Transmit OK?[EXE] (Yes:[EXE]) を押すと、バックアップするファイルの選択画面が現れる。

Select_Backup_Folder.PNG  

予め作っていたフォルダを選び、ファイル名を何も変更せず、そのまま [開く] をクリックすると、電卓内のファイル名のままバックアップされる。

Select_Backup_Folder_2.PNG 


さてここで、HB を HB2 と変更すると、変更された名前でバックアップされる。但し、CcLinker アプリの表示は 変更前のファイル名が表示されるが、特に問題なさそうだ。

なお、HB COMP 0127 の "COMP 0127" の部分は 必ずしも必要ではなく、消してしまっても問題ない。COMPモードのファイルであることを明示的に示すだけで、この情報はバックアップファイルに書き込まれているようだ。0127 はファイルサイズを示しているようだ。

このファイル選択画面は、いわゆるコモンダイアログになっており、右クリックして現れるメニューから新規にフォルダを作ってからそこへ保存するなど Windows標準の操作ができる。

PCに転送されると、アプリと電卓の両方で Complete! と表示される。

File_Output.PNG 

なお、Transmit で、[1] (1:All) の操作には対応していない。


バップアップデータを fx-5800P に転送

CcLinker でバックアップした CCL ファイルを fx-5800P のプログラムファイルに変換して転送する。fx-5800P同士のデータ転送と操作は同じで、受信側 (電卓) を先に Receive をスタンバイさせてから Transmit でファイルを選ぶ手順に留意するだけで、あとは簡単だ。

fx-5800P をUSBドングルに繋いだ上で、ドングルをPCに刺し、CcLinkerアプリを起動する。

CcLinker_Booted16.PNG  

fx-5800P で [MODE] - [▼] - [1] (1:LINK) - [2] (Receive) と押して、先に受信モードにしておく。
CcLinker アプリで、[Transmit] ボタンをクリック。
現れるファイル選択ウィンドウで、転送したいファイルを選び [開く] ボタンをクリック。

Tranmitted_HB_CCL.PNG 

無事に転送されると、fx-5800P と CcLinker の両方で Complete! と表示される。

[2018/02/24 修正]
なお、私の手元では "Code 0F: インデックスが配列の境界外です" というエラーが何度か発生しているが、最初から転送をやり直すと正常転送される。再現条件がハッキリしていない。

なお、Transmit[1] (1;All) には対応していない。



fx-5800P プログラムをCCLファイルで公開

当ブログで公開している fx-5800P 用プログラムファイルは、今後 CCLファイルでダウンロードできるようにしてゆく予定だ。



CcEditor

Takumako様のホームページ では、CcEditor が公開されている。

これを使うと、fx-5800P の Casio Basic をPC上でコーディングし、CcLinker で扱える CCL ファイルに変換できる。CCL ファイルを変更し、CCLファイルに変換することも可能だ。

それ以上に CcEditor の面白いところは、fx-5800P の Casio Basic で公開されていない機能を使うことが出来る点にある。
  • 表示文字列としてアルファベットの小文字、ギリシャ文字(大文字と小文字)が自由に使える
  • 変数にアルファベット小文字やギリシャ文字(大文字と小文字)が使える
  • 変数に添え字として数字アルファベットギリシャ文字を使える。
"fx-5800P Casio Basic をPCでコーディング - CcEditor" を参照。 

CcLinker と CcEditor を併用すると、表示に小文字が使え、使える変数が大幅に増加するので、fx-5800 Casio Basic プログラミングの幅が大きく広がる。



今後、何か分かれば随時追記修正してゆく。





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fx-5800P Casio Basic をPCでコーディング - CcEditor

2018/02/12
追記修正 2018/03/15

fx-5800P の Casio Basic をPCでコーディング - CcEditor

[2018/032/24] CcEditor が Ver 1.4 にアップデート
ダウンロードはこちら
アップデート内容はこちら


Connect_space.pngfx-5800P の Casio Basic プログラムがPCとデータリンク可能になったことを既に紹介している。

ついに fx-5800P がPCリンク可能になった

一旦PCにバックアップされたプログラムをPC上で編集するためのエディタ - CcEditor が、同じく takumako様により公開されている。

CcEditor は、CcLinker でバックアップしたプログラムの編集だけでなく、最初からプログラムを書ける。さらに fx-5800P で公開されていない隠し機能を使って、Casio Basic を拡張して使うこともできる。

そこで、実際に CcEditor を 現時点で最新バージョンの Windows 10 で使ってみたので、紹介する。


目 次

  CcEditor のダウンロードと起動

  CcEditor の基本コンセプト

  CcEditor の操作と拡張機能
    CCLファイルのインポート&プログラム変更 ⇒ fx-5800P へ転送
    CcEditor だけでプログラム作成 ⇒ fx-5800P へ転送

  アップデート履歴





CcEditor のダウンロードと起動

CcEditor 最新版は takumako様のホームページ からダウンロードできる。

ダウンロードし最初に実行すると、Windows の保護機能が発動する。

PC_Protection.PNG

詳細情報 をクリックすると [実行] ボタンが現れるので、これをクリックして 実行。次回からは保護機能の警告は出ない。

<目次に戻る>



CcEditor の基本コンセプト

CcEditor の基本コンセプトを理解するとスムーズに使える。先ず File メニューを示す。
Booted_CcEditor13.PNG

Project (プロジェクト)、Build (ビルド)、Import (インポート) という項目があることに着目して欲しい。

fx-5800P から CcLinker でPCにバックアップすると拡張子が ccl の CCL ファイルフォーマットになる。
また CcEditor が扱う専用ファイルフォーマットには、CCLファイル に加えて拡張子が cce の CCEファイルがあり、CcEditor で編集した内容を保存するために用いる。CcEditor の編集画面は、fx-5800P のプログラム編集画面よりもコードが見やすくなっており、そのための特殊文字や制御文字を加えて内容を保存するための専用フォーマットにしているのが CCEファイルだ。

さて、CcEditor は単なるエディタではなく、簡易的なプログラム開発環境になっていると理解すると良い。つまり CCEフォーマットで扱うファイルは Project (開発プロジェクト) ファイルという扱いになっていて、fx-5800P に転送できるフォーマットになっていない。

そして編集が終われば、一旦 Build (ビルド)という操作を行って、fx-5800P に転送するための最終的な CCLフォーマットに変換する。この概念は、コンパイラ型言語 (C++ や C# など)と同様で、プログラムコードはプロジェクトファイルとして編集・保存し、これをコンパイル&ビルドすることで、実際に使える実行ファイルや中間コードファイルに変換する、という考え方に基づいている。

なお、File メニューに Import (インポート) 項目があり、これは CCL ファイルを取り込む操作だ。


以上をまとめると、CcLinker でバックパップした CCL ファイルImport (インポート)で読み込んで編集できる。それをファイルとして保存するには、CCE ファイル ( = Projectファイル) として保存する。CCEファイルを Build (ビルド)すれば fx-5800P に転送可能な CCLファイルに変換して保存する。

CcEditor で最初からコーディングすることもできる。その場合も CCE ファイル (= Projectファイル) として編集・保存する。或いは Build (ビルド)することで fx-5800P に転送可能な CCLファイルとして保存する。いずれにせよ CcLinker で fx-5800P に転送する前に、CcEditor で Build して CCLファイルに変換しておく必要がある。

以上の概念を理解すると、CcEditor をスムーズに使えると思う。
<目次に戻る>



CcEditor の操作と拡張機能

体表的な使い方を試したので、それを紹介する。

CCLファイルのインポート&プログラム変更 ⇒ fx-5800P へ転送

初めて使うことを想定して、少し細かく説明する。

題材として、以前紹介している ピタゴラス数を計算して表示するプログラム (PYTHAGORAS) を変更して fx-5800P へ転送してみる。

PYTHAGORAS の CCL ファイル (PYTHAGORAS COMP 0142.ccl) のダウンロード
事前にダウンロードしたファイルを 全て大文字のファイル名 PYTHAGORAS として fx-5800P に転送して欲しい。その上で、以下の説明を見ながら、実際に操作して進めると分かり易いと思う。。

さて、CcLinker で fx-5800P から (再度) PCに転送し、ファイル名を小文字混じりの Pythagras.ccl として転送 (バックアップ) する。操作方法は "ついに fx-5800P がPCリンク可能になった" 参照。

CcEditor を起動し、PYTHAGORAS.cclImport で読み込む。
Import_Pythagoras13.PNG 

ファイル選択ダイアログで、PYTHAGORAS COMP 0142.ccl を選んで、[開く] をクリックする。

PYTHAGORAS COMP 0142.ccl が読み込まれ、ソースが表示される。
Imported_Pythagoras13.PNG 

このプログラムは、終了させるには [AC] キーを押す。そこで、[AC]たけでなく [EXIT]キーでも終了できるように変更してみる。
ここでは、例えば下から9行目の Doの下に

Getkey=73⇒0→L

を追加、Lbl 0 の上に

1→L

を追加し、最後の行を

L⇒Goto 0
Cls

に変更してみる。これで、ピタゴラス数が連続表示されている時に [EXIT] キーを長押しすると、画面クリアしてからプログラムが終了するようになる。

プログラムコマンドは、[Program]ボタンを押して現れるコマンドリストから入力する。"", "="、""、"Getkey" はコマンドリストから入力、数字はキーボードから直接入力できる。

変更が終わったので、一旦 CCE ファイルとしてプロジェクトを保存する。

[File] - [Project] - [Save] とすると、
Save_Project_PYTHAGORAS_CCE_13.PNG 

ファイル選択ダイアログが表示されるが、ファイル名の欄は左詰めになっていないので、左端までスクロールしてファイル名を確認する。[2018/02/21 追記] Ver 1.3 で左詰め表示がされるようになった。

ここでは、試しに 頭の P 以外を小文字にしたファイル名 (Pythagoras.ccl) にしてみる。
Pythagoras_Save.PNG 

[開く] をクリックすると、プロジェクト Pythagoras.cce が保存される。指定フォルダに保存されていることを確認する。

Check_Saved_Pythagoras.PNG
さて、プログラム文法をチェックするために、[File] - [Check] を選択。
Check_Pythagoras13.PNG 

Check
されると、コマンドに色が付く。もしエラーがあればエラーメッセージがポップアップする。
Checked_Pythagoras13.PNG 

fx-5800P に転送可能な CCL ファイルに変換するために、[File] - [Build] を選択すると、
Build_Pythagoras13.PNG 

Check
を選んだ時と同じ文法チェックが自動的に行われ、エラーがなければ、確認ダイアログが現れる。

Building_Pythagoras13.PNG 

[はい] をクリック

FileSelect_Final_CCL.PNG

ファイル選択ダイアログで [開く] をクリックして、Pythagoras COMP.ccl を保存する。ここでオリジナルの Pythagoras.ccl とは異なるファイル名にしておくことを勧める。

Saved_Pythagoras_CCL.PNG
Pythagoras COMP.ccl が保存されていることを確認。

最後にこれを CcLinker で fx-5800P に転送する。そこで先ず、fx-5800P と CcLinkerドングルを繋ぎ、ドングルをPCに刺し、CcLinker を起動する。

CcLinker_Booted16.PNG 

先に、fx-5800P で [MODE] - [▼] - [1](1:LINK) - [2](2:Receive) を押し、次に CcLinkerアプリで [Transmit] ボタンをクリックし、ファイル選択ダイアログで Pythagoras COMP.ccl を選ぶ。

Transmit_Pythagoras_CLL.PNG

[開く] をクリック (或いは ファイルをダブルクリック) すると転送が始まる。

転送が正常に終わると fx-5800P と CcLinnker の両方で Complete! と表示される。

Transmitted_Pythagoras.PNG

fx-5800P で動作確認してOKなら、プログラム変更は成功だ。

CcEditor の拡張機能 (1) - 小文字ファイル名が使える

fx-5800P のプログラム名は大文字アルファベットと数字に限定されるが、上の例のようにファイル名に小文字を使ってfx-5800Pに転送すると、大文字だけのファイルと共存できることが分かる。
<目次に戻る>


CcEditor だけでプログラム作成 ⇒ fx-5800P へ転送

CcEditor で最初からプログラムを作る例を紹介する。

CcEditor を起動する。
Started_CcEditor13.PNG

Project 名が Default、その右で動作モードが COMP になっている。
ここでは、Project 名に test と入力、動作モードは COMP のままにする。そしてプログラムコードを入力する。
test_code13.PNG 

プログラムコードは下記のようにした。赤文字部分は純正Casio Basicでは入力できない表記だ (ところが実行するとエラーにならない、以下参照)。

"CcEditor Test"
1→a
2→αⓑ
Locate 1,2,
a①+αⓑ



CcEditor の拡張機能 (2) - 表示に小文字アルファベットやギリシャ文字が使える
純正Casio Basic では入力できない小文字アルファベットやギリシャ文字、添え字を文字列の1部として出力できる。

CcEditor の拡張機能 (3) - 小文字アルファベット、ギリシャ文字が変数として使える
  • 純正では使えない小文字アルファベットが変数として使える。
  • 純正で使えないギリシャ文字が変数として使える。
はエディタでの表示は〇に囲まれているが、1文字変数の添え字となる。
プログラムを fx-5800P に転送すると、電卓上では、添え字付き変数 a1αb と表示される。それぞれ1文字変数の添え字になっていて、変数として正常に使える。添え字が異なると別の変数として使えるので、使える変数が大幅に増える。

小文字アルファベットの入力は、キーボードから直接入力できる。
ギリシャ文字や〇で囲まれる添え字は、[Function] ボタンを押して現れる Functionメニューで [ALPHA] を選び、プルダウンメニューから選んで入力する。

Surfix_number.png


CcEditor の拡張機能 (4) - 1文字変数に添え字を付加して別変数として使える
  • [Function] ボタン - [ALPHA] ⇒ プルダウンメニューから入力
  • 〇に囲まれた文字は添え字入力に使う

入力が終われば、一旦 test プロジェクトとして保存 (test.cce 保存)。そして Build して CCL ファイル (test.ccl) に変換する。
最後に CcLinker で fx-5800P に転送する。

転送後、Prog List では小文字のプログラムファイル名 test が見つかる。コードを表示させると以下のようになる。

"CcEditor Test"
1→a1
2→αb
Locate 1,2,a1b

これを実行すると、出力は以下になり、小文字アルファベットやギリシャ文字が添え字付きで変数として正常に使えていることが分かる。

CcEditor Test
3


なお、これらの 小文字出力や 小文字変数、ギリシャ文字変数、添え字付き変数は、fx-5800P の Casio Basic に既に備わっている隠し機能であり、CcEditor によってこれら隠し機能が使えるようになる。
<目次に戻る>



アップデート履歴

CcEditor Ver 1.3  [2018/02/21]
ファイル選択ダイアログで、ファイル名が左詰めで表示されるようになった。

 ファイルドラッグ&ドロップに対応
ファイルのドラッグ&ドロップで CCLファイルの Import や CCEファイルの Open ができるようになった。
ドロップ先は、Project名表示ボックス。ファイル形式 (CCL か CCEか)は自動判定される。

Tabのインデント幅の設定に対応
Tab設定で、インデント幅を 1、2、4、8 から選択できるようになった。
Tab_setting.PNG

Tab 4 でインデントを付けた例
Tab4_Example13.PNG

なお、Build して CCL ファイルに変換する際には Tab は取り除かれる (Casio Basic 仕様では Tabはエラーになる)。

空白(スペース)の個数が見やすくなった
Program メニューに (空白) 追加、エディタ上で、空白は と表記されるので、空白個数が分かり易くなった。
Space_Disp13.PNG

なお、Build して CCLファイルに変換する際には、" " で挟まれる文字列以外の空白は取り除かれる (Casio Basic  仕様では文字列以外の空白はエラーになる)。

ファイルを開くダイアログでファイル名が左詰めになるよう修正

<目次に戻る>

CcEditor Ver 1.4 [2018/02/24]
Getkey キーコードを簡単入力
[KeyCode] クリックで現れる画面でキーをクリックするだけで、対応するキーコードが編集画面に入力される。
Keycode_input_window


コマンドの簡易説明がポップアップ
[Program] クリックで現れるコマンドリストで、コマンドにマウスを合わせて1秒程度待つと、簡易説明がポップアップするようになった。
CcLinker_Command_Guide


統計計算コマンドの追加
[Program][Function] クリックで現れるコマンドリストに統計計算コマンドが追加された。
CcLinker_STA_Commands

科学定数、角度単位設定、ENG記号の表記が変更
<目次に戻る>

CcEditor Ver 1.4c [2018/03/14]


文字サイズに合わせてタブ幅が追従して変わるようになりました。
 ・文字サイズやタブ幅の設定を変えると、表示されているコード全体に即時反映されます。
文字サイズ、タブ幅の設定値をプロジェクト毎ではなくユーザー毎に保存するようになりました。


ファイルダイアログでファイル名が一部見えないバグ対応のレンスポンスがさらに改善されました。
 ・ファイル選択ダイアログのファイル名表示が、左詰表示されるまでの時間が実用上問題ない程度に短縮されました。









今後、必要に応じて随時追記・修正してゆく。






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fx-5800P プログラムのバックアップ

fx-5800P
e-Gadget


2014/09/27 更新
2018/02/26 追記


2台目の fx-5800p と専用の通信ケーブルを買ってしまいました。

11ヶ月前に買った fx-5800p のカバーのヒンジがまた壊れてしまいました。満員電車で押された時に壊れたようです。接着剤で修復するつもりですが、脆弱な作りには困ったものです。

fx-5800p には電源ロック機能が無いので、カバー無しだと、カバンやポケットに入れて持ち運ぶには不都合を感じます。通勤で東京の満員電車を利用する特殊な事情もあるのでしょうが、そのうち電卓の機能まで影響を受けることが心配になります。

と言うのも、これまでに fx-5800p で作ったプログラムのうち、幾つかは仕事で日常的に使っていて、それがが使えなくなると結構困ったことになります。使いこなすことで、自作のプログラムへの依存度が高くなってしまっているとも言えます。

作ったプログラムを電子データとして保存し、何かの時にそれを電卓に簡単に戻す必要性を、これまで以上に感じました。
CASIOが現在販売しているプログラム電卓の上位機種では、パソコンやメモリカードにプログラムを電子データで保存したり読み出したりすることが出来ますが、fx-5800pでは、それができません。

[2018/02/26 追記]
ついに fx-5800P がPCリンク可能になった をご参考に!


ここしばらくは、公私ともに忙しくしているため、プログラムを触る時間を殆どとれずにいますが、以前作ったプログラムは毎日のように使っています。上位機種を購入することも考えましたが、プログラムをfx-5800pから移植する余裕はありません。

fx-5800p や 上位機種の fx-CG10/20、fx-9860G II、fx-FD10 proなどの価格動向は、定期的に調べていて、これらの購入も考えましたが、目的とコストのバランスを考えて、結局2台目の fx-5800P を買うことにしました。

今年の6月以来、これらの電卓の価格は低めで推移してきていますが、価格.comAmazonを見ていると、最近は価格の上昇傾向が出てきています。

現在はAmazon¥6,518 が最安値に近いが、通信ケーブルが見つかりません。そこで手近なヨドバシカメラに行ってみると、¥7,170でした。交渉するとAmazonと同じ値段にしてもらえたので、通信ケーブルと一緒に購入しました。通信ケーブル:SB-62¥2,700でした。fx-5800p の購入を検討なさっているなら、今は良いタイミングかも知れません。


通信ケーブル:SB-62は、袋に入っているだけで、梱包にはお金がかかっていません。

専用通信ケーブル 


fx-5800p を通信ケーブルで繋ぎ、一方を受信モードにしておき、他方を送信モードにすると、プログラムの転送ができます。全てのプログラムの一括転送に加えて、プログラムファイルを選んで転送することも可能です。

データ転送 


これで、一安心です。

先ずは、コストパフォーマンスの高い fx-5800p を使ってみて、その後もし使い込んでオリジナルで有用なプログラムが貯まってきたら、2台目と通信ケーブルを買うというのもアリのように思います。

一方で、fx-9860G II は、fx-5800p とほぼ同じ CasioBasicを使えるので、これを最初から頑張って買うのも選択肢です。但し、最初から fx-5800p 2台分の費用になります。個人的には1万円超えと言うのは、チョット抵抗がありますね。



壊れたヒンジ部の補修については、うまくできたら紹介しようと思います。
[2018/02/26 追記]
fx-5800P 破損ヒンジの交換、ついでにリニューアル で紹介しました。


ところで試しに、素因数分解プログラムを同時に走らせてみたところ、どうも新しい方が、時間がかかることを見つけてしまいました。同じハードウェアに、同じ設定で、プログラムをごっそり転送したので、処理速度に差が現れた理由は、まだ不明です。





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fx-5800P の破損ヒンジの交換、ついでにリニューアル

2018/02/24
追記 2018/02/25

fx-5800P の破損ヒンジ交換

fx-5800P の大きな弱点の1つがハードカバーのヒンジが容易に壊れる点だ。
fx-5800P:ヒンジ破損でカバーが取れた

そこで、接着剤で破損拡大の予防を試みた。
fx-5800P カバーヒンジ破損の対策
破損拡大の予防効果はあり、クラックを補修後2年ほど延命したものの、結局壊れてしまった。

そこで、きちんと完璧に修理するためにヒンジ交換を行いたいのだが、一時期部品として入手が難しかった。

私が知る範囲では、カシオの部品としてヒンジと金属のスプリングピンを購入して修理した具体的で分かり易い事例が以下のページで紹介されている。

Motoruu Instruments:fx-5800P のヒンジを直す 修理

この記事は 2012年10月のものた。5年以上経過し状況が変わり、部品をかなり安く購入でき、修理できたので改めて紹介しようと思う。



交換部品としてのヒンジを入手

手元には、ヒンジが壊れてカバーが取れた fx-5800P が2台ある。そこで今回は、予備1個を含めて3個の部品を購入した。

現状では、4つのピンを含めたヒンジ部材として入手できる。
ヨドバシカメラでは、カシオからの取り寄せ部品の扱いで購入可能だった。なお部品仕入れの場合は、発注後にキャンセルできないので、ヒンジにスプリングピン4本が含まれているかどうかを何度か確認してもらった。

部品名カシオ部品コード番号単価 (消費税込み)数量 小計
ヒンジ / HINGE (WITH PIN)9482 2881 ¥813¥243

届いたヒンジは、4本のスプリングピンが刺さって1体になっていた。

ヒンジ新品2 ピン付きヒンジ

ヒンジは少し曲げたくらいでは簡単に割れないので、ヒンジをたわませて取り付ける。私が試した範囲では、先にヒンジをたわませてハードカバーに取り付けてから電卓本体に取り付けると、うまくいった。ちなみにヒンジには "CP+10%GF" と刻印があり、調べてみるとポリカーボネート+10%グラスファイバの意味だと分かった。

なお、ヒンジには左右があり、突起がある方をハードカバー側にして取り付ける。

ヒンジ取り付けの方向 

たかだか¥81(税込み)で完璧に修理できるので、お勧めだ!




fx-5800P のリニューアル

ついでに、細かいキズが入ったり摺り切れたカバーを新品にすれば気分が良い。
...ということで、ヒンジに加えて以下の部品も一緒に入手した。ヨドバシカメラで注文し約一週間の納期だった。

部品名カシオ部品コード番号単価 (消費税込み)数量 小計
ヒンジ / HINGE (WITH PIN)9482 2881¥813¥243
ハードカバー / H-COVER-GY344AY1025 8683¥2433¥729
ラベル / LABEL-A-GY344AYO1026 7871¥1623¥486



合計¥1458

ハードカバー新品の裏側処理 ハードカバーを部品として入手すると、簡単な取扱説明のラベル(粘着剤付き)を貼り付ける範囲に処理が施されていて、一旦貼ったラベルが取れにくくなっている。

このままだと、埃や汚れが付着し易く、汚くなることが容易に想像できる。また本来あるべきラベルが無いのはリニューアルとして不完全だ。そこで、ラベルも一緒に入手した。








ハードカバー新品1 ハードカバー新品3
ハードカバーは1個づつビニール袋に入っており、さらに緩衝材入りの箱に入っている。輸送中の損傷への配慮は日本的だ。

ステッカー新品1 ステッカー新品2
ラベルは注文した3枚が段ボールに挟まれて保護されている。輸送中に曲がったり破損しない配慮だ。

ヒンジの修理だけでなくハードカバーが新品になるので、新品のような fx-5800P にリニューアルできる。

完全修理 

たかだか ¥486 で、fx-5800P がリニューアルできた。気分一新で fx-5800P をさらに愛着を持って使えるのは良いことだと思う。

ヒンジ修理のついでにリニューアル(税込み¥486)はお勧めできる!


ところで、家電量販店 (ヨドバシカメラ) で部品購入したので、部品にもかかわらず値引きされた価格だった。一般店でカシオから部品仕入れして貰った場合は下記の価格になると思われる。
 ・ヒンジ (スプリングピン4個付き):¥100 (単価)
 ・ハードカバー:¥300 (単価)
 ・ラベル:¥200 (単価)
それでも、¥100 でヒンジ交換、¥600 でリニューアルできるのは、お得ではないだろうか?



[2018/02/25 追記]
今回入手したヒンジ部品が、ひょっとして改善されたものかどうか?気になった。
fx-5800P:ヒンジ破損でカバーが取れた で原因の1つとして挙げている残念な設計は解消していない。つまりハードカバーをひっくり返すと、本体裏面の足の突起とカバーが接触しない構造のままだった。寸法上の設計変更はなされていないことが分かる。

次に、素材の改善の可能性があるかも知れない。スプリングピンによる応力への耐性が向上している可能性だ。ヒンジに刻印されている CP+10%GF は以前から変わっていないので、あまり期待できない。しかし、しばらく様子を見て簡単に破損しないようなら、改善の可能性ありということだ。




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fx-5800Pは良いプログラム関数電卓なのか?

2015/02/01 追記
2018/02/24 追記


最近、検索キーワード「fx-5800P」で当ブログへ来られる方が増えてきております。そこで、fx-5800P がどういうものか、簡単に紹介したいと思います。


一言で言えば、とてもバランスがとれた 日常使いに向いていて、作ったプログラムが使いやすいプログラム関数電卓です。フィールドエンジニア必携と言えますが、技術計算以外にも実用プログラムを作れるので、事務系や営業系でも役立ちます。


Casio Basic を搭載していて、プログラミングがとても楽なので、プログラミング経験者にはスグにオリジナルプログラムを作れます。
さらに、これからプログラミングを覚えようと言う方の学習用としても優れています。Casio Basicはカシオ独自のプログラミング言語ですが、基本的にはパソコンで使うBASICと共通する部分が殆どなので、パソコンでのプログラミングへの移行も楽です。

Casio Basicを搭載しているのは、グラフ関数電卓 fx-9860GII や fx-CG20に加えて、最近登場した土木測量向けの fx-FD10があります。但し、これらは実売で1万円~2万5千円程度と高価です。Casio Basicを搭載している最も手頃なものが、fx-5800P で、実売で6千円台半ばから7千円台程度です(一時期は最安値¥6,140と言うこともありましたが...)。

[2015/02/01 追記]
最近、fx-5800P の実売価格が¥6,000 前半から¥5,000台へ下がってきています。また fx-9860GII 並行輸入品も¥8,000円台全般へ値下がりしており、入手すやすくなっています。そこで、価格動向を調べています。
 ⇒ Casio プログラム電卓の価格動向

fx-5800P は、Casio Basicのプログラミング機能を考えた時のコストパフォーマンスがとても優れています。

※参考:fx-5800P搭載 Casio Basic のプログラミング入門、コマンドリファレンスを連載中 ⇒ Casio Basic入門 - 目次

(以上 2014/10/04 修正)

1.良いところ (pros)
1) 小型・軽量・薄型
重量150gで、シャツの胸ポケット、上着のポケットに収まるサイズ。163mm x 82mm で厚さ15mm。

2) 省電力
単4電池で、公称1年稼働。但し、購入時に付属していた「入れ組み」用電池(Panasonicのアルカリ電池)で、激しく使用して4ヶ月でLow Batteryの表示が出ました。
※激しく使用: 毎日30~1時間使用に加えて、数時間連続計算を何十回と繰り返したりする

3) 処理速度
・ 関数電卓としては、 fx-955ES よりも高速で、使いやすい。最上位の関数電卓と言える。
・ プログラム電卓としては、簡単なアクションゲームなら、ロジックの工夫次第でそこそこのものが作れる程度には速い。
・ アクションゲーム以外の実用プログラムなら、全く問題を感じない処理速度

4) プログラミング言語
・ CasioBasic搭載: 行番号の無い、いわゆる構造化BASIC。数百行のプログラムを効率的に書ける。
・ Getkey (リアルタイムのキーコード取得)やLocate コマンドが、実用プログラム作成を容易にする
・ CasioBasic独自の命令が、ステップ数の少ないロジック構成を実現し、処理速度の高速化に寄与する (例えば、Dsz、Isz、⇒ 命令など、fx-502P、fx-602P の流れを汲む命令)
・ プログラム領域が28KB程度で、プログラム数は無制限
・ 変数は26個(A~Z)、但し配列変数を用いると、プログラム領域から変数領域を切り出してさらに多くの変数を使える

5) 見やすい液晶ディスプレイ
・ 黒液晶で、見やすいフォントを採用
・ 16桁 X 4行 は意外に使える

6) キーの印刷が見やすい
・ 最近のカシオの関数電卓に共通するが、キーの印刷が見やすい


2.悪いところ (cons)
1) PCリンクの手段が無い
・プログラムのバックアップ手段としては、もう1台の fx-5800P に専用接続ケーブルで転送する方法のみ
 [2018/02/24 追記]
 fx-5800P とPCのリンクがついに実現 ⇒ こちら




2) プログラム実行速度
・ カシオのグラフ電卓 fx-9860G II や fc-CG20 に比べると処理速度がかなり遅い
・ 文字列処理の機能がない
・ 配列変数は、インデックスが自然数(0を使えない)
・ グラフィックス処理の機能がない

3) 360度フリップタイプのハードカバーのヒンジが弱く壊れやすい
 [2018/02/24 追記]
 壊れたヒンジは、愚品として購入して修理できる ⇒ こちら




6~7千円をどう考えるかですが、1台持っていても損は無いと思います。




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fx-5800P のイースタエッグ - 自己診断機能

画像と文章が重なっている場合は、ページの再読込を行ってください(最近この問題が発生しています)。

 追記修正 2017/08/01

イースターエッグ/自己診断機能について、fx-5800P で発見したので、まとめておきます。

発端は、akatuki様によるブログ:高機能電卓の情報の記事、素晴らしい!「CLASSWIZ」の記事 のコメント欄でのやりとりです。fx-JP900 以外のカシオ関数電卓の自己診断機能について調べ始めたきっかけです。

自己診断機能を開始させるキーの組み合わせは、fx-5800P は独自のものです。但し、995ES、fx-993ES、fx-991ES からの連想で見つかりました。


fx-5800P の診断モード

fx-5800P-3[2017/-8/01 追記] 
診断モードの最後で [MODE] を押すとプログラムが消去されるので要注意! ここで [MODE] を押す代わりにケース裏側の P ボタンを押してリスタートして診断モードを強制終了すれば、プログラムは無事残ります。

診断モードに入るには、先ず電源OFFの状態で、[MODE]+[7] を同時押ししたまま [AC/ON]を押します。

すると、
DIAGNOSTIC MODE
Factory Use Only
Press : [EXIT]


と表示されます。ここで何もしないと、診断モードを抜けて通常のモードに移行します。この表示がされた後、タイムアウトする前に [◀] (左矢印) を押すと工場モードに入るかどうかの確認があります。

Factory Use Only
Delete all data?
   Yes  :  [9]
   No   :  [EXIT]


この表記は、スタンダード関数電卓では見かけず、グラフ関数電卓で診断モードに入る時は必ずみられます。

ここで [9] を押すと、工場モードに入ります。

[1]:TEST
[2]:OS UP
[3]:FMLA Trans

OSのアップグレードが出来そうなメニューがあって興味深いです。

さて、[1] を押して自己診断を行ってみます。

fx-5800P は、診断モードに入ると、すぐに液晶チェックが始まります。

操作画面出力
0 [MODE]+[7]+[AC/ON] 診断モードの入り口
1 [◀] 工場モードへの入り口
2 [9] 工場モード
3 [1] 液晶のインジケータと全ドット点灯
4 [MODE] 液晶のインジケータと全ドット消灯
5 [MODE] ドット領域外縁の1ドットのみ点灯(枠の表示)
6 [MODE] インジケータ半分、ドットは1つおき(千鳥格子)に点灯
7 [MODE] 残りのインジケータとドットを表示
8 [MODE] INROM-A27
 MODE P0

 の表示。ファームウェアバージョン?
9 [AC] コントラストチェック
10 [MODE] DETECT TEST
 DET1 OK
 DET2 OK
11 [AC] TRANSMIT Check メニュー
 COM CheckVCCI Test があるが、専用機器を接続し て実施するようで、電卓単体では Transmit ERROR になる
12 [AC] RAM TEST 実行
13 [MODE] ROM TEST 実行
 ROM TEST
 START.....OK!
 SUM:FB86
 VERSION:0002

ファームウェア マイナーバージョンか?
14 [MODE] FMLA Data テスト自動実行
15 [MODE] 00 と表示、[MODE]キーチェック)
16 [MODE] 01と表示、他のキーは受け付けない
17 [FUNCTION] 02と表示、他のキーは受け付けない
18 [◀] 03と表示、他のキーは受け付けない
19 [▲] 04と表示、他のキーは受け付けない
20 [▼] 05と表示、他のキーは受け付けない
21 [▶] 06と表示、他のキーは受け付けない
22 [SHIFT] 07と表示、他のキーは受け付けない
23 [ALPHA] 08と表示、他のキーは受け付けない
24 [EXIT] 09と表示、他のキーは受け付けない
25 [FMLA] 10と表示、他のキーは受け付けない
26 [CALC] 11と表示、他のキーは受け付けない
27 [SOLVE] 12と表示、他のキーは受け付けない
28 [FILE] ~ [x] まで順に押す 13, 14, 15, 16, 17, 18 と順に表示、他のキーは受け付けない
29 [i] ~ [(-)] まで左から右、上からら下へ順に押す 19 から 49まで順に表示、他のキーは受け付けない
30 [EXE] TEST END
 Reset All
 PUSH MODE
31 ここでリスタート(ケース
 裏側のPボタンを押す)を推奨

 表示通りに [MODE] を押す
 とメインメモリが消去される
 (プログラムファイルが消去)
 診断モードから強制的に待避する
 

 メインメモリのプログラムやデータを消去して良いなら、[MODE] を押して診断モードを終了




関連ページ:
- fx-JP900 のイースターエッグ - 診断機能
- fx-995ES / fx-993ES / fx-991ES のイースタエッグ - 診断機能
- fx-991MS のイースターエッグ - 診断機能
- fx-991W のイースターエッグ - 診断機能
- fx-260 Solar II のイースタエッグ - 診断機能



- fx-5800P のイースターエッグ - 診断機能
- fx-9860GII のイースターエッグ - 診断機能
- fx-CG20 のイースターエッグ - 診断機能
- fx-CG50 のイースタエッグ - 診断機能


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fx-5800P カバーヒンジ破損の対策

2015/03/08

fx-5800P のカバーのヒンジが壊れやすいことを以前紹介しています。
 ⇒ fx-5800`:ヒンジ破損でカバーが取れた


新たに新品として購入した fx-5800P ですが、金属ピンが刺さっている樹脂部の2カ所でヒビが入っていることを見つけました。完全に破断する前の状態で、このまま放置していると明日にでも割れてしまいそうな状況だったので、割れる前に補修を行いました。

ヒビ(割れ)の中への浸透させ、樹脂同士の接着とスプリングピンと樹脂の接着の効果を狙って接着剤を探しました。接着剤が少しでも厚く盛られると、ヒンジ部材と干渉して回転できなくなるので、接着剤が盛り上がらないことが重要なので、年度の低いものが良いだろうと考えました。

粘度が低いものを探したところ、シアノアクリレート系(瞬間接着剤)とUV硬化系が出てきました。UV硬化系は内部まで光が通る必要があるので却下。

そこで、工業用瞬間接着剤(エチルシアノアクリレート)で、粘度が低い(40 mPa・s、サラダオイル程度のサラサラ)、柔らかめプラスチック用のグレードを試してみました。文房具店で売っているものは粘度が明記されいていないので、身の回りにある工業用から探しました。

但し、シアノアクリレート系(瞬間接着剤)は、耐衝撃性に劣るので根本的なヒンジの補修には向かないと思われます。完全に葉損する前に、それ以上破損が広がらないための予防的な処置として接着剤を使おうという作戦です。工業用ですとこのような細かい情報が入手しやすいのが利点です。

接着剤の塗布には、まち針を使って、先端の細くなっている部分にできるだけ少量の接着剤をつけて、ヒビに内部に入り込むように塗布した後、ヒビの周囲を薄くコーティングするようにしました。

補修1ヶ月後の写真を掲載します。(補修前と補修直後の写真を撮り忘れました)

ヒンジの補修跡
Repair1
特にこの部分は、薄く塗らないと本体と干渉してしまいます。

ヒンジの補修跡
Repair2


補修から約一ヶ月経ちました。補修後、机の上に50cmくらいの落差から落下させてしまったのですが無事です。もし補修していなかったら、確実に上下2カ所で破損していたと思います。ヒビを見つけてスグに補修したのは正解でした。

定期的なヒビや割れのチェックを行えば、延命できるかも知れないと思います。


なお、もう1台の fx-5800Pで、ヒンジで完全に割れてしまったものにも同じ接着剤で修理を試みましたが、接着したつもりの部分が1ヶ月後には接合部が開きかけています。樹脂に金属ピンが押し込まれている構造で、樹脂にかなりの応力がかかっているのが原因のようです。根本的な補修には、接着力の大きなエポキシ系で低粘度のものでないとダメかも知れません。今度試してみようと思っています。
最大の問題は、工業用接着剤を少量入手する点にあります。仮に7000円もするなら、fx-5800P を新しく買った方が安いので、修理の意味がありません。今回使った瞬間接着剤は、たまたま身近にあったものですが、購入する場合は500g単位となっていてfx-5800Pを新たに買った方が遙かに安くなりますので、万人向けというわけにはゆきません。身の回りに様々な工業用接着剤があると言う恵まれた特殊環境ゆえの対策ではあります。

一般的な対策でなくて申し訳ありませんが、低粘度の高性能瞬間接着剤が使いやすくて、応急処置に使えると言うことがヒントになればと思い、紹介しました。


今回の経験から、樹脂にクラックが入って、それが成長して破断するプロセスを経験しました。Amazon や 楽天で fx-5800P の再生品が販売されていますが、ヒンジのクラックについて何も触れられていない限り、当たり外れがありそうで、手を出すのは不安に思います。



※ 関連記事
fx-5800P:ヒンジ破損でカバーが捕れた - 容易にヒンジ破損に至る原因の考察
fx-5800P の破損ヒンジの交換、ついてにリニューアル - 根本的な修理




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fx-5800P: ヒンジ破損でカバーが取れた

fx-5800P
e-Gadget


今使っている CASIO Fx-5800P は実は2台目だ。

fx-5800P-3 
カシオプログラム関数電卓 FX-5800P-N

e-Gadget 事始め で書いたように、盗難に遭ってしまったので改めて買い直したものを、今使っている。最初に購入したのが2007年、2台目の購入が2013年10月3日。

ところが購入して10日ほどで、2台目の fx-5800Pのヒンジ部の樹脂が割れてしまった。幸運なことに、購入した家電量販店に相談すると、初期不良扱いで交換してくれた。


大切に使いましょう( ^o^)ノ


さて、fx-5800P と ヒンジ でGoogle検索をかけてみると、1ページ目だけで、以下3件が現れた。

・fx-5800p のヒンジを直す 修理
http://blog.livedoor.jp/motoruu/archives/277602.html

・ふたが取れてしまいました - amazon カスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B000NWJI6C

・電化製品の破損した部品のみを家電量販店で注文できるのでしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11107855616

落とすと簡単にヒンジが壊れるとの書き込みは他にも見られる。



交換して貰った新品を、注意深く見てみると、構造上の問題がありそうだ

 電卓本体の裏側には、樹脂成形で作った小さな出っ張りの足が、それぞれ四隅にある。
Brokenpart1     


平らな机の上に置くと、この4つの足が接地して、全くガタガタしない。さすが日本のメーカー、きちんと設計・製造されている。ここまでは良いのだが...矢印で示した左下の足(出っ張り)に着目してゆく。


fx-5800Pのフタは、くるりを裏返すことができる。

BrokenPart2 

上の写真はフタを裏返したところ。キーボードが下を向いていて、裏返したカバーが上にある。ヒンジは左側にある。
フタを裏返すとカバーと本体が平行になっていない。そして、左下の足(出っ張り)がカバーに接触していないのが問題だ。

青い[EXE]キー(矢印)は、最も頻繁に使う。足はカバーに接触せず浮いている。すると、繰り返し荷重はヒンジ部へ集中する。


足とカバーが接触していないところををクローズアップしてみた。

 BrokenPart3 

足(赤い丸)がカバーに接触していないことがよくわかる。赤丸の左にヒンジ部が見えている。どうやっても、この足とカバーは接触できない構造になっている。

結論として、ヒンジ部に直接荷重が集中する構造になっている。


fx-5800Pのヒンジ部は、金属製のピンが樹脂製の本体とフタにはめ込まれている構造だ。従って、ここが壊れる際は、肉厚の薄いヒンジ部の樹脂が割れる可能性が十分高いと考えられる。

実際、私の場合は、まさにこの部分の樹脂が割れていた。


つまり、残念な構造だと言わざるを得ない


盗難にあった2007年に購入したfx-5800Pは手元にないので、比較が出来ないのが残念である。




※ 関連記事
fx-5800P カバーヒンジ破損の対策 - 小さなクラック発生後の延命処置
fx-5800P 破損ヒンジの交換、ついでにリニューアル - 根本的な修理







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実際に触って気づいたこと、自作プログラム、電卓プログラミングについて書いています。

なお管理人はカシオ計算機の関係者ではなく、Casio Basicが面白いと感じる1ユーザーです。

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