fx-CG50 への移植 - もぐら叩き

2017/07/28

fx-CG50 を入手したので、fx-5800P プログラム - もぐら叩きを 移植してみました。Casio Basic の機能は fx-CG50 と fx-CG20 とで完全互換なので、どちらでも遊べます。


fx-5800P からの移植での主な変更ポイント;
  • キーコードの変更
  • 配列変数を行列に変更
  • 処理速度が格段に速いので、もぐらの動作を遅くしないととても遊べない。そこで、ゲーム進行の中心に使っているカウンタ C (カウントダウンループの実行回数) に係数 (重も係数) をかけて、ゲーム進行を全体的に遅くした。この係数 Wait を新たなパラメータとして新設した。
  • 処理速度向上は、内部計算とテキスト表示で異なるので、各種パラメータのデフォルト値を見直して対応。
  • 設定画面は大幅に書き直し。fx-5800P の便利な旧来命令 ? が、fx-CG20 / CG50 には無く、設定値入力の際に現在の設定値が表示されない。ゲーム設定を変更する微妙なところは現在の設定値は必ず表示させたいので、e-Gadget 特製 入力ボックス 2.1G を使って、全設定パラメータが1画面で表示・変更できるように変更した。
ゲーム本体 (WAM) のロジックは fx-5800P 版と全く同じなので、詳しくは もぐら叩きの記事 を参照ください。
パラメータ設定 (WACKAMO、最初に起動するプログラム) は、テキストの色を変えることで、モノクロよりは入力時の見やすさと使いやすさが向上したと思います。詳細は実際にプログラムコードで確認してください。


プログラムソースは、以下からダウンロード;
fx-CG50 の概要 に書いたように、この電卓、キーの構造に問題があって、テンキーまわりの大きなキーは右端を軽く叩く程度だと接点が導通しなくてキーの取りこぼしが発生します。全体的にとても良くまとめられているのに、こんな設計 or 製造不良は本当に勿体ないと思います。改善品との無償交換 (リコール) してもよいくらいの不具合だと思います (先ずあり得ないとは思いますが...)。


上の記事では、キーを頻繁に叩くゲームでは致命的だろう...と書いたので、それを実際に試すために、もぐた叩きを移植したわけです。

で、実際にキーテンキー入力の取りこぼしは発生しますが、このゲームに限っては思ったよりも影響が少ないと正直も行っておきます。慣れの問題と認めるつもりは、まだ有りません。

fx-5800P と違って、プログラムファイルをダウンロードして転送するだけで、ポチポチ入力する必要が無いので、取り敢えず遊ぶには楽チンですね。




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keywords: プログラム関数電卓、fx-CG50、クロックアップ、Ptune3

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テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

Casio fx-CG50 の概要

 
初版: 2017/07/23
訂正・カタログ機能追記 2017/07/23
追記 2017/07/24
追記 2017/07/28


Casio fx-CG50

画像と文章が重なっている場合は、ページの再読込を行ってください(最近この問題が発生しています)。

fx-CG50fx-CG50 が欧米で発売されたので、国内発売前に入手して調べてみました。

fx-JP900 のデザインを踏襲しています。角に丸みのある四角い形状と高級感のあるフロントパネル、黒・白・シルバーを基調とした色使い。カシオの新しい形。所有する喜びを感じるデザインではないでしょうか?

fx-CG50 は、fx-CG10 PRIZM (北米モデル) や fx-CG2 の後継機で、欧米で 2017年3月末に発売されました。ほぼ7年ぶりの後継機種投入です。

fx-CG50 紹介 (英語のサイト)

まだ日本では発売されていないので、今回は eBay USA で購入しました。この記事を書いている時点では、eBay USA での実売価格は、新品で100ドルを下回る程度です。国際輸送費を考えてもアメリカからの入手は現実的だと思います。但し配送に時間がかかります(最低でも2週間程度)。

なお、カシオの日本語サイトでは fx-CG20 は既に生産終了となってるので、国内でも fx-CG20 の後継機種として販売されることを期待します。現時点では、まだ国内発売の公式発表はありません。

fx-CG50 は言語を選択できますが、日本語は選べません。言語の選択肢に中文も含まれているので日本語対応も容易だと思います。スタンダード関数電卓 fx-JP900 は表示が日本語化されているので、このデザインコンセプトを引き継いだ fx-CG50 も日本語に対応してから国内発売されることを期待します。
 
 
はじめに

Casio Basic の機能に着目すると、以下に列挙した機種が同じカテゴリに含まれるプログラム電卓です。

 - 2006年発売 fx-5800P
 - 2007年発売 fx-9860G (OS Ver 2 以降)、生産中止
 - 2009年発売 fx-9860GII
 - 2010年発売 fx-CG10 PRIZM (北米のみ)、fx-CG20と同じ
 - 2012年発売 fx-CG20 (fx-CG10 PRIZM の1年と少し後)
 - 2013年発売 fx-FD10 Pro
 - 2017年発売 fx-CG50 (欧米のみ)

fx-CG50 は fx-CG10 PRIZM / fx-CG20 の後継機種です。1つ前に発売されている fx-FD10 Pro は、fx-9860GII のハードウェアを利用しながらアドインが使えず Casio Basic 専用機である点で異質な存在です。
 
 
性能上の価値 [2017/07/24 追記]
Casio Basic に着目すると、fx-CG50 の価値が明確に見えてきます。
  • fx-9860GII:モノクロ液晶搭載の最上位機。
  • fx-CG10 PRIZM / fx-CG20:fx-9860GII のディスプレイを高精細&カラー化したもの。しかしディスプレイへの出力が極めて遅い。Casio Basic で出力を更新するプログラムを作ると、非常に重くなるという問題を抱えていました。
  • fx-CG50:高精細カラー液晶へ出力が大幅に高速化したのが最大の改善点で、fx-9860GII と同レベルになりました。
fx-CG50 の Casio Basic は、fx-9860GII とほぼ互換です。fx-9860GII で作った Casio Basic は、以下のコマンドを除き、fx-CG50 でほぼ同じ出力速度で動作します。
※ パラメータ見直しが必要なコマンド:PxlOn、PxlOff、PxlChg、PxlTest(
※ 転送時に自動的にパラメータが変更されるコマンド: Text

fx-9860GII の Casio Basic プログラム資産を同じ出力速度で実行可能になったのが fx-CG50 の価値だと思います。
 
 
ハードウェア機能
fx-CG50 は、fx-CG20 から内部のハードウェアが変更されています。CPU は同じものを使いながら、処理速度を向上させ、一方で消費電力が抑えられ、バッテリー駆動時間が延びました。RAM (ストレージメモリ) は、fx-CG20 の SRAM から fx-CG50 では SDRAM に変更されています。

fx-CG50 の省電力化 (fx-CG20 との比較) ※2
動作モードfx-CG50fx-CG20省電力化の傾向 ※3
電源OFF 0.1 mA 以下 0.1 mA 以下---
電源ON
 RUN-MAT待機状態、輝度1※1 2.5 mA (10.0 mA) 3.0 mA (14.3 mA)16.7% (30.0%)
 RUN-MAT待機状態、輝度3 ※1 5.5 mA (13.0 mA) 8.3 mA (21.0 mA)33.7% (38.1%)
 RUN-MAT待機状態、輝度5 ※1 9.5 mA (18.0 mA) 16.4 mA (30.8 mA)42.1% (41.6%)
 Casio Basic実行、輝度1 ※1 21.1 mA (22.2 mA) 23 mA (30.3 mA)8.3% (26.7%)
 アドイン実行、輝度1 ※1 39.8 mA (40.4 mA) 38.0 mA (50.0 mA)-4.7% (19.2%)
※1: カッコ内は USB接続状態、※2: sentaro様ご提供の測定値 を使用
※3: 省電力化の傾向 (%) = ( CG20の値 - CG50の値 ) / G20の値 × 100

同じ CPU を使っているので、電流値の変化が消費電力の変化と見なします。
処理速度については、関数や Casio Basic の処理内容に応じた比較測定の結果を以下で紹介します。
 
 
ソフトウェア
 fx-CG50 のソフトウェアは、ハードウェアの違いを吸収する OS が Ver 3 にバージョンアップしています。表に出てくる関数機能や Casio Basic の機能面では違いが見られません。アドインについては、ROM や RAMに直接アクセスしたり、SRAM からSDRAM に変更された RAM の違いの影響が現れるようなコードが使われていない場合は、fx-CG20 と fx-CG50 では同じアドインプログラムが動作します。fx-CG50 になってもアドインの拡張子が g3a と変わっていないことも互換性の高さを裏付けています。

fx-9860G と fx-9860GII にはアドイン作成用のカシオ公式SDKが公開されていますが、fx-CG20 以降は公式なSDKがありません。従って、カシオ純正あるいは公認の アドイン (g3a) ファイルなら fx-CG20 と fx-CG50 での互換性は保たれると考えても良さそうですが、サードパーティや個人が作成したアドイン (g3a) ファイルは、使用に際して fx-CG50 での動作確認がされているかに注意が必要です。 

さて Casio Basic については、fx-CG20 とfx-CG50 は完全互換です。違いを探していますが、未だに見つかっていません。プログラムファイルの拡張子も同じで g3m のままです。
 
 
キー入力の問題
CG50 Ten Keys 

写真に写っている大きなキートップのテンキーなどは、キーの右側を軽く押すときに入力を受け付けないことがあります。キーの左側を押す時は問題ありません。他の所有者の fx-CG50 でも同じ問題があることが分かりました。

慣れれば問題ないかも知れません。しかしチャッチャッとキーを速く軽く叩く使い方は特殊でないでしょうし、そのような使い方では入力を受け付けないことが確実にあります。もぐら叩きゲームのようなテンキーの早押しが必要な場合は、慣れの問題ではなくて避けられない問題となるかも知れません。実際に もぐら叩きゲームを作って取りこぼしを確認。

この不具合は、キーのバネ機構と接点パネルに関する設計や組み付け工程の問題、或いはこれらの複合的問題によると推察しています。この不具合をカシオが認識して、今後改善するのかどうかに興味があります。

fx-5800P のカバーヒンジの問題、fx-JP900 のハードカバーの問題 (問題は既に指摘、整形の問題のないロットの存在については今後記事にするかも...) に続いて、今回 fx-CG50 テンキー問題も出てきました。とても残念です。
 

 
目 次

1. eBay USA で購入


2. 到着したパッケージ

3. 外 観

4. 他機種との比較

5. ダウンロード
 5.1 OSアップデート
 5.2 取扱説明書
 5.3 アドインプログラム
 5.4 サポートソフトウェア

6. データ転送
 6.1 PCとのリンク
 6.2. 電卓同士のデータ転送

7. バックアップ

8. ハードウェア
 8.1 キー入力
 8.2 液晶表示

9. 関数電卓としての機能
 9.1 ユーザデータのバックアップ機能
 9.2 3桁区切り表示
 9.3 複素指数関数
 9.4 積分関数の処理速度
 9.5 周期関数の積分

10. Casio Basic の互換性

11. カタログ機能

12. Casio Bsic の処理速度
 12.1 計算主体
 12.2 動きのあるテキスト出力
 12.3 動きのあるグラフィック出力

13. さらなる高速化
 13.1 オーバークロック
 13.2 アドイン版Casio Basic (C.Basic)
 

 
eBay USA で購入

[2017/07/28 追記]
Amazon USA で仕向地が日本を意識して fx-CG50 の取り扱いが始まっています。sentaro様が ここから購入したところ、驚くほど短時間で入手したとの情報がありました。Amazon USA での購入が、推奨可能な候補として浮かび上がりました。注文から配達までの概要は以下の通り(この場合は僅か3日で配達!);
-------------------------------------------------------------------
 場所                 日付             現地時間 状況
-------------------------------------------------------------------
                                                     2017/07/27  配達完了
大阪                               2017/07/26 20:30 最終配達の手配 
                  2017/07/26 11:10 輸入通関 
                  2017/07/26 10:19 空港到着 
アンカレッジ                                2017/07/25 9:05   空港出発 
                  2017/07/25 7:03 輸出通関 
                  2017/07/25 5:55 空港到着 
                                                   2017/07/25 2:16 空港出発 
オンタリオ、カリフォルニア州    2017/07/24 22:47 空港到着 
シアトル、ワシントン州            2017/07/24 20:18 空港出発 
ケント、ワシントン州             2017/07/24 15:19 現地営業所スキャン 
セラー出荷                            2017/07/24 18:31 (ET) UPSへの引渡し
-------------------------------------------------------------------
  • 概要: 国内のショッピングサイトでは fx-CG50 の並行輸入品の扱いが見つからなかったので、今回はアメリカの eBay で直接購入しました。海外品を買うには、セカイモンeBay などで購入して国際貨物で送って貰うことになります。このような個人輸入の場合、国際貨物の扱いや輸入手続きは業者が全てやってくれるので、個人輸入という実感はあまりありません。セカイモンは手数料を取って国際貨物や輸入通関まで全て面倒をみてくれ、さらに日本語で注文できるので、かなり楽です。eBay の場合は国際配送を引き受けるセラー(Seller、業者)が出品している場合は購入者は何もしなくて良いのですが、国際配送をやっていないセラーから買う場合は、国際配送業者を別途利用する必要があります。
  • eBay での商品選び: eBay の場合は、実績と評判のあるセラーから購入した方が良いと思います。Top-rated Seller (高評価のセラー) といった表示があるので、そのセラーのページで確認して自分なりに納得してから決められます。新品 (new in box) といった表示で新品が確認できない時は中古の可能性もあるので、確認しましょう。fx-CG50 の場合でも、安いものの中には注意深くみてゆかないと中古品であるケースがあり、紛らわしいと感じるものがあったので、新品が欲しい場合は要注意です。
私の場合は、fx-CG50 新品の本体価格が¥10,915、輸送費が ¥2,316 でした。輸送費用の傾向として、ヨーロッパの方が北米よりもかなり高いので、北米のセラーから購入する方がお得のようです。
  • セカイモンと eBay のコストの違い: セカイモンは、 eBayと提携しているので eBay と同じセラーからの同じ商品が同じ本体価格で購入できます。違いは、ページでの提示期間と配送手数料です。セカイモンの方が早く締め切る傾向があり、購入する場合は即決に近い判断が必要なケースが多いようです。日本語で買える安心感、国際配送と通関手続きがお任せのセカイモンは、手数料分の価値はあると思います。英語でも良いなら eBay の方が商品提示期間が長く多少でも余計な手数料を取られないので、費用面でもお得です。
  • セカイモンと eBay の配送期間の違い: いずれにしても配送時間は最低2週間と普通の国際便よりは時間を要します。今回 eBay USA を初めて使って、とにかく時間がかかることがよく分かりました。アメリカ国内のセラーから国際発送を行うセンターまで陸送で一旦貨物が集められ(カリフォルニアから日本とは逆方向のケンタッキー)、そこでスグ日本へ送ることはなく、1週間程度滞留させるので、ここで余計な時間がかかります。国際便のコストを下げるためにある程度貨物をまとめる必要があるのだと理解しています。ポチッとしたから手元に届くまでの時間については、セラーの場所と国際配送センターの場所に依存するようで、どちらが速いかについては、なんとも言えないと思います。アメリカと日本の祝祭日の影響もありますので、ポチッとした日にも依存します。国際配送センターで多くの日本向け貨物がまとまれば滞留日数が短くなる可能性もあるでしょう。
私の場合は、
- 7/2 (日): ポチッとし決済
- 7/3 - 7/4 (月~火): 7/4が独立記念日で 7/3 も休みで連休、セラーはお休み
- 7/5 (水):セラーが出荷、UPS サンフランシスコセンターが受け取る
- 7/6 (木):UPS コネチカットセンターを通過 (アメリカ国内はトラック輸送と思われる)
- 7/7 (金):ケンタッキー州アーランガーにある国際配送センターに到着
- 7/13 (木):国際配送の FedEx に引き渡し。センターに6日も滞留していた
      ※ eBayに問い合わせたら、通常センターに1週間は留め置くと回答あり
- 7/14 (金):一旦テネシー州のメンフィスに寄り道 (おそらくここまでは陸送と思われる)
- 7/15 (土):メンフィスで輸出通関
- 7/16 (日):成田到着
- 7/17 (月):輸入通関、FedEx横浜営業所に到着
- 7/18 (火):横浜営業所で、何故だか丸一日滞留
- 7/19 (水):配達完了

  • 決済について:セカイモンは eBay と提携しており、eBay と PayPal は同じ傘下の会社なので、セカイモンでも eBay でも PayPal での決済ができます。PayPal での決済は、事前登録が必要ですが、決済手続きは日本語で可能、決済の記録も日本語で確認できるのが利点です。私は eBay で商品を探して、そのまま PayPal で決済しました。
  • eBay USA のカスタマーサポート:7/2に決済が済んでいるのに 3日たってもトラッキングの状況に変化がないことの問い合わせ、それから国際配送センターからの配送が6日間も留め置かれている状況の問い合わせを行いました。eBayのページからフォームを使って質問を送ったところ、いずれも12時間以内に返信があり、考えられる次の問い合わせを行うための細かい案内も付されていて、レベルは高いと思います。
 
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到着したパッケージ

fx-CG50 Package 1  fx-CG50 Package 2 

ブリスタパッケージは、分厚いプラスチックがガッチリと融着されているので、楽には開けられません。しっかりしたハサミで周囲をカット。

items inside package 

fx-CG50 本体、Quick Start Guide、単四アルカリ電池4本 (試供品)、PCリンク用のUSBケーブル、ダウンロードや登録(アメリカのみ) の説明、保証書が入っています。CD や 3Pinケーブルは同梱されていません
 
 
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外 観

CG50 & JP900 1  

fx-JP900 (右) とそっくりです。
四角いオーソドックスな形状は落ち着きを与え、長く使っても飽きが来ない感じで、好きなデザインです。

キーの上の印刷された文字ですが、老眼の始まった私には、fx-JP900 の印刷はとても見づらいのですが、fx-CG50 ではフォントが大きく色のコントラストも向上して、見やすくなっています。

CG50 & JP900 2 

fx-CG50 に fx-JP900 を重ねてみます。fx-CG50 の大きさを感じます。

CG50 & JP900 3  CG50 & JP900 4 

fx-CG50 と fx-JP900 をカバー付き (左) とカバー無し (右) で重ねてみたところ。厚みが3倍くらい違うことが分かります。

写真では分かりにくいですが、筐体やカバーの表面は、fx-JP900 はツルツルのテカテカですが、一方 fx-CG50 は細かい凹凸があります。使っているウチに表目に細かい擦り傷が付いても、あまり目立たないのではないかと思います。

液晶部が一段低くなっていますが、保護ウィンドウが傷つきにくい感じなのは良いです。
というのも、fx-CG20 の透明な上部パネルは、まともに表面処理をしておらず簡単に傷つきます。私の fx-CG20 は新品購入時に既に細かい傷が多く付いていましたが、不良とは認めて貰えず製造上に発生するもので、こういうものだとの説明でした。この点が改善されたと思います。

foot  rubber foot 
fx-JP900 は成形で作った出っ張りで4カ所の足にしています。一方、fx-CG50 はゴム足です。但し fx-9860GII や fx-CG20 の黒いゴム足ではなくて、半透明になっています。黒いゴム足は、使い込んでくるとテーブルやノートにくっついて、黒い跡が残ることがあるのですが、その問題が無くなりそうです。

所有したくなるデザインの電卓だと思います。
 
 
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他機種との比較

Graphing Calcs 
左から、fx-CG50、fx-CG20、fx-9860GII、fx-5800P

 fx-CG50fx-CG20fx-9860GIIfx-5800P
 電池 単四 x 4 単四 x 4 単四 x 4  単四 x 1
 電池寿命 (メーカー測定基準) 170 時間 140 時間 200 時間 1年
 サイズ (mm) 18.6x89.0x188.5 20.6x89.5x188.521.2x91.5x184 15x82x163
 重さ (g) 230 230 225 150
 液晶ディスプレイ解像度
 ・Casio Basic グラフィック
 ・Casio Basic テキスト
 216 x 384 pixel
・187 x 379 dot
・7 x 21 文字
 216 x 384 pixel
・187 x 379 dot
・7 x 21 文字
64 x 128 pixel
・63 x 127 dot
・7 x 21 文字
 96 x 31 pixel
・---
・4 x 16 文字
 仮数 + 指数 10桁 + 2桁 10桁 + 2桁 10桁 + 2桁 10桁 + 2桁
 内部演算桁数 15桁 15桁 15桁 15桁
 プログラムメモリ容量 最大 ~61 KB 最大 ~61 KB 最大 ~62 KB 最大 ~28.5 KB
 メインメモリ (利用可能) ~61 KB ROM ~61KB ROM ~64 KB ROM ~26.5 KB
 ストレージメモリ  ~16 MB SDRAM ~16 MB SRAM ~15 MB SRAM ---
 プログラムファイル名 最大8文字 最大 8文字 最大 8文字 最大 12文字
 CPU SH4A (SH7305) SH4A (SH7305) SH4A (SH7305)
  クロック ~118 MHz ~59 MHz ~29 MHz ? MHz
 - FLL:  14,75 MHz x900 14.75 MHz x900 14.75 MHz x900 ---
 - PLL:  FLLx16, 235.93MHz FLLx16, 235.93 MHz FLLx16, 235.93 MHz ---
 - IFC: CPUコアクロック 1/2 PLL, 117.96MHz 1/4 PLL, 58.98 MHz 1/8 PLL, 29.49 MHz ---
 - SFC: SuperHywayバスクロック 1/4 PLL, 58.98MHz 1/8 PLL, 29.49 MHz 1/8 PLL, 29.49 MHz ---
 - BFC: メモリバスクロック 1/4 PLL, 58.98 MHz 1/8 PLL, 29.49 MHz 1.8 PLL, 29.49 MHz
 - PFC: I/Oクロック 1/8, 29.49MHz 1/16, 14.75 MHz 1/16, 14.75 MHz ---
sentaro様作成の カシオグラフ関数電卓用オーバークロックツールを使用した結果、マニュアル記載の内容によります。
 
 
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ダウンロード

取扱説明書、PCリンクソフト、出荷時に無いアドインは、CASIO Worldwide Education Website (WEW) からダウンロードできます。このページから
  • 上のメニューで Support をクリック、
  • 言語として English を選び (日本語が無い)、
  • Graphic Model を選び、
  • SOFTWARE LICENSE AGREEMENT で Accept をクリックする
これで、fx-CG50 Series のリソースダウンロードのページに行けます。
 
 
OSアップデート
fx-CG50 本体で、[MENU] - [System] - [F4] (Version) で確認すると、OSバージョンは 03.00.0202 となっていました。
fx-CG50 のダウンロードできるリソースには、今のところ OSアップデートが無いので、これが最新バージョンと思われます。
 
 
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取扱説明書
fx-CG50 のリソースダウンロードのページで、User's Guide for fx-CG Series Handheld をクリックすると、各国語のハードウェアマニュアルとソフトウェアマニュアルがあるので、いずれも English 版をダウンロードしました。
- [PDF File] User's Guide Version 3.0 -Hardware- (English)
- [PDF File] User's Guide Version 3.0 -Software- (English)
 
 
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アドインプログラム
fx-CG50 のリソースダウンロードのページで、Add-in Software をクリックし、各種アドインプログラムをダウンロードできます。ダウンロードできるアドインの中で、私の fx-CG50 に購入時にインストールされていなかったのは、Probability Simulation だけです。
アドインのインストールマニュアル - 日本語版
Add-in Software の下の User's Guide for fx-CG Sries Handheld のさらに下に  [PDF File] Installation Guide をダウンロードしてみると、各国語別のガイドがありますが、ナント日本語版が含まれていました。
 
 
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サポートソフトウェア
Screen Receiver - 電卓画面をPCで表示するソフト
fx-CG50 のリソースダウンロードのページで、Support Software をクリックし、Screen Receiver がダウンロードできます。バージョンは 3.02 で、fx-CG20 /10 用と同じバージョンで、共通して使えます。
 
  
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データ転送
 
PCとのリンク


標準添付の USBケーブルを使います。
USBケーブルで fx-CG50 と PC を繋ぐと、fx-CG50 の液晶での表示が接続モード (Connection Mode) になります。
ここで、[F1] (USB Flash :[F1]) を押すと、ポップアップウィンドウで Preparing USB と表示され、少し待つと接続完了です。

後は、エクスプローラで fx-CG50 がドライブとして表示されるので、PC上と同じ操作でファイルのやりとりができます。 

PCLink_PCDisp 
fx-CG50 内のフォルダ / ファイル はこのように表示されます。ここで、System Volume Information フォルダがありますが、fx-CG50 ドライブに名前を付けたことで作成されたものです (日付けを見れば後から作成されたことが分かりますね)。

fx-CG50 を接続した時のドライブには最初は名前が無いので、FX-CG50 と名前を付けました。ドライブを右クリックしてプロパティを選び、そこで名前を入力できます。

CG50 PCLink Drive Name 

さてPCと接続中の fx-CG50 の液晶画面には、fx-CG20 には無かった新しい === Caution === 画面 が Tips 画面 (fx-CG20と同じ) と交互に表示されます。ここでは、「ケーブルを抜く前にPCのUSB接続を終わらせてください」と書かれています。Windows PCの通知領域 (タスクトレイ) で「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」で [CASIO MassStrage Device の取り出し] をクリックします。外付け USBハードディスクや USBメモリの取り出しと同じ操作です。
 
 
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電卓同士のデータ転送

3Pinコネクタの接続ケーブル (SB-62) を使って2つの電卓を繋ぎ、接続する両方の電卓で CABLE (ケーブルの選定) で [F2] (F2:3Pin cable) を設定後、一方で TRANSMIT (送信)、他方で RECV (受信) に設定すれば、データのやりとりができます。このケーブルは、fx-9860GII には標準添付されていましたが、fx-5800P、fx-CG20 そして fx-CG50 には標準添付されていません。以前 SB-62 のみを購入した時は ¥2,700 でした。

プログラムを含むデータのやりとりができるのは、fx-9860G、fx-9860GII、fx-CG20/10、fx-CG50 (および fx-9860G あたり以降のグラフ関数電卓) で、Menu に Link 項目があって、3Pin コネクタが付いている機種です。なお、fx-5800P 同士なら、このケーブルを使ってデータ転送可能ですが、fx-5800P と グラフ関数電卓とのデータ転送はできません。

詳しくは、Sofware Manual に書かれているので確認できますが、使ってみれば分かると思います。

[2017/07/28 追記]
fx-CG50 から fx-9860GII へ転送すると、ファイル形式は g3m から g1m へ自動変換され、カラーや細線設定など、fx-9860GII で未対応のコマンドは @ に自動的に置き換えられます。
 
 
<目次に戻る>
バックアップ

万一に備えて、電卓内部のデータをバックアップしておくことを勧めます。PCに保存フォルダを作り、PCとのリンク機能を使って電卓内のデータをPCの保存フォルダに丸ごとコピーしておきます。
PCLink_PCDisp 
購入時のバックアップ、そして適宜バックアップをすると良いと思います。特にオーバークロックを行う場合は、エラー発生時に電卓のリセットが必要になりプログラム、データやプログラムが失われることもあるので、バックアップしてあればこれらを簡単に戻せます。
 
 
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ハードウェア

CG50 & CG20 
主に fx-CG50 と fx--CG20 を比較します。
 
 
キー入力
キー配置や各キーに割り当てられている機能は、fx-CG20 と全く同じ。
 
 
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液晶表示
液晶のサイズや精細度も fx-CG20 と同じ。
手持ちの fx-CG20 と fx-CG50 を比べる限りでは、明るさや色合いが少し異なっています。

LCD CG50 & CG20 
左が fx-CG20、右が fx-CG50

同じ明るさ設定で比較して気がつくのは、右の fx-CG50 は黄色みがかって少し暗く見えます。fx-CG50 で明るさ設定を 3/5 から 4/5 に変えると明るさは同等になりますが、それでも黄色みがかっています。消費電力低減への寄与もありそうです。

[2017/07/23 追記]
このカラー液晶の輝度と色については、バラツキがあるようです。sentaro様所有の個体は逆の傾向だとコメントを頂きました。
 
 
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関数電卓としての機能

fx-CG50 のキーの種類と数、および配置は、fx-CG20 と同一です。fx-9860GII には [SHIFT] [5] (FORMAT) が有りませんが、それ以外は同じです。関数機能も同じです。計算の内部桁が15桁と同じで、各関数の精度範囲も同じなので、fx-CG50 の関数電卓としての使い勝手は fx-CG20 や fx-9860GII と同じです。
 
 
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ユーザーデータのバックアップ機能
カシオのスタンダード関数電卓は電源をオフにすると、作業内容やユーザーデータが消えますが、fx-CG50 は各モードでのユーザーデータは一旦電源を切ってもバックアップされます。他のプログラム電卓 fx-5800P、fx-9860GII、fx-CG20 もバックアップされます。

資格試験で使えると称しているスタンダード関数電卓は、数式などが保存できると都合が悪いからバックアップできない仕様になっていると思われます。バックアップ機能だけでも、プログラム電卓を関数電卓として使う価値があると思って、私は日常的にプログラム電卓を関数電卓として使っています。
 
 
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3桁区切り表示
カシオの最新のスタンダード関数電卓 fx-JP900 / 700 / 500 では、関数電卓として3桁区切りが登場しました。一般電卓には3桁区切りは普通に搭載されている使い勝手の良い機能なので、登場が遅すぎるようにも思います。

これまでのプログラム電卓には3桁区切り機能は無く、fx-CG50 に3桁区切り機能の登場を期待しましたが、残念ながら対応していません。fx-CG50 のソフトウェアが fx-CG20 から殆ど変わっていない結果とも言えます。デザインは fx-JP500/700/900 を踏襲したので、3桁区切りについても踏襲して欲しいわけで、OSアップデートによる追加対応という現実的な方法もあります。カシオには是非対応して頂きたいと思います。
 
 
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複素指数関数
複素数を表示するように設定して、計算させてみると、fx-5800P はエラー、fx-9860GII と fx-CG20 は正しく計算結果を表示します。fx-CG50 でも同様に複素指数関数を正しく計算します。

 CompCalc1 CompCalc2 
 
 
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積分関数の処理速度
 
積分計算速度の比較をしてみます (Rad モード)。
機種積分1積分2
fx-JP9005.5秒48.7秒
fx-5800P10.1秒56.7秒
fx-9860GII (SH4A)1.5秒8.4秒
fx-CG201.0秒5.8秒
fx-CG500.7秒3.2秒

積分計算は fx-CG50 で高速化しています。三角関数の計算が特に高速化していることが分かります。
 
 
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周期関数の積分
積分計算にガウス・クロンロッド法が使われていることから、このアルゴリズムが苦手な多項式で表せない関数の代表選手として周期関数の積分を行って、タイムアウトする限界を比較してみます (Rad モード)。

積分3
機種計算できる nタイムアウトする n
fx-JP900
fx-5800P
fx-9860GII6061
fx-CG206061
fx-CG506061

fx-CG50 での結果は、fx-CG20 や fx-9860GII と同じなので、積分計算の内部ロジックは大きく変わっていないようです。
 
 
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Casio Basic の互換性

当ブログは Casio Basic がメインテーマなので、少し詳しく解説します。

fx-CG50 に搭載されている Casio Basic は、2006年に発売された fx-5800P とそれ以降に発売されたグラフ関数電卓が同じカテゴリに属します。これらに搭載された Casio Basic は、構造化プログラミング可能で意外に高機能です。当ブログでは、このカテゴリを新世代 Casio Basic と呼んでいます。

< 新世代Casio Basic搭載機 >
 - 2006年発売 fx-5800P
 - 2007年発売 fx-9860G (OS Ver 2 以降)、生産中止
 - 2009年発売 fx-9860GII
 - 2010年発売 PRIZM fx-CG10 (北米のみ)、fx-CG20と同じ
 - 2012年発売 fx-CG20
 - 2013年発売 fx-FD10 Pro
 - 2017年発売 fx-CG50 (欧米のみ)

新世代 Casio Basic については、Casio Basic の勧め を参考にしてください。

fx-CG50 搭載の Casio Basic は、機能面で fx-CG20 と異なる点が見つかりません。現時点では完全互換と言って良いと思います。そこで、fx-CG20 について、fx-9860GII や fx-5800P との比較を行った記事がそのまま fx-CG50 に該当します。

 ⇒ fx-CG20 の概要
 ⇒ fx-9860GII への移植 - 厄介な旧来の命令

当ブログで公開している Casio Basic入門逆引きCasio BasicCasio Basicコマンドリファレンスプログラムライブラリ は、fx-CG20 に関するものは、そのまま fx-CG50 に適用できます。
 
 
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カタログ機能

fx-CG50 には fx-CG20 と同様に使えるコマンドの一覧を検索して入力できるカタログ機能が備わっています。コマンド入力ができるモードで [SHIFT] [4] (GATALOG) を押すと、カタログ画面が現れます。

Catalog 1 CG20 Catalog 1 

左が fx-CG50 で、右が fx-CG20 です。

左の画面には、HISTORY というメニューと 表記 "Catalog" の右に検索入力欄が増えています。過去に検索して入力したコマンドを再入力するためには HISTORY 機能は大変便利です。 検索入力に1文字入れると絞り込み検索が行われるので、コマンドがうろ覚えの時に便利です。

CATメニューを選ぶとジャンル別一覧が現れます。

atalog Graph 1 

例えば 4: Graph でジャンルを選ぶと以下の画面になりますが、ここで fx-CG50 と fx-CG20 で違いがあります。

Catalog Graph 2 CG20 Catalog Graph 2 

左が fx-CG50、右が fx-CG20 です。

右の fx-CG20 では、コマンドのリストが表示されます。
左の fx-CG50 で表示されるリストは、コマンドではなくて説明です。この下のレベルでさらに説明のリストが現れることもあります。かなり分かり易く改善されています。

なお、CAT メニューから 1:All を選ぶと、全てのコマンドがアルファベット順に表示されます。このリストを fx-CG50 と fx-CG20 で比較した結果、同一でした。Casio Basic 使えるコマンドの種類が全く同じだと分かります。 
 
 
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Casio Basic の処理速度

fx-CG20 向けの作成したプログラムが そのまま fx-CG50 で動作するのは、ユーザーとしては助かります。fx-CG50 では処理速度の向上が見らるので、具体的に調べてみます。

 計算主体

PRIME - 素因数分解

ダウンロード
- fx-5800P用 pdf ファイル
- fx-9860GII用 g1m ファイル
- fx-CG50 / fx-CG20用 g3m ファイル

※ 使い方やプログラムソースについては、fx-9860GII への移植 - 素因数分解 参照

プログラムを起動すると...

Prime1 
数値を入力して [EXE] で素因数分解を始め、[EXE] を押しながら結果を1行ずつ表示させる。

Prime2 Prime3 
表示が出たら、最後の行を示すので、これで素因数分解の全結果となります。

このプログラムの実行中は、ビジーマーカー以外に表示の更新が無いので、計算速度の比較に向いています。今回は、以下の10桁の数の素因数分解の計算時間を比較します。

計算する数値: 7,849,516,203 = 32 x 9811 x 88897

fx-CG50 の画面は以下のようになります。

   Prime4 Prime5 

機種別処理時間の比較
fx-CG50fx-CG20fx-9860GIIfx-5800P
46秒63秒89秒444秒
11.361.939.65
0.7312.677.05
0.520.7118.73

fx-CG50 の計算処理は、fx-CG20 より 30% 程度速くなっています。
  
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動きのあるテキスト出力

PYTHA - ピタゴラス数探索

ダウンロード

- fx-5800P用 pdf ファイル
- fx-9860GII用 g1m ファイル
- fx-CG50 / fx-CG20用 g3m ファイル

※ 使い方やプログラムソースについては、fx-9860GII への移植 - ピタゴラス数 を参照。

このプログラムを起動すると1つめのピタゴラス数を表示して一旦停止します (左の画面)。
2行目の EXE:Next (-):Stop に変化するまで [EXE] キーを長押しすると、連続的に次々とピタゴラス数が表示し続けます。
そして、右の画面のように500個のピタゴラス数を探索して表示するまでの時間を計って比較します。
    Pytha 1 Pytha 500

[EXE] キーを長押しすると連続モードになって、A、B、C 1組のピタゴラス数が、次々に変化します。つまり、このピタゴラス数探索プログラムは、テキスト表示が常に更新し続けます。
そこで、500個のピタゴラス数が見つかるまでの時間を、機種別、クロック別に調べて比較してみました。

機種別処理時間の比較
fx-CG50
fx-CG20
fx-9860GII
fx-5800P
87秒
185秒93秒
441秒
12.121.075.07
0.4710.5024,0
0.941.9914.74
0.200.420.211

fx-CG50 は、fx-CG20 の2倍程度の処理速度、fx-9860GII とほぼ同等の処理時間。
fx-CG20 は、動きの有るテキスト表示が重すぎて、実用プログラムを走らせるには向かなかったが、その問題が解決されています。

液晶画面の右上にビジーマーカーが表示されますが、fx-CG20 では常に表示し続けているのに対して、fx-CG50 では表示されていない時間が長い点に気付きました。fx-CG50 ではビジーマーカー表示を間欠的に行うことで全体の処理速度向上を図っている可能性もありそうです。
 
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動きのあるグラフィック出力

MONTECAR - モンテカルロ法による円周率計算

ダウンロード
- fx-9860GII用 g1m ファイル
- fx-CG50 / fx-CG20用 g3m ファイル

※ 使い方やプログラムソースについては、fx-9860GII グラフィックス - モンテカルロ法 を参照。この記事では、実際の画面の変化を動画で見られます。

 Montecar_1 Montecar_2 

 Montecar_3 Montecar_4 

[EXE]
キーを押すと、ランダムに点を打ち始め、それが円内にある割合から円周率を求める、モンテカルロシミュレーションプログラムです。このプログラムは、動きのあるテキスト表示と動きのあるグラフィックス描画を同時に行います。

そこでランダムに500回点を打つまでの時間を、機種別に調べて比較してみました。
機種別処理時間の比較 
fx-CG50
fx-CG20
fx-9860GII
174秒
429秒
135秒
12.470.78
0.4110.31
1.23.181

fx-CG50 は、fx-CG20 の 2.5倍の処理速度を達成。しかし fx-9860GII の 80% 程度の処理速度しかありません。

グラフィック表示の処理時間は fx-CG50 でかなり改善されているとは言え、あまり得意な処理ではないことが分かります。
カシオのグラフ関数電卓は、数学教育目的でグラフを表示することが主眼で、速い動きで変化示す処理は重視していないんでしょう。
 
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さらなる高速化

fx-CG50 は、fx-CG20 の極めて遅い出力処理を改善していることが分かったのですが、それでもゲームなどのピクセル単位での描画が多いプログラムでは全く不十分です。Casio Basic をより高速化するには、現在のところ2つの可能性があります。1つはオーバークロックによる高速化、もう一つはアドイン版 Casio Basic (C.Basic) の利用です。

オーバークロック
これまで、fx-9860G、fx-9860GII そして fx-CG10 PRIZM / fx-CG20 それぞれの専用オーバークロックツールが、sentaro様により提供されてきています。いずれも比較的安全性が確保されており、私も愛用しています。

Casio グラフ関数電卓を限界までチューンアップ

本ブログでは、作者の sentaro様へ直接質問できるように、以下のエントリーがあります。このエントリ-では、fx-CG20 用の Ptune2 の紹介もしており、サポートも受けられます。
 ⇒ fx-9860GII のオーバークロック - Ftune2 -

fx-CG50 用のオーバークロックツール Ptune3 の開発も始まっていますが、まだα バージョン段階で、今後一定の安全性を確保しつつさらに高速化できる可能性があります。そこで安定版リリースまでは、以下のエントリ-で情報交換を行います。
 ⇒ fx-CG50 のチューンアップ

ちなみに、各機種をチューンアップして上で紹介した モンテカルロ法による円周率計算の処理時間を比較します。

チューンアップした機種別処理時間の比較 
fx-CG50 tuned by Ptun3
fx-CG20 tuned by Ptune2
fx-9860GII tuned by Ftune2
97秒 (174秒)
108秒 (429秒)
23秒 (135秒)
1.8倍高速化4倍高速化5.9倍高速化
11.110.24
0.9010.21
4.214.701
カッコ内は標準での処理時間

チューンアップは、CPUコアクロックだけでなく、メモリバスクロック、I?Oバスクロック、ウェイトなどを機種に応じて調整します。ここでは、チューンアップの潜在能力を示すだけなんで、個別のチューンアップ設定は割愛します。

fx-9860GII の標準での処理時間が 135秒なので、fx-CG50 も fx-CG20 もそれ以上に高速化できています。
但し、fx-9860GII はかなりチューンアップ可能で桁違いに速くなっています。
fx-CG50 用の Ptune3 の今後の進展が楽しみです。
 
アドイン版 Casio Basic (C.Basic)
C.Basic は、現在のところ fx-9860GII 専用版のみの開発が続いています。開発者はチューンアップツールと同じ sentaro様です。

C.Basic は、純正Casio Basic のソースをほぼそのまま実行可能で、特にグラフィック描画の高速化は目を見張るものがあります。
どのくらい凄いのかは、ここ にある動画を見れば一目瞭然です。現在は、主に海外からの要望に応えつつ、バージョンアップが進んでいます。

fx-CG50 向けの開発がいつか始まること期待したいところです。
 




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楽屋裏 - 最新プログラム電卓 fx-CG50 の記事

楽 屋 裏
e-Gadget


2017/07/04


fx-CG50 2017/01/09 に Casio Ameria が グラフ関数電卓の最新機種 fx-CG50 の発売をアナウンスしましたことが分かり 記事 にしました。

アナウンス通りに 2017年4月から欧米で発売されました。国内では fx-CG20が生産終了となっているのでいずれ発売されるでしょうが、その時期は未発表です。

fx-CG20 が国内で発売されたのは、欧米で発売されてから1年後だったので、fx-CG50に国内発売もかなり先になるかも知れません。私も国内発売を待ちきれずに、eBay で購入し到着を待っているところです。入手したら Casio Basic 動作の観点から評価記事を書く予定です。

既に海外から fx-CG50 を取り寄せて早速記事にしている方がいらっしゃるので、それを紹介します。Google で検索して、実際に入手したという日本語の記事を調べたところ、2017/07/04 時点で以下の2つのサイトみが見つかっています。


OptoEleMechの日記 - CASIOの最新関数電卓 (fx-260 SOLAR II、fx-CG50、fx-CG500)

古い機種を集めて紹介しているサイトはよく見ますが、最新機種を積極的に収集して紹介しているサイトは珍しいと思います。複数メーカーに渡って最新機種の様子がよく分かります。
ベンチマークの結果も公開されています。⇒ 総和のベンチマーク結果
このベンチマークは、関数電卓として内蔵されている総和関数 (Σ) を使ったもので、内蔵関数機能の評価を行っていることになります。


とね日記 - 最新のグラフ電卓 CASIO fx-CG50 (2017)

カシオ初のプログラム関数電卓 fx-201P の次の機種 fx-202P から 最新の fx-CG50 までの複数機種で同じ積分計算をさせてベンチマークの結果を公開されています。このベンチマークは、三角関数を含んだ積分計算をプログラミングしたもので、プログラム機能の評価を行ったことになります。





今後、随時追加してゆきます。




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