番外編 - Win8.1 でソフトウェアトラブルが一気に解決~のPATH 設定の重要性

番外編
e-Gadget

2016/08/21

Inspiron 3137  
ノートPC、Dell Inspiron 11-3137 を2014年3月から使っていて、Lotus Organizer 2001 や他の幾つかのソフトウェアが正常に起動しないトラブルが発生し、色々と解決を試みてうまくゆかなかったのですが、ついに原因が見つかり、解決しました。自分のためのメモも兼ねて書き留めておきます。

なお、このPCは1年サポート契約で、バンドルソフトウェア以外のトラブルであること、契約満了後に発生したトラブルであること、テクニカルサートを受ける権利はあるのののDellに尋ねてもPCメーカーとしてはWindowsの再インストールをアドバイスするしかなさそうだということで、自力解決を目指してあれこれ試していました。

実は、Windowsの再インストールを決心して回復ドライブからの工場出荷状態へ戻す際にもトラブルがあって、回復ドライブに関して幾つか分かったことがありました(これは別記事にします)。

回復ドライブのトラブルのおかげで、結果的にWindowsの再インストールを行う前に、いくつかのソフトウェアが起動しない原因が分かり、再インストールせずにたった一カ所の問題を解決することで、Lotus Organizer 2001 や他の起動しないソフトウェアが全て起動するようになりました。
 
 


Lotus Organizer 2001 や他のソフトウェアが起動しなくなった

Lotus Organizer 2001 は、その名前の通り 2001 年の製品で、最初は Windows98 にインストールして使いました。パスワード保護があり、あらゆる情報を一括して管理しやすいソフトで、いまだに乗り換えようと思うだけの機能と使いやすさを備えたソフトに出会えていません。

Win98 ⇒ Win XP ⇒ Win7 ⇒ Win 8.1 ⇒ Win10 で様々なPCで使い続けています。現在は、Win XP 搭載の Panasonic Let's Note R7 (スタンドアロンで使用)、Win8.1 搭載の Dell Inspiron 11 3137、そして Win10 同載の Dell Inspiron 11 3148 で使っています。


Inspiron 3148_1 Inspieon 3148_2 
Dell Inspiron 11 3148 (2-in-1)


15年も使い続けられるソフトウェアは珍しいのですが、それだけ Organizer 2001 が優れていると言えます。ネットでも Organizer を使い続けたいがもう使えない、諦めるしかない、といった書き込みが世界中で見られます。私の場合はある程度運が良いためか、今回のトラブル解決の結果、まだしばらく使い続けられることになりました。
 
 


Organizer 2001 のトラブルは、起動しようとすると 「LTBUBN12.DLL が見つからないか、壊れている」といったエラーメッセージが出て、起動できないものでした。この DLL はOrganizer 2001 の製品に含まれているもので、インストールされたフォルダ内にコピーされます。

PCを使って行くうちに様々なソフトをインストールします。Organizer 2001 が起動しなくなるトラブルが発生した時、直近にインストールしたソフトをきちんとアンインストールすれば、トラブルが回避できたことが多いのですが、そのうちこの方法でも 起動できないトラブルが解決できなくなりました。

なお、「きちんとアンインストール」とは、単に製品が用意しているアンインストール作業だけではなく、アンインストーラというソフトを使って、関連するファイルやレジストリの設定を元に戻すことまで行うことを指しています。ちなみに、私が使っているアンインストーラは、

- IObit Uninstaller 5.1
- Geek Uninstaller

です。なかでも、IOBit Uninstaller は、アンインストール作業中にシステムの再起動があっても、余計なファイルやレジストリエントリの削除を行ってくれたり、アンインストーラが付属していないソフトウェアのアンインストールが出来たりと、高機能なので、今のところのお勧めです。
IObit UninstallerPortable 版といって、USBに入れて使えるものもありますが、より高機能な通常版を PC にインストールして使っています。

USBに入れても使えるものとしては、Geek Uninstaller があり、レジストリへの登録やINIファイルの作成など余計なことを全くしない、つまりインストール作業が一切不要なものです。EXEファイルさえあれば、PCの環境の影響を受けないというのは、アンインストーラのコンセプトとして優れていると思います。

いずれもフリーソフトウェアです。

=====

さて、Organizer で 「LTBUBN12.DLL が見つからないか壊れている」というエラーメッセージとともに起動できない問題の原因と解決について、主に海外のサイトで紹介されているものが多いのですが、どれもなんだかはっきりしないものばかりで、さらに Organizer 6 に関するものばかりです。より古い Organizer 2001 については、殆ど情報がありません。一部 日本語のサイトで見つかりましたが、無事動いて居ますとか、動かないので諦めましたというものしかなくて、より突っ込んで解決した情報は見つかりません。

LTBUBN12.DLLOrganizer 以外のソフトでも使う DLL で、バージョンもいくつかあるものです。従って、ファイルを検索する経路が混乱していると 「LTBUBN12.DLL が見つからない」となり、 Organizer用以外のソフトのためのLTBUBN12.DLLOrganizer が使おうとすると、「LTBUBN12.DLL が壊れている」となります。

そこで、MS-DOSを触っていた頃には常に気にしていた環境変数は、最近のWindows ではあまり意識することが無いわけですが、今回環境変数の PATH 設定を調べることにふと思い当たりました。


PATH設定では、検索の順序も重要です。呼び出し元の EXEやDLL と同じフォルダにあるものが最優先で検索され、次に環境変数の設定やPATH設定の文字列で先に指定したものが優先度が高くなります。

Organizer 2001 のインストール時には PATH 設定が追加されないことを確認し、レジストリで LTBUBN12.DLL に関連するエントリーを捜して特にそれとわかるものが無かったことも確認しました。 

すると残りは、アンインストールしたソフトが PATH設定に残したものが、検索を混乱させているか、アンインストールした他のソフトに関連するファイルが残っていて、そこに LTBUBN12.DLL が残っていて、そこへのPATHが通っているため Organizer がそれを参照してしまっている可能性です。

改めて HDD のフォルダを調べてみると、アンインストールしたソフトに関連する各種ユーティリティーに関連するファイルが残っていることが分かりました。しかしこのユーティリティー群は、コントロールパネルの [プログラムと機能] に表示されないのでアンインストールできません。そこで、IObit Uninstaller で、これらユーティリティー群を強制アンインストールしました。この強制アンインストールは、IObit Uninstaller の面白い機能の1つです。

強制アンインストールしたものの、依然として Organizer 2001 は起動できません。


最近の Windows ではユーザーが PATH 設定を自分で行うことは皆無となっていて、ソフトウェアのインストーラが自動的に PATH設定を行い、アンインストーラがPATH設定を元に戻すべきです。ところが、アンインストーラが PATH設定を元に戻さないこともありそうです。

=====

環境変数を調べてみました。

コントロールパネル - システム - システムの詳細設定 と進み、

詳細設定 

ここで、 [環境変数 (N)...] ボタンを押すと、

環境変数 

様々な PATH 設定を確認、編集できます。

PATH 設定には表記規則があって、複数の設定を ; で繋ぎます。フォルダを設定する場合は最後に  とします。編集時にこれらの記法を間違えると、特定のソフトの動作に問題が起きるので、慎重に編集する必要があります。

Organizer 2001 が起動できなくなった前に一旦インストールしてからアンインストールしたソフト、それ以外にもアンインストールして今はもう使っていないソフトに関する設定が多く残っていました。

アンインストーラを使っても 環境変数が残ることがあるわけですね。
そこで、これらを全て消去しました

PATH設定 

PATH については、コマンドプロンプトでも確認できます。

cmd_path.png 

編集する前の設定については、コピペでテキストファイルに保存しておくようにしましsた。万一の時に元に戻すためです。

とにかく余計な情報を消去した結果、Lotus Organizer 2001 が起動するようになりました。併せて、他に起動できなかったソフトウェアも起動するようになりました。

これまで見落としていた PATH 設定が、Windows でも意外に重要だということを再認識しました。そして、アンインストーラを使っても PATH設定が正しく元に戻らないことがあることも再認識しました。

なお、"環境変数 PATH" で検索すると、詳しい情報が入手できると思います。
より詳しくは、例えば こちら が参考になると思います。このサイトをざっと読んで、よく分からない方は、より詳しく勉強してから環境変数の編集に取りかかった方が良いかも知れません。

半年以上悩んでいた「特定のプログラムが起動しない」問題が、PATH設定だけで一気に解決したことから、何かトラブルがあった場合は、アンインストーラでも見落としがちな「環境変数 PATH 設定を必ず確認しようと再認識しました。






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