番外編 - Dell Inspiron 3148 と外部ストレージ速度

番外編
e-Gadget

2016/12/26
追記・修正 2016/12/30

※ [2016/12/30 追記項目]
I・O Data HDPC-UT のテスト結果の更新 と フラッシュドライブ SanDisk の Ultra Fit 128GB と Cruzer Fit 16GB のテスト結果を追加


年末恒例、日頃使っているPCの清掃とHDD内のファイルの整理を行いました。

そして、ふと気になって、外付けHDDやUSBメモリの読み書き速度を調べてみました。

今まで、外部ストレージの読み書き速度は殆ど気にしたことがないので、条件をできるだけ揃えて実験してみた結果は、これらの知識が少ないこともあって、私にとっては新鮮 かつ 興味深いものになりました。以下まとめ;
  • Inspiron 3148 の内蔵HDD の読み書きが結構遅いこと(気になってはいないが...)
  • HDDはRandum Access は非常に遅くなる(HDD のデフラグが極めて有効なのは知っている...)
  • USB2のストレージを USB3のポートに繋ぐと速くなること(これは意外...)
  • USB メモリの読み込みは USB2接続の HDDなみだが、書き込みはとても遅い
  • SD (Class 10, UHS-1) のSequencial Readは USB2のメモリ並に速い(SDを見直した...)
読み書き速度測定は、Dell Inspiron 3148 に外部ストレージを繋ぎ、CrystalDiskMark64 で測定しました。

そんなの知ってたよ、という方はお読み飛ばしください。



PCの清掃

清掃は年末恒例で実施しています。
デスクトップPCの場合は、内部に埃が溜まると、冷却能力の低下や無用なショートや漏電の原因になるので、内部清掃は結構大切です。

ノートPCは、最近はあまり分解せずキーボードのキーの隙間の埃を吹き飛ばす程度の清掃です。



ファイルの整理

さて面倒なのが、HDD内のファイル、そして外付けHDDやUSBメモリ内のファイルの整理です。同じファイルや似たようなファイルが、あちこちに溜まっていて、使いもしない大きなファイルが容量を圧迫していたり、リビジョン管理から漏れたファイルなどが溜まっています。


Inspiron 3148 内蔵 HDDのファイル整理

趣味とは言えプログラムを作っていると、結構ファイルが増えます。画像関係のプログラムで遊んでいると結構大きなテストファイルなども溜まってゆきます。購入してほぼ1年ですが、500GBの内蔵HDDは、空き容量が60GB以下になっていました。

押し入れとHDDは、すぐに容量一杯になるというのは本当ですね。今回の作業では空き領域が 180GB まで復活しました。

日頃、適当に手持ちのUSBメモリや外付けHDDにファイルを分散させることも多く、どこにどんなファイルがあるのかが完全に把握できなくなっています。

そこで、今回は手持ちの全ての外部ストレージ(外付けHDD11台、USBメモリ9本)の整理をしました。過去数年溜めてきたファイルの大掃除です(^^;

先ずは、2TB の外付け2.5インチHDD をAmazonで安く入手 (Western Digital Elements Portable 2TB、¥8,980) し、必要なファイルを一括して整理保存することにし、他の手持ちの外部ストレージは極力空っぽにする作戦です。なお、イメージバックアップファイル(大きなファイル)や異常対応のためのシステム起動用 USBドライブは、手を付けずにおきました。



一番左が、¥1,000引きクーポン付きだったので最近Amazonで購入した 2TB 品です。
その右隣は、3年前に Amazon で購入して使ってるもの、真ん中のアイオーデータ品はバックアップ用に昨年から使っています。

Freecom Mobile Drive の大ファンなので、チョット一言...
ちなみに私は、Freecom の Mobile Drive XXS のデザインの大ファンで、非常に薄くて持ち運びやすく、データ専用ドライブとして7年ほど使ってトラブル無しです。また、Mobile Drive XXS Leather も持ち運んでバックアップ用に愛用しています。

残念なことに、Freecom は国内での販売を 2016年2月に停止し、国内サポートは2年保証期間が終わる 2018年2月までとなっています。実は国内販売停止のニュースを見て、記念に Mobile Drive XXS Leather 1TB を購入しました(当時の購入時は7千円台でした)。今 Amazonで探すと上記のような感じです。デザインとサイズが気に入って、これがどうしても欲しいとなれば、一番右は許容範囲かも知れません。本来の2年保証は受けられない可能性も考慮する必要がありそうです。海外で安く買える可能性や並行輸入品の登場に多少期待しています。


さて、家族の写真や動画など保管すべきデータは、500GB未満の外付け HDD(6台)にパンパンになるまで保存し、将来CDやDVDに焼いておく予定です。

これら以外のメディアを今回の読み書き速度測定の対象にしました。



各種ストレージの読み書き速度

CrystalDiskMark64 の上から2行を以下にまとめます。


HDD

外付け HDD の読み書き速度を調べた結果です。測定の前には、外付けHDD のファイルが空に近い状態にしました(イメージバックアップのファイルを保存している I・O Data HDPC-UTを除く)。
※ [2016/12/30 追記] I・O Data HDPC-UT のファイルを全て削除してテストした結果、容量50%のファイルが有る時と殆ど同じ結果が得られました。 



大まかな
メディア
容量
接続
ポート
Seq.
Read
(MB/s)
Seq.
Write
(MB/s)
Rand.
Read
(MB/s)
Rand.
Write
(MB/s)
 Freecom Mobile Drive XXS
 (Saegate)
USB2
500GB
USB224210.420.80
USB338400.420.79
 Freecom Mobile Drive XXS 3.0
 (Seagate)
USB31TBUSB31051030.530.84
 I・O Data HDPC-UT
 (Toshiba)
USB31TBUSB395920.480.91
 WD Elements Portable
 (Western Digital)
USB31TBUSB31071070.581.12
 WD Elements Portable
 (Western Digital)
USB32TBUSB31181180.571.4








 Dell Inspiron 3148 内蔵 HDD
 (Seagate)

500GB
86840.810.67

測定結果は、MB/s つまり MByte/s です。CrystalDiskMark64 での測定結果は、わりとバラつくので、だいたいの傾向を見る程度の使い方が良さそうです。そこで、上の表では100以上の数値は例外として、他は有効数字2桁にしました。

さて、USB規格の確認ですが、USB2 の通信速度の理論最大値は 480 Mb/s = 60 MB/s で、USB3 は 5 Gb/s = 640 MB/s です。 8 Mbit = 1 MByte なので、測定値の単位を合わせるために、それぞれ8で割りました。

蛇足ですが、給電能力の規格は USB2 の 500mA から USB3 の 900mA に増強されています。


 USB2 と USB3 の違い

USB3 の HDD のシーケンシャル・アクセス速度は、読み書き共に USB2 の HDD の5倍程度で、確かに USB3 の高速化は測定結果に現れています。これは、一応確認のための測定です。I・O Data HDPC-UT は、イメージバックアップのファイルで容量の 80% 程度を占めており、その分遅くなっていると思われる。
 

USB2 HDD を USB2ポートと USB3ポートに繋いだ時の違い

実は、この実験が興味深い結果になりました。


Mobile Drive XXS 500GB 
Freecom Mobile Drive XXS (USB2, 500GB)

小さく薄いので以前からパソコンと一緒に持ち歩いていたもので、まだ USB3 が普及する前に購入しました。

USB2 インターフェースのこの  HDD を Inspiron 3148 にある USB2 と USB3 のポートに繋いで比較してみました。


 MD XXS + USB2 MD XXS + USB3 
左:USB2ポートに接続、右:USB3ポートに接続(接続メディアは USB2 デバイス)



USB3 ポートに繋ぐと、シーケンシャルアクセスでは確実に速度が1.5~2倍に向上することが分かり、興味深い結果です。


Inspiron 3148 内蔵 HDD (seagate) の読み書き速度

ついでに、PC内蔵HDDの速度を調べてみると、意外に遅い数値になりました。

Inspiron3148 HDD 

そもそも、スピードを要求するつもりで購入したPCではないので、そんなものかと思うのですが、それにしても遅い感じがします。

そこで、5GB 程度の大きさのファイルをコピーしながら、タスクマネージャで転送速度を見てみると、

TaskMgr 

100 MB/秒 程度出ています。実際に使っていて速度が気になるのは、大きなファイルの転送速度ですから、特にこれで問題ないと思います。CrystalDiskMark64 の測定値は絶対ではなさそうだということです。使用されているファイル数、使用容量、デフラグ状況などの条件に依存するのでしょう。



USBメモリ

USBメモリにも、USB2 と USB3 対応のものがあります。

 USBメモリ上から...
 
  •  ・ Kingston DataTraveler 100G3 (USB3, 64GB)
  •  ・ Imation Swivel (USB2, 16GB)
  •  ・ Trancsend 型式不明(USB2, 8GB)
  •  ・ 貰いもの、メーカー不明 (USB2, 8GB)
  •  ・ ELECOM MF-STU204GWT (USB2, 2GB)





これらを Inspiron 3148 の USB2 と USB3 のポートに繋いで、速度比較もやってみました。

 Ultra Fit USB3 128GB  
[2016/12/30 追加]
・SanDisk Ultra Fit 3.0 128GB (SDCZ43-128G)
 並行輸入品で国内保証なし
 国内正規販売はしていない模様 
 
Cruzer Fit USB2 16GB 
[2016/12/30 追加]
・Sandisk Cruzer Fit 16BG  (SDCZ-016G-J57
 国内5年保証つき
 LinuxやWin PEによるPC起動用に4個持っている


SanDisk Ultra Fit は小さいので、無くさないように上のストラップを付けています。但し SanDisk Cruze Fit のストラップ取り付け孔はとても小さいので、このストラップは太すぎて使えないことは要注意です。

結果は以下のようになりました。



大まかな
メディア
容量
接続
ポート
Seq.
Read
(MB/s)
Seq.
Write
(MB/s)
Rand.
Read
(MB/s)
Rand.
Write
(MB/s
 Elecom MF-STU204GWT
USB2
2GB
USB2215.06.60.013
USB3255.6110.013
 メーカー不明
USB2
8GB
USB2189.53.70.022
USB321114.60.023
 Trancsend 型式不明
USB2
8GB
USB2206.95.20.011
USB3206.58.30.011
 Imation Swivel
USB2
16GB
USB2225.74.80.012
USB3358.38.40.012
 SanDisk Cruzer Fit ※1)
USB2
16GB
USB222123.51.5
USB339154.51.6
 Kingston DataTraveler 100G3USB364GBUSB3122259.70.11
 SanDisk Ultra Fit ※1)USB3128GBUSB3131474.02.0
※1) 2016/12/30 追加

 製品によってシーケンシャル / ランダム の Read / Write の速度傾向が大きく異なる。[2016/12/30 追記]
 
例えば、SanDisk Ultra Fit 128GB は、シーケンシャル・リード公称値 150 MB/s に対して 130 MB/s は良いと思う。シーケンシャル・ライトも良好で Kingston Data Traveler に比べても速い。しかしランダムアクセスについては、USB2 メモリなみで遅く、 個体差なのか設計通りなのかは不明。

Data Traveler 64GB Bench Ultra Fit 128GB Bench 
左:Kingston Data Traveler USB3.0 64GB、右:SanDisk Ultra Fit USB3.0 128GB


USBメモリは、シーケンシャル・リードだけが USB2 HDD なみの速度

インストールメディアに使いやすいことがわかります。


USB3 対応品は、USB2 の5倍程度速い

ここでも、USB3 の効果絶大ですね。自分で買うなら USB3 がお勧め。


USB2 品を USB2 と USB3 のポートに繋いで比較

USB2品をUSB3ポートに繋いた場合、少しはスピードアップの傾向があります。外付けHDDでのテスト結果と同様に、とても興味深い結果です。



SD
Trancsend SD



 Trancsend の 32GB SDカード (Class 10, UHS-1) で、60MB/s 400x と謳っているものを Inspiron 3148 で使っているので、これも測定してみました。




大まかな
メディア
容量
Seq.
Read
(MB/s)
Seq.
Write
(MB/s)
Rand.
Read
(MB/s)
Rand.
Write
(MB/s)
 Tracsend SDXC/SDHCSD32GB26225.90.51

まぁ、最大 60MB/s と謳っているものが、この程度のシーケンシャル・アクセス速度が出れば良いのだと思います。

ここで興味深く感じたのは、

 シーケンシャル・リードは、USB2 接続の HDD や USBメモリと同等

 シーケンシャル・ライトは、USB2 接続の USBメモリよりも遙かに速い

といったところです。



今回、私としては初めて様々なストレージの読み書き速度を実際に調べて比較しました。メディアだけでなく、PC自体のバス速度の影響などもあるでしょうから、条件が変われば同じメディアでも結果が異なることはありそうです。

SSD は持っていないのでいずれ試してみたいと思います。

今回の結果から、SDカードの能力を見直しました。また、USB2 デバイスであっても繋げるなら USB3 ポートが速くなることも、意外な結果として分かりました。ネットで調べてみると、Q&Aなどでの回答などで、高速化を積極的に肯定しているものをあまり見かけません。やはり実際に比較してみると面白いですね。






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