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カシオのプログラム電卓で Casio Basic を徹底的に使いこなすためのブログ
Casio Python や アドインCasio Basic - C.Basic の使いこなしも紹介


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  5. Casio Python のポテンシャル
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  8. fx-5800P【プログラミング入門】:プログラム作成から実行までの操作
  9. Casio 関数電卓の素因数分解
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   ※ 更新 2016/12/08
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Casio Pyhton - 目次

Python Casio Python
 Casioグラフ関数電卓の Python を使ってみる
     
- 目 次


初版:2020/06/13
更新:2022/02/21
更新:2023/03/19


当ブログでは、Casio Python を楽しむための情報提供も始めています。

実のところは、管理人自身が遊んで楽しんだ内容や、調べた内容をそのまま公開することです。これは ”プログラミング経験者のための Casio Python" という連載になります。

次に、"Casio Python 入門" という初心者向けの講座を無謀にも始めます。

なおカシオのグラフ関数電卓の Python モードを当ブログでは Casio Python と言うことにしています。Casio Python は、MicroPython Ver 1.94 のライセンス下で実装されていて、MicroPython に特徴的な仕様やカシオの独自仕様になっている部分もあります。そこで、パソコンで動作する Python (CPython) と異なっている部分についても、分かる範囲でピックアップするつもりです。

Casio Python の動作環境:
Casio fx-CG50 OS3.40 以降 (日本国内サポートあり)  ⇒ fx-CG50 の概要
Casio fx-9750GIII OS3.40 以降 (日本国内では非売品)  ⇒ fx-9750GIII の概要
Casio fx-9860GIII OS3.40 以降 (日本国内では非売品)  ⇒ fx-9860GIII の概要
連載ではfx-CG50 で動くコードを中心にし、これ以外のモデルでの動作も意識します。



目 次

 1 プログラミング経験者のための Casio Python 

 2 Casio Python 入門 [準備中]

 3 Casio Python のリファレンス 

 4 Casio Python のトピックス

 5
Python の無料入門書




Casio Python のファレンス
連載記事とサンプルプログラムを作成しながら分かったことをまとめたものです。Casio Python 特有の仕様も記載しています。

Casio Python - オプジェクト一覧 
Casio Python に実装されているものを網羅しています。
  • オブジェクト一覧には、個別に作成したリファレンスへのリンクがあります。
  • 個別のリファレンスには、Python 公式サイトでの解説へのリンクを掲載しています。
  • 個別のリファレンスには、Casio Python 独自の項目を優先して記述します。
  • 一旦作成したものは、随時追記。修正します。


e-Gadgetで作成したユーザーモジュール - オブジェクト一覧
e-Gadget で作成したユーザーモジュールに含まれているもの

最新バージョン: ver 1.5 <ダウンロード>
サポートモデル / OS:
  ・CGモデル - fx-CG50 / OS3.40以降
  ・FXモデル - fx-9750GIII
/ OS3.40以降
  ・FXモデル - fx-9860GIII
/ OS3.40以降

ファイル名: u.py / ufx.py
  全サポートモデルに対応 - CGモデル/FXモデルの自動判定機能あり
  ・ufx.py は FXモデルで開くために、u.py から一部コメントを削除して150行以下にしたもの
実装オブジェクト
  isCG(): CGモデルかFXモデルかを判定
  grp_color(): グラフィック描画関数の様々な色設定をタプル型に変換
  circle(): グラフィックス画面に円を描画
  line(): グラフィック画面に線分を描画
  locate(): グラフィック画面にテキストを出力
  frac(): 浮動小数点型数値の小数部を取得





Casio Python のトピックス

Casio Python に関するトピックスを紹介します。

 Casio Python - Casio Education で e-Gadgetのモンテカルロ法が紹介







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Casio Python 入門

Python Casio Python
 Casio Python 入門
     目次


初版:2020/06/13
更新:2023/03/19

Casio Python 入門


はじめに

当ブログでは、Casio Python を楽しむために 2つのアプローチを提供します。

本連載は、プログラミング初心者を念頭において、Python の基本から始めて Casio Python でのプログラミングについて解説してゆきます。

なお、当ブログでは、カシオのグラフ関数電卓のPython モードを Casio Python 言うことにしています。

Casio Python は、MicroPython Ver 1.94 のライセンス下で実装されていて、MicroPython に特徴的な仕様やカシオの独自仕様になっている部分もあります。そこで、パソコンで動作する Python (CPython) と異なっている部分について、分かる範囲で解説する予定です。

Casio Python の動作環境:
Casio fx-CG50 OS3.40 以降 (日本国内サポートあり)  ⇒ fx-CG50 の概要
Casio fx-9750GIII OS3.40 以降 (日本国内では非売品)  ⇒ fx-9750GIII の概要
Casio fx-9860GIII OS3.40 以降 (日本国内では非売品)  ⇒ fx-9860GIII の概要
本連載ではfx-CG50 で動くコードを中心にし、これ以外のモデルでの動作も意識します。



(準備中)

00. はじめに

01. Casio Python に触れる(1)

02. Casio Python に触れる(2)

03. 変数・代入とオブジェクト

04. Python の基本

05. 条件分岐と繰り返し

06. 組込型とオブジェクト

07. ユーザ定義関数
  
08. クラスの基本











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プログラミング経験者のための Casio Python

Python Casio Python
 プログラミング経験者のための Casio Python
     目次


初版:2020/06/13
更新:2023/03/19

プログラミング経験者のための Casio Python


はじめに

本連載は、プログラミング経験があるが Python はあまり知らない人向けに、Casioのプログラム電卓の Python モードでプログラムを作りたい人向けのものです。C# や Java Script を使える人には Python の学習は容易だと感じています。

管理人は C/C++C# を使ってプログラムを作ったことがあるので、その経験を元に自分なりに PythonCasio Python を調べながら 特定のプログラムを完成させる過程を記事にします。管理人は学習しながら記事を書いてるので、読者の方々から様々なアドバイスを頂きながら、修正や書き直しを行っています。アドバイスは大歓迎なので、よろしくお願い致します。

Casio Python は 通常の Python (CPython) よりも大幅に機能が制限されています。必要だけど不足している機能もあります。それなりのプログラムとして仕上げるにはチョットした工夫が必要です。Casio Python の問題点や 工夫のポイントも紹介します。

当ブログでは、これまで Casio Basic をメインテーマにしてきたので、以前作った Casio Basicプログラム を Casio Python に移植する過程を紹介する記事から始めます。その際、汎用的に使える関数を作成してユーザーモジュールを作ってゆきます。さらに、面白そうなプログラムを最初から Casio Python で作る過程を紹介する記事も追加してゆきます。

色々なプログラムを作る際に、有ったら便利だと思う汎用的な関数を複数作成して、それらを効率的に使うためのユーザーモジュール u.py も紹介します。

e-Gadgetオリジナルユーザーモジュール





0. Casio Python のポテンシャル
Casio Python のグラフィックス描画は Casio Basic より100倍以上速い


1.
はじめに: 電卓で作る初めてのスクリプト
Pythonモード (Casio Python) でのスクリプト作成/編集の概要
  1.1 Casio Python での初めてのスクリプト
   1.1.1 fx-CG50 の準備
   1.1.2 Casio Python の起動
   1.1.3 スクリプトファイルの作成
   1.1.4 スクリプトの作成
   1.1.5 スクリプトの実行
  1.2 シェル画面
  1.3 スクリプト作成と編集の2つの方法
    Note: Python スクリプトファイルの正体
    Note: VIsual Studio Code について


2. Casio Python とは?:MicroPython と CPython
Casio Python は、CPython のサブセット版である microPython をカスタマイズしたもの
  2.1 Casio Python の素性
   2.1.1 MicroPython 1.9.4
    Note: Casio Python へのライセンス
   2.1.2 CPython 3.5.4
  2.2 Casio Python に組み込まれているオプジェクト名の一覧
    Note: CGモデルとFXモデルでの出力の違い
  2.3 Casio Python の学習方法


3. Casio Python の入出力:プログラムのデザイン
Casio Python (OS3.4/3.5) は入出力機能がとても限定的である
  3.1 入力 - input()
    Note: Casio Python の制限
  3.2 出力 - print() とグラフィックス出力関数
    Note: シェル画面とグラフィックス画面の切替
  3.3 Casio Pyhton で作るプログラム


4. Casio Python への移植:モンテカルロ法 (1)
Casio Python でスクリプトを書くための最低限の知識を紹介
    Note: モンテカルロ法による円周率の計算方法
  4.1 コメントの書き方
    Python公式: Comments
    Note: PEP 8
    Python公式: Docummentation Strings (Docstrings)
  4.2 モジュールの呼び出し - import
  4.3 メニュー機能の作成
    Reference: ⇒ input( )
    Note: Pythonでの文字列 - ' ' と " "
    Note: int( )
    Note: if 文
    Note: Python のデータ型
    Note: str( )
  4.4 circle() 関数の作成
    Note: continue
    Reference: ⇒ range( )
  4.5 グラフィックス出力
    Note: Casio Python 組み込み関数を調べる
   4.5.1 自作関数 circle() で円を描画
    Note: 文の句切り文字 - ;
   4.5.2 draw_string() 関数で文字列を出力
    Note: while 文
   4.5.3 while 文により繰り返し
   4.5.4 random() 関数により正方形内の座標(x, y)を取得
   4.5.5 set_pixel() 関数で (x, y) に点を描画
   4.5.6 点の座標から円周率を計算
    Note: モンテカルロ法による円周率の計算方法 (再掲)
    Note: 累乗演算子 - **
    Note: 累算代入演算 (+=, -=, *=, /=, %=)
    Note: 四捨五入 - round( )
   4.5.7 draw_string() 関数で回数と円周率を表示
   4.5.8 draw_string() 関数でシミュレーション終了の表示


5. 関数の作成と活用:grp_color() 関数の作成
Casio Python での関数の作り方と使い方の基本を紹介
  5.1 関数の引数について
  5.2 関数内の変数の有効範囲 - 変数のスコープ
  5.3 circle() 関数の拡張
  5.4 色指定関数を追加
   5.4.1 RGBによる色指定
   5.4.2 タプル型
   5.4.3 色指定方法の拡張
   5.4.4 グラフィック画面での色指定関数 grp_color() 関数の作成
    Note: type( )
    Note: リストの定義
    Note: タプルの定義
    Note: Python の比較演算子
    Note: 帰属検査の in
  5.5 circle() 関数拡張の書き換え
  5.6 モンテカルロ法(2) - monteca2.py


6. グラフィックス出力関数の追加:line() とユーザーモジュールの作成
ユーザーモジュールの作り方と使い方を紹介
  6.1 line() 関数の作成
  6.2 グラフィックスユーザーモジュールの作成
  6.3 line() 関数の動作確認 - ckLine.py
  6.4 line() 関数の動作確認 - ckLine2.py
    Note: 除算の余りを求める - %


7. テキスト出力関数の追加:locate() をユーザーモジュールに追加
Casio Python では必須の locate( )関数の作成と使い方を紹介 - 辞書型シーケンスの活用
  7.1 locate() 関数の作成
   7.1.1 フォントピッチ dx, dy の設定
   7.1.2 column から x を、row から y を算出
   7.1.3 フォントサイズ指定の処理
   7.1.4 locate() の完成 
  7.2 locate() をユーザーモジュールに追加
  7.3 locate() の動作確認 - ckLocate.py
  7.4 モンカルロ法(3) - monteca3.py


8. シェル画面入力の工夫:高速素因数分解(1)
Casio Basic から Casio Python へ強引に移植する例
  8.1 高速素因数分解プログラム - FactorG のざっくりした分析
  8.2 入力と入力値のチェック
    エラーを検知し制御を取り戻す - Try / except
  8.3 変数の初期化
  8.4 素数が素因数かどうかをチェック
    Note: Python の単文と複文
  8.5 "エラストテレスの篩い" で素因数の探索
  8.6 ckpwr() 関数の作成
  8.7 disp() 関数の作成 


9. Python らしい反復処理:高速素因数分解(2)
オプジェクト指向言語 Python ならではの for の使い方を紹介
  9.1 frac() 関数をユーザーモジュール (u.py) に追加
  9.2 不要な処理を削除
  9.3 disp() 関数のスリム化
    Note: range( ) の書式
  9.4 素数が素因数かどうかをチェックする部分のスリム化
  9.5 素因数を探索する残りの部分のスリム化
  9.6 スリム化したスクリプト - FactorG2.py
    Note: Casio Python スクリプトファイルのサイズ制限


10. 大きな数の計算:高速素因数分解(3)
Casio Python では15桁の精度が得られることを利用する事例を紹介
  10.1 変更箇所の洗い出し
  10.2 増加する素因数に合わせて表示桁数を拡張する - disp() の変更
  10.3 入力桁数の制限を拡張し、それに合わせてエラー表示を変更する
  10.4 素因数探索回数の表示を追加する
  10.5 素因数が10桁を超えるときの表示の変更 - disp() の変更


11. 関数呼出オーバーヘッド:高速素因数分解(4)
Casio Python は関数呼出が比較的速い - 関数を無くせばさらに高速化可能
  11.1 関数呼出あり (ver 3) となし (ver 4) の実行速度の違い
  11.2 Casio Python の関数呼出オーバーヘッド


12. 要素数の多いリスト:高速素因数分解(5)
Casio Python は巨大リストを処理するスクリプト実行時にスタックサイズエラーが発生する
⇒ CPythonではジェネレータで対処。本事例では処理速度優先のためジェネレータ使わず...
  12.1 増分リストを拡張する
  12.2 要素数480個の探索数増分リスト
  12.3 探索数を拡大して15桁対応高速素因数分解のスクリプト
  12.4 探索数拡大による高速化
  12.5 増分リストをさらに拡張する


13. 10進数除算の出力と精度:高速素因数分解(7)
Casio Python 内部演算精度15桁が原因で、割り切れる整数の除算が浮動小数点になることがある
  13.1 Casio Python での除算結果のデータ型
  13.2 Casio Python での関数計算結果のデータ型
  13.3 Casio Python での除算計算の精度
    Note: Windows版 Python のインストール
    Note: 浮動小数点演算 - その問題と制限 (Python 公式サイト) 参照
  13.4 0 および負の整数入力の処理
  13.5 入力ルーチンの修正
   13.5.1 入力委が小数点以下 0 の小数の場合に処理を追加 
   13.5.2 入力値が負の数値の場合の処理
   13.5.3 入力が 0 の時の処理
  13.6 完成した FactorG7.py の動作確認


14. CGモデルとFXモデルのPythonモードの違い
CGモデルとFXモデルを判定する関数の作成、使い方例を紹介
  14.1 CGモデルからFXモデルへのスクリプトの移植
   14.1.1 CGモデルからFXモデルへのスクリプト移植のポイント
   14.1.2 CGモデルとFXモデルの判定方法
  14.2 FXモデルのPythonモードの制限 - バッファサイズ
   14.2.1 編集できるスクリプトファイルの行数制限
   14.2.2 print() 出力のスタック・バッファサイズ
   14.2.3 Shell 画面出力のスタック・バッファサイズ
  14.3 Casio Python自体の機能の違い
   14.3.1 CGモデル OS3.40 と OS3.50 の違い
   14.3.2 CGモデル OS3.50 と FXモデル OS3.40 の違い


15. RGB値による色設定
fx-CG50 のカラー液晶は16bitカラーであることを理解した上で、RGB値で色指定する方法を紹介
⇒ ピクセルの色指定と色読取りの実験を CGモデルとFXモデルで実施
  15.1 RGB値の色を確認するプログラム
  15.2 fx-CG50 の高精細カラー液晶 - 実は 16bit カラー
  15.3 モノクロ液晶モデルでのRGB値による色設定
  15.4 RGB値でのピクセル色設定と読取りの実験 - CGモデルとFXモデル


16. circle() 関数のFXモデルへの拡張
画面の画素数が異なる CGモデルとFXモデルの両方に対応したスクリプト作成を紹介
  16.1 CGモデルとFXモデルの場合分け
  16.2 circle() 関数を使ってみる



17. shell 画面とグラフィック画面の活用:コラッツ問題
出力先としてグラフィックス画面とシェル画面の両方を活用する事例を紹介
  17.1 コラッツ問題 (Collatz Problem) とは?
  17.2 コラッツ数列の計算
  17.3 出力の工夫ポイント
   17.3.1 input() での入力
   17.3.2 フォントサイズを変えて添え字の描画
   17.3.3 リアルタイムに変わる数値の表示
   17.3.4 グラフの描画
   17.3.5 数列の最大値を求めて表示
   17.3.6 shell 画面でのスクロール出力
  17.4 コラッツ問題で遊んでみる

xx. Casio Pyhton - turtle / matplotl モジュール 
Casio Pyhton用 turtle / matplot モジュールの入手
[準備中]





e-Gadgetで作成したユーザーモジュール
最新バージョン: ver 1.5 <ダウンロード>
サポートモデル / OS:
  ・CGモデル - fx-CG50 / OS3.40以降
  ・FXモデル - fx-9750GIII
/ OS3.40以降
  ・FXモデル - fx-9860GIII
/ OS3.40以降

ファイル名: u.py / ufx.py
  全サポートモデルに対応 - CGモデル/FXモデルの自動判定機能あり
  ・ufx.py は FXモデルで開くために、u.py から一部コメントを削除して150行以下にしたもの
実装オブジェクト
  isCG(): CGモデルかFXモデルかを判定
  grp_color(): グラフィック描画関数の様々な色設定をタプル型に変換
  circle(): グラフィックス画面に円を描画
  line(): グラフィック画面に線分を描画
  locate(): グラフィック画面にテキストを出力
  frac(): 浮動小数点型数値の小数部を取得




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fx-5800P の破損ヒンジの交換、ついでにリニューアル

2018/02/24
追記 2018/02/25
追記修正 2019/06/30
追記修正 2023/03/13

fx-5800P の破損ヒンジ交換

fx-5800P の大きな弱点の1つがハードカバーのヒンジが容易に壊れる点だ。
fx-5800P:ヒンジ破損でカバーが取れた

そこで、接着剤で破損拡大の予防を試みた。
fx-5800P カバーヒンジ破損の対策
破損拡大の予防効果はあり、クラックを補修後2年ほど延命したものの、結局壊れてしまった。

そこで、きちんと完璧に修理するためにヒンジ交換を行いたいのだが、一時期部品として入手が難しかった。

私が知る範囲では、カシオの部品としてヒンジと金属のスプリングピンを購入して修理した具体的で分かり易い事例が以下のページで紹介されている。

Motoruu Instruments:fx-5800P のヒンジを直す 修理

この記事は 2012年10月のものだ。5年以上経過し状況が変わり、部品をかなり安く購入でき、修理できたので改めて紹介しようと思う。

[2023/03/13 追記]
コメント欄で貴重な情報を頂戴しました。
部品コードが 2023年3月7日時点で変更されているとのことです。
さらに、エディオンでの購入価格も合わせてご報告がありましたので、この情報を以下に追記しておきます。"遅まきユーザー" 様、ありがとうございます。

[2019/06/30 追記修正]
コメント欄に貴重な情報を頂きました。
ピン付きヒンジの型番が現在では変更されていること(以下で修正致しました)。
さらに、修理対応は 2025年迄になっているというカシオのサポートからの情報も頂きました。
と、いうことは部品保有期間5~6年とするなら、fx-5800P はそろそろ生産中止、次機種が登場するのではないかと...
"通りがかり" 様、大変ありがとうございます。



交換部品としてのヒンジを入手

手元には、ヒンジが壊れてカバーが取れた fx-5800P が2台ある。そこで今回は、予備1個を含めて3個の部品を購入した。

現状では、4つのピンを含めたヒンジ部材として入手できる。
ヨドバシカメラでは、カシオからの取り寄せ部品の扱いで購入可能だった。なお部品仕入れの場合は、発注後にキャンセルできないので、ヒンジにスプリングピン4本が含まれているかどうかを何度か確認してもらった。

部品名カシオ部品コード番号単価 (消費税込み)数量 小計
ヒンジ / HINGE (WITH PIN)9482 2881
9481 8599 (2019/6月現在)
 ¥813¥243
ヒンジ / HINGE-G344-ASSY
    (部品名変更)
1058 7047 (2023/03/07現在) 

届いたヒンジは、4本のスプリングピンが刺さって1体になっていた。

ヒンジ新品2 ピン付きヒンジ

ヒンジは少し曲げたくらいでは簡単に割れないので、ヒンジをたわませて取り付ける。私が試した範囲では、先にヒンジをたわませてハードカバーに取り付けてから電卓本体に取り付けると、うまくいった。ちなみにヒンジには "PC+10%GF" と刻印があり、調べてみるとポリカーボネート+10%グラスファイバの意味だと分かった。

[2023/03/13 追記修正]
コメント欄で "遅まきユーザー" 様 からヒンジの材質が変更されている可能性のご指摘がありました。"PC+10%GF" という刻印が無くなっており ABSになっている可能性があるとのことです。これによりスプリングピンによる応力の影響が緩和されていると良いと思います (実際の結果については実際に使い込んでの結果が待たれます)。

なお、ヒンジには左右があり、突起がある方をハードカバー側にして取り付ける。

ヒンジ取り付けの方向 

たかだか¥81(税込み)で完璧に修理できるので、お勧めだ!




fx-5800P のリニューアル

ついでに、細かいキズが入ったり摺り切れたカバーを新品にすれば気分が良い。
...ということで、ヒンジに加えて以下の部品も一緒に入手した。ヨドバシカメラで注文し約一週間の納期だった。

部品名カシオ部品コード番号単価 (消費税込み)数量 小計
ヒンジ / HINGE (WITH PIN)9482 2881
9481 8599 (2019/6月現在)
¥813¥243
ハードカバー / H-COVER-GY344AY1025 8683 (変更なし)¥243
3¥729
ラベル / LABEL-A-GY344AYO1026 7871 (変更なし)¥1623¥486



合計¥1458

ハードカバー新品の裏側処理 ハードカバーを部品として入手すると、簡単な取扱説明のラベル(粘着剤付き)を貼り付ける範囲に処理が施されていて、一旦貼ったラベルが取れにくくなっている。

このままだと、埃や汚れが付着し易く、汚くなることが容易に想像できる。また本来あるべきラベルが無いのはリニューアルとして不完全だ。そこで、ラベルも一緒に入手した。








ハードカバー新品1 ハードカバー新品3
ハードカバーは1個づつビニール袋に入っており、さらに緩衝材入りの箱に入っている。輸送中の損傷への配慮は日本的だ。

ステッカー新品1 ステッカー新品2
ラベルは注文した3枚が段ボールに挟まれて保護されている。輸送中に曲がったり破損しない配慮だ。

ヒンジの修理だけでなくハードカバーが新品になるので、新品のような fx-5800P にリニューアルできる。

完全修理 

たかだか ¥486 で、fx-5800P がリニューアルできた。気分一新で fx-5800P をさらに愛着を持って使えるのは良いことだと思う。

ヒンジ修理のついでにリニューアル(税込み¥486)はお勧めできる!


ところで、家電量販店 (ヨドバシカメラ) で部品購入したので、部品にもかかわらず値引きされた価格だった。一般店でカシオから部品仕入れして貰った場合は下記の価格になると思われる。
 ・ヒンジ (スプリングピン4個付き):¥100 (単価)
 ・ハードカバー:¥300 (単価)
 ・ラベル:¥200 (単価)
それでも、¥100 でヒンジ交換、¥600 でリニューアルできるのは、お得ではないだろうか?

[2023/03/17 追記] 単価情報の更新!
"遅まきユーザー" 様から、コメント欄で現行の購入価格の情報を頂きました。ありがとうございます。
 ・ヒンジ (スプリングピン4個付き):¥110 (単価)
 ・ハードカバー:¥330 (単価)
 ・ラベル:¥220 (単価)
以前(2018年)に比べて、10%の値上げになっている。昨今の材料費高騰(ウクライナ戦争によるものか?)の影響が単価に反映されているようです。



[2023/03/17 追記]
コメント欄に頂戴した "遅まきユーザー" 様 からの情報では、ヒンジに PC+10%GF の刻印が見当たらず、ABSに変更されている可能性があるとのことです。ヒンジの破損は、金属製のスプリングピンが押し広げる力に耐えられず、ヒンジ材料に割れが発生することが主な要因と考えられますので、この材料変更が耐久性向上に寄与することになれば良いと思います。 

[2018/02/25 追記]
今回入手したヒンジ部品が、ひょっとして改善されたものかどうか?気になった。
fx-5800P:ヒンジ破損でカバーが取れた で原因の1つとして挙げている残念な設計は解消していない。つまりハードカバーをひっくり返すと、本体裏面の足の突起とカバーが接触しない構造のままだった。寸法上の設計変更はなされていないことが分かる。

次に、素材の改善の可能性があるかも知れない。スプリングピンによる応力への耐性が向上している可能性だ。ヒンジに刻印されている PC+10%GF は以前から変わっていないので、あまり期待できない。しかし、しばらく様子を見て簡単に破損しないようなら、改善の可能性ありということだ。


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Dell Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設

2023/01/29




DELL Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設

2018年12月に購入したときは、ビジネスユースとしてもかなり高性能であった。しかしその後メモリ不足エラーの発生が見られるようになった。常駐プロセスを極力削減するなどで対応しているが、メモリ増設により根本解決を試みた。

スペック 
  • CPU: Intel Core i7 8565U (第8世代 Whisky Lake-U - 4 Core / 8 Thread - 1.8GHz、boost 4.6GHz)
  • 内蔵GPU: Intel UHD Graphics 620 / NVIDIA GeForce MX150 (2GB)
  • Memory: 8GB, DDR4
  • Storage: 128GB M.2 PCIe NVMe SDD (システム) + 1TB HDD 5400rpm (ストレージ)
  • Display: 14 inch IPS, 1920 x 1080 (Full HD)
  • OS: Windows 10 Home
  • ディスプレイ: 14インチ
システムは M.2 SDD で速く、1TB HDDも付いている。2018年の購入時は、メモリ8GBはビジネス用途では特に問題なかった。CPUは第8世代 Core i7 Whisky Lake-U で、購入当時はビジネス用途としては十分のミドルクラスのPCだった。
 
Inspiron 5480_2




メモリの増設

ベースカバーを外す
ベースカバーを外したところ...
Inside_5480

メモリスロットの左側には SK Hynix の DDR4-2666 (SODIMM) 8GB が入ってた。

Free_Slot

右側が空いている。ここにもう一つ 8GB のメモリを増設したら16GBになる。


今回増設するメモリ
Dell Inspiron 14-5480 は、8世代の Core i CPUの場合は DDR4-2666 を使っても 2400 MHzになりますが、最初に刺さっているメモリが 2666 MHz なので、CFD販売の DDR4-2666 (SODIMM) 8GB を増設することにした。

CFD_Memory

無期限保証とか相性保証付き(1ヶ月以内) などと CFD SELECTION のサービスが提供されているようだが、実際どのようなサポートになるのか興味があるので、もし使えなかったら連絡してみようと思った。

残念ながら使えてしまった。

ところで、SATA 1TB HDD が接続している SATAコネクタは、基板に直接取り付けてあるのではなく、基板からケーブルが出ていて、それにコネクタが付いている。SATAの代わりになる PCIe M.2 コネクタを探してみたが見つからない。

一方、現在システムドライブの 128GB の PCIe M.2 SSD 2030タイプの接続は、固定プレートを移動させて 2280タイプも取り付け可能になっていた。


 16GBメモリの認識
16GB メモリが認識されている。
System_Memory

最初から使われている DRAM は SK Hynix で、増設したCDF販売のメモリのDRAMも SK Hynix と偶然メーカーが同じであった。

SPD_1  SPD_2

デュアルチャンネルになったので、アクセス速度の向上も期待できる。



16GBメモリの効果

増設後の体感
最初に感じたのは、Microsoft Excel や PowerPoint の起動が明らかに速くなったという点が。そのほかのソフトウェアの起動も速くなった。

ベンチマークを調べて見た。

 ドラクエ X ベンチ
DraQue_8GB_RAMDraQue_16GB_RAM
8GBメモリ16GB メモリ

メモリ増設による高速化の好影響が見られた。


CINEBENCH R15
Cinebench_R15_8GBCinebench_R15_16GB
8GBメモリ16GBメモリ

CINEBENCH R15 はCPUの性能が大きく反映されるので、メモリ増設の影響は殆ど無い結果となった。


PCMark 10 
PCMark10_ALL_8GBPCMark10_ALL_16GB
8GBメモリ16GBメモリ

PCMark 10 はビジネスユースでの性能評価に向いている。総合成績ではメモリ増設の効果が見られた。

8GBメモリPCMark10_DETAILED_8GB

16GBメモリPCMark10_DETAILED_16GB

特に、スプレッドシートや入力(書き込み)でメモリ増設するとスコアが向上している。




次は、PCIe M.2 SSD を現在の 128GB から 500GB や 1TB に換装してみたいと思っている。


何かあれば、追記します。


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番外編 - DELL Inspiron 14-5480 Platinum の特徴と不具合解消

2019/01/02
 追記・更新 2019/03/24
追記・更新 2021/08/18
追記・更新 2021/08/12
追記・更新 2021/08/30
追記・更新 2021/09/27
追記・更新 2021/11/24
追記・更新 2022/10/18
追記・更新 2023/01/29

▶ 2023/01/29: ベースカバーの交換とバッテリ充電モードの変更、SupportAssist メモリ使用量の肥大化
▶ 2022/10/18: Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消
▶ 2022/10/08: Windows10 スタートメニューの Windowsシステムツールの修復
▶ 2021/08/18:
バッテリー、ボトムケース、キーボード一体型パームレストを契約内無償交換
▶ 2021/08/21: PCを最初に購入した時のバッテリーが最初から劣化していた可能性が見つかった
▶ 2021/08/30:
 電源スイッチとスピーカーを契約内無償交換
▶ 2021/09/27: パームレスト一体型のキーボードを契約内無償交換
▶ 2021/11/24 CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果を入れ忘れていたので追記




DELL Inspiron 14-5480 Platinum - コストパフォーマンスが良い


このPCには大変満足している。

毎日持ち運ぶのが全く苦にならず、とてもキビキビ動作するモバイルパソコンといえる。なによりもデフォルトのディスプレイ設定(150%推奨)で老眼にとても優しく見やすい (私にはこれが最大の購入動機だった)。老眼でなければ 100% 設定にすれば Full HDの画面を広く使える。



Inspiron 14-5480 Platinum については、以下のサイトがとても良い参考になる。
  1. パソコン納得購入ガイド - 使いやすくて高パフォーマンスな14インチ標準ノート DELL Inspiron 14 5000 (Inspiron 14 5480) レビュー
  2. 【Whisky Lake】アルミ天板と狭額画面のスタイリッシュ!14インチノート DELL Inspiron 14 5000 (5480) レビュー
  3. 【Whisky Lake】アルミ天板と狭額画面のスタイリッシュ!14インチノート Inspiron 14 (5480) の2機目レビュー プラチナシルバー
  4. PROTOTYPE - Dell Inspiron 14 3000 (5480) のレビュー GeFOrce MX150搭載も選べる!スリムベゼル採用の14型ノートパソコン
これら記事を踏まえて、一般的なレビュー記事で取り上げられていない項目を中心に、実際に使いながら細かい仕様や長期間(4年程度)使用時に発生する様々なトラブルや問題への対処についても、今後追記してゆく。私の個人的事情も多少含まれるが、備忘録の意味もあるのでご容赦頂きたい。



目 次

 ● モバイル用としての14インチPC
 ● プレインストール - Microsoft Office の問題
 ● Outlook365 - 添付ファイル付きメールがタイムアウトで送信できない [解決] 
 ● プレインストール - PDF編集ソフトウェア

 ● 画面サイズと表示サイズ
 ● サイズと重量の比較 (カタログ値)
 ● ストレージの比較
 ● HDDアクセスの比較
 ● CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果
 ● アクセスモニタLED

 ● 電源モニタLED
 ● 電源をオフにするとLEDは "電源モニタ" に自動切替え
 
 ● バッテリー駆動時間
 ● ファンクションロック (ファンクションキーの切り替え)
 ● Bluetoothマウスが時々動かなくなる [2019/02/01 更新]
 ● Bluetooth 5 対応 (4.2ではなかった)
[2019/03/25 追加]
 ● PC起動のインジケーター

 ● 回復ドライブ
 ● アルミ天板奥の角 (2カ所) の変形の心配 [2019/02/01 追加]
 ● アクセサリ - ぴったりサイズのインナーバッグ
 [2019/03/24 追記修正]
 ● バッテリー交換 - 新品時に劣化していた可能性 [2021/08/21]
 ● ベースカバー / パームレストとキーボードアセンブリの交換 [2021/08/18-09/27]
 ● Windows10 スタートメニューのWindowsシステムツールの修復
 ● Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消 
 ● 割れたベースカバーの交換再び - プレミアサポートの効用 [2022/12/08 - 2022/12/22]
 ● バッテリー交換と充電モードの変更 [2022/11/05 - 2023/01/29]
 ● SupportAssist メモリ使用量の肥大化 [2023/01/29]



モバイル用途としての 14インチPC

ほぼ毎日ノートPCを持ち歩いて使っているが、11.6インチPCの画面では、フォントやアイコンなどすべてが小さく感じて、長時間見ているとピントが合わなくなるくらい目が疲れることもあった。

一方、自宅などで17インチの液晶パネルにつないで使っているときは、小さくて見づらいこともなく、目の疲れもほとんど感じない。そこで、より大きな液晶を搭載しつつ、軽量コンパクトなノートPC を探していた。

そして、液晶回りの縁を狭く作ることで横幅と奥行きを小さくした 14インチの液晶を搭載し、持ち歩き可能な薄型軽量の製品 DELL Inspiron 14-5480 Platinum を入手した。実際に使ってみて気づいたこと、取説に書かれていない仕様、モバイル機としての利便性 (現在持ち運び用として使っている DELL Inspiron 11-3148 2in1 (11.6インチ) が比較対象) と使いこなし情報、などを紹介する。

DELL Inspiron 11-3148 2in1 (11.6インチ) を使い始めて4年目に入っているが、タブレットとしても使えるのが気に入っている。長期間利用しているこの機種に関する記事は、Dell Inspiron 11-3148 (2in1) の」特徴と不具合解消 (Dellのサポート) に不具合解消に関して追記を継続している。

タブレットとしても使えるのが気に入っており、とことん使うつもりだ。

DELL Inspiron 14-5480 Platinum - 今回購入した14インチPC

少し大きめのディスプレイにして老眼でも見やすくするのが最優先事項。14インチを選択した。しかも毎日持ち運んで使えるように、軽量コンパクトであることも重要なポイント。そこで Inspiron 14-5480 Platinum を選択。今使っている11.6インチPCよりは、幅と奥行きは少し増えるが、逆に薄い! 重量は殆ど変わらない。
  • CPU: Intel Core i7 8565U (第8世代 Whisky Lake-U - 4 Core / 8 Thread - 1.8GHz、boost 4.6GHz)
  • 内蔵GPU: Intel UHD Graphics 620 / NVIDIA GeForce MX150 (2GB)
  • Memory: 8GB, DDR4
  • Storage: 128GB M.2 PCIe NVMe SDD (システム) + 1TB HDD 5400rpm (ストレージ)
  • Display: 14 inch IPS, 1920 x 1080 (Full HD)
  • OS: Windows 10 Home
システムは SDD で爆速、1TB HDDもストレージとして使えるのはありがたい。メモリも倍の8GBになりスピードアップ。CPUも第8世代 Core i7 Whisky Lake-U で大幅パワーアップ。まさにミドルクラスのPCだ。DELLのサイトで調べてみると、元々コストパフォーマンスが良い上に、年末セールの値引きもあり、3年前入手したローコストPCである Inspiron 11-3148 2-in-1 (11.6インチ、Office Home & Business 付き) と Office無しの Inspiron 14-5480 Platinum が保守サービス契約付きでほぼ同じ費用で、別途アマゾンで購入した Office Home & Business の費用が今回余計に必要だった。

DELLの保守サービス契約はレベルが高くて気に入っているので、今回は最初から「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。さらに容量低下したバッテリーを新品に交換できる「2-3年目バッテリー保証延長サービス」(¥5,900)も追加した。2~3年目で新品のバッテリーに交換できるのはチョットお得かもしれない。

Inspiron 5480 
Inspiron 5480_2


外観は、価格の割には高級感があり、MacBook に近い丸みを帯びた上品なデザインだ。

<目次に戻る>



プレインストール - Microsoft Office の問題

Officeの製品構成はちょっとわかりにくい。
3年前に 11.6インチPC - Inspiron 11-3148 を注文した時は、Microsoft Orrice 2016 Home & Business Premium というパッケージのプレインストールを選択した。これは、最初の1年は 「Office 2018 Home & Business」として利用でき、2年目以降は 「Office 365 Business」として最新バージョンへのアップデートが永続的に可能、ただしプレインストールしたPCが使える限り利用可能、というものだった。このパッケージのキーワードは Premium だ。

今回 DELLの公式サイトでの Microsoft Office のオプション表示は、以下のようになっていた。

Office 

左側の画像に "Office Home & Business Premium" とあるので、Premium 版だと思ったが、右側の選択ガイドには Premiumという表記が無い。DELLに確認したところ、現在は Premium 版は販売しておらず、Office 2016 (永続ライセンス版) のPersonal、Home & Business、Professional の3パッケージのみだとわかった。DELLは、Web表示の画像に誤りがあったことを認めた。

現在は以下のように改められている。

Office_revised 


この誤記で、知らずに影響を受けたユーザーはどれほどいるのだろうか?

私は、Officeバンドル無しで注文し、別途Amazonで Office 365 SOLO を購入した。

<目次に戻る>

Outlook365の異常 - 添付ファイル付きメールがタイムアウトで送信できない

[2019/01/15 追記]
このPCに最初にインストールしたのが Office 365 Solo だ。このOffice はPCへのバンドル版ではなくて、個別にAmazonから購入したものだ。

Office 365 Solo に含まれている Outlook 365 を使い始めて10日ほど経った頃、添付ファイルがあるメッセージが殆ど送れなくなった。送信できたとしても添付ファイルが壊れてしまう。正常動作していた時から異常が見られるまでの期間、新たにインストールしたソフトウェアは無い。但し電源管理や不要なスタートアップやサービスを無効化するなどの、環境設定の調整は行った。Dell 提供の SupportAssist も実行した。

Microsoft の Officeサポートのアドバイスをもらいながら、様々なチェックを行い、最終的には 新しいWindowsアカウントを作り、そこへOffice365を再インスト-ルしたが、それでも解決しなかった。唯一貢献してくれたのは、メールが送れない時のエラー番号の意味がわかったことだ。メール送信のタイムアウトが原因だという。結論として、Outolook 365 単体の問題ではなくパソコン側の問題だという。他社製品が要因だと見事に(?)切り分けてくれた。

そこで、Dellカスタマーサポートに連絡をしたが、このような事例はデータベースには無く、いくつかの対策を試したが解決しなかった。ハードウェアには問題が無いことも念のため確認。Dellカスタマーサポートは、Windowsに本当に原因があるかどうかわからないのに親切に対応してくれ、Microsoft の2人の担当よりも明らかにスキルが高かった。Dellマスタマーサポートの人と色々話しをしているうちに、1つひらめいたので、それを実行したら見事解決した。要するに他のインストールプログラムが何らかの干渉を起こしているのなら、一時的にそのサービスを停止させてみれば問題解決するはず...というもの。Dellカスタマーサポートの方が嫌がらずに相談に乗ってくれて色々な会話ができたのが、この方法を思いついた一因だ。

左下のスタートアイコンを右クリックし、"ファイル名を指定して実行(R)" をクリック。現れるダイアログで msconfig と入力し [OK] クリック。現れた "システム構成" ダイアログで、[サービス] タブを選び、"Microsoft のサービスをすべて隠す(H)" にチェックする。ここで [すべて無効] ボタンをクリックしてPCを再起動。

すると、問題は解決。つまり添付ファイル付きメッセージが問題なく送信できるようになり、受信した添付ファイルが壊れることも無くなった。Dellカスタマーサポートの担当者に感謝したい。

あとは、すべて無効にしたサービスを1つづつ戻しながら、どのサービス/ソフトウェアが原因だったのかを調べた。結果として、いずれのサービスもソフトウェアも問題にならないことがわかった。明確な原因は不明だが、考えられるのは、SupportAssistの "パフォーマンスの調整""ネットワークの最適化" が遠因かもしれないが、ピンポイントで原因は不明のまま。"パフォーマンスの調整" を実行すると HID準拠マウスのデバイスドライバの設定が勝手に変更され、"ネットワークの調整" を実行すると Blurtoothのデイバイスドライバの設定が変更されることは分かっている。何をどう調整するかわからないこれらの機能は、使うべきではない。この経験から、濡れ衣かも知れないが SupportAssist を容疑者に入れ、気長に調査中だ 。 

回復を実行して工場出荷状態に戻さずに済んで、助かった。

[2021/08/18 追記]
購入してから2年8ヶ月経ったが、Support Assist は頻繁にアップデートされる。アップデートの結果、どのタイミングがはわからないが、上記の問題は解消されている。

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プレインストール - PDF編集ソフトウェア [2019/01/04 追記]

個人的にはPDF編集ソフトウェアは必須なので、これまで色々なものを使っている。中でも Foxit PhantomPDF は良さそうだと思っていたが普通に購入すると結構高価だ。ところが、今回DELLのサイトで Foxit PhantomPDF スタンダードが、¥3,600 でプレインストール可能なのを見つけた。このPCを使い続ける限りこの価格で使い続けられるので、プレインストールを選択した。

[2021/08/18 追記]
購入してから2年8ヶ月経過し Foxit PhantomPDF スタンダードは、セキュリティの高いPDF作成にとても役立っている。コスパの良い選択だったと思う。

<目次に戻る>

画面サイズと表示サイズ

14インチと11.6インチの画面サイズは、下の写真のように劇的な違いはない。

しかし、液晶の解像度は大きく異なる。14インチ液晶の解像度は 1920 x 1080 、比較対象の11.6インチ液晶は 1366 x 768 となっている。そして、スタートメニューから [設定] - [デイスプレイ]「拡大縮小とレイアウト」のデフォルトは、14インチ液晶は 150% (推奨) となっていて、一方 11.6インチ液晶は 100% になっている。つまりフォントやアイコンが150%大きくなったわけだ。
 LCD_Comparison 
表示サイズの増加(ほぼ150%)は、とても良い。第一の目的は達成だ。

<目次に戻る>

サイズと重量の比較 (カタログ値)

モデル名Inspiron 11-3148Inspiron 14-5480
ディスプレイサイズ11.6インチ14インチ
292 mm324 mm (32 mm 増)
奥行き196 mm232 mm (36 mm 増)
厚み20.8 mm18.77 ~ 19.1 mm
重量1.55 Kg1.48 Kg (実測 1.575 Kg)

カタログ値での比較から、14インチPCの重量と厚みは減っている。幅と奥行きは増えているが、下の写真のようにそれほど大きな増加ではない。結論として14インチの Inspiron 14-5480 は持ち歩きには全く問題ない。

[2019/01/07 追記]
表示精度の良いハカリで重量を量ってみると 1.575 Kg だった。Inspiron 11-3148 に比べて 25g 程度の僅かな増加だ。

Size_COmparison 
14インチPCの上に 11.6インチPCを重ねた。幅と奥行きはこの程度の違いしかなく、14インチPCでも十分持ち歩ける。

Thickness_Comparison 
左の14インチPCの方が、右の 11.6インチPC よりもむしろ薄い。

Inspiron 11-3148 (11.6インチ) がモバイルPCなら、Inspiron 14-5480 も十分モバイルPCとして使える。

<目次に戻る>

ストレージの比較

11.6インチPC (Inspiron 11-3148) は 500GB HDD 搭載。
一方、14インチPC (Inspiron 14-5480) はハイブリッドストレージで、システム (Cドライブ)が 128 GB SSD、Dドライブが 1 TB HDD の構成だ。SSDのシステムドライブに、ソフトウェアをインストールすれば、Windows起動や各種ソフトウェアの動作がとても速くなる。さらにデータは 1 TB のHDDに余裕をもって保存できる。
ハイブリッドドライブ
Windowsの起動に15秒程度、Outlook、Excel、Word、PowerPoint、Visual Studio 2017 などの起動が5秒程度と、劇的に速くなった。

<目次に戻る>

HDDアクセスの比較

HDDのベンチマークソフト CrystalDiskMark でHDDアクセスを調べた。

Inspiron 11-3148 (500GB HDD 5400 rpm) は、100GB程度の空き領域で、以下の結果。 
Inspiron3148 HDD 

一方、Inspiron 14-5480 Platinum は、システム (Cドライブ) SSD の空き領域が 48 GB、Dドライブ HDD の空き領域が 700 GB程度の状態で、調べた結果は以下のようになった。

CrystalDiskMark6-C_2 CrystalDiskMark6-D 

SSDのシステムドライブの速さが際立っていることがわかる。
<目次に戻る>



CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果 [2021/11/24 追記]

マルチコア性能を計測する CHINEBENCH R15 で調べて見た。

CHINEBENCH_HI_Result

CPU は 639 と本格的にゲームを楽しむのでなければ、十分な性能だ。
計測はやっていたが、記事に入れるのを忘れていたので追記した。
<目次に戻る>




アクセスモニタLED

11.6インチPC - Inspiron 11-3148 2-in-1 は、 くるっと折りたたんでタブレットとしても使える仕様のためか、ドライブへのアクセスモニタとしてのLED点滅機能が無い。唯一搭載されているインジケータLEDは電源状況を知らせるものだ。

PCが固まってしまったとき、ドライブへのアクセスモニタとしてのLEDが点滅していれば、単に遅いだけでもう少し待って様子をみようといった判断ができる。固まってしまった時にこの確認ができないのは不便だった。

Access_LED.png 

14インチPC - Inspiron 14-5480 Platinum のインジケータLEDは電源プラグの横にあり、ドライブアクセス確認用と電源状況確認用を切りかえて使える。[Fn] + [H] で切り替える。現在設定されているモードは、実際の動作で確認するしかない。
ドライブアクセスモニタは、SSD (Cドライブ)、HDD (Dドライブ) の双方の状況を示す。

<目次に戻る>

電源モニタLED

電源モニタでのLED動作は、
・白色に点灯: ACアダプタに接続して充電中
・橙色に点灯: バッテリ残量が非常に少ない
・消灯   : 上記以外の状態


電源をオフにすると LEDは "電源モニタ" に自動切替え

LED表示は、[Fn] + [H] で ドライブへの "アクセスモニタ" と "電源モニタ" の切り替えができる。
ところが、"アクセスモニタ" に設定していても、電源をオフ (スリープ、休止状態、シャットダウン、再起動) を実行すると、自動的に "電源モニタ" に切り替わる。

電源モニタの動作
・白色に点灯: 充電中(ACアダプタ接続中)
・橙色に点灯: バッテリ残量が少ない
・消灯: 上記以外の状態

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バッテリー駆動時間

実際のバッテリー駆動時間は、最も電力消費を抑えた"最大のバッテリ残量"のモードで、満充電 (100%) からバッテリー残量6% になるまで 7時間40分ほどであった。画面の明るさ50&で、動画再生はせず、メール、Webサイト閲覧、Excel、Word、ホームページビルダーでのWebサイト作成など、一般的な事務仕事に近い作業を行い、動画視聴、動画編集といった重い作業は無しの条件。実用的にはかなり役立つレベルだ。

Amazon Prime Video をWiFiでストリーミング再生した時は、同じ条件下で満充電からバッテリー残量 6%まで、4時間30分程度であった。

<目次に戻る>


ファンクションロック (ファンクションキーの切り替え)

[F1] から [F12] までのファンクションキーは、そのまま押した時と [Fn] との同時押しの時の機能の優先度の切り替えができる。[Fn] + [ESC] で切り替えでき、トグル動作である。現在設定されているモードは、実際の動作で確認するしかない。なおファンクションロックは、モビリティーセンタでは設定できない。

<目次に戻る>

Bluetoothマウスが時々動かなくなる [2019/02/01 更新]

これは、Blurtoothコントロールのデバイスドライバにある節電機能の悪影響だ。

スタートメニューを右クリックし、メニューから "デバイスマネージャー (M)" を起動し、"ヒューマン インターフェース デバイス" を展開し、"Bluetooth 低エネルギーGATT対応HIDデバイス" を右クリックして [プロパティー] を開く。

デバイスマネージャ3  Bluetooth 低エネルギーHID  

開いたプロパティの [電源の管理] タブを選び、"電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)" のチェックを外す。

試行錯誤の結果、この1カ所の設定変更のみで問題解消できると思われる。まだ問題がある場合や、さらに何かわかればアップデートしようと思う。

<目次に戻る>

Bluetooth 5 対応 (4.2 ではなかった) [2019/03/24 追加]

すいラボ のけんさんの記事で、Inspiron 5480 は Bluetooth 5 に対応していると書かれていた。

この記事では、Bluetooth Version Finder v1 というアプリが紹介されていたので、早速ダウンロードしてインストールした。
実行すると、以下のようになって、Bluetooth 5 だと分かる。
BluetoothVersionFinder 

さて、このダウンロードサイトには丁寧な説明があり、Bluetoothバージョンはデバイスマネージャで確認できると解説している。
Inspiron 14-5480 Platinum の場合は、デバイスマネージャで "Bluetooth" - "インテル(R) ワイヤレス Bluetooth(R)" を選びプロパティを表示し、[詳細設定] タブを開くと、ファームウェアバージョンが 「HCI 9.256 / LMP 9.256」となっいてる。

このダウンロードサイトの説明では、以下のような LMPバージョンの一覧があり、

LMP 9.x – Bluetooth 5.0
LMP 8.x – Bluetooth 4.2
LMP 7.x – Bluetooth 4.1
LMP 6.x – Bluetooth 4.0
LMP 5.x – Bluetooth 3.0 + HS
LMP 4.x – Bluetooth 2.1 + EDR
LMP 3.x – Bluetooth 2.0 + EDR
LMP 2.x – Bluetooth 1.2
LMP 1.x – Bluetooth 1.1
LMP 0.x – Bluetooth 1.0b

このリストからも、LMP 9.x だから BLuetooth 5.0 だと分かる。Bluetooth Version Finder はこのリストから判定しているのだろう。

Bluetooth 5 は 4.2 に比べて規格上ではあるが、通信可能エリアが4倍、通信速度 1Mbpsから2Mbpsへ2倍に増えるとのこと。
BluetoothスピーカーやBluetoothマウスでは、狭い我が家では大きな違いを感じないが、消費電力が大幅に低減された点はバッテリ駆動で使う時には良い影響があるかも知れない。今後対応機器が出てくる中で Ver 5 対応は役に立つだろう。

ところで、すいラボ は、ご夫婦で共通の趣味をコアにして互いにクロスオーバーして一緒に楽しんで居られる様子がうかがえて、楽しさが伝わってくるサイトなので、ここで紹介したい。当ブログのリンクにも追加した。

<目次に戻る>


PC起動のインジケータ [2019/01/05 追記]

PCが起動するとき、[CapsLock]キーにだけある白色LEDが点灯し、しばらくして消える。
CapsLock 
本来は、[SHIFT]+[CapsLock]を押せばこのLEDが点灯するが、PC起動時の点灯は隠し機能といえる。
スタートメニューからPCの電源を切る際に、シャットダウンシャットダウンを選ぶと、PCの状態を保存してから電源を切るので、ある程度の時間がかかる。すぐに起動したくなって、電源ボタンを押してもしばらくは起動できず焦ることがあるかも知れない。特に Inspiron 14-5480 の電源ボタンは深く押す必要があるので、押し直すこともよくある。こんな時はPC起動時の[CapsLock]のLED点灯はありがたい。

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回復ドライブ [2019/01/05 追記]

Inspiron 14-5480 の回復ドライブには 19.3 GB 必要だ。

回復ドライブには 16 GB 以上必要となっているので、回復ドライブ用に 16 GB のUSBフラッシュドライブを使うと容量が足りず回復ドライブ作成に失敗する。32 GB のUSBドライブ(メモリ) が必要になる。

なお、書き込み速度の速いものを使うと良い。SanDisk の Ultra Fit 32 GB は、¥1,000 以下で高速書き込みできるので、50分程度で回復ドライブが作成できた。


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アルミ天板の奥の角 (2カ所) の変形の可能性 - 心配なし [2019/02/01 追記]

天板をたたんだ状態で持ち運ぶのが普通だろう。私は以下で紹介しているインナーケースにPCを収納した上で、カバンに入れている。最大の問題が満員電車で圧迫される可能性が高いことだ。

天板の内側には、厚み2.5 mm で黒いプラスチック部材 (液晶の額縁) があるが、天板の奥の2カ所の角には黒いプラスチック材が薄く、パームレスト面との間 (2.5mm) には何も無い。
Space2 

この部分が強い力で圧迫されると、曲がる可能性が心配される。実際に手で少し力をかけるとたわむ。設計時点である程度の強度を持たせる配慮はあるかも知れないが、注意しつつ、見守ってゆく。何があれば追記する。

[2021/08/18 追記]
干渉機能のあるインナーバッグに入れて、満員電車に揉まれて毎日持ち歩いている。購入から2年8ヶ月経ったが、特に問題はない。杞憂であったようだ。

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アクセサリ - ぴったりサイズのインナーケース [2019/03/24 追記修正]

PC_Sleeve毎日持ち歩くためには、インナースリーブに納めてからビジネスバッグに入れている。Inspiron 5480 Platinum に合うぴったりサイズのものがアマゾンで見つかった。
Voova 13-13.5インチ パソコンバック 衝撃吸収 ラップトップ スリーブ 防水  ノートパソコン 持ち歩き 通勤 PC収納ンナーケース ... 

まるで専用ケースのようなフィット感だ。

なお、Amazonでのレビューでは、持ち手が取れやすいという内容が見られる。私のようにインナーケースとして使うには全く問題ない。持ち歩きには別のバッグを使うと良いだろう。

私はこのサイズでブラックを購入したが、今はブラックは無くグレーかレッドしか無い。これだけフィットするものは珍しいので、早めに調達すると良いかも知れない。[2019/03/24]

[2021/08/18 追記]
通勤用リュックに入れて毎日持ち歩いている。リュックには縦方向に入れており、取り出すとき取っ手を使わないようにしているが、それでも手が取っ手に引っかかって、取っ手を引っ張ることもある。購入してから2年5ヶ月経ったが取っ手はまだ無事だ。

むしろこのインナーを購入してから1年8ヶ月で、ポケットのファスナーと周囲のファスナーの2つの引き手の金具が割れて外れてしまった。そこで、アマゾンで下記を購入して修理した。修理してから現在で1年経つが問題なく使えている。



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バッテリーの交換 - 新品時に劣化していた可能性 [2021/08/18 追記]
購入してから2年も経つとバッテリーがかなり劣化してくる。2年半もすれば "最大のバッテリー残量" の設定にしても2~3時間くらいしか保たなくなった。

Windows 10 には電源管理のユーティリティ - Powercfg.exe が備わっており、その中の batteryreport 機能を使うと、Windows を使い始めてから現在までのバッテリーの満充電容量の記録や現在の満充電容量、つまりバッテリー劣化の状況が定量的にわかる。

管理者モードでコマンドプロンプトか Power shell を起動し、powercfg/batteryreport と入力して Enter キーを押すと各種電源状態を記録した html ファイル (battery-report.html) を生成する。

BatteryReport_Comd

生成された battery-report.html の中にある Battery capacity history には、このPCで windows10 をアクティベートしてから現在までのバッテリー満充電容量の変化が1週間単位で示される。その結果をグラフにしてみると、劣化が大きく進んだタイミングがわかり、何かやっちまったのか反省する材料が見えるかも知れない。心当たりがあれば今後の参考になりそうだ。

Battery_Dereriortion

購入時に比べて満充電の容量が 40% 程度に低下している。容量が40% になると 駆動時間が 40% になるわけではなく、"最大のバッテリー残量" に設定しても2~3時間しか保たないことがよくわかった。

=====

さて、購入時に、「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。さらに容量低下したバッテリーを新品に交換できる「2-3年目バッテリー保証延長サービス」(¥5,900)も追加した。そこで、2年8ヶ月経ったところで、オンサイトサービスを利用して無料でのバッテリー交換作業をお願いした。

DELLのオンサイトサービスでは、先ずDELLのテクニカルサポートと話をして、作業に必要な部材を決定してもらい、その部材の発送日が決まったところで、DELLと契約しているサービス会社の技術者の来訪日時を調整。そして実際に作業に来てくれる段取りになっている。

交換して取り出した古いバッテリーパックをみると、42 Wh とある。
Old_Battery

交換後、batteryreport を取得すると、Installed batteries に表示されている満充電容量は下記のようになっており、100% になっていることが確認できた。
- DESIGN CAPACITY - 新品時の充電容量: 41,998 mWh
- FULL CARGE CAPACITY - 満充電時の充電容量: 41,998 mWh
※ ほぼ 42 Wh になっているのでOK!

Installed_Batteries

======

[2021/08/21 追記]
ところで、battery-report.html の中にある Battery capacity history を見ると気になる点が見つかった。
 
Battery capacity history_1
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
Battery capacity history_2

2018-12-31 つまり購入してWindows 10 をアクティベートした少しあとの FULL CHARGE CAPACITY39,900 mWh で、DESIGN CAPACtY41,999 mWh となっている。つまり新品のバッテリーが既に劣化していた可能性が考えられる。

そして、バッテリー交換後の 2021-08-192021-08-20 のデータを見ると FULL CHARGE CAPACITY41,998 mWh となっており、DESIGN CAPACITY も同じ 41,998 mWh となっている。つまりこのレポートの出力は、新品のバッテリーは 両方とも同じ値を示すことが確認できた。ということは、やはりこのPC購入時に付いていたバッテリーは劣化していた可能性が濃厚である。その劣化は 新品状態の 95% であった計算になり、5% も劣化していたわけだ。

今後PCを購入した場合は、必ずバッテリーの状態をチェックすべきだ。

そこで、powercfg.exe のレポート機能を簡単に使えるように、バッチファイルを作った。
PowerCfg.zip のダウンロード

解凍して得られる PowerCfg.bat を右クリックして "管理者として実行(A)" を選んで実行する。

すると、"続行するには何かキーを押してください..." と表示するので、終了したいときはウィンドウを閉じる (画面の右上の [X] をクリック)。

続行すると、battery-report.html がデスクトップに作成される。

続いて ”電源効率の診断レポート" を作成するが、ここで中断したい場合はウィンドウを閉じます。
60秒ほど待つと デスクトップに energy-report.html が作成される。
ここでエラーレポートも表示されるが、電源接続のとき所定時間でスリープモードにしない設定をしており、これをエラーとして表示しているようで、私の場合は問題のあるエラーでないので無視している。このレポートはよくわからない点も多いが、何かのときに役立つかも知れない。

それぞれのレポ-ト作成時のタイムスタンプも表示するようにしているので、この情報を参考にしてレポート html のフィアル名を変更して履歴として保存できる (私はそのようにしている)。

=====

タスクバーの右に表示されるバッテリーアイコンをクリックして表示される "残りの駆動時間" は、状況に応じて変化する。起動直後やバッテリーを使う作業の直後は残り時間が短くなる。直前の状況に応じて計算していると思われる。

バッテリー交換後、"最大のバッテリー残量" の設定だと、残り駆動時間は11時間20分程度になった。"より良いバッテリー” の設定だと7時間30分程度になった。購入した直後がどうだったのかよく覚えていないが、外出して半日程度は使えそうだ。

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ベースカバー / パームレストとキーボードアセンブリの交換 [2021/08/18 - 09/27]

このPCを車に乗せて運転中、飛び出してきた車を避けるために急ブレーキをかけたら、車の席に置いていたPCの入ったかばんが車の床に激突し ベースカバーの複数箇所が完全に断裂しているワレが発生してしまった。

Right_RJ45_2 Left_USB_1

Right_Bottom

このPC購入時に「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。アクシデンタルダメージは、このような事故による破損の修理に使える。これは一種の掛け捨て保険で、一度使うと1年間は使えないので、適用するかどうかは状況を考えて決める必要がある。今回はアクシデンタルダメージの保険を使うことにした。

ワレが発生したベースカバーの交換が主な内容だ。しかし DELL は、実際にバラして細かく調べないとわからない損傷がパームレストとキーボードアセンブリ (キーボードはパームレストと一体なのでまとめて交換) にも発生している可能性を想定して、パームレストとキーボードアセンブリも交換の対象となった。

今回作業をしてくれた技術者は、ベースカバーに貼ってある銘板(サービスタグやエクスプレスコードが記載されている)とパームレストに貼ってある intel と GEFORCEの小さなステッカーをドライヤーを使ってきれいに移植してくれた。張り直したとは思えない仕上がりになった。

ところで、今回の修理で内部を開けてみて判明したのは、電源ボタンのプラスチック部品の裏側が折れて破損していたこと、さらにスピーカーとベースカバーの間にあるべきシリコンゴム製のクッションが最初から欠損していたこともわかった。そこで、電源ボタンとスピーカーの交換を2回目のオンサイトサービスで行うことになった。

=====

さて、キーボード交換したPCをしばらく使っていると、交換したキーボードの左[SHIFT]キーがキー押下の取りこぼしが発生することが判った。そしてよく見るとキートップが変形していて、中央部が膨らんでいることに気がついた。取りこぼしの問題がなければ気づかないほどの微妙な変形だ。

SHIFT_key_deformation

そこで、2回目のオンサイトサービスの際にキーボード交換も合わせて実施することになった。

[2021/08/30 追記]
2回目のオンサイトサービスで、電源スイッチとスピーカーの交換作業が終了。
交換前のスイッチはメッキが剥げかけていたので、新品になって気持ちが良い。
PWR_SW_Old PWR_SW_New2

ところで、キーボードの交換も予定されていたが、送られてきたキーボード部品が組付け不能品であった。元々のPCには、パームレストにキーボードが溶着した一体品が使われていたのだが、パームレストとキーボードが分離していて、これらを組み付ける前提の部材が用意されていた。適合する部材の手配に失敗したようで、修理は不可能であった。

そこで、キーボード交換は次の3回目のオンサイトサービスに持ち越しとなった。

=====

[2021/09/27 追記]
2回目のオンサイトサービスの後、今回の3回目のオンサイトサービスまで1ヶ月近く経った。Inspiron 5480 には多くのマイナーバージョンがあり、私のPCに適合するキーボードの確定作業に苦労したというDELL側の事情があり、さらに最近の半導体や各種部材不足の影響を受けて、適性な交換部材の確保に手間取ったようだ。

3回目のインサイトサービスでは、キーボードと一体になったパームレストを交換することになり、無事作業が終了。[SHIFT]キーの取りこぼしの問題が解消した。

なお、intel と GEFORCE の小さなステッカを今回もきれいに張り替えてくれた。

一連の修理の申し込みから完了するまで1ヶ月以上の時間を要したが、その間PC自体を使うことはできた ([SHIFT] キーの取りこぼしはあったが、なんとかできる範囲であった) ので、それほどストレスを感じることはなかった。

今回の一連の修理を経験して改めて言えることだが、DELLのPCを購入する際には必ず有償サポート契約を結ぶべきである。サポート契約に入ったとしても、他メーカーよりもトータルコストは抑えられるものが多いと言える。これが DELL のビジネスモデルであると理解すると良いと思う。

結果として、購入してから2年9ヶ月経って、PCのフタ(液晶部分)とスライドパッド以外の外観は、全てきれいな部品に置き換えられたので、改めて愛着が湧いてきた。

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割れたベースカバーの交換再び - プレミアサポートの効用 [2022/12/08 - 2022/12/12]

ベースカバーの割行っている行っている。今回同じ部分で割れが再発した。

2022_Dec_Crack_Again

今回の割れ発生は、前回とどうようにこのPCを入れたかばんが車の席から床へ落ちたことによる。
この部位が衝撃に弱いことが、これで明らかになった。

前回は、アクシデンタル・ダメージを無償で修理するサービスを使ったが、使ってから10ヶ月以内は再び使えない (保険のようなものだ)。今回は10ヶ月以上経っていたので、再び無償修理となった。今回もオンサイト修理サービスを利用した。

この交換作業の際に、バッテリーの交換も実施してもらった (下記参照)。

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バッテリー交換と充電モードの変更 [2022/11/05 - 2023/01/29]

2021年8月に、プレミアサポートに追加したバッテリー交換サービスを使って、無償でバッテリーを新しくしていた。この時は 22ヶ月で 41.998 mWh から 27,666 mWh まで 34% 劣化していた。

この新しくしたバッテリーは、その後13ヶ月で 41,998 mWh から 27,736 mWh まで 34% 劣化した。つまり 34% 劣化するのが 1.7 倍速いわけだ。バッテリーの初期不良が疑われたが、バッテリーは消耗品であり使い方で寿命が大きく変わる部品のため、保証はない。

バッテリー性能の判定は、システム起動時に [F12] キーを押して現れる画面で DIagnostic を選んで実施するテストで異常と判定され、それが新品バッテリー使用後3ヶ月以内なら、この診断で異常であれば、無償交換の対象となる。今回のような劣化速度でも、この診断方法で "良好" となれば交換対象にならない。

このPCは、プレミアサポート期間の4年を超えても愛用したいと思っているので、このタイミングで新品バッテリーを購入 (\6,000 と安い) し、ベースカバーの交換時にバッテリーも交換してもらった。

さて、この機会にバッテリ-の充電モードを見直した。それまでは Adaputive (適応) モードであったが、実際にはAC電源での使用が圧倒的に多いので、充電モードを AC Adapter (常時AC接続) に変更。さらに電源プランは、 "Dell" プランにして "最も高いパフォーマンス" で使うことにした。

なお、充電モードは BIOS で設定できる。Windows起動状態では、現在は My Dell に組み込まれている "電源マネージャ" で設定を行うように変更されている。

また急速充電管理の管理は BIOSで設定でき、Windows起動状態でも Dell Battery Manager で設定できる。この機能は無用にバッテリーに負荷をかける可能性が高いので、今後は可能な限り使わないことにした。

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SupportAssist メモリ使用量の肥大化 [2023/01/29]

最近メモリ不足のエラーが頻繁に発生するので気になっていたところ、SupportAssist をインストールするとメモリを 1.4GB も消費することに気づいた。2023年1月に入ってからのことだ。以前は SupportAssist をインスト-ルしていて、メモリ不足の経験が殆どなかった。その当時に比べてインストールソフトウェアは変わっていない。

つまり SupportAssistはメモリ使用量が肥大化してきたようだ。現在 8GB メモリを搭載しており、システム起動しただけの状態で使えるメモリが 2.6GB になる。これは異常が。SupportAssistをアンインストールすると、使えるメモリは 4GB しとなる。 SupportAssistのみで 1.4GBもメモリを無駄遣いしてしまう。

しばらくは、SupportAssist をアンインストールしておこうと思う。
その上で、メモリを 8GB から 16GB に増設した。
Dell Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設






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テーマ : プログラム関数電卓
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番外編 - 2015年の古い Dell Inspiron 11-3148 (2in1) のリフレッシュ

番外編
e-Gadget

初版 2022/01/04
追記 2023/01/09
追記 2023/01/10
追記 2023/01/11
追記・修正 2023/01/14
追記 2023/01/15


2015年購入の古いDell Inspiron 11-3148 (2in1)
 のリフレッシュ

Inspiron 3148_12015年12月に購入した Dell のノートPC - Dell Inspiron 11-3148 について、プレミアムサポート契約の最長4年を付け、既に契約が終了しています。その間のいろいろな事柄を記録に残しています。

番外編 - Dell Inspiron 11-2148 (2in1) の特徴と不具合解消 (Dellのサポート)



サポート契約期間の終わりの頃には、実用に耐えられないほど動作が重くなり、プレミアムサポートにより2019年に HDDを新品に交換しました。

このときは Windowsの初期化をせずに、イメージバックアップしていた内容をそのまま書き戻しましたが、極めて動作が重い問題は解決しませんでした。

低スペックPCでは、Windows が溜め込む不要なファイルやバックグランド動作の影響を受けやすいので、PCの動作を少しでも軽くする設定として、バックグランド動作するアプリを極力減らし、スタートアップのアプリも極力減らす方法があります。
バックグランドアプリをできる限り無くす
 [スタート] - [設定] - [プライバシー] - [バックグラウンド アプリ]
で、本当に必要なアプリ以外をオフにします。
スタートアップのアプリをできるだけ無効化する

しかしこの程度ではまともに使えるレベルには復帰できず、サポート期間が終了した後は放置していました。

この7年前の古くて低スペックのPC (Inspiron 11-3148) では HDD使用率が 100% に張り付くことが、動作が重すぎる最大の原因だと考えていました。HDDの100%問題はネットでもよく取り上げられていて、Dell の Inspiron でも HDD使用率が 100% に貼り付く問題をよく目にします。

原因や理由が分からないので対処ができません。4年程度使い込んだ Windows は 必要のない無駄なデータが蓄積されて、無用なディスクアクセスが増えることくらいしか原因として思い当たりません。

そこで、Windows 10 の初期化 (クリーンインストール) を行うことにしました。さらにメモリ増設と HDD を SSD への換装により、リフレッシュを行いました。

最終的に、ビジネス用途ではほぼストレスを感じない程度に動くレベルに再生できました。




目 次

1. Inspiron 11-3148 のHDDを初期化
 ・初期化の方法
 ・初期籠の動作速度

2. Inspiron 11-3148 のメモリ増設 (4GB ⇒ 8GB)
 ・交換作業
 ・メモリ8GB の効果

3. Inspiron 11-3148 のHDDをSSDに換装 (500GB ⇒ 1TB) [2023/01/14 更新]
 ・500GB の HHD を 1TB の SSD にクローン
 ・HDD を SSD に換装
 ・回復パーティション
 ・データ転送速度のチェック
 ・Windows 起動時間
 ・休止状態を使わない設定にする
 ・Momentum Cache を使ってみる

4. ベンチマーク [2023/01/15 追記]
 ・ドラクエ X ベンチマーク
 ・PCMark 10
 ・CINEBENCH R15

5. Inspiron 11-3148 リフレッシュのコスト



Inspiron 11-3148 のHDDを初期化

Windows 10 のクリーンインストールを行ったところ、なんとか使えるレベルにまでは動作が軽くなりました。それでもいろいろな作業を行っていると、動作が遅いので多少のストレスを感じます。

初期化の方法

Windows 8.1 から Windows 10 にアップグレードされた HDD には回復パーティションが残っていたので、これを使って初期化ができます。
Disk

方法1
[SHIFT] を押しながら再起動すると、Windows起動前に「オプションの選択」画面が現れ、そこで「ドラブルシューティング」を選び、さらに「このPCを初期状態に戻す」⇒ 「すべて削除する」と選んでOSの初期化が始まります。
Trouble_Shooting.png

Factory

方法2
[スタート] - [設定] - [更新とセキュリティ] と進み [回復] を選択します。
ここで、「このPCを初期状態に戻す」で [開始する] ボタンをクリックするとOSの初期化が始まります。
Recovery

Reset_PC


初期化には1時間以上かかりました。
Installation

回復ドライブに収められているバージョンの Windows10 をインストールしたのち、Windows Update を利用して最新の Version 22H2 へのアップデートにさらに1時間程度かかりました。

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初期化後の動作速度

幾つかの基本的なソフトウェアをインストールしたり簡単な作業をしたところ、PCの動作は少しもたつく感じでした。ソフトの起動に多少時間がかかっても、起動してしまえばビジネス用のソフトは軽く操作できます。

Windows 10 の起動後に必要な処理が終われば、動作が遅いながらも正常に使えるようになりました。以前はこんな感じだったと思いだしました。

初期化することで、遅いと感じながら作業ができる程度まで改善しました。

なお遅いながらも作業を行なうには、Windowsの起動時の処理が終わるのを待つ必要がありました。起動時の処理中はHDDのアクティブ時間が100%に張り付いていて、入力も表示もなにもできない状態になります。Windows起動の時間を調べてみました。

完全シャットダウン後の起動(コールドブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 1分35秒
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 1分50秒
 ・CPUとHDD使用率が落ち着くまで: 5分10秒

  起動にとても時間がかかり、HDDのアクティブ時間100% の状態がしばらく続きます。
Inspiron 11-3148_4GB_HDD

そのうち、バックグランド処理が進むにつれてメモリの使用率が上がってきて、HDD 使用率は100%を切るようになり、入力と表示が可能になってソフトウェアの起動も可能になります。ここまで2分30秒くらいかかります。 
Inspiron 11-3148_4GB_Memory


CPUとHDDが落ち着くまで 5分10秒程度かかりました。
Inspiron 11-3148_4GB_CPU

コールドブートの場合は、起動時に必要なソフトウェアをすべて読み込み起動させる必要があるので、HDDの高い使用率が収まるまで一定の時間 (5分程度) が必要だとわかります。

通常シャットダウン後の起動(休止状態からの高速ブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 27秒
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 43秒
 CPUとHDDの使用率が落ち着くまで:1分47秒

通常シャットダウン後の起動は、休止状態からの高速ブートなので、コールドブートよりは遙かに早く起動します。
この程度では、多少応答が遅いとしても全く問題なく各種ソフトが使えます。

初期化による高速化の効果はあるが、依然としてストレスを感じる。

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Inspiron 11-3148 のメモリを増設 (4GB ⇒ 8GB)

交換作業

Windows10は 何もしなくてもメモリを 2.7GB 近く使い、Inspiron 11-3148 に搭載されている RAM が 4GB しかないので、利用可能なメモリは 1.3GB 程度です。このパソコンを購入した 2015年当時は Windows10 でも4GB RAM で使われているものが普通にありましたが、2023年現在では 8GB 搭載が普及してきたようです。

Inspiron 11-3148 に搭載されていたメモリは、DDR3L-1600 (1.35V 低電圧規格、クロック1600MHz)、SODIMM スロットが1つで、容量は4BGです。

そこで、同じ規格で容量が 8GBのメモリを購入して、4GBメモリと交換します。

知っているサプライヤで、評価が良さそうで、さらに異常に安くないものを選んでみました。

Dell は、写真付きの分解方法を解説した資料を公開しており、それが非常に参考になります。
Inspiron 11-3148 については、カバー (裏のパネル) を外せば、それ以上分解を進めずに簡単にメモリ交換ができます。

最低限必要な工具は、サイズ0のプラスドライバと、カバーの爪を外すためのブラスチックの工具です。
Driver_Picker

ネジを外して、爪を折らないように少しだけ気をつけてカバーを外します。
4GBメモリが見えています。
4GB_memory

メモリを押さえているバネを外して8GBに取り替えるのは簡単です。
8GB_memory

CPU-Z で8GBになっていることを確認しました。
Proof_of_8GB_Memory

[スタート] - [設定] - [システム] で「詳細情報」を確認してもメモリは8GBと認識されていました。


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メモリ8GBの効果

とても大きな効果が得られました。各種ソフトウェアを起動して使う際には、キビキビとした動きを示しました。初期化しただけだと感じていた "もたつき" がなくなり、ストレスを全く感じなくなりました。メモリ購入代金 2,490円のコスパはとても高いといえます。

念のために Windows 起動時間を調べてみました。

完全シャットダウン後の起動(コールドブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 57秒 (初期化しただけの1分35秒より高速化)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 1分10秒 (初期化しただけの1分50秒より高速化)
 ・CPUとHDDの使用率が落ち着くまで: 1分50秒 (初期化しただけの5分10秒より大幅に高速化)

初期化しただけよりも高速化し、特に起動時の処理が終わるまでが大幅に短縮しました。


通常シャットダウン後の起動(休止状態からの高速ブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 26秒 (初期化しただけの27秒とほぼ同じ)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 42秒 (初期化しただけの43秒とほぼ同じ)
 CPUとHDDの使用率が落ち着くまで:42秒 (初期化しただけの1分47秒から大幅に高速化)

初期化しただけの状態と大きな違いは、デスクトップが表示された時には、起動に必要な状況が整っている点です、

CrystalDiskMark 8 で、初期化しただけの状態、そしてメモリを8GBに変更した状態でテストしてみました。

初期化後  初期化&メモリ8GB化後
初期化しただけの状態 (4GBメモリ)       初期化後メモリを8GBに変更した状態

この結果を見る限り、メモリ増加によりHDDへのアクセス速度が少しだけ高速化したことを示していますが、体感としてキビキビと動くようになったと感じました。

メモリを4GBから8GBへ増設すると体感として動作が軽くなった。

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Inspiron 11-3148 のHDDをSSDに換装 (500GB ⇒ 1TB) [2022/01/09 追記]

搭載している HDDは、プレミアムサポートで無償で新品に交換してもらっていますが、使用時間100% になり極めて動作が遅くなることが多くあります。特に Windows 起動時にはしばらく (1分50秒程度) は待たないと何もできないほど動作が重くなります。

やはり SSD への換装をやったほうがよいと考え、500GB の HDD を 1TBの SSD に交換しました。どうせ引っ越すなら広めの家がよいですね。

なお、Inpiron 11-3148 は NVMe 対応の M.2 に対応していないので、SATA SSD にしました。

SSD のデータ転送速度は、使用しているうちに少し遅くなります。この速度低下はスペック表には全く記載がないので、評判と経験が頼りです。

調べた範囲では、サムソン、Crucial、ウェスタンデジタルあたりが良さそうで、コスパのよい Crucial の MX500 シリーズにしました。

512MBのキャッシュ用 DRAM を備えていることも選定理由の一つです。

Crucial オンライン をみると、 スペック上は読み込み(シーケンシャル)が 560MB/秒、書き込み(シーケンシャル)が 510MB/秒 となっています。


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500GB HDD を 1TB SSD にクローン

Crucial オンライン からストレージのクローンを作成できる Acronic True image for Crucial をダウンロードして使えます。最初はこれを使うことを考えましたが、すでに True Image 2019 を購入してインストールしてあったので、今回はこれを使うことにしました。True Image for Crucial をはクローン作成用の無償プロモーション版で、クローン作成は無償で使えますが、イメージバックアップや復元など機能を使うには、別途ライセンスを購入する必要があります。

ちなみに Acronis TrueImage 2019 は 2022/1/27 に Update 4 がリリースされていて、正規ユーザーは無償でアップデートできます。 Acronis 製品アップデート



1TB SSD を SATA / USB-A 変換ケーブル (アマゾンで500円程度で購入したもの) を使って PC と接続し、True Image を起動して、クローン作成機能を呼び出して、転送元(ソース) と 転送先 (ターゲット) を間違わないようにさえすれば、あとは待つだけです。今回は 2時間15分と結構な時間がかかりました。



ところで、クローン作成中に東芝製 500GB HDD にクラスター異常があるからチェックディスクで修復するように True Image 2016 がエラーメッセージを出しました。一旦コマンドプロンプトで chkdsk /f を走らせて修復後、再度作業を始めると今度は無事に SSD にクローンが作成できました。

この HDD は電源投入が 225回、使用時間が 766時間とまだ新しい (CrystalDiskInfoで調査した) ので、本当にクラスターエラーが発生しているとは考えられず、True Image 2016 に問題がある可能性を調べるために、今度は True Image for Crucial で同じ作業を行いました。

すると、同じエラーが表示され、同じようにchkdsk /f で修復した直後に再度作業を行ったら無事にクローンが作成できました。このエラーが True Image 2016 でも True Image for Crucial でも発生したことから、これら2つのバージョンが同じ問題を持っているのかも知れません。


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HDD を SSD に換装

メモリ交換の時と同様に、カバー (裏のパネル) を外すだけで、HDDに簡単にアクセスできるかと思いましたが、SATAケーブルを外してHDDを取り外すには、バッテリを外す必要がありました。それでもたいした作業にはなりませんでした。

HDDは、薄いアルミのカバー付きのフレームにネジ4本で固定されていたので、SSD をネジ4本で組み付けてから、SATAケーブルを挿し直してHDDの位置においてフレームをネジ2本で固定しなおし、バッテリを組み付け、カバーを元に戻せば作業終了。

10分程度の作業でした。

HDD_SSD

CrystalDiskInfo で調べると、新しい SSD が認識されています。
CrystalDiskInfo_Crucial_SS


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回復パーティション

回復パーティションが無事に SSD にクローンされているのかを、ディスクの管理で調べてみました。
1TB SSD DIsk_1

ディスク表示の最初の499MB と最後の 858MB が回復パーティションのようです。これらの回復パーティションは元の 500GB HDDに同じ容量で含まれていたものが、そのままクローンされたようです。

しかし、HDD では存在していた "正常 (回復パーティション)" といった表記が消えているので、Windows の回復ができるのかどうかが気になります。そこで MiniTool Partition Wizard 無料版 で調べると、858MBのパーティションに Windows REが含まれていました。

858MBの回復パーティション:
Bigger_Partition
 回復に Winre.wim (Windows RE) を使うようです。

499MBの回復パーティション
Smaller_Partition
これは Acronis TrueImage が作成するローダーで、Windowsが起動していないときに動作する TrueImage のプログラムのようです。

さて、この回復パーティションが使えるかどうか確認してみました。
Enabled_Recovery_Partition

管理者権限で コマンドプロンプトを起動し、
 reagentc /info 
と入力すると、Windows REの状態が Enabled となっていました。回復パーティションが使えることが分かり、少し安心しました。

なぜ "正常 (回復パティション)" という表記が消えたのか、この表記を戻す方法については、今の所不明です。


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データ転送速度のチェック

初期化&メモリ8GB化後 Crucial 1TB SSD Speed
500GB HDD搭載時             1TB SSD搭載時
 
シーケーンシャルの読み出しと書き込みは、ほぼスペック通りで、速度は HDDの5倍程度になりました。
実際の使用時を反映したランダムアクセスの読み出しと書き込みは、50〜100倍程度の高速化です。4K以下のデータ転送が50倍速くなったのはWindows起動の高速化に繋がります。


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Windows 起動時間

SSDに換装した後の起動時間を調べました。

完全シャットダウン後の起動(コールドブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 24秒 (メモリ8GB増設後の57秒より大幅に高速化)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 44秒 (メモリ8GB増設後の1分10秒より大幅に高速化)
 ・CPUとHDDの使用率が落ち着くまで: 47秒 (メモリ8GB増設後の1分50秒より大幅に高速化)

 メモリを8GBに増設しただけよりもさらに高速化し、特に起動時の処理が終わるまでが大幅に短縮しました。

ただし、起動が単純に50倍高速化していないのは、CPU性能が頭打ちであるためだと考えられます。


通常シャットダウン後の起動(休止状態からの高速ブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 24秒 (メモリ8GB増設後の26秒とほぼ同じ)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 44秒 (メモリ8GB増設後の42秒とほぼ同じ)
 CPUとHDDの使用率が落ち着くまで:44秒 (メモリ8GB増設後の42秒とほぼ同じ)

ストレージ容量が 500GBから1TBと2倍になったので、休止状態からの起動に多少余分に時間がかかったようです。

ただし、デスクトップが現れたときには、CPUもHDDの使用率は最低レベルになっています。これにはストレージのアクセス速度向上が大きく関わっていると思います。

普通にソフトエアを使うときの反応は明らかに軽くなりました。Officeソフトや開発環境 (Visual Studio 2019 や 2022) の起動時間も明らかに速くなりました。

HDDからSSDへの換装は効果絶大。

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休止状態を使わない設定にする [2023/01/11 追記]

SSDに換装したら、コールドブートでも休止状態からの高速ブートでも起動時間がほぼ同じになりました。
シャットダウンのたびに高速スタートアップのために休止状態にすると、毎回 SSD に 2GB近くの書き込みが発生し、この無用な書き込みは SSD の寿命を確実に短くします。

そこで、休止状態を使わない設定に変更しました。

PowerShell か コマンドプロンプトを起動し、そこで以下のように入力して休止状態を使えなくしました。
1.powercfg /a
  使えるスリープ状態として "スタンバイ"、"休止状態"、"ハイブリッドスリープ"、"高速スタートアップ" が表示される。
2.powercfg /f off 
  何も表示されない。
3.もう一度 powercfg /a
  使えるスリープ状態として "スタンバイ" のみが表示。
  "休止状態"、"ハイブリッドスリープ"、"高速スタートアップ"  が使えないと表示。

ところで、今回換装した 1TB Crucial MX500 SATA SSD の耐久性は Crucial オンライン を調べると 350TBW と書かれてます。
4年間使ってきたメインPCのシステムドライブの M.2 NVMe SSD (128GB) は、CrystalDiskInfo で調べると 総書き込みが 25TB です。1日あたり平均で 17.3GB 書き込んでいる計算になります。そこで 毎日 20GB 書き込んでいるとして、350TB の寿命に達するのが 48年後となります。今のSSDは十分に実用的な寿命を持っていることが分かります。休止状態の無効化は SSD の寿命を確保するためではなく、毎回 BIOS (UEFI) から確実に起動させる意味のほうが大きいかも知れません。


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Momentum Cache を使ってみる [2023/01/10 追記]

Crucial オンライン からダウンロードしたデスクトップアプリ - Crucial Storage Executive には、Momentum Cache 機能を有効にするメニューがあります。Momentum Cache は SSD への書き込みデータをキャッシュし、バースト書き込み性能を上げるというものです。「Momentum Chacheによって、システム全体のパフォーマンスが向上する場合があります。」と説明されています。
Momentum Cache

そこで、Momentum Cache (書き込みの1次キャッシュ) を有効にして 読み書き速度を調べてみました。
 
Crucial 1TB SSD Speed With_MimentumCache_4
Momentum Cache 無効状態         Momentum Cache 有効状態

Momentum Cache を有効にすると書き込み速度がかなり向上します。4つめ (一番下) のデータをみると、4K以下のランダム書き込みで3倍程度速くなっています。

ただし、Momentum Chacheを有効にした状態で同じベンチマークを繰り返すと、以下に示すように結果が非常にばらつきます。あまり安定したものではなさそうですが、この機能が無効なときに比べて確実に書き込みは高速化しています。
With_MimentumCache With_MimentumCache_5 With_MimentumCache_3

今回リフレッシュした PC を使っているときの体感は、M.2 NVMe SSD / Core i7-8565U / 8GB RAM 搭載のパソコンで作業をしている時との違いが感じられない程度に軽く動作します。但し普段の作業ではゲームや重い動画編集などは行わず、軽作業に限ります。


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ベンチマーク [2023/01/15 追記]

リフレッシュしても CPU や GPU はそのままの低スペックPCのままなので、高負荷テストでも最後まで走りきったといった程度の意味しかなさそうです。一応やってみました。


ドラクエX ベンチマーク [2023/01/13 追記]

ドラクエ with Momentum Cache

第4世代の省電力 Core i3 (Core i3-4030U) なので、CPU性能が主に足を引っ張っているようです。これは Momentum Cache を有効にしたときの結果です。

Momentum Cache を無効にした時は少し低い結果になりましたが、さほど大きな差はないと思います。

ドラクエ without Momentum Cache

CPU と GPU を高性能なものに交換しなければ、この程度なのだと思います。


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PCMark 10 [2023/01/14 追記]

PCMark 10 は、実際の使用での体感に近いベンチマークを狙って開発されたもののようです。

まず最初に Momrntum Cache 有効で調べました。
CPU (Core i3-4030U) と 内蔵 GPU (Intel HD Graphics 4400 Mobile) の低スペックが結果に反映されているようです。
PCMark10_with_MomentumCache_4

PCMark10_with_MomentumCache_4_Details.png

スコア 1917 は、他のPCに比べてかなり低スペックでした。
PCMark10_with_MomentumCache_4_Compare

Momentum Cache を無効にしてみると、スコアは下がりました。
PCMark10_without_MomentumCache_4

"Essential" スコア 4667 は、高負荷処理を行わない基本的な作業を前提にしたスコアで、4100を超えれば快適だとされています。Momentum Cache を有効にすると、不安定とはいえ無効にするよりも軽く感じているので、体感に近い結果だと思います。


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CINEBECH R15 [2023/01/15 追記]

低スペックのCPUとGPUなので CINEBENCH R15 の結果には全く期待できませんが、とりあえずやってみました。

CINEBENCH_Releshed

今回のスコア 164 cb は、Core i3 (2コア4スレッド), 1.9 GHz, 第3世代から第4世代のCPUと内蔵GPU (Intel HD Graphics 4400) の一般的なスコアのようです。

参考にしたデータ:CINEBENCH R15のレンダリングで - パソ兄さん


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Inspiron 11-3148 リフレッシュのコスト [2023/01/11 更新]

リフレッシュのコスト;
 ・Windowsのクリーンインストール: ¥0
 ・メモリ増設 (4GB ⇒ 8GB): ¥2,490
 ・ストレージのSSD化 (500GB ⇒ 1TB): ¥487 + ¥9,590 = ¥10,007
合計 ¥12,567

新たにPCを買い換えたり中古リフレッシュPCを購入するよりも遙かに低コストでリフレッシュできました。

このPCは  2025年の Windows 10 のサポート終了まで現役で使い続けられそうです。購入してから10年間使えるのはうれしいです。なお、このPCのスペックでは公式には Windows 11 へのアップグレードはできません ... いまのところ ... 。


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次は、2025年問題 - Windows 10 サポート終了問題 にどう対処するかが課題になりそうです。

現状では 第4世代 Core i CPUでは Windows 11 導入条件を満たしません。今の所はチョットした工夫で Windows 11 をインストール可能です。しかし Windows Update を受けるためには、Microsoft がポリシーを変えない限り、イタチごっこが続くことになります。

Windows 11 が使えないのなら、セキュリティー対策がどこまでてきるか不明な Windows 10 を使い続けるか、Linuxなどの他のOSに変えるか、最悪PCを捨てるか程度の選択肢しかなさそうです。


今後、気付いたことや更新内容があれば、随時追加します。



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keywords: Windows102015年の低スペックPC、リフレッシュ、初期化、メモリ増設、HDDからSDDへ換装

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番外編 - Dell Inspiron 11-3148 (2in1) の特徴と不具合解消(Dellのサポート)

番外編
e-Gadget

初版 2016/01/17
追記修正 2016/02/01
情報更新 2016/08/21
追加更新 2016/11/05
追加更新 2016/11/11
追記修正 2017/01/09
追記修正 2018/01/29
追記修正 2019/03/21
追記更新 2020/02/13
追記更新 2023/01/04

Dell Inspiron 11-3148 (2in1)
 - 購入してから4年間の記録

Inspiron 3148_1新しくノートPC、Dell Inspiron 11-3148 を買いました。有償保守契約に最初3年入り、さらに1年延長したので、合計4年間の記録を、備忘録を兼ねて書き留めておきます。

サポート期間が終了したこのパソコンに関する続編があります。
番外編 - 2015年の古い Dell Insprion 11-3148 (2in1) のリフレッシュ




Dell のパソコンとサポートについて
Dell はサポートが良くないという風評があるので、過去の Dell 製品については特段の追加サポート契約をしていません。ネットで最近のDellのサポートが良くなっていると書いているケースが散見されたので、今回は3年間のサポート契約をフルに付け、さらに1年間延長してみました。そして、Dell のオンサイト無償修理(プロサポート)サービス付きのプレミアムサポートを利用してみたところ、良いこと、良くないことなど、色々と分かったことについてもメモを残します。

一言でいえば、宮崎のプレミアムサポートセンターの担当による電話サポート、チャットサポートは、真面目に対応してくれます。丁寧なフォローのメールや電話をしてくれるのは、他社のテクニカルサポートと同等以上だと思います。場合によっては Dell のほうがお得かも知れません。但し、担当者のスキルレベルによって当たり外れがあるのも事実です。いずれにせよ Dellのテクニカルサポートは大きく変わってきていると強調しておきます。

今回購入したPCは不具合なしとは言えず、テクニカルサポートの協力で解決してゆきます。前回購入した Dell Inspiron 11-3137 では不具合は全く無かったので、PC自体は外れを引いてしまったのかも知れません。

私自身が納得して問題解決できれば問題ありません。その場合はテクニカルサポート(有償のプロサポート契約) のレベルについて書きます。

一言付け加えると、テクニカルサポート以外のオプション販売などは、担当が中国系の日本語でのコミュニケーションが難しく、話の進め方が全く日本人に合わないので、レベルはとても低いと言えます。私自身は結果的にたいした問題にならなかったのですが、配達遅延などでの悪い経験はネットに溢れています。

私自身が理解し納得して問題が修正できれば、それで何の問題も感じません。その際にはテクニカルサポートが大変重要になってきます。それらを総合して、次も Dell 品を買うかどうか? 多分買うでしょうね(^^;

[2020/02/13 追記]
実際、次も DELL PCを買いました(^^)
番外編 - DELL Inspiron 14-5480 Platinum の特徴と不具合解消



4年間のサポート契約の総括 [2020/02/13 追記]
有償サポートはコストパフォーマンスが非常に良いので、必ず契約することを強くお勧めします。

買ってきたPCの初期不良や使い込んでからの異常は、いわば当たり外れの問題です。DELLのやり方は1年保証付きのPCを安く売り、最大4年の手厚いサポート契約を必要な人に販売するというものです。

サポート契約には、全ての問題をユーザーの望むタイミングで、完璧な新品状態に修復することは含まれていません。出来る範囲のサポートを提供するだけです。サポート契約が無ければ、自分で調べたり自費で部品を購入し、自分で修理を行うのは当然で、場合により結構厄介です。そんな厄介な作業を助けてくれるのがDELLのサポート契約です。

修理のためにユーザーが自分の時間を提供するのは当然。プレミアムサポート契約では技術者がユーザー宅に訪問してその場で修理をしてくれるもので、DELL以外のメーカーは提供していないサポートです。ユーザーの時間が節約できます。私はDELLのこのサービスを一番高く評価しています。


私の感覚に近い論評:
『DELLのサポート』悪い評判、悪評は本当なのか? [2017/01/09 追記]
DELL (デル) 方式のBTO解説 [2017/01/09 追記]
何故DELLやSONYは悪評や口コミが多く富士通や東芝は少ないの [2017/01/09 追記]
初心者向けに「DELL について」分かりやすく解説 [2020/02/13 追記]

マニュアル類のありか:

マニュアル類のダウンロード [2017/01/09 追記]



目 次

1. Inspiron 11-3148 と周辺機器 / アクセサリ

2. Inspiron 11-3148 の特徴や不具合解消
3. Dell のサポート



Dell Inspiron 11-3148 と周辺機器 / アクセサリ

主なスペック
  • CPU: Core i3 4030U
  • ディスプレイ: 11.6インチ LCDタッチディスプレイ (1366 x 768)
  • OS: Windows10 Home 64bit 日本語
  • RAM: 4GB DDR3L 1600MHz (4GB x1)
  • Graphics: Intel HD Graphics 4400
  • HDD: 500GB (SATA, 5400rpm)
  • USB: 3ポート(このクラスで3ポートは貴重、但し USB3 は1ポートで、USB2 x2 の仕様、仕方ないか)
  • ビデオ出力: HDMI (さすがにアナログは無い)
  • イーサネット: 有線接続用 RJ45コネクタは無い。USB-LANアダプタを別途購入※1
  • サイズ: 19mm (薄い) x 300mm x 201mm (11.6 インチディスプレイ機としてはやや大きめ)
  • 重量: 1.4 Kg (モバイルとして持ち歩く限界かも...)
購入時オプションソフト
  • Microsoft Office Hoome & Business Premium (これには Office365 の1年間サブスクリプションも付いてくる)
3年保証
  • コンプリートケア/アクシデンタルダメージ: 火災、盗難、落下、水没等への保証(無償あり)
  • 翌営業日出張修理: 16:00までだと翌日に来てくれる
  • IT・プロサポート: 24時間年中無休の電話受付、法人向けサービスの個人版のような感じか?
リカバリー
リカバリーメディアは付属しておらず、購入後に Dell のサイトの説明を参考に 16GB USBドライブ※3をリカバリメディアとして作成する。

ディスプレイをクルリと回すとタブレットになるので、なにやら面白そうです。まだタブレットとして使ってないけど...もしタブレットとして使う場合は、液晶画面が汚れるので、お掃除用クロスで有名なトレシーを大きめサイズで購入して※4、自分で切って使うことにしました。

ゲームやコンパイルをガシガシ行わないのなら、2台目PCとして十分割り切れるスペックでしょう。
Inspiron 3148_1 Inspieon 3148_2 

なお今回は、上記のように3年保証の契約をしてみました。3年は使おうと思っています。
そこで、外装が痛まないように持ち歩き用のパソコンケースを買いました※2


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=====

ちなみに、Inspiron 11-3148 用に購入した周辺機器やアクセサリ類について...

※1: Anker 製 USB-LANアダプタ:
Giga-Ethernet (1000bps)に対応して USB3に繋げるタイプ。実際に950bps以上は出るので十分な速度です。

価格がリーズナブルで、アルミ筐体なので放熱性が良さそうで、アルミ筐体の色合いが今回のパソコンに合っているので選びました。

Windows 10では、USBに挿すだけで使え、事前にデバイスドライバのインストール作業が不要でした。あまり馴染みのないメーカー名かも知れませんが、たまたま充電器や外付けバッテリーで知っていたので購入してみました。実際に問題なく使えます。ちなみに Windows 8.1 機で試したところ、Win10と同様に挿すだけで使えました。


※2: Inspiron 11-3148 にピッタリのケース:
少し寸法に余裕があると思って購入したのですが、衝撃吸収のウレタン材がケースの縁で曲がってPCを包み込むようになるので、実際にはピッタリサイズでした。この価格でなければ買うことは無かったかも知れません。

なお、Dell オンラインのPCアクセサリのページでは、同じものがアクセサリーとして良心価格で販売されていました。どうりでぴったりサイズなわけです。運良くAmazonで安く購入できました。

Dell オンラインでの情報;
ELECOM Ultrabook用ZEROSHOCKケース#ZSB-IBUB02BK
製造元番号 ZSB-IBUB02BK
パーツ番号 A8003660
本日時点では、¥1,648

3年使ったところで結構ボロボロになったので、同じものを再度購入した。






※3: 16GB USBドライブ:
リカバリー専用メデイア(回復ドライブ)用として購入しました。

USB2 なので遅いのですが、そもそもリカバリーメディア作成作業自体に1時間以上かかり、書き込み時間による遅さではないので、これで十分と考え、むしろ小さいことを重視して選びました。かなり安い価格ですが、ネットでの評判を参考にして決めました。

リカバリメデイアの作成については、Dell サポートを利用して Dell の該当説明のページを教えてもらいました。自力でこの情報にたどり着くのは少々骨が折れます。せっかく豊富なコンテンツがあるのに、欲しい情報に届きにくい Web の作りは、チョットもったいないと思います。

但し、これだけに依存するのは危険なので、昔から愛用している Acronis True Image でドライブ丸ごとのイメージバックアップも併用しています。逆に言えば、トラブル時には先ず True Image で回復を行います。定期的にイメージバックアップを行っているので、実際に使っている環境に戻せます。万一それで問題があれば、このUSBで工場出荷状態へ回復する作戦です。

[2016/08/21] 追記:
Inspiron 11 3148 では無くて、Inspiron 11 3137 でWindows が起動しなくなった際に使用したところ、このUSB ドライブが起動ドライブとして正しく認識されて使えることが確認されました。一方、他のUSBドライブ(ブータブルとして販売されいるもの)では起動ドライブとして認識されなかった。回復ドライブやリカバリーメディアとしてこのSanDiskのUSBドライブは使えることを改めて確認できました。



※4:拭き取り用クロス、トレシー - Lサイズ:
コスパの良い大きめサイズを購入。

それを液晶の表示部分のサイズに合わせて切って、液晶を閉じる時にキーボードの上に置いて挟むようにして使っています。

混雑した電車やバスで鞄をおされて、ノートPCの液晶が割れた経験がありますが、そんな場合の緩衝材の役割も果たす程度の厚みがあります(厚すぎるとヒンジに力がかかって良くないですが、そんなことが無い程度の厚さです)。

以前から使っている Inspiron 11-3137 用にも同様に切って使っています。この切り方だとノートPC4台分程度に使えます。

[2016/08/21] 追記:
何度も洗濯して使っていて、性能が劣化せず継続的に使えることが確認できています。



※5:格安ACアダプタ - Dell 製再生品:
ACアダプタ
このACアダプタのページへ
元々、小型軽量なので旅行などに持ち歩くのは苦になりませんが、会社や学校にもう1つあれば持ち歩かずに済みます。

そこで、色々と探していたら、お膝元のデルオンラインで、激安ACアダプタを発見!

但し、電源ケーブルは別売りですが、このサイトで電源ケーブルのみの注文ができません。電源ケーブルは秋葉原などで買うと確実に安いでしょう。しかし手間や交通費が追加で必要なのは盲点だったりします。一度チャットか電話でDellに相談して、¥500程度なら一緒に追加購入すると良いかも知れません。以下の画面からチャットや電話ができます。担当の営業部には日本語会話で問題のある人が多いので、チャットの方が記録が残るので良いと思います。
ACアダプタの紹介


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Inspiron 11-3148 の特徴や不具合解消

今回購入した Inspiron 11-3148 に関して、気がついたこと、気になったことを列挙します。
Inspiron 3148_3 
Inspiron 11-3148 製品紹介ページ


届いた製品の箱を開ける

以前 Dell のノートPC、Inspiron 11-3137 を買った時は、製品の入った化粧箱がさらに発送用の段ボール箱に入った状態で届きました。今回は、製品の化粧箱に外に極めて重要な付属品※3納品書送り状を貼り付けた状態で、届きました。
※3: これについては、以下で紹介。

箱を開けてみると、パソコン本体、ACアダプタ、AC電源コードに、クイックスタートガイドという紙を折りたたんだもの、そして安全および認可機関に関する情報というペラペラの紙を折りたたんだものが入っているだけ。極めてシンプルなのは、Dell らしい。環境に配慮したという名目での合理的なコストカットですね。だから困るかといえば、初めてパソコンを使う人でなければ、まぁわかると思うので、2台目以降を購入するには問題ないでしょう。

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クイックスタートガイドに従ってWindows 10 をセットアップ

添付された唯一まともな印刷物「クイックスタートガイド」に従って、PCの電源を入れ、OS のセットアップを行います。
面倒でもマイクロソフトアカウントに登録しましょう。一番厄介なのは、以前登録したことがあるものの、登録したメールアドレスとパスワードを完全に忘れているケースです。メールアドレスさえ覚えていればなんとかなるのですが...(コレ私のこと(^^;)

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重要な付属品が配送外箱に貼り付けてある

パソコンが届いて、先ず箱を開けて気づいたことがあります。一緒に購入したはずの Microsoft Office を登録して使うためのプロダクトキーやライセンスキーが書かれたものがどこにもない....

届いた配送用の箱(これが製品の化粧箱そのものでした)に送り状と納品書が透明の袋に入って貼り付けてあるので、それを取り出してみると、納品書一緒に「付属品在中」と書かれた緩衝材付き封筒が混ざっていました。この封筒にOfficeを登録するための目的の情報が書かれた厚紙が入っていました。

うっかり外箱と一緒に捨ててしまう可能性もあり(私ならやってしまいそう...)、これは危ないと思います。ここは改善が必要ではないでしょうか?

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筐体が歪んでいて、平らな机の上に置くとガタつく [解決]

筐体の裏蓋が正しく組み立てられていない可能性を疑い、開けて様子をみようとネジを緩めたら、複数あるネジの一部だけきつく閉められていて、他は緩いことがわかりました。これでは歪むのも理解できるし、早急に対処しなければ歪みが貯まってしまって修正できなくなります。そこで、念のためにテクニカルサポートにこのことを話したら、この機種の分解の経験はありますか?と聞かれますので、そこで 「ハイ!」と答えるのがお約束のようです。それならオーナーズマニュアルの記載に従って慎重に作業してください、但し何かあれば保証の対象外となります...はいそれは当然ですよね。このあたりのグレーでアメリカンな感じは好きです。

== [2017/01/09 追記] ==  
このオーナーズマニュアルは、図解だけで分かり易く書かれていて凄い。オンサイト修理の技術者向けの資料の可能性を知ったので納得です。
==========

全てのネジを同じトルクで締めて良いかどうか分かりませんが、どうせ相手はプラスチックのタップなので、締め過ぎは御法度。同じトルクで軽めに締め直したところ、筐体はちゃんと平らになりました。

組み立て工程でのトルク管理に抜けがあったのが原因だと推測しています。...というか中国工場でトルク管理はされていないでしょう。


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お勧め最初の作業

最初の作業として、スタートメニューにある「デルのヘルプとサポート」のメニューをクリックしましょう。

そして 製品登録を行いましょう。スタートメニューから Dell の下にあるメニューで 「の商品登録」 という妙な日本語のメニューをクリックして、製品登録を行います。この時、Dell のマイアカウントを作ることで、ユーザーの個人情報と購入製品個体との紐付けが行われ、それに基づき必要な情報へのアクセスやサポートを受けます。特にサービスタグは、PC個体を特定するために必ず必要な情報で、これを使ってアプリやドライバを正しくアップデートしたり、サポートを受けやすくなります。

スタートメニューにある、「デルのヘルプとサポート」というアイコンをクリックすると、ユーティリティーが起動して、以下の4つのメニュー項目が現れます。それを一つづつ上から見ながら、作業を進めるのが良いでしょう。
  • 保証: 購入時に契約したサポート内容が一覧で説明されている。
  • SupportAssist : このユーティリティをインストールすると、Dell のホームページと連携して、必要な情報へアクセスできる。
  • マニュアル: ここでやっとマニュアルにお目にかかる。Dell が優れている点の1つがオーナーズマニュアル。パソコンの分解の方法、部品の取り替え方の手順が一通り書かれている。ここまで詳しいものは国産のPCでお目にかかったことがない。
  • ドライバ: ここから、ホームページの製品サポートページへジャンプして、最新のドライバへのアップデートが行える。購入直後でも3種類のドライバアップデートがあったので、先ずはこれを行うのが良いだろう。
ここまでくると、後は SupportAssist を起動するだけで、そこから必要な情報にアクセスできます。これは意外に便利です。パソコンが起動しなくなった時に備えるためのリカバリドライブの作成(HDDを工場出荷状態に戻すための準備)も、SupportAssist を起点に必要なWebページへ誘導され、そこからからできます。これもやっておく方が良いでしょう。今回のPCは、16GBのUSBドライブ(OS起動ができるもの)に必要なデータを書き込む作業を要求されました。工場出荷状態に戻すには、このUSBドライブからシステム起動して工場出荷状態にリカバリーすることになります。非常に時間がかかるので時間の余裕のある時に作っておくのが良いと思います。

また、SupportAssist のシステム情報では、極めて詳細な情報が得られ、ハードウェアやソフトウェアの極めて詳細なテストが行えます。

[2016/02/01 追記]
SupportAssist を起動して「通知」をクリックすると「SupportAssist を登録してください」という趣旨のメッセージが現れることがあります。ここで登録をしておくことをお勧めします。登録すると、メールが送られてきて、そこには SupportAssist のダウンロードページへのリンクがあります。このリンクから SupportAssist のアップデートができます。この2月に入ってからSupportAssist がアップデートされ、動作が非常に軽くなり、保存したシステム情報の日本語 (ダブルバイト文字の言語)の文字化けが解消されています。重要なアップデートです。

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タッチパッドの性能が向上している

先ず最初に感じたのは、タッチパッドの性能向上です。二本指で上下左右に動かすと上下左右にスクロールできるジェスチャー機能は、現在使っている Inspiron 11-3137 (Windows8.1搭載機) よりも遙かにスムーズです。また、タッチパッドの上に手のひらが来るとその影響でマウスカーソルが飛ぶ現象が、かなり軽減されています。飛行機や新幹線のテーブルのような狭いところで使うにはマウスでなくてタッチパッドを利用する必要がありますが、タッチパッドだけでもかなりの便利に使えます。マウスを繋いで使う場合でもタッチパッドをオフにせずに使えていて、PCを起動するたびにモビリティーセンターからタッチパッドをオフにする手間が省けます。

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バッテリー駆動時間は悪くない

購入時のデフォルトの省電力設定で、フル充電でバッテリー駆動に切り替え、初期設定のDellの電源オプションにすれば5時間30分ほど使え、バッテリー節約機能にすれば7時間程度は使えます。ACアダプタは比較的軽くて小型の部類で、持ち歩く場合も助かります。

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音が思ったよりも良い [2016/01/16 追記]

ステレオサウンドが、この手のノートPCとしては悪くありません。タッチパッドの左右の位置にスピーカーの磁石があって、ケーブルのコネクタが吸い付けられます。うっかりこのあたりに外付けHDDを置かない方が良いでしょう。
[2016/11/05 修正] タッチパッドの左右にある磁石は、ディスプレイを閉じたときに蓋の対応する位置にある磁石と吸い付くようになっていてます。

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HDDアクセス表示が無い - 白色LEDの謎

Inspiron 11-3148 は、Officeを使ったりネットアクセスしたり、動画を見る程度では、あまりストレスもなく(サクサクとはいかないが)使えますが、それでもしばらく反応が無い時に HDDアクセス表示があれば、状況が分かります。これまで10台以上のPCを使ってきていて、HDDアクセス表示は有って当たり前な存在でしたが、このPCには有りません。不便です。

右手前に1個だけ表示LED(白色)があります。これがHDDアクセス表示かと思ったものの、バッテリーの状態を示すだけのものです。こんなのは不要で、必要なものが有りません。

ダウンロードした「inspiron-11-3148-laptop_Reference Guide.pdf」(やっと探してダウンロードした)には以下の説明があります。

<白色LEDの動作>
  • 単色の白:  電源アダプタに接続されており、バッテリーを充電中です。
  • 無地の黄色: バッテリーの充電が低またはクリティカルです。
  • オフ: 電源アダプタに接続されており、バッテリーがフル充電されている、または電源アダプタに接続されていません。
このPCは、2in1 つまりタブレットとしても使う前提だと考えると、普通はHDDを搭載しないタブレットではHDDアクセス表示は無くて、電源状態をLEDで表示するのは自然です。SSD搭載が標準で、500GB HDD はオプション的な位置づけなのでしょう。理解はしましたが、やはり納得できないですね。HDD搭載の場合はアクセス状態の表示をファームウェアで切り替えることはできそうだから、是非ともファームのバージョンアップで対応してもらいたいものです。

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バッテリー充電管理が無い?

バッテリー充電を80%程度に留めておくと、繰り返し充電による劣化を低減できるとよく言われており、実際にバッテリーを満充電せずに80%程度で止めるための充電管理ユーティリティが食み込まれている製品も多く見られます。おそらく Panasonic の Let's Note がこれを採用した最初ではないかと思いますが、今では多くのノートPCで採用されています。現在使っている Dell Inspiron 11-3137 でもこのユーティリティが提供されており、モビリティーセンターで設定のON/OFF ができます。さらに、電源接続で使う場合の満充電(温度の高い状態で満充電を繰り返すと劣化が早まる)への対策ユーティリティまであります。


ところが、今回購入した Inspiron 11-3148 にはこの機能が見当たりらず、残念です。3年も使えばバッテリーはかなりへたってくると思うので、サポート契約の範囲内でバッテリー交換費用がどの程度抑えられるのか確認してみようと思います。

[2016/01/28 追記]
バッテリーの保証期間は1年なので、3年サポート期間内でも1年を過ぎれば交換バッテリーは有償です。自分で交換すればバッテリー費用のみ、交換作業を依頼すれば作業費用は必要になります。

[2016/01/30 追記]
BIOS(このPCにはUEFIが搭載されているが、Dell はBIOSと呼ぶ)のメニューで Advance タブの下に項目"Battery Charge Configuration"があることを発見!これには4つの選択肢があって、その1つに"Custom"があって、 充電開始と充電終了の充電%を設定できるようになっています。とりあえず、充電開始50%、充電終了85% と設定して使ってみています。
既に使っている Dell Inspiron 11-3137 では、モビリティーセンターから呼び出せる Dell QuickSet の1機能として、バッテリー充電を80%で止めることで、バッテリー劣化を抑制するようになっていて、2年半以上使ってバッテリ劣化が確実に抑制されていることを経験しています。そこで、テクニカルサポートに相談したところ、情報が上がってきていないので確認するとのことです。

50%で充電開始、85%で充電ストップに設定してみて使っていると、タスクバーの通知領域のバッテリーアイコンにカーソルを持ってきて現れる表示を見ると、84%と85%を行ったり来たりし、「電源に接続:充電しています」と表示されるのが、気になります。本当に84%と85%を行ったり来たりして充電回数が異常に増加すれば却って劣化を早めます。そこで、テクニカルサポートからの回答に時間がかかるなら、さしあたりデフォルト設定の Adaptive に戻しておこうと思います。


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デル拡張バッテリ駆動時間オプションで設定できない [解決]

コントロールパネルから電源オプションを開くと、左ペインのメニューの下から2つめに「デル拡張バッテリ駆動時間オプション」という項目があります。

電源オプション 

「デル拡張バッテリ駆動時間オプション」をクリックすると、デフォルトで次のダイアログが現れ「デル拡張バッテリ駆動時間の有効化」にチェックが入っていました。

バッテリメーター 

電源オプションで「バッテリーメーターに表示されるプラン」で「Dell」「省電力」の2項目がありますが、電源に繋ぐと自動的に「Dell」に切り替わり、バッテリー駆動にすると自動的に「省電力」に切り替わります。これは、Windows10の「省電力機能」とは異なり、Dell の拡張機能です。

さて、ここで[設定]ボタンがグレイアウト(無効化)されていて、どうやっても設定ができない問題を発見。テクニカルサポートセンタのアドバイスで、先ず QuickSet を入れ替えてみたが問題解消せず、次にアドバイスされた BIOS の入れ替えで問題が解消しました。


「AC電源アダプタのタイプを特定できません」警告 [解決]

ACアダプタ警告 

購入当初から、このような警告がたまに現れました。PC本体へACアダプタケーブルのプラグを刺し直したら解消されたので、刺し方が悪いのだろうと思っていました。ところが、ACアダプタからのケーブルが確実にPCに刺し込まれている状態で使っても、いきなりこの警告が現れることが何回かあり、プラグはしっかり刺さっていることを念のために確認したので、これは不具合だろうと考え、デルテクニカルサポートに相談しながら解決することにしました。

BIOS(実際のファームウェアはUEFIですがデルではBIOSと呼んでいます)レベルでACアダプタによる給電かどうかを検出していて、アプリケーションレベルとの通信ができなくなるとこの警告が現れるようです。

追加購入したACアダプタを使っても同じ警告が現れ、ACアダプタ本体と電源ケーブルの組み合わせを変えても症状が消えません。そこで、テクニカルサポートのアドバイスで BIOSを入れ替えてみました。今のところこの警告が現れないので一旦問題解決としていますが、しばらく様子を見てみます。

[2016/08/21] 更新:
SupportAssist アプリを導入していて、何らかの更新情報があったり不具合が検出されると、プッシュ情報としてアイコンの i マークが付加されるので分かります。それにはドライバ更新の通知があり、そのたびにドライバを更新しているうちに、この問題が全く発生しなくなった。メーカーでは問題を把握して解決したと理解しています。結論として、BIOSアップデートで問題が解決しました。
 
 
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SupportAssist から保存したシステム情報が文字化けする問題 [解決]  [2016/01/30 追加]

購入時には、SupportAssist で得たシステム情報を保存すると、htmlファイルが作成されるが、これが文字化けして読めませんでした。
テクニカルサポートに問い合わせると、この問題はダブルバイト文字に対応していない不具合として認識されているが、修正されるかどうか分からない、ことでした。アメリカ企業らしい対応と言えますね。

ところが、修正の見通しなし、との連絡をサポートから受けて1週間も経たないうちに SupportAssist を開いて、色々と使っているうちに、なにやら意味不明な通知があり、覗いてみると SupportAssist のアップデートでした。アップデート後起動すると、ウィンドウデザインが少し変更され、上部のタイトルバーに言語選択のプルダウンメニューが追加されていています。ひょっとしてと思い、日本語に戻して情報を保存してみると、ハイ!文字化けが解消されているではありませんか!

やることはやってくれるのに、コミットせず日本の顧客をイライラさせる、典型的なアメリカンな姿勢ですね。間に入っている日本のサポート部隊は大変です。それでも真摯に対応してくれるので、Dell のサポート部隊は確実にサービス向上していると思います。でも技術なり本国が対応しなければ、どーにもならないのですから...

[2016/02/01 追記]
今回、偶然に SupportAssist のアップデートが出来たのですが、意図的にアップデートするにはどうしたら良いのか、調べてみました。以前から使っていた Inspiron 3137 にインストールしている SupportAssist も古いバージョンのためシステムの情報を保存して作成される html ファイルを開くと文字化けするので、これもなんとかしたいわけです。

SupportAssist の登録を行うと、登録終了通知のメールが来ます。そのメールには、幾つかのリンクがあり、そのなかに PCおよびタブレット向けSupportAssist というリンクがあるので、それをクリック。そこから、PCおよびタブレット向けSupportAssist のダウンロード をクリックしてダウンロードした実行ファイルを走らせると、古いバージョンのアンインストールと新しいバージョンのインストールが完了しました。

バージョンアップインストーラがダウンロードできるページは、
Dellホームページ > サポート > 製品サポート > サポートライブラリ > デルダウンロードセンター > PCおよびタブレット向け SupprtAssist 
といった感じでリンクが繋がっています。

アップデートした SupportAssist は、それまで非常にモッサリして嫌になるほど動作が重かったのが改善されています。起動が速くなり、情報更新が素早く始まり、各ページへの移行も軽くなっています。


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特定のキーを押しても反応しなくなった [解決] [2016/11/11 追加]

[0] [-] [P] [@] [;] [:] [/] キーの応答が不安定になり、連打して一旦受け付けるようになると使えるといった感じになりました。しかし、次第に症状は悪くなり、連打でも回復しなくなりました。

PCをシャットダウンし、[Fn] キーと電源ボタンを同時に押して起動し、診断メニューからハードウェア診断を起動してテストしましたが異常なし。次に再起動して、DELLのマークが表示される時に[F2]キーを連打して BIOS設定を起動し、パスワード設定のところでキー入力を試すと、全く同じキーが入力できないので、キーボードが物理的に問題があることが分かりました。

この問題は、Inspironではあまり発生しないが、少ないながらも発生しているとのことでしたが、フレキケーブルとコネクタの接続が問題なのか、キーボード自体の問題なのかは不明のようです。

そこで、DELLのサポートに連絡をとったところ、技術者が来てキーボードの無償交換作業を行ってくれました。これで問題は解消。

キーボードはパームレストカバー(筐体)と一体になっていて、それを交換する必要があります。、そのためには裏のカバーを外し、液晶パネルを取り外し、マザーボードやHDDなど全てを取り外し、新しいパームレストカバーに全てを組み付けなおします。

タッチパッドは交換しないので、パームレストカバーにあいた四角い穴にタッチパットを組み付けます。ところが新しいパームレストカバーの穴が少し大きすぎて、タッチパッドの周囲の隙間が偏って、孔の中央に来ない問題が発生しました。これでは埃やゴミが容易に入り込みやすいので、改善を依頼したところ、パームレストカバーにタッチパッドがと正しく収まるタッチパッドをまとめて、再度交換してくれることになり、日を改めて対応してもらった結果問題は解消しました。タッチパッドはネジ止めするので微妙な位置決めができす、位置の合うロットの部品に交換する必要がありました。

なお、約1年間使用したタッチパッドは、クリックボタン機能のある領域以外の色が赤みを帯びた色に変色していました。機能的には問題は無いのですが、新品に変えてもらい見た目も元に戻りました。

Dellが修理で用いる部品は新品でなく再生品を使うことが多く、新品だとしてもロットが違えば寸法が異なることが普通にあるそうです。

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[再発]特定キーを押しても反応しなくなった [2019/01/29 追記]

上記の修理のあと約2年で、異なる特定キー (T, Y, P, @, 左Ctrl) が反応しなくなりました。既に経験した異常なので、DELLのサポートに連絡し、お決まりのチェックを行った結果、オンサイト修理に来てもらうことになしました。今回はコネクタやフレキ断線なども疑われるから、キーボードだけでなく基板(マザーボード)の交換の可能性があるということで、実際に修理してみたら交換用に用意したキーボードか基板のどちらかあるいは両方に問題があるらしく、交換品を使うとキーボードが全く反応せず、オリジナルの組み合わせでのみキーボードが反応する(但し特定キーは反応しないまま)という結果になりました。

交換部品は必ずしも新品というものではなく、再生品 (リファービッシュ品)であることが多いので、このようなことがレアケースとは言えないようです。いずれにせよ出直してもらい、無事キーボードと基板を交換して修理完了。

...と思ったら、修理の技術者が帰った直後、タッチパッドとキーボードがロックされて全く反応しなくなるトラブル発生!どうも修理作業に原因があるとしか考えられません。(下に続く)


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タッチパッドとキーボードがロックされてしまう [2019/01/29 追記]

基板(マザーボード)とキーボード交換の作業直後、タッチパッドとキーボードがロックされて、全く反応しない異常が発生。
技術者を電話で急遽呼び戻し、とりあえず問題が解消したかに思えたが、実はそうではなかったのです。

Inspiron 11-3418 は 2-in1 PCで、液晶部をくるりと360度回すとタブレットPCとして使えます。そしてタブレットとして使う場合は、液晶の裏側に来るキーボードとタッチパッドは無効になるのが仕様です。

今回修理作業の結果新たに発生したキーボードとタッチパッドがロックされるトラブルについて、テクニカルサポートに相談してデバイスドライバの入れ直しなど様々な方策を試しても効果無く、結局タッチパッドとキーボードのデバイスの設定で "決してロックしない" という項目にチェックを入れるしか、対処方法がない...と一旦なりました。しかし、それではタブレットとして使えなくなって不都合この上ないので、色々と調べた結果、液晶ディスプレイを140度以上倒すことで必ず再現することがわかりました。

そこで、改めてテクニカルサポートに連絡し、ロックの条件として液晶ディスプレイの角度が140度というのはおかしい、以前は180度にしてもロックされなかったので、元に戻すように修理してほしいと依頼。しかし、液晶の角度は仕様に明記されておらず、そういうものだと諦めてくれということで、修理前の状態に戻す修理が拒否されました。

上で述べている「AC電源アダプタのタイプを特定できない」問題の時、とても丁寧なサポートをしてくれるものの、途中で相談にも乗ってもらえずに放り出されました。結果的に BIOSアップデートのプッシュ情報によりアップデートしたら (要は、自力で) 解決した経験があります。今回も同じように放り出されたように感じました。途中で放り出されたと感じたこの2件、同じ担当者でした。担当者が調べるデータベースに必要な情報が無く、担当者個人の経験や知識そしてスキルで対応できなければ打ち切らざるを得ないのでしょう。これはDellに限らず、どこでもそうです。

...ところが吉報現る...

不便ながら、なんとか工夫して数ヶ月間使っているなかで、ふとしたきっかけで、Dell のサイトで Inspiron 3000 (3418) のトラブルシューティングのページが見つかり、そこには液晶がロックされるのは角度が 200~225度の時だ、との記載がありました!

Dell Inspiron 3000 (3148) の使用方法とトラブルシューティング方法

改めて、新しいケースとして Dellプレミアムサポートに連絡し、これまでとは異なる担当であることを確認し、これまでのいきさつ (サポートセンターの記録に残っています) に加えてこの証拠のページをご確認頂き、ようやくプレミアムサポート期間内の無償修理対応の運びとなりました。

怒らず、騒がず、しかし諦めないことが大切ですね!

他のメーカーにない Dell の特異性は、Dell のサイトにある情報が膨大であることです。英文を翻訳するだけでも大変でしょう。だからサポート担当者が知り得なかった情報を私が数ヶ月後に偶然見つけ、今回の修理対応に結びつきました。サポート担当者がこれらすべての情報に簡単にアクセス可能になっていれば、途中で放り出すことはあり得ません。サポート担当者向けのシステムが完備していないことが、今回の「放り出し」の根本原因ではないかと感じます。
なお今回の修理は、オンサイト修理ではなく DellにPCを送って、Dellにて検査・修理することになりました。オンサイト修理は契約した会社が行うので、その結果の新たなトラブルだからDellで直接検査するのだろうと思います。

少し前に Insppiron 14-5480 を購入して使い始めていたので、Inspiton 11-3148 がしばらく手元になくても問題ありません。とても良いタイミングです。そして改めて有償保守契約 - プレミアムサポート の有用性を実感しました。サポートを1年延長して良かった!

修理から戻ってきて、液晶パネルの角度が小さいのにキーボードとタッチパッドがロックされる異常が解消されているのを確認しました。

ところで、修理作業が原因で新たな不具合が発生していました。PC固有のService Tag (英数字の文字列) が間違った内容になっていました。(下に続く)

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基板交換時に Service Tag が誤入力された問題 [2019/03/21 追加]

上記の修理から戻ってきたPCを使っていて、妙な現象を発見しました。

Dellのサイトでマイアカウントにアクセスする前に、登録されているPCの一覧表示をすると、登録したことのないPCが現れました。この一覧にはPCの型式と Service Tag が表示されます。そして、以前から登録していた正しいPCは登録されています(右側)が、今回新たに別のPCがリストに現れました(左側)。
Wrong_Service_Tag_Mos

このPCの保証内容が確認できてしまいます。他人のPCのService Tag や保証内容が分かってしまうのは問題ではないでしょうか? もし私の登録した内容が他人に見られるのはセキュリティ上の大問題です。

一方で、SupportAssistを起動すると、以下のように "サービスが期限切れです。" と表示され、併せて表示されている サービスタグを見ると、マイアカウントで誤表示されているPCのサービスラグと同じだと分かりました。私のPCはプレミアムサポートの期間中なので明らかに誤りです。

SupportAssist_Mos

実は、本来の正しいサービスタグと、上の2つに共通して現れる誤ったサービスタグは、1文字だけ異なっていて、Z (アルファベットのゼット) が 2 (数字) に変わっています。ここで、修理中に基板交換した際にサービスタグを入力する必要がありますが、そこで読み違えをして誤入力したことが疑われました。

そこで、実際に BIOSを開いて確認すると、ハイッ見事に誤入力されている証拠が見つかりました。一方で、PC本体の裏に貼られているシールには正しいサービスタグが記載されています。そして本体のBIOSに記録されたサービスタグに基づき Dellサイトのマイアカウントで本来登録されていないPCの情報が現れることになったようです。

これは明らかに五反田にあるDELLの工場での基板交換時の人為的な入力ミスで、全てのサポートに必要になる極めて重要な情報の入力ミスが見落とされていたという、極めて重大な過失です。一体全体ダブルチェックは行っているのでしょうか? かなりの確率でダブルチェックなど行われていないと思います。

この点は、DELLのカスタマーサポートにかなり強く申し入れました。猛省して欲しいと思います。

この問題を解決するため、オンサイト修理により基板交換を行うことになりました。

結果については、後日追記します...まだ問題が続くのでした...

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動作が異常に遅くなった [2023/01/04 追記]
動作が異常に遅くなったので、上記の五反田工場での修理の際に、併せて原因調査を可能な範囲での修理を依頼しました。HDDからの異常音があり、クラスタ異常が多いことから、HDD交換を無償で実施するとの連絡がありました。幸いPCを工場に送る前にHDDのイメージバックアップ(Acronis TrueImage 使用) していたので、スグに元に戻せます。

戻ってきたPCは、動作確認のため Windowsのセットアップが行われていました。但し勝手な名称のユーザー名でセットアップされていたのは気に入りません。工場出荷状態で返すか、ユーザー名などセットアップに必要な情報の事前の確認をすべきです。
このあたりは、お粗末としか言いようがありません。

但し動作は遅いままでした。これについては、ストレージ交換とメモリ増設を行おうと思っています。


いすれにせよ、1つの問題の修理が、新たな問題を次々と呼び起こし、4ヶ月以上かかってようやく収まったというのは、なかなかなものです。契約会社によるオンサイト修理の技術者や工場の技術者一人ひとりのスキルレベルに大きく依存し、人により当たり外れがあることが、大変よく理解できました。そして、連続して外れを引いてしまったのか、そもそもスキルの低い人が圧倒駅に多いのか、そこは分かりません。

DELLのプレミアムサポートは非常に有効であること、さらにスグに使えるバックアップPCを常に用意しておく必要性を実感しました。

そして、プレミアサポートの最大4年間の保証期間が切れました...

現在のところ、DELLの無償サポートは4年間が最大です。
そこで、HDDをSSDに交換し、メモリを8GB に増設しようと思っています。そしてメインマシンが使えなくなった時のためのバックアップマシンとしてアップデートする予定です。それについては、別途記事にするかも知れません。

[2023/01/10 追記]
OS (Windows 10) を初期化、メモリを 8GB へ増設、500GB HDDを 1TB SSDへ換装し、ビジネスPCとしては実用的で快適に使えるようになりました。
詳しくは以下にまとめています;
番外編 - 2015年の古い Dell Inspiron 11-3148 (2in1) のリフレッシュ




Dellのサポート


Dell は初心者には優しくない?

Dell のサポートは最悪だと、よく聞いていました。ところが、今回 Dell のテクニカルサポートを受けてみて、プロサポート/プレミアムサポート (有償保守契約) のレベルは大きく向上しているとハッキリ言えます。

Dell のテクニカルサポートは、チャットが使えるのが良いと思います(但し平日の昼間のみ)。そして、必要に応じて電話やメールでのサポートに切り替えてくれるのも、大きな利点です。チャットやメールでのサポートならホームページの豊富なコンテンツへのURL をもらって、それをクリックするだけなので、非常に便利です。

ちまたで言われるような中国のサポートセンタによる「日本語ができる外国人」による、コミュミニケーション不能なサポートを覚悟したのですが、プロサポートやプレミアムサポートは、宮崎にあるサポートセンターから日本人によるネイティブ日本語での対応でした。現在のところ、レベルにはバラつきが感じられましたが、対応の姿勢は間違いなく一定レベル以上の良いものです。

但し、営業は昔のままのようです。営業部で私の対応をしてくれたのは、日本語が少し話せる中国系の人でした。いきなり「デル カイシャ(会社)でございます」と言うので、一瞬何を言っているのか分からなかったのですが、Dell Inc の直訳をやらかしているのだと思います。普通に意思疎通が難しい経験をしました。但し、すべきことはキチンとやってくれましたので結果オーライです。

[2019/01/29 追記]
購入して3年ほど経って再び営業と電話で話す機会があって2人の担当と話しましたが、1人は上記のコミュニケーション困難レベルで、もう1人はかなりネイティブ日本語に近くて驚きました。営業でもチャットサービスが使えるので、やりとりの記録が残せるチャットが安心で良いと思います。

[2019/02/01 修正]
結論から言えば、有償保守サポートには絶対に入るべきです。というのも、サポート費用は別途契約としてお金をとる代わり、パソコン本体のコストを下げて提供するのが、Dell のスタイルです。つまり不具合があることを前提としているわけです。従って不具合が発生した時に、自分のPCの症状を他人に伝えられる程度の人なら、プロサポートやプレミアムサポートを利用できるので、コストパフォーマンスに優れている Dell はお勧めです。一方、故障を前提にしたパソコンなど買いたくないとお考えだったり、自分のパソコンの状態を他人に伝えることができす、短気ですぐにイライラする方は Dell に手を出さない方が良いと思います。

[2020/02/13 追記]
パソコン初心者は、必ずプレミアムサポート契約を付けるべきです。但し、何かあれば全部人のせいにして、何でもかんでもお膳立てが必要な人にはDELLのPCはお勧めできません。

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Dell の有償保守契約 - プロサポート / プレミアムサポートを利用してみた

3年保証にも入っていることだし、色々と疑問や不具合らしいものもあるので、Dell のサポートを初めて利用しようと、Dell のホームページでサポートについて調べてみると、チャットでサポートしてくれるのを見つけたので、早速ログインしました。殆ど待たされることなく、担当者が応答。名前を見ると日本人。

Norton Intternet Security などのサポートでは、中国系の人にしかお目にかかったことが無く、Dell も噂では外国人が対応すると聞いていたので、日本人が出てくれてチョットびっくり。とても丁寧なサポートでした。そのうち電話サポートに移行したいとのことで、電話を頂いたら間違い無くネイティブの日本語でした。

宮崎にあるDellのサポートセンターは、正社員の日本人が対応してくれる。テクニカルサポートのレベルは他のメーカーと同等以上だというのは強調しておきます。

敢えて言うならば、ユーザー登録と「デルのヘルプとサポート」が完了して、SupportAssist のインストールと登録までは、印刷した丁寧なマニュアルを準備すべきだと思います。私が販売窓口なら、間違いなくそうするでしょう。これだけで、世間の評価は大きく変わって行くはずです。実にもったいないと思います。

[2017/01/09 追記]
キー不良でプロサポートに問い合わせ、結果的にオンサイト修理で解決したのですが、約束の日時に来てくれて、目の前で話をしながら修理をするのは良いものです。交換部品は約束の日時の前日に時間指定で送られてきます。
なお、キーボード交換は、Inspiron 11 3148 の場合非常に込み入って難易度の高い分解が必要でしたので、オンサイト修理の価値があります。
後日、その作業中のミスかも知れない不具合が見つかったのですが、本当に作業ミスかどうかは確定的でなく可能性が考えられる程度だったのに、再びオンサイト修理での対応により部品交換してくれました。全て無償でしたが、予め契約していた有償のプロサポートは価値があると思います。

[2019/01/29 追記]
購入当時、3年の有償保守契約 - プロサポートを契約しましたが、3年が満了する直前に 延長することにしました。今はプロサポートとは呼ばずプレミアムサポートと名称が変わっていますが、内容は同じです。新品購入時から最大4年間が限度とのことで、1年間延長しました。


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謹賀新年2023

rabbit3 
 

明けまして、おめでとうございます。

COVID-19蔓延がきっかけで半導体や部材不足に加えて
ウクライナでの戦争の勃発と継続が
世界経済に計り知れない影響を与えたまま年を越してしまいました。


これまでのやりかたが通用せず、急激に変化しする時代では、
何においても自分の頭で考え、迅速な対応が求められます。
加えて独創性が大切だと思います。

プログラム電卓の進化はとても遅いので、
いまだに5~10年前のデバイスが現役です。

今年は Casio Python により着目してゆきたいと思います。

令和5年 元旦
Krtyski (やす)



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プログラム電卓は、プログラムを作って、使ってナンボ!

プログラム電卓を実際に使って気づいたこと、自作プログラム、電卓での Casio Basic, C.Basic そして Casio Python プログラミングについて書いています。

なお管理人はカシオ計算機の関係者ではありません。いつでもどこでもプログラミングができるプログラム電卓が好きな1ユーザーです。


写真: 「4駆で泥んこ遊び@オックスフォード郊外」

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