e-Gadget ブログ事始め
2013/10/30
現在お世話になっている電卓
ここ数年、CASIO fx-5800P を持ち歩いて、日常使いしており、会社の机の中には、関数電卓 fx-993ES を常備している。
こいつらには、毎日お世話になっています。


fx-5800Pの メーカーサイトはこちら
fx-993ESのメーカーサイトトはこちら
fx-5800P は、オリジナルのプログラムを使えるため、2007年に入手して以来、非常に重宝していた。
以前、出張時にこの電卓を持ってゆくのを忘れ、出先の量販店で上記の fx-993ESを慌てて購入。
100点満点をあげるわけにはいかないが、関数電卓としては良くできている。昔からのカシオユーザーだったこともあるかも知れないが、キー配置も fx-5800P に近いので、直ぐにチャッチャッチャとキーを打てた。
そんなことで、これら2機種を常用していたのだが、つい先日(10月上旬)、fx-5800Pが盗難にあい、普通の関数電卓(fx-993ES)を使ってみて、常用していたプログラムが使えないのはやはり非常に不便で、結局同じ fx-5800P を購入。ヨドバシカメラで¥6,890、ちょっと痛い出費だ。
ちなみに、2007年にfx-5800Pを購入した時は、同じヨドバシカメラで¥8,190だった。
本ブログ開設のきっかけ
そこで、プログラムを入れ直すことになり、一応書き留めていたプログラムソースは参考にしようとしたが、使いながら手を入れたプログラムが多かったため、結局1から作り直した方が早いことに思い至った次第。
その際、結構ヘボなロジックや、コードがあったことも発見。
そこで、今後は修正したソースはきちんと記録しようと心に誓った。
fx-5800P は、16桁4行のフルドット液晶画面が付いているので、どうせ作り直すなら、プログラムのユーザーインターフェースを統一しようとも考えた。加えてロジックも大幅に見直した。
改めて特定の関数や機能などの言語仕様や電卓としての仕様についても、実験的に色々と調べたりもしている。
そこで見つけたことを備忘録として記録しようと思い、どうせなら公開しようと考え、本ブログを始めた。
実は他にも理由があるものの、ちょっと恥ずかしいので内緒にしておく。
プログラム関数電卓は不人気?
ちなみに、それまで単なる道具であった電卓だが、少し興味が戻ってきて、改めて色々なブログを拝見した。
関数電卓に関しては、素晴らしいサイトが多くあるので、代表的なものを紹介する。
関数電卓マニアの部屋:一本筋が通っていて、明快かつ論理的で実用的(私が最も感化されたサイト)
https://teamcoil.sp.u-tokai.ac.jp/calculator/index.html
voidware: 電卓の内部を恐らく熟知している方が作られたサイト
https://www.voidware.com/calcs/museum.htm
Torture test (voidware内):関数電卓の拷問テスト、様々な計算をさせて精度や速度を評価している
https://www.voidware.com/calcs/torturetest.htm
とね日記内のプログラム関数電卓のページ:主のとねさんの記事は科学好きの私にはとても愉しい記事満載
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/8c31d67db36639471e9bc3209f88b3de
とね日記のトップページ:この方のサイトにも、かなり感化されている。
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw
他にも、電卓の進化に伴う素晴らしいコレクションを紹介されているサイトなどありますが、今回のテーマからずれるので、割愛する。
ところが、プログラム電卓となると、往年の名器とされるカシオのFX-602P / FX-502Pなどの販売中止品に関するものは、有用で示唆に富むサイトがあるが、fx-5800P 向けのものとなると、インプレッションレビュー的な記事以外には、私が興味を持つサイトが少ない。
結局...
プログラム関数電卓は、関数電卓に比べて、その情報の量と質に大きな差がみられる。
一般の関数電卓に比べて、需要が少なく、利用者が少ないことが、その最大の理由かも知れない。
PCがあれば、会計計算だろうと技術計算だろうと、EXCELやMATLABなどで、必要な仕事には事足りるのが最近の傾向だ。
わざわざ、能力の低い専用言語でプログラムを作って、電卓を使う必要性がどこまであるのだろうか?
そんなわだかまりのようなものを持ちつつ、それでも自分専用の簡単な仕事をプログラム電卓にさせられるので、便利で、しかも愉しい。
そんなに普及していないプログラム関数電卓が、最近は1万円を切って、5000円に近づきつつある。
そして、プログラム関数電卓は関数電卓製品の中での最高性能機種の位置づけだ。関数電卓に比べて、処理速度は速く、高機能なプログラム電卓の開発は、ひょとして普通の関数電卓にフィードバックされ、LSIは共通化されていて、だから販売量が少なくても、全体で見ればコストの元が取れるのでは....?
その証拠に、関数電卓に比べて、最近では新製品投入のサイクルが非常に長い。
・FX-603P: 1990年発売開始
・fx-5800P:2006年発売開始
グラフ機能の無いプログラム関数電卓としては、FX-603Pの発売後、後継機種であるfx-5800Pの発売開始まで17年もの歳月が流れている。FX-603Pはつい最近まで販売されていて、オークションでは今でも入手できるそうだ。
待てよ、普通の関数電卓の原価は、恐ろしく低いのかも知れない。そうやって電卓事業が成り立っているのかも知れない。
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