番外編 - Dell Inspiron 14-5425 の特徴と不具合解消

2023/05/14
追記 2023/05/28





Dell Inspiron 5425 - コスパの良いノートPC

4年6ヶ月半愛用した Dell Inspiron 5480 Platinum の後継として DELL Inspiron 14-5425 を購入した。
USBポートが1個減ったこと、有線LAN用 RJ45コネクタが無くなったことを除けば、他はすべて性能が上がっている。特に AMD Ryzen 7 (CPU) やストレージ(SSD) のパフォーマンス向上には素晴らしいものがある。

この Inspiron 5425 は2022年に発売され、2023年5月時点でコストパフォーマンスの良いおすすめノートPCとしての評価が定着しているようだ。

Inspiron 5425_1_small
1. Inspiron 5425 は、ディスプレイが 16:10 になっている。古い世代の 16:9 の14インチPCよりもディスプレイが縦に広くなっている。

2. サイズは古い世代の同じシリーズよりも僅かに小さくなり、僅かに軽くなっている。

3. CPUは、昨年(2022年) 発売の Ryzen 7 5825U (2~4.5 GHz、8コア/16スレッド) でビジネスPCとしては十分だ。

4. 内蔵前面カメラにプライバシーシャッタが追加された。昨今必要性が高まっており、とてもありがたい。

5. 指紋認証によるログインによりPINを入力する手間が無くなるのはとても良い。

6. キーボードにバックライトがついた。真っ暗な時間の長い国際線のフライトでは非常に助かる。

7. 持ち歩きが可能なレベル。持ち歩き用に小型軽量な 11インチ程度のディスプレイ搭載モデルは、小さな字が見づらい世代にとっては使いづらい。14インチ程度のディスプレイのノートPCが良いが、重さは1.5kg程度になる。これが持ち歩ける限度だと思うので Inspiron 5425 は許容範囲だ。管理人はリュックにPCを入れて毎日持ち歩いて使っている。

同様のノートPCは既に他社から多く販売されているが、それが10万円以下で入手できるのが  Inspiron 5425 の特徴だ。コスパの良いビジネス用ノートPCとしてお勧めしたい。

この記事では、購入直後のファーストインプレションだけではなく、今後4~5年使っている際に発生した問題やその解決についても、その都度追記してゆく。

[2023/05/28]
使い始めて初期の体感は極めて良好でサクサク使える。
Windows11 自体の起動は15秒未満。
液晶カバーを開けると電源ONになる機能、そして指紋認証でWindowsログインできる機能を組み合わせると、カバーを開いてから Windowsログイン、そして作業を始めるまでが 20秒以内で完了する。
Microsoft Office 2021、Visual Studio 2022、GIMP2.0 などの画像処理ソフト、ブラウザ (Chrome) などの起動や動作がとても軽い。


 Dell PCのモデル名について
Dell のホームページを見ていると、Inspiron 14-5425 という表記と Inspiron 5425 という表記が混在している、というか混乱しているように感じる。どうやらシリーズ名が Inspiron 14-5000 で、製品名が Inspiron 5425 が正しそうだ。そこで記事では Inspiron 5425 と書くことにする。


 Inspiron 5425 と比較するために、管理人がこれまで使ってきて特に気に入っている Inspiron 5480 Platinum を比較対象にする。ちなみに Inspiron 5480 PlatinumInspiron 5425 と同じカテゴリの旧世代モデル (2018年モデル)。




目 次

 ● 注文したら翌日到着
 ● Inspiron 5425 の外観
 ● Inspiron 5425 購入時のスペック

 ● Inspiron 5425購入時のベンチマーク
 ● ピッタリサイズのパソコンケース
 ● バッテリ性能のモニタリング
 ● Windows11  - 使いにくさへの対応 [2023/05/28 追記]
 ● データバックアップ用の外付けSSDを作
[2023/05/28 追記]
 ● プレミアムサポート




注文したら翌日到着

Dell のホームページで Inspiron 5425 (Ryzen 7 5825U + 512GB SSD + 16 GB メモリ) が即納品になっていた。
2023年5月2日に ¥93,979 5% (¥4,700) 引きで¥89,279 となっており、かなりコスパが良い。Officeなどのソフトウェアはなし。オンラインでクレジットカード決済で注文したら翌日には自宅に配達され、本当に即納された。

簡素で必要最低限の段ボール梱包で、輸送用の外箱など無い。内容物は、PC本体以外にはACアダプタと小さなペラペラの紙だけ。梱包箱は破損の無い状態で無事に届いた。

Inspiron 5425 梱包箱から取り出して初めて手に取ったとき、これまでメインで使っていた Inspiron 5480 Platinum よりも軽くて薄いという第一印象だ。後で調べると寸法も重量も僅かに小さい。



Inspiron 5425 の外観

液晶のカバーはアルミ製の非光沢シルバーで、高級感があり、汚れや傷が目立ちにくい。
カバーと同じような仕上げの塗装がパームトップ部 (キーボード面) のプラスチックにもなされている。これは手が擦れて摩耗してくると、何年も使っているとどのような感じで使用感がでてくるのかが気になる。

ディスプレイのサイズ
ところで、Inspiron 5425Inspiron 5480 Platinum のディスプレイを比べてみると、横方向はほぼ同じサイズで縦方向が 16:10 になるように拡大されている。カバー部やPCの外形寸法がほとんど同じなのにディスプレイが広くなっているのは、良い進化だと思う。

5425_Display_2 5480_Display_2
   Inspiron 5425 (16:10)      Inspiron 5480 Platinum (16:9)


吸気スリット
PCの背面を比べてみると、Inspiron 5425Inspiron 5480 Platinum よりも吸気用スリットのエリアが倍以上で、空冷の効率が向上しているように見える。このスリットは空気を吸い込む吸気口だ。

5425_Back_2 5480_Back_2
   Inspiron 5425 の吸気スリット  Inspiron 5480 Platinum の吸気スリット


排気ポート
一方、Inspiron 5425 の排気については、キーボードの奥に大きな排気口が4つ配置されている。Inpiron 5480 Platinum も同じところに排気口があるがスリット形状になっている点が異なる。ティッシュペーパーを使って排気の程度を調べてみると Inspiron 5425 では Inspiron 5480 Platinum よりもティッシュペーパーが強く吹き飛ばされる。排気流量を増やしているようだ。

Vent_Hole


ディスプレイのギミック - ディスプレイを開くと奥が持ち上がる
ディスプレイを開くと、ヒンジに取り付けられたゴム製の板が動いて、PCの奥を持ち上げるようになっている。

LidClosed_s LidOpen_s LidClosed_s

机で使うときは、キーボードに角度が付いて使いやすくなるだけでなく、冷却用の空気を取り入れやすくなる。

排気口の設計とPCの奥が持ち上がるギミックを合わせて考えると、空冷性能向上を意識しているように思われる。

ちなみにこのゴムの板をよく見ると均質ではなく白い粒子が混ざっている。どのような意図でこのゴムを採用したのか、性能と価格のバランスをどのように意図したのか興味がある。
Rear_Plate_s

このPCを何年もきれいに使うことを考えると、このゴム部品のメンテナンスも必要かもしれない。
ゴムを劣化させないメンテナンスを意識すると例えば以下のようなことがポイントになるだろう。
・PCを置く前に机をきれいにすること
・ディスプレイを開けるときは力をかけずにゆっくり開く
・PCを入れるインナーバッグに乾燥剤の小さな袋を入れておく
・70%のエタノールで定期的にゴムを清掃する




Inspiron 5425 購入時のスペック

OS
Windows 11 HOME がプリインストールされていた。Win11 は触るのが初めてで、細かい設定を行う場所が Win10から多く変わっていて、慣れるまで少し時間がかかりそうだ。

Windows 10 のサポート期間が終了する 2025年までには、これまで使ってきた Inspiron 5480 Platinum を Windows 11 にアップデートしようと思う。


CPU / GPU
昨年 (2022年) 発売の現役の AMD Ryzen 7 5825U (2~4.5 GHz) で、ビジネスノートPCとしては十分なスペックだ。
GPUは CPU内蔵の Radeon Graphics だが、ベンチマークの結果十分な性能だとわかった。これは後で紹介する。

5425_Stickers

5425_CPU 

5425_GPU-Z


PCIe バス
PCIe Gen3 x4 となっている。 

CPU-Z で調べたところ Bus Specs. が PCI-Express 4.0 となっているが、これは CPUが対応しているバス仕様を示している。
5425_Mainboard

一方、Dell が提供する "Inspiron 14 5425 セットアップと仕様" の Inspiron 14 5425 セットアップと仕様ページでは、ストレージについて "PCIe NVMe Gen4 x4 のパフォーマンスは、システムの PCIe Gen3 x4 帯域幅に制限されます" と記載されているので、ボードは PCIe Gen3 x4 をサポートしていることがわかる。

HEiNFO で調べると、Inspiron 5425 のボードは PCIe v3.0 をサポートしていると表示された。
 

メモリ
最初から 16 GB メモリが搭載されていた。但し 8GB を2枚使ったデュアルチャンネルになっており、空きスロットが無い。実際には SK Hynix 製メモリが搭載されていた。
CPU-Z_Memory

5425_taskManager_Memory


ストレージ
512BG SSD 搭載で、実際には KIOXIA の BGシリーズ 512GB 品 (KBG50ZNS512G) Type 2230 が搭載されていた。
KIOXIA 500GB SSD

ディスクの管理は以下のようになっている。
ディスクの管理_KIOXIA_BG5_512GB


無線通信
WiFi 6 まで対応した WiFi と Bluetooth 5.2 に対応したワイヤレスモジュールが搭載されている。


バッテリー
バッテリ容量は 5,400 mWh だ。
プリセットされている電源プランで "最適なパフォーマンス" では10時間45分程度、"バランス" では 8時間程度稼働できるようだ。
個人的には AC接続で使うことが圧倒的に多いので、充電モードは "常時AC接続" にしている。

Windows 11 での電源プランの変更や設定は、[設定] - [システム] - [電源とバッテリー] - [電源モード] で行う。
充電モードの設定や変更は、BIOS で行えるが MyDell アプリで行うのが遙かに楽なので、MyDell アプリを利用することにした。

この MyDell のアップデートは、最初からインストールされていた Dell Update アプリで可能。My Dell 最新版へのアップデートの有無も Dell Update で可能。


I/O ポート
USBポートは、USB3.2 Gen1 Type-A が2つ、それに PD充電対応(65W) でディスプレイ出力可能 (上記) な USB3.2 Gen2 Type-C が1つ。合計3ポートしかないが、USB3.2 が左右に振り分けられているのは使いやすくて良い。

ディスプレイ出力は、HDMI 1.4 ポートと USB3.2 Gen2 Type-Cが使える。USB Type-C は Thunderbolt 非対応。

フルスロットSDが使えるが、カードは完全に格納されすに半分以上外にでる。挿しっぱなしで持ち運びするには向かない。


カメラ
1920x1080, 16:9 の静止画、フルHD (1080p), 30Hzの動画に対応。ビジネス用としては十分な性能だ。
プライバシーシャッタが付いたのは、いまどき不可欠で良いと思う。


電源ボタン
指紋認証機能付きの電源ボタンは、とても便利だ。PINを打ち込む手間をかけずに一瞬でログインできる。


キーボードとタッチパッド [2023/05/28 追記]
Inspiron 14 5480 に比べて Inspiron 5425 ではキーボードの横幅が広くなっている。この僅かな差でにより入力がとても楽になっている。また、タッチパッドも広くなり操作が楽になっている。

Keyboard_5480 Keyboard_5425
Inspiron 5480 Platinum (旧)      Inspiron 5425 のキーボード (新)

左の Inspiron 5480 Platinum に比べて、右の Inspiron 5425 はPC自体の横幅がほとんど同じであるが、キーボードのキー領域が横に広くなり、タッチパッドが大きくなっている。写真で比較すると一目瞭然が。よく見ると右端と左端のキーが大きくなっているだけだが、頻繁に押す shift, ctrl back space, enter が押しやすくなっているだけでも入力が楽になるというのは、今回初めて経験した。

また Inspiron 5425 のキーボードにはバックライトが付いている。持ち歩きして使うと暗いところでの使用機会が多く、薄暗いカフェやレストラン、そしてなんといっても真っ暗な時間の長い国際線のフライトではとても使いやすくなった。

BackLit_Keyboard_s BackLight_Keyboard_s
薄暗いときのキーボード           真っ暗なときのキーボード

バックライトキーボードの見え方は、環境が薄暗いときや、真っ暗のときでもキートップの文字がちゃんと見える。国際線のフライトでも十分使えそうだ。


主な仕様 - Inspiron 5480 Platinum との比較

  Inspiron 5425

 2018年モデル Inspiron 5480 Platinum
 寸 法 厚み:前面 15.7 mm、背面 18.37 mm
 奥行き:227.5 mm
 幅:314 mm
 
 厚み:前面 18.77 mm、背面 19.1 mm
 奥行き:232 mm
 幅:324,3 mm
 重 量 1.502 kg (実測)
 
 1.575 kg (実測)
 OS Windows 11 HOME

 
 Windows 10 HOME
 
(公式にWindows 11 へアップデート可能)
 CPU AMD Ryzen 7 5825U
  - 2022/01/30 発売
  - 25W
  - 8 コア / 16 スレッド
  - 2 ~ 4.5 GHz
  - キャッシュ 16 MB
 
 Core i7 8565U
  - 2018/Q3 発売
  - 15W
  - 4コア / 8スレッド
  - 1.8 GHz
  - キャッシュ L1: 256 KB/コア, L2: 8 MB
 GPU  AMD Radeon Graphics

 
 インテル UHD Graphics
 Nvidia GeForce MX150
 PCIeバス Gen 3
 
 Gen3
 ストレージ SSD 512 GB (M.2 2230)

 
 SSD 128 GB (M.2 2230)
 HDD 1 TB (SATA)
 メモリ 16GB: DDR4-3200 (SODIMM) 8GB x2
  - 3200 MHz 動作
  - スロット空きなし


 
 8GB: DDR4-2666 (SODIMM) 8GB x1
  - 実際は2400 MHz 動作
  - 1スロット空き
 その後メモリ 8 GB を増設して
 16GB: DDR4-2666 (SODIMM) 8GB x2
 Display 14インチ
   - 1920 x 1200 (16:10), 60 Hz, 非タッチ
 
 14インチ
   - 1920 x 1080 (16:9), 60 Hz, 非タッチ
 無線通信 MediaTek MT7921
 WiFi
    - 転送レート 1200 Mbps max
    - 2.4 GHz / 5 GHz
    - WiFi 802.11a/b/g / WiFi 4 / WiFi 5 / WiFi 6
 Bluetooth 5.2
 Intel 9462
 WiFi
    - 転送レート 433 Mbps max
    - 2.4 GHz / 6 GHz
    - WiFi 802.11b/g / WiFi 4 (n) / WiFi 5 (ac)
 Bluetooth 5.0
 
 バッテリー 5,400 mWh (4セル, リチウムポリマー)
   - DC 15V
   - 230g
 
 4,200 mWh (3セル, リチウムイオン)
   - DC 11.4V
   - 200g
 I/O ポート - HDMI
 - SDカード x1
 - USB 3.2 Gen1 x2 (5 Gbps)
 - USB 3.2 Gen2 Type-C x1 (10 Gbps) 
    (DisplayPort 1.4, 電源)

 
 - HDMI
 - SDカード x1
 - USB 2.0 x1 (480 Mbps)
 - USB 3.0 x2 (5 Gbps)
 - USB 3.1 Gen1 Type-C x1 (5 Gbps)
    (DisplayPort, 電源)
 カメラ - 静止画:1920x1080, 16:9, 2.1MP
・ビデオ:1080p (1920x1080), 16:9, 30fps
 
 - 静止画:1280x720, 16:9, 
 - ビデオ:720p (1280x720), 16:9, 30fps
 電源ボタン 指紋認証機能付き
 
 単にスイッチ機能のみ
 キーボード キーボード領域
 バックライト付き
 キーボード領域
 バックライト無し





購入時のベンチマーク

体感としては、起動からソフトウェハ使用がとても軽くサクサクと使える。そこで、いくつかの代表的なベンチマークを行った。

CPU / GPU の性能 - CINEBENCH R15
Inspiron 5425 は、AMD Ryzen 7 5825U に内蔵GPU Radeon Graphics を搭載している。
OpenGL
103.21 fps で、CPU1732 cb となり、ビジネスPCとしては十分過ぎる性能だ。

ちなみに旧世代の Inspiron 5480 Platinum (メモリ増設して 16GB) は、CPU に Intel Core i7 8565U (第8世代) を GPU に 内蔵 Intel UHD Graphics 620NVIDIA GeForce MX150 を搭載。OpenGL が 90.34 fps で Inspiron 5425 より少し劣るがそれほど悪くない。一方 CPU は 618 cb であり Inspiron 5425 の半分以下だ。Inspiron 5425AMD Ryzen 7 5825U (2022年発売の 5000シリーズの世代) の性能が Intel Core i7 8565U (古い第8世代) よりも向上していることが分かる。
CINEBENCH R15_KIOXIA_BG 


ストレージのアクセス速度 - CrystalDiskMark 8
ストレージは、KIOXIA の BG5 シリーズ 512GB NVMe SSD (KBG50ZNS512G) を搭載していた。
Inspiron5425_KIOXIA 500GB SSD

CrystalDiskMark 8 の結果は、PCIe Gen3 の規格値 4000 MB/s からみてもそれほど悪くない。
Inspiron5425 _KIXIA_BG5_512GB_2

Inspiron 5480 Platinum の購入時の C: ドライブ (SSD 128GB) のデータと比べると、大きくスピードアップしている。
Inspiron5480_New


ビジネス用途の体感速度 - PCMark 10
ゲームや動画編集ではなく、ビジネス用途で使うソフトウェアを操作する際の体感速度を調べる PCMark 10 の結果を示す。
PCMark10_TotalScore_KIOXIA_BG5_512GB

PCMark10_DetailedScore_KIOXIA_BG5_512GB


総合性能で 5870 であった。このスコアは 1500 あれば十分使えるレベルだ。
項目別には、Essentials: 9774Productivity: 9645Digital Context Creation: 5825 となった。それぞれが 4000 を超えていれば、実用上あまりストレスを感じないと思う。Essentials と Productivity が 9000 を超えているので、実際に使っていてブラウザやOfficeソフトの起動や動作がキビキビしている体感によく合っている。

但し、Digital Context Creation、特に Video Editting Score が他の項目に比べてかなり低いが、これは Ryzen プロセッサ全体に言える傾向を反映しているようだ。


3Dグラフィック性能 - ドラゴンクエストX ベンチマーク Ver 1.6
3Dグラフィックは、ビジネス用途では動画編集や3D CAD には必要で、主にマルチコアCPUとグラフィックボードの性能、そしてメモリ容量の影響を受ける。

ビジネス用ノートPCでは、ゲーミングPCよりも遙かに性能が低いが、2012年に公開されたドラクエX ベンチならそれなりに評価ができる。

標準画質、フルスクリーンでテストした。
DraQue_KIOXIA_BG5

スコアが 5000 以上あれば、ビジネス用途には十分だと思っているので、9488 は十分過ぎる性能だ。





ピッタリサイズのインナーケース

2018年に入手した Inspiron 5480 Platinum 用に買ったものと同じ製品で色違いを購入した。以前の色がブラックで今回はグレーにした。

以前購入したブラックのケースは、ジッパーの金属製タブが割れて取れたのを、タブだけ Amazon で購入して付け替えている (詳細)。布地のケースは、4年半経過しても破れや糸のほつれは無く、布地表面の色あせも殆どない。従って同じものを色違いで購入した。

Inspiron 5425Inspiron 5480 Platinum よりサイズが僅かに小さいが、ほぼ同じサイズなので、メーカー純正品と思えるほどのピッタリサイズだ。





バッテリ性能のモニタリング

Windows 11 には Windows 10 と同様に電源管理のユーティリティ - Powercfg.exe が備わっており、その中の batteryreport 機能を使うと、Windows を使い始めてから現在までのバッテリーの満充電容量の記録や現在の満充電容量、つまりバッテリー劣化の状況が定量的にわかる。

[スタート] を右クリックし、ターミナル (管理者) を選んで Power Shell を起動し、powercfg /batteryreport と入力して Enter キーを押すと各種電源状態を記録した html ファイル (battery-report.html) を生成する。

powercfg_Win11_modified

生成した battery-report.html をブラウザで開く。Installed batteries に表示されている満充電容量は下記のようになっており、バッテリーは劣化していないことを確認した。
- DESIGN CAPACITY - 新品時の充電容量: 54,000 mWh
- FULL CARGE CAPACITY - 満充電時の充電容量: 54,000 mWh
両方とも 54,000 mWh になっており、バッテリーの初期劣化や不良は見当たらない。

BatteryReport_Installed_Battery_Inspiron_5425


バッテリーを長持ちさせたいので、設定している充電モードが適切かを確認するためにも定期的にバッテリーの状態をチェックしようと思う。

そこで、powercfg.exe のレポート機能を簡単に使えるように、バッチファイルを作った。
PowerCfg.zip のダウンロード

解凍して得られる PowerCfg.bat を右クリックして "管理者として実行(A)" を選んで実行する。

すると、"続行するには何かキーを押してください..." と表示するので、終了したいときはウィンドウを閉じる (画面の右上の [X] をクリック)。

続行すると、battery-report.html が Downloads (ダウンロード) に作成される。

続いて ”電源効率の診断レポート" を作成するが、ここで中断したい場合はウィンドウを閉じます。
60秒ほど待つと デスクトップに energy-report.html が作成される。
ここでエラーレポートも表示されるが、電源接続のとき所定時間でスリープモードにしない設定をしており、これをエラーとして表示しているようで、私の場合は問題のあるエラーでないので無視している。このレポートはよくわからない点も多いが、何かのときに役立つかも知れない。

それぞれのレポ-ト作成時のタイムスタンプも表示するようにしているので、この情報を参考にしてレポート html のフィアル名を変更して履歴として保存できる (私はそのようにしている)。


Windows 11 でのバッテリ管理
Windows 11 ではバッテリー管理関係へのアクセス方法が Windows 10 から変わっている。

タスクバー右端のバッテリーアイコンは、電源接続の場合とバッテリー起動で変化する( Win10と同じ)。
Battery_icon_Mark Battery_icon_2_Mark

バッテリーアイコン上にマウスカーソルを持ってくると、現在のバッテリーの充電状態あるいは容量(%)と推定残り時間が現れる。

バッテリーアイコンを右クリックすると現れる "電源とスリープの設定" をクリックすると "システム > 電源とバッテリー" の設定画面が現れる。ここにも現在のバッテリーの充電状態あるいは容量(%)と推定残り時間が表示されている。
PowerMode_2

少し下にスクロールすると、"電源モード" を選択できるメニューがある。


バッテリー駆動時間を長くしたいなら、"トップクラスの電源効率" を選ぶとよく、通常は "バランス" がよいと思う。

バッテリーアイコンを右クリックすると、Wi-Fi、Bluetooth、スピーカー、ディスプレイの設定や明るさの設定と一緒に "バッテリー節約機能" を選択できる。これはバッテリー駆動しているときに選択できるようになり、"トップクラスの電源効率" を設定したことになる。

タスクバーの右に表示されるバッテリーアイコンをクリックして表示される "推定残り時間" は、状況に応じて変化する。起動直後やバッテリーを使う作業の直後は残り時間が短くなる。直前の状況に応じて計算しているようだ。

この Windows 11 の仕様はとても使いにくいので、Windows 10 の仕様に戻したい。
他にも Windows 11 よりも Windows 10 の方が使いやすい機能が多くある。そこで以下で改善を試みる。






Windows 11 - 使いにくさへの対応 [2023/05/28 追記]

OneDrive の無効化と削除 - Windows 10 / 11 共通
OneDrive はファイルやフォルダの管理を複雑にするので、以前から使っていない。クラウドへのファイルのバックアップはコストパフォーマンスのよい他のサービスを使うべきだというのが、管理人の以前からの考えなので、OneDriveでバックアップされているファイルを本来のフォルダへ戻し、OneDriveを無効かしたのちアンインストールした。必要な時には OneDriveのWebページから復活させるのは容易だ。


タスクバーやスタートメニューを Windows 10 の仕様に戻す
これまで、タスクバーからポップアップするオリジナルのツールバーに、よく使うソフトウェアを登録して利用してきた。Windows 11 ではこの機能が使えず、管理人にとっては非常に使いづらい環境になってしまった。

そこで、ExplorerPatcher というフリーソフトを使うことで、スタートメニュー、タスクバーとファイルエクスプローラを Windows 10 風に変更した。このソフトは非常に便利なのでお勧めだ。

Windows 11 のデフォルト設定では実現せず、ExplorerPatcher で実現したものを、いくつか紹介する。

ツールバーから自作オリジナルの Quick メニュー (Win11 初期設定では実現しない)
QuickMenu2_s

このように ツールバーとして Quick メニューを作り、よく使うソフトウェアをここから簡単に起動できる。2014年から使い始めていて、すべてのPCに設定して使っている。今はこれなしにはPCライフが送れない状況だ。

スタートメニュー
Win11_StartMenu_s
[スタート]をクリックすると、最初から "すべてのアプリ" が表示されるように設定可能だ。
さらに、電源ボタンの横に "ダウンロード" と "設定" のボタンも配置できる。

PC
PC_s
ファイル エクスプローラの設定変更もできて、このように表示アイテムをすっきりさせることが可能。管理人が個人的に必要だと思うアイテムだけを表示できている。

電源の状態表示
BatteryStatus
通知領域にあるバッテリーアイコンを左クリックすると出てくる表示で。電源の現在の状況と電源モードを簡単に変更できる。

電源オプションの呼び出し
Ppower_Option_s
通知領域にあるバッテリーアイコンを右クリックすると出てくる表示。電源オプションを簡単に呼び出せるので便利だ。

NetWork の状態と設定
NetWork_blur.png
現在のネットワークの状態 (上は有線接続の例) を示すアイコンを左クリックすると、拾える Wi-Fi の SSID 一覧が表示される。





データバックアップ用の外付けSSDを作る [2023/05/28 追記]

データバックアップは、PCと一緒に持ち歩いている外付けストレージを使って、一日に1回以上バックアップしている。
さらに同じ内容のバックアップをオンプレミス で行っている (自宅 / 会社それぞれのサーバー利用) ので、二重バックアップになっている。以前からクラウドは使わない人だが、大震災がぼちぼち来るらしいので、そろそろクラウド利用も検討している。

KINGSTONE 1TB SSD (SNV2S1000G) - PCIe Gen4 x4 対応
Kingstone_1TB_SSD_s
購入時は、割引と500円クーポンのおかげで6000円台前半、とコスパが良かったのでこれを入手した。
PCIe Gen4 x4 では Read 3,500MB/s, Write 2,100MB/s がカタログ値だ。

外付けSSDケース
PCのストレージ換装時のクローン作製の目的で購入したので、ネジを使わずにSSDの脱着ができるものを選んだ。

SSDを換装するまでは、バックアップ用の外付けストレージとして、KINGSTONE の 1TB SSD (上記) を装着して使うことにした。

これを使って日常的なデータのバックアップを行う。

この外付けSSD の読み書き速度を CrystalDislkMark 8 で調べてみた。

外付け_KINGSTONE 1TB SSD_速度

USB3.2 Gen2 の Type-C 接続なので、理論的には最大 1200 MB/s なので少し遅い気もするが、それでも外付けHDDを比べたら6倍以上速い。ほぼ毎日 20 ~ 30 GB のデータバックアップを行うときの待ち時間がストレスフリーになった。




プレミアムサポート

Dell が提供する各種サポートには以下のようなものがある;
ベーシック サポート (PC購入時に自動的に付加される)
プレミアム サポート (PC購入時あるいは後から追加購入できる)
アクシデンタル・ダメージ サポート (PC購入時にのみ契約できる保険の一種、自分の不注意や事故でも無償修理対応可能)
1~2年後のバッテリー交換サポート (PC購入時にのみ購入できる、バッテリー代を含む)

プレミアムサポートの具体的な内容は、オンサイト・サービス (自然故障の修理 / 部品交換を自分が指定する場所まで来てくれて、そこで作業を行ってくれるサービス)、宮崎にあるテクニカルサポートセンターによる日本人による技術サービス (チャット、電話、リモート操作によるサービス) が提供される。サポート期間も1年間から最長4年間まで選べ、期間に応じて価格が設定されている。

ちなみに、今使っている Inspiron 5480 Platinum 購入時には上記すべてを契約し、すべてを利用する機会があった。費用は当時で¥50,000程度で、結果として非常にコスパの良いサポートになっている。

さて今回購入した Inspiron 5425 は、何も追加せずに即納モデルを購入した。従って1年間のベーシックサポートのみが付いている状態だ。ベーシックサポートの対応窓口は海外(中国)の担当者となり、保証修理対応となった場合はPCを送る必要がある。

他のサポートについては、「アクシデンタル・ダメージ サポート」と「 1~2値援護のバッテリー交換サポート」は、後から追加購入できないが、プレミアムサポートは後で追加購入できる。

もし購入と同時にプレミアムサポート4年分(最長期間) を追加していれば、追加費用は¥44,000 (¥54,000 からの割引) となった。後から最長4年分のプレミアムサポートを追加購入すると ¥69,000 となる。ちなみに Dell は2回の分割払い (金利なし) も受け付ける。¥25,000 の違いは大きいが、今回は予算の関係上10万円以下に抑えたかったので、敢えて各種サポートを一切つけなかった。

価格は 2023年5月時点のもの

アクシデンタル・ダメージサポートが使えないので、何か事故でPCの修理ができなくなった場合は、別の保険で物損事故として新たにPCを買い換えるしかないだろう (使える保険をリストアップしておこうと思う)。バッテリーについては Dellオンラインで安く購入できるし、自分で交換するのは難しくない。

プレミアムサポートは後から購入しようと考えている。

購入単価は安いが、質面で不安のある Dell PC、これを日常のメインマシンとして使う場合は、プレミアムサポートは必須であるだけでなく、4年間も修理部品を保有して顧客の指定場所での出張修理が可能なのは Dell PC を使う利点になる。この利点は利用してみないと実感できないかもしれない。






何かあれば、追記します。


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テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

番外編 - 激安8インチタブレット TECLAST P80T_ROW

2022/12/24
追記 2023/05/13


激安タブレット - TECLAST P80T_ROW

docomo の dtab Compact d-01J (HUAWEI) をWiFi接続専用機(白ROM)として2018年から使っていたが、バッテリー劣化が進み使い物にならなくなった (4年使えれば良いほうだ)。そこで、同じ使用目的にあわせて新しいタブレットを入手した。

 実際に使ってみると、購入前に調べた口コミ、動画、ブログなどの情報と異なる内容が多くある。Android端末は公開していないマイナーバージョンが混在していることがあると聞いているので、同じモデルでも性能が違っている可能性もある。あるいは調べ方が十分でない可能性もありそうだ。



 ストリーミング動画再生がスムーズにできなくなったが、解消した [2023/05/13 追記]
ワイヤレスアップデートの通知がありアップデートしたところ、WiFiでの通信速度が極端に悪化し、YouTube や Amazon Prime Video などのストリーム配信の動画が再生中に何度も読み込み状態になり、画像と音声の同期不良、駒落ちやグリーンスクリーンの出現など、かなり我慢しないと使いものにならない状況になった。
2023/05/11 に通知されたワイヤレスアップデートにより V1.07_20230510 にアップデートしたところ、WiFi 通信が改善され、動画再生の問題も解消した。購入時と同じ状況に戻った。次のワイヤレスアップデートはスキップしたい。



使用目的

使用目的が以下のようなものだ。だいぶ限定的だと思う。
  片手で持ちやすい軽量で8インチサイズのタブレット
  できるだけ新しい Android バージョン
  YouTube の視聴
  Amazon Prime Video の視聴
  Amazon music の視聴
  Kindle 書籍の利用
  Google Play

たまに、
  TVer
  twitter
  ネット検索
  G-mail
  ブログ編集
  PDF, スプレッドシート, 画像ファイルを人に見せる

といった使い方だ。

一方、WiFi専用(キャリア通信はしない)で、カメラは使わず、Bluetoothイヤホンを使う。そこでカメラの性能とスピーカー性能はどうでもよく、SIMも使わない。

このような条件下で、できるだけ安いタブレットをAmazonで探して、TECLASTの tPad P80T を見つけた。1000円割引クーポン付きの10,900円、つまり 9,900円で購入した。

先ず、このアマゾンのページをサクラチェッカーで調べるとサクラ度80%となった。
さらに、高評価(☆4つと5つ) が 63% だが、サクラ度80%なので高評価は 50% くらいにしておこう。そして低評価(☆1つと2つ) で 19%、その内容は最初から動かないなど厳しいものが多い。これがの厳しいコメントの多くが勘違いの可能性がありそうなのは、購入してから分かった。

それを承知で価格を優先して試しに購入した。本当に不良品なら返品すれば良い。

YouTube で P80T と Fire 8HD との比較動画があり、そこでは P80TではAmazon Prime Videoの視聴ができないと評しているが、私が入手したものでは、ストレスなく音声遅延もなく視聴できた。

口コミでの酷評や動画での評価と、実際に入手したデバイスの状況がかなり違っている。そこで、この記事をアップする。

さて、その違いはどこからくるのか? この Amazonのページでは、型式が P80T-3 と "-3" が付いているので、何かマイナーバージョンの違いが、評価の違いに繋がっているかも知れない。


スペック比較 - d-01J (ドコモ, 白ROM) vs. P80T

 デバイスdtab Compact d-01JtPad P80T_ROW (P80T-3)
 メーカーHUAWEITECLAST
 外観dtab_d-01JP80T
 サイズ
 重量
 216mm x 124mm x 7.6mm
 325g
 237mm x 153mm x 4.9mm
 328g
 ディスプレイ 8.4 inch
 TFT / 1600 x 2560 pixel
 8 inch
 IPS / 1280 x 800 pixel
 メモリ ROM: 16GB
 RAM: 3GB
 microSDXC: 最大256GB
 ROM: 32GB
 RAM: 3GB
 microSDXC: 1TB
 無線通信 WiFi: IEEE802.11a/b/g/n/ac, 2.4/5GHz
 Bluetooth: 4.1
 WiFi: IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax, 2.4/5BHz
 Bluetooth: 5.0
 バッテリー 4,980mAh 4,000mAh
 接続端子 microUSB (Type-B) microUSB (Type-C)
 スピーカー ステレオ ステレオ
 カメラ アウトカメラ: 800万画素
 インカメラ: 800万画素
 アウトカメラ: 200万画素
 インカメラ: 30万画素
 CPU HiSilicon Kirin 950 / 8コア
  - 2.3GHz 4コア ARM Cortex-A72
  - 1.8GHz 4コア ARM Cortex-A53
 Allwinnwe A133 / 4コア
  - 1.8GHz 4コア ARM Cortex-A53
 GPU Mali-T880 MP4 Imaging Technologies PowerVR Rogue GE8300
 OS Android 6 (Android 7に対応) Android 11 (Android 12に対応)
CPU-Z for android で調べた

使用目的に関係するスペックは赤文字で示した。


使用感

d-01J に比べると少し反応や動作が遅く感じる。CPU のスペックからも理解できるが、少し待てば良いのでストレスを感じるほどでもない。iPadに慣れている人には苦痛かもしれない。3GB RAM は救いになっていると思う。

そもそもの主な使用目的ではそれを使い始めるまでのモッサリ感を受け入れてしまえば、動画や音楽が始まったあとの視聴にストレスを感じることはない。ブログ編集でも編集画面が表示されれば、あとはストレスを感じない。ブラウザもたまに検索する程度なら、そして急いでいなければ何の問題も感じない。

ネット接続 👍
以下のケースで、簡単に問題なく接続できる。
有料 / 無料 WiFiスポット
ポケットWiFi、他端末からのテザリング
DHCP / IPアドレス固定 の」無線LAN

動画再生 👍
▶ YouTube: WiFi で遅延無く再生
Amazon Prime Video: WiFiストリーミング再生で遅延なく再生
TVer: WiFiストリーミング再生で遅延無く再生
mp4ファイルの再生も問題無い

音楽再生 👍
Amazon music: 問題無く再生
 タブレットで音を聞きたいときは、常にBluetoothイヤホンを使用。
 Bluetooth接続のイヤホンやスピーカー、オーディオシステムに繋げば、性能なりの高音質で楽しめる。
音質に拘って聴きたい時は、タブレットは使わず Walkmanを使っている。

ネット検索 - ブラウジング 👍
Google Chrome: WiFi通信品質さえ確保できれば、少し動作が遅いが全く問題ない。

電子書籍 👍
Amazon Kindle: 全く問題なくスムーズに利用できる。
最近は紙の書籍よりも Kindle が多い

文字ベースアプリ 👍
下記のアプリ使用で全くストレス無く使える。
G-Mail
twitter
ブログ編集
Google Sheets, Microsoft Excel
PDF表示 (acrobat, Chrome表示)

Bluetooth接続
Bluetooth接続のキーボードやマウスが問題なく使える。
Bluetooth接続のステレオイヤホンでAmazon musicを楽しみながら、ブログ編集もできる。
但し、接続操作を行うときは反応が遅く慣れが必要だ。

バッテリー消費
WiFi 通信を使うとバッテリーの消費が大きい傾向がある。これはAndroid端末の一般的な傾向だと思う。
P80T の傾向としては、満充電後7時間から9時間程度使えるようだ (購入直後)。
例えば、
・YouTube:5時間
・Amazon music:2時間
・ディスプレイON:7時間
・ブログ編集:30分
・ブラウザでの検索:30分
といった使い方でバッテリーは8時間程度もつ。

内蔵スピーカー 👎
P80T のスピーカーは絶望的に音質が悪い。d-01J の方が遙かに音質が良かった。
しかし Bluetooth接続のイヤホンや外部スピーカーを使う前提なら、内蔵スピーカーなど不要だ。

内蔵カメラ 👎
絶望的な解像度。Zoom会議ならギリギリOKかもしれない。コスト対策で安いカメラを内蔵しているのだろう。

取り回し - サイズと重量
P80T は d-01J よりも少し大きく、しかし薄い。裸で使う場合の取り回しには殆どを違いを感じない。
d-01J には指紋認証機能があったが P80T には生体認証機能が無いので、ログインにPINを入力するのが面倒。
裸で使う習慣がなく常にケースを使うので、取り回しの良さはケースに大きく依存する。今のところ満足できるケースがまだ見つかっていない。



購入時

P80Tのパッケージ、最初のセットアップなどについて...

購入時のパッケージ
P80T_Box割としっかりした紙の化粧箱に製品が収まっている。

タブレット本体、ACアダプタ、USB A-C ケーブル、ペラペラの取説の冊子 (他言語、日本語も含まれている) と保証書(英文と中文)が含まれている。

入手した端末は、SIMには対応していないようだ。

最初のセットアップ
最初に電源をONしてから、WiFi の設定、Googleアカウントの登録などを行い、再起動時に時間が長いと感じた。せっかちで待ちきれない人は、異常と感じる可能性もありそうだ。ハングアップしているわけではなく、じっくりと待てば立ち上がった。2回目以降の起動は、最初のセットアップ時よりもかなり早く立ち上がる。

d-01J から P80T へのデータ移行
P80T の最初のセットアップ時に、データ移行のオプションがいくつか示され、その中で Googleサービスによるデータ移行を実施した。Android端末では、最近はこの方法が最も楽で確実だと思う。



今の所、当初想定した使い方ではストレスを感じることなく、以前の d-01J と同じように使えている。
何かあれば、追記してゆくつもりだ。




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keywords: Windows10 Windowsシステムツール 修復

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番外編 - DELL Inspiron 14-5480 Platinum の特徴と不具合解消

2019/01/02
 追記・更新 2019/03/24
追記・更新 2021/08/18
追記・更新 2021/08/12
追記・更新 2021/08/30
追記・更新 2021/09/27
追記・更新 2021/11/24
追記・更新 2022/10/18
追記・更新 2023/01/29
追記・更新 2023/05/12

▶ 2023/05/12: CPU発熱問題の解消
▶ 2023/05/12: インターネット接続不安定化から接続不能事象の解消
▶ 2023/01/29: ベースカバーの交換とバッテリ充電モードの変更
▶ 2022/10/18: Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消
▶ 2022/10/08: Windows10 スタートメニューの Windowsシステムツールの修復
▶ 2021/08/18:
バッテリー、ボトムケース、キーボード一体型パームレストを契約内無償交換
▶ 2021/08/21: PCを最初に購入した時のバッテリーが最初から劣化していた可能性が見つかった
▶ 2021/08/30:
 電源スイッチとスピーカーを契約内無償交換
▶ 2021/09/27: パームレスト一体型のキーボードを契約内無償交換
▶ 2021/11/24 CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果を入れ忘れていたので追記




DELL Inspiron 14-5480 Platinum - コストパフォーマンスが良い


このPCには大変満足している。

毎日持ち運ぶのが全く苦にならず、とてもキビキビ動作するモバイルパソコンといえる。なによりもデフォルトのディスプレイ設定(150%推奨)で老眼にとても優しく見やすい (私にはこれが最大の購入動機だった)。老眼でなければ 100% 設定にすれば Full HDの画面を広く使える。



Inspiron 14-5480 Platinum については、以下のサイトがとても良い参考になる。
  1. パソコン納得購入ガイド - 使いやすくて高パフォーマンスな14インチ標準ノート DELL Inspiron 14 5000 (Inspiron 14 5480) レビュー
  2. 【Whisky Lake】アルミ天板と狭額画面のスタイリッシュ!14インチノート DELL Inspiron 14 5000 (5480) レビュー
  3. 【Whisky Lake】アルミ天板と狭額画面のスタイリッシュ!14インチノート Inspiron 14 (5480) の2機目レビュー プラチナシルバー
  4. PROTOTYPE - Dell Inspiron 14 3000 (5480) のレビュー GeFOrce MX150搭載も選べる!スリムベゼル採用の14型ノートパソコン
これら記事を踏まえて、一般的なレビュー記事で取り上げられていない項目を中心に、実際に使いながら細かい仕様や長期間(4年程度)使用時に発生する様々なトラブルや問題への対処についても、今後追記してゆく。私の個人的事情も多少含まれるが、備忘録の意味もあるのでご容赦頂きたい。



目 次

 ● モバイル用としての14インチPC
 ● プレインストール - Microsoft Office の問題
 ● Outlook365 - 添付ファイル付きメールがタイムアウトで送信できない [解決] 
 ● プレインストール - PDF編集ソフトウェア

 ● 画面サイズと表示サイズ
 ● サイズと重量の比較 (カタログ値)
 ● ストレージの比較
 ● HDDアクセスの比較
 ● CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果
 ● アクセスモニタLED

 ● 電源モニタLED
 ● 電源をオフにするとLEDは "電源モニタ" に自動切替え
 
 ● バッテリー駆動時間
 ● ファンクションロック (ファンクションキーの切り替え)
 ● Bluetoothマウスが時々動かなくなる [2019/02/01 更新]
 ● Bluetooth 5 対応 (4.2ではなかった)
[2019/03/25 追加]
 ● PC起動のインジケーター

 ● 回復ドライブ
 ● アルミ天板奥の角 (2カ所) の変形の心配 [2019/02/01 追加]
 ● アクセサリ - ぴったりサイズのインナーバッグ
 [2019/03/24 追記修正]
 ● バッテリー交換 - 新品時に劣化していた可能性 [2021/08/21]
 ● ベースカバー / パームレストとキーボードアセンブリの交換 [2021/08/18-09/27]
 ● Windows10 スタートメニューのWindowsシステムツールの修復
 ● Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消 
 ● 割れたベースカバーの交換再び - プレミアサポートの効用 [2022/12/08 - 2022/12/22]
 ● バッテリー交換と充電モードの変更 [2022/11/05 - 2023/01/29]
 ● メモリ不足のエラー - SupportAssist メモリ使用量の肥大化 [2022/12/27]
 ● メモリの増設 [2023/05/12]
 ● インターネット接続不安定/接続不能事象の解消 [2023/05/12]
 ● CPU発熱問題の解消 [2023/05/12]


モバイル用途としての 14インチPC

ほぼ毎日ノートPCを持ち歩いて使っているが、11.6インチPCの画面では、フォントやアイコンなどすべてが小さく感じて、長時間見ているとピントが合わなくなるくらい目が疲れることもあった。

一方、自宅などで17インチの液晶パネルにつないで使っているときは、小さくて見づらいこともなく、目の疲れもほとんど感じない。そこで、より大きな液晶を搭載しつつ、軽量コンパクトなノートPC を探していた。

そして、液晶回りの縁を狭く作ることで横幅と奥行きを小さくした 14インチの液晶を搭載し、持ち歩き可能な薄型軽量の製品 DELL Inspiron 14-5480 Platinum を入手した。実際に使ってみて気づいたこと、取説に書かれていない仕様、モバイル機としての利便性 (現在持ち運び用として使っている DELL Inspiron 11-3148 2in1 (11.6インチ) が比較対象) と使いこなし情報、などを紹介する。

DELL Inspiron 11-3148 2in1 (11.6インチ) を使い始めて4年目に入っているが、タブレットとしても使えるのが気に入っている。長期間利用しているこの機種に関する記事は、Dell Inspiron 11-3148 (2in1) の」特徴と不具合解消 (Dellのサポート) に不具合解消に関して追記を継続している。

タブレットとしても使えるのが気に入っており、とことん使うつもりだ。

DELL Inspiron 14-5480 Platinum - 今回購入した14インチPC

少し大きめのディスプレイにして老眼でも見やすくするのが最優先事項。14インチを選択した。しかも毎日持ち運んで使えるように、軽量コンパクトであることも重要なポイント。そこで Inspiron 14-5480 Platinum を選択。今使っている11.6インチPCよりは、幅と奥行きは少し増えるが、逆に薄い! 重量は殆ど変わらない。
  • CPU: Intel Core i7 8565U (第8世代 Whisky Lake-U - 4 Core / 8 Thread - 1.8GHz、boost 4.6GHz)
  • 内蔵GPU: Intel UHD Graphics 620 / NVIDIA GeForce MX150 (2GB)
  • Memory: 8GB, DDR4
  • Storage: 128GB M.2 PCIe NVMe SDD (システム) + 1TB HDD 5400rpm (ストレージ)
  • Display: 14 inch IPS, 1920 x 1080 (Full HD)
  • OS: Windows 10 Home
システムは SDD で爆速、1TB HDDもストレージとして使えるのはありがたい。メモリも倍の8GBになりスピードアップ。CPUも第8世代 Core i7 Whisky Lake-U で大幅パワーアップ。まさにミドルクラスのPCだ。DELLのサイトで調べてみると、元々コストパフォーマンスが良い上に、年末セールの値引きもあり、3年前入手したローコストPCである Inspiron 11-3148 2-in-1 (11.6インチ、Office Home & Business 付き) と Office無しの Inspiron 14-5480 Platinum が保守サービス契約付きでほぼ同じ費用で、別途アマゾンで購入した Office Home & Business の費用が今回余計に必要だった。

DELLの保守サービス契約はレベルが高くて気に入っているので、今回は最初から「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。さらに容量低下したバッテリーを新品に交換できる「2-3年目バッテリー保証延長サービス」(¥5,900)も追加した。2~3年目で新品のバッテリーに交換できるのはチョットお得かもしれない。

Inspiron 5480 
Inspiron 5480_2


外観は、価格の割には高級感があり、MacBook に近い丸みを帯びた上品なデザインだ。

<目次に戻る>



プレインストール - Microsoft Office の問題

Officeの製品構成はちょっとわかりにくい。
3年前に 11.6インチPC - Inspiron 11-3148 を注文した時は、Microsoft Orrice 2016 Home & Business Premium というパッケージのプレインストールを選択した。これは、最初の1年は 「Office 2018 Home & Business」として利用でき、2年目以降は 「Office 365 Business」として最新バージョンへのアップデートが永続的に可能、ただしプレインストールしたPCが使える限り利用可能、というものだった。このパッケージのキーワードは Premium だ。

今回 DELLの公式サイトでの Microsoft Office のオプション表示は、以下のようになっていた。

Office 

左側の画像に "Office Home & Business Premium" とあるので、Premium 版だと思ったが、右側の選択ガイドには Premiumという表記が無い。DELLに確認したところ、現在は Premium 版は販売しておらず、Office 2016 (永続ライセンス版) のPersonal、Home & Business、Professional の3パッケージのみだとわかった。DELLは、Web表示の画像に誤りがあったことを認めた。

現在は以下のように改められている。

Office_revised 


この誤記で、知らずに影響を受けたユーザーはどれほどいるのだろうか?

私は、Officeバンドル無しで注文し、別途Amazonで Office 365 SOLO を購入した。

<目次に戻る>

Outlook365の異常 - 添付ファイル付きメールがタイムアウトで送信できない

[2019/01/15 追記]
このPCに最初にインストールしたのが Office 365 Solo だ。このOffice はPCへのバンドル版ではなくて、個別にAmazonから購入したものだ。

Office 365 Solo に含まれている Outlook 365 を使い始めて10日ほど経った頃、添付ファイルがあるメッセージが殆ど送れなくなった。送信できたとしても添付ファイルが壊れてしまう。正常動作していた時から異常が見られるまでの期間、新たにインストールしたソフトウェアは無い。但し電源管理や不要なスタートアップやサービスを無効化するなどの、環境設定の調整は行った。Dell 提供の SupportAssist も実行した。

Microsoft の Officeサポートのアドバイスをもらいながら、様々なチェックを行い、最終的には 新しいWindowsアカウントを作り、そこへOffice365を再インスト-ルしたが、それでも解決しなかった。唯一貢献してくれたのは、メールが送れない時のエラー番号の意味がわかったことだ。メール送信のタイムアウトが原因だという。結論として、Outolook 365 単体の問題ではなくパソコン側の問題だという。他社製品が要因だと見事に(?)切り分けてくれた。

そこで、Dellカスタマーサポートに連絡をしたが、このような事例はデータベースには無く、いくつかの対策を試したが解決しなかった。ハードウェアには問題が無いことも念のため確認。Dellカスタマーサポートは、Windowsに本当に原因があるかどうかわからないのに親切に対応してくれ、Microsoft の2人の担当よりも明らかにスキルが高かった。Dellマスタマーサポートの人と色々話しをしているうちに、1つひらめいたので、それを実行したら見事解決した。要するに他のインストールプログラムが何らかの干渉を起こしているのなら、一時的にそのサービスを停止させてみれば問題解決するはず...というもの。Dellカスタマーサポートの方が嫌がらずに相談に乗ってくれて色々な会話ができたのが、この方法を思いついた一因だ。

左下のスタートアイコンを右クリックし、"ファイル名を指定して実行(R)" をクリック。現れるダイアログで msconfig と入力し [OK] クリック。現れた "システム構成" ダイアログで、[サービス] タブを選び、"Microsoft のサービスをすべて隠す(H)" にチェックする。ここで [すべて無効] ボタンをクリックしてPCを再起動。

すると、問題は解決。つまり添付ファイル付きメッセージが問題なく送信できるようになり、受信した添付ファイルが壊れることも無くなった。Dellカスタマーサポートの担当者に感謝したい。

あとは、すべて無効にしたサービスを1つづつ戻しながら、どのサービス/ソフトウェアが原因だったのかを調べた。結果として、いずれのサービスもソフトウェアも問題にならないことがわかった。明確な原因は不明だが、考えられるのは、SupportAssistの "パフォーマンスの調整""ネットワークの最適化" が遠因かもしれないが、ピンポイントで原因は不明のまま。"パフォーマンスの調整" を実行すると HID準拠マウスのデバイスドライバの設定が勝手に変更され、"ネットワークの調整" を実行すると Blurtoothのデイバイスドライバの設定が変更されることは分かっている。何をどう調整するかわからないこれらの機能は、使うべきではない。この経験から、濡れ衣かも知れないが SupportAssist を容疑者に入れ、気長に調査中だ 。 

回復を実行して工場出荷状態に戻さずに済んで、助かった。

[2021/08/18 追記]
購入してから2年8ヶ月経ったが、Support Assist は頻繁にアップデートされる。アップデートの結果、どのタイミングがはわからないが、上記の問題は解消されている。

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プレインストール - PDF編集ソフトウェア [2019/01/04 追記]

個人的にはPDF編集ソフトウェアは必須なので、これまで色々なものを使っている。中でも Foxit PhantomPDF は良さそうだと思っていたが普通に購入すると結構高価だ。ところが、今回DELLのサイトで Foxit PhantomPDF スタンダードが、¥3,600 でプレインストール可能なのを見つけた。このPCを使い続ける限りこの価格で使い続けられるので、プレインストールを選択した。

[2021/08/18 追記]
購入してから2年8ヶ月経過し Foxit PhantomPDF スタンダードは、セキュリティの高いPDF作成にとても役立っている。コスパの良い選択だったと思う。

<目次に戻る>

画面サイズと表示サイズ

14インチと11.6インチの画面サイズは、下の写真のように劇的な違いはない。

しかし、液晶の解像度は大きく異なる。14インチ液晶の解像度は 1920 x 1080 、比較対象の11.6インチ液晶は 1366 x 768 となっている。そして、スタートメニューから [設定] - [デイスプレイ]「拡大縮小とレイアウト」のデフォルトは、14インチ液晶は 150% (推奨) となっていて、一方 11.6インチ液晶は 100% になっている。つまりフォントやアイコンが150%大きくなったわけだ。
 LCD_Comparison 
表示サイズの増加(ほぼ150%)は、とても良い。第一の目的は達成だ。

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サイズと重量の比較 (カタログ値)

モデル名Inspiron 11-3148Inspiron 14-5480
ディスプレイサイズ11.6インチ14インチ
292 mm324 mm (32 mm 増)
奥行き196 mm232 mm (36 mm 増)
厚み20.8 mm18.77 ~ 19.1 mm
重量1.55 Kg1.48 Kg (実測 1.575 Kg)

カタログ値での比較から、14インチPCの重量と厚みは減っている。幅と奥行きは増えているが、下の写真のようにそれほど大きな増加ではない。結論として14インチの Inspiron 14-5480 は持ち歩きには全く問題ない。

[2019/01/07 追記]
表示精度の良いハカリで重量を量ってみると 1.575 Kg だった。Inspiron 11-3148 に比べて 25g 程度の僅かな増加だ。

Size_COmparison 
14インチPCの上に 11.6インチPCを重ねた。幅と奥行きはこの程度の違いしかなく、14インチPCでも十分持ち歩ける。

Thickness_Comparison 
左の14インチPCの方が、右の 11.6インチPC よりもむしろ薄い。

Inspiron 11-3148 (11.6インチ) がモバイルPCなら、Inspiron 14-5480 も十分モバイルPCとして使える。

<目次に戻る>

ストレージの比較

11.6インチPC (Inspiron 11-3148) は 500GB HDD 搭載。
一方、14インチPC (Inspiron 14-5480) はハイブリッドストレージで、システム (Cドライブ)が 128 GB SSD、Dドライブが 1 TB HDD の構成だ。SSDのシステムドライブに、ソフトウェアをインストールすれば、Windows起動や各種ソフトウェアの動作がとても速くなる。さらにデータは 1 TB のHDDに余裕をもって保存できる。
ハイブリッドドライブ
Windowsの起動に15秒程度、Outlook、Excel、Word、PowerPoint、Visual Studio 2017 などの起動が5秒程度と、劇的に速くなった。

<目次に戻る>

HDDアクセスの比較

HDDのベンチマークソフト CrystalDiskMark でHDDアクセスを調べた。

Inspiron 11-3148 (500GB HDD 5400 rpm) は、100GB程度の空き領域で、以下の結果。 
Inspiron3148 HDD 

一方、Inspiron 14-5480 Platinum は、システム (Cドライブ) SSD の空き領域が 48 GB、Dドライブ HDD の空き領域が 700 GB程度の状態で、調べた結果は以下のようになった。

CrystalDiskMark6-C_2 CrystalDiskMark6-D 

SSDのシステムドライブの速さが際立っていることがわかる。
<目次に戻る>



CHINEBENCH R15 のベンチマーク結果 [2021/11/24 追記]

マルチコア性能を計測する CHINEBENCH R15 で調べて見た。

CHINEBENCH_HI_Result

CPU は 639 と本格的にゲームを楽しむのでなければ、十分な性能だ。
計測はやっていたが、記事に入れるのを忘れていたので追記した。
<目次に戻る>




アクセスモニタLED

11.6インチPC - Inspiron 11-3148 2-in-1 は、 くるっと折りたたんでタブレットとしても使える仕様のためか、ドライブへのアクセスモニタとしてのLED点滅機能が無い。唯一搭載されているインジケータLEDは電源状況を知らせるものだ。

PCが固まってしまったとき、ドライブへのアクセスモニタとしてのLEDが点滅していれば、単に遅いだけでもう少し待って様子をみようといった判断ができる。固まってしまった時にこの確認ができないのは不便だった。

Access_LED.png 

14インチPC - Inspiron 14-5480 Platinum のインジケータLEDは電源プラグの横にあり、ドライブアクセス確認用と電源状況確認用を切りかえて使える。[Fn] + [H] で切り替える。現在設定されているモードは、実際の動作で確認するしかない。
ドライブアクセスモニタは、SSD (Cドライブ)、HDD (Dドライブ) の双方の状況を示す。

<目次に戻る>

電源モニタLED

電源モニタでのLED動作は、
・白色に点灯: ACアダプタに接続して充電中
・橙色に点灯: バッテリ残量が非常に少ない
・消灯   : 上記以外の状態


電源をオフにすると LEDは "電源モニタ" に自動切替え

LED表示は、[Fn] + [H] で ドライブへの "アクセスモニタ" と "電源モニタ" の切り替えができる。
ところが、"アクセスモニタ" に設定していても、電源をオフ (スリープ、休止状態、シャットダウン、再起動) を実行すると、自動的に "電源モニタ" に切り替わる。

電源モニタの動作
・白色に点灯: 充電中(ACアダプタ接続中)
・橙色に点灯: バッテリ残量が少ない
・消灯: 上記以外の状態

<目次に戻る>

バッテリー駆動時間

実際のバッテリー駆動時間は、最も電力消費を抑えた"最大のバッテリ残量"のモードで、満充電 (100%) からバッテリー残量6% になるまで 7時間40分ほどであった。画面の明るさ50&で、動画再生はせず、メール、Webサイト閲覧、Excel、Word、ホームページビルダーでのWebサイト作成など、一般的な事務仕事に近い作業を行い、動画視聴、動画編集といった重い作業は無しの条件。実用的にはかなり役立つレベルだ。

Amazon Prime Video をWiFiでストリーミング再生した時は、同じ条件下で満充電からバッテリー残量 6%まで、4時間30分程度であった。

<目次に戻る>


ファンクションロック (ファンクションキーの切り替え)

[F1] から [F12] までのファンクションキーは、そのまま押した時と [Fn] との同時押しの時の機能の優先度の切り替えができる。[Fn] + [ESC] で切り替えでき、トグル動作である。現在設定されているモードは、実際の動作で確認するしかない。なおファンクションロックは、モビリティーセンタでは設定できない。

<目次に戻る>

Bluetoothマウスが時々動かなくなる [2019/02/01 更新]

これは、Blurtoothコントロールのデバイスドライバにある節電機能の悪影響だ。

スタートメニューを右クリックし、メニューから "デバイスマネージャー (M)" を起動し、"ヒューマン インターフェース デバイス" を展開し、"Bluetooth 低エネルギーGATT対応HIDデバイス" を右クリックして [プロパティー] を開く。

デバイスマネージャ3  Bluetooth 低エネルギーHID  

開いたプロパティの [電源の管理] タブを選び、"電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)" のチェックを外す。

試行錯誤の結果、この1カ所の設定変更のみで問題解消できると思われる。まだ問題がある場合や、さらに何かわかればアップデートしようと思う。

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Bluetooth 5 対応 (4.2 ではなかった) [2019/03/24 追加]

すいラボ のけんさんの記事で、Inspiron 5480 は Bluetooth 5 に対応していると書かれていた。

この記事では、Bluetooth Version Finder v1 というアプリが紹介されていたので、早速ダウンロードしてインストールした。
実行すると、以下のようになって、Bluetooth 5 だと分かる。
BluetoothVersionFinder 

さて、このダウンロードサイトには丁寧な説明があり、Bluetoothバージョンはデバイスマネージャで確認できると解説している。
Inspiron 14-5480 Platinum の場合は、デバイスマネージャで "Bluetooth" - "インテル(R) ワイヤレス Bluetooth(R)" を選びプロパティを表示し、[詳細設定] タブを開くと、ファームウェアバージョンが 「HCI 9.256 / LMP 9.256」となっいてる。

このダウンロードサイトの説明では、以下のような LMPバージョンの一覧があり、

LMP 9.x – Bluetooth 5.0
LMP 8.x – Bluetooth 4.2
LMP 7.x – Bluetooth 4.1
LMP 6.x – Bluetooth 4.0
LMP 5.x – Bluetooth 3.0 + HS
LMP 4.x – Bluetooth 2.1 + EDR
LMP 3.x – Bluetooth 2.0 + EDR
LMP 2.x – Bluetooth 1.2
LMP 1.x – Bluetooth 1.1
LMP 0.x – Bluetooth 1.0b

このリストからも、LMP 9.x だから BLuetooth 5.0 だと分かる。Bluetooth Version Finder はこのリストから判定しているのだろう。

Bluetooth 5 は 4.2 に比べて規格上ではあるが、通信可能エリアが4倍、通信速度 1Mbpsから2Mbpsへ2倍に増えるとのこと。
BluetoothスピーカーやBluetoothマウスでは、狭い我が家では大きな違いを感じないが、消費電力が大幅に低減された点はバッテリ駆動で使う時には良い影響があるかも知れない。今後対応機器が出てくる中で Ver 5 対応は役に立つだろう。

ところで、すいラボ は、ご夫婦で共通の趣味をコアにして互いにクロスオーバーして一緒に楽しんで居られる様子がうかがえて、楽しさが伝わってくるサイトなので、ここで紹介したい。当ブログのリンクにも追加した。

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PC起動のインジケータ [2019/01/05 追記]

PCが起動するとき、[CapsLock]キーにだけある白色LEDが点灯し、しばらくして消える。
CapsLock 
本来は、[SHIFT]+[CapsLock]を押せばこのLEDが点灯するが、PC起動時の点灯は隠し機能といえる。
スタートメニューからPCの電源を切る際に、シャットダウンシャットダウンを選ぶと、PCの状態を保存してから電源を切るので、ある程度の時間がかかる。すぐに起動したくなって、電源ボタンを押してもしばらくは起動できず焦ることがあるかも知れない。特に Inspiron 14-5480 の電源ボタンは深く押す必要があるので、押し直すこともよくある。こんな時はPC起動時の[CapsLock]のLED点灯はありがたい。

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回復ドライブ [2019/01/05 追記]

Inspiron 14-5480 の回復ドライブには 19.3 GB 必要だ。

回復ドライブには 16 GB 以上必要となっているので、回復ドライブ用に 16 GB のUSBフラッシュドライブを使うと容量が足りず回復ドライブ作成に失敗する。32 GB のUSBドライブ(メモリ) が必要になる。

なお、書き込み速度の速いものを使うと良い。SanDisk の Ultra Fit 32 GB は、¥1,000 以下で高速書き込みできるので、50分程度で回復ドライブが作成できた。


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アルミ天板の奥の角 (2カ所) の変形の可能性 - 心配なし [2019/02/01 追記]

天板をたたんだ状態で持ち運ぶのが普通だろう。私は以下で紹介しているインナーケースにPCを収納した上で、カバンに入れている。最大の問題が満員電車で圧迫される可能性が高いことだ。

天板の内側には、厚み2.5 mm で黒いプラスチック部材 (液晶の額縁) があるが、天板の奥の2カ所の角には黒いプラスチック材が薄く、パームレスト面との間 (2.5mm) には何も無い。
Space2 

この部分が強い力で圧迫されると、曲がる可能性が心配される。実際に手で少し力をかけるとたわむ。設計時点である程度の強度を持たせる配慮はあるかも知れないが、注意しつつ、見守ってゆく。何があれば追記する。

[2021/08/18 追記]
干渉機能のあるインナーバッグに入れて、満員電車に揉まれて毎日持ち歩いている。購入から2年8ヶ月経ったが、特に問題はない。杞憂であったようだ。

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アクセサリ - ぴったりサイズのインナーケース [2019/03/24 追記修正]

PC_Sleeve毎日持ち歩くためには、インナースリーブに納めてからビジネスバッグに入れている。Inspiron 5480 Platinum に合うぴったりサイズのものがアマゾンで見つかった。
Voova 13-13.5インチ パソコンバック 衝撃吸収 ラップトップ スリーブ 防水  ノートパソコン 持ち歩き 通勤 PC収納ンナーケース ... 

まるで専用ケースのようなフィット感だ。

なお、Amazonでのレビューでは、持ち手が取れやすいという内容が見られる。私のようにインナーケースとして使うには全く問題ない。持ち歩きには別のバッグを使うと良いだろう。

私はこのサイズでブラックを購入したが、今はブラックは無くグレーかレッドしか無い。これだけフィットするものは珍しいので、早めに調達すると良いかも知れない。[2019/03/24]

[2021/08/18 追記]
通勤用リュックに入れて毎日持ち歩いている。リュックには縦方向に入れており、取り出すとき取っ手を使わないようにしているが、それでも手が取っ手に引っかかって、取っ手を引っ張ることもある。購入してから2年5ヶ月経ったが取っ手はまだ無事だ。

むしろこのインナーを購入してから1年8ヶ月で、ポケットのファスナーと周囲のファスナーの2つの引き手の金具が割れて外れてしまった。そこで、アマゾンで下記を購入して修理した。修理してから現在で1年経つが問題なく使えている。



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バッテリーの交換 - 新品時に劣化していた可能性 [2021/08/18 追記]
購入してから2年も経つとバッテリーがかなり劣化してくる。2年半もすれば "最大のバッテリー残量" の設定にしても2~3時間くらいしか保たなくなった。

Windows 10 には電源管理のユーティリティ - Powercfg.exe が備わっており、その中の batteryreport 機能を使うと、Windows を使い始めてから現在までのバッテリーの満充電容量の記録や現在の満充電容量、つまりバッテリー劣化の状況が定量的にわかる。

管理者モードでコマンドプロンプトか Power shell を起動し、powercfg/batteryreport と入力して Enter キーを押すと各種電源状態を記録した html ファイル (battery-report.html) を生成する。

BatteryReport_Comd

生成された battery-report.html の中にある Battery capacity history には、このPCで windows10 をアクティベートしてから現在までのバッテリー満充電容量の変化が1週間単位で示される。その結果をグラフにしてみると、劣化が大きく進んだタイミングがわかり、何かやっちまったのか反省する材料が見えるかも知れない。心当たりがあれば今後の参考になりそうだ。

Battery_Dereriortion

購入時に比べて満充電の容量が 40% 程度に低下している。容量が40% になると 駆動時間が 40% になるわけではなく、"最大のバッテリー残量" に設定しても2~3時間しか保たないことがよくわかった。

=====

さて、購入時に、「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。さらに容量低下したバッテリーを新品に交換できる「2-3年目バッテリー保証延長サービス」(¥5,900)も追加した。そこで、2年8ヶ月経ったところで、オンサイトサービスを利用して無料でのバッテリー交換作業をお願いした。

DELLのオンサイトサービスでは、先ずDELLのテクニカルサポートと話をして、作業に必要な部材を決定してもらい、その部材の発送日が決まったところで、DELLと契約しているサービス会社の技術者の来訪日時を調整。そして実際に作業に来てくれる段取りになっている。

交換して取り出した古いバッテリーパックをみると、42 Wh とある。
Old_Battery

交換後、batteryreport を取得すると、Installed batteries に表示されている満充電容量は下記のようになっており、100% になっていることが確認できた。
- DESIGN CAPACITY - 新品時の充電容量: 41,998 mWh
- FULL CARGE CAPACITY - 満充電時の充電容量: 41,998 mWh
※ ほぼ 42 Wh になっているのでOK!

Installed_Batteries

======

[2021/08/21 追記]
ところで、battery-report.html の中にある Battery capacity history を見ると気になる点が見つかった。
 
Battery capacity history_1
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
   ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・
Battery capacity history_2

2018-12-31 つまり購入してWindows 10 をアクティベートした少しあとの FULL CHARGE CAPACITY39,900 mWh で、DESIGN CAPACtY41,999 mWh となっている。つまり新品のバッテリーが既に劣化していた可能性が考えられる。

そして、バッテリー交換後の 2021-08-192021-08-20 のデータを見ると FULL CHARGE CAPACITY41,998 mWh となっており、DESIGN CAPACITY も同じ 41,998 mWh となっている。つまりこのレポートの出力は、新品のバッテリーは 両方とも同じ値を示すことが確認できた。ということは、やはりこのPC購入時に付いていたバッテリーは劣化していた可能性が濃厚である。その劣化は 新品状態の 95% であった計算になり、5% も劣化していたわけだ。

今後PCを購入した場合は、必ずバッテリーの状態をチェックすべきだ。

そこで、powercfg.exe のレポート機能を簡単に使えるように、バッチファイルを作った [2023/05/12 修正]
PowerCfg.zip のダウンロード

解凍して得られる PowerCfg.bat を右クリックして "管理者として実行(A)" を選んで実行する。

すると、"続行するには何かキーを押してください..." と表示するので、終了したいときはウィンドウを閉じる (画面の右上の [X] をクリック)。

続行すると、battery-report.html が ダウンロード / Downloads フォルダに作成される。
当初はデスクトップに作成するようにしていたが、OneDriveを使っているとデスクトップに作成されないことに気づいたので、ダウンロード / Downloads フォルダに作成するように変更した。

続いて ”電源効率の診断レポート" を作成するが、ここで中断したい場合はウィンドウを閉じます。
60秒ほど待つと デスクトップに energy-report.html が作成される。
ここでエラーレポートも表示されるが、電源接続のとき所定時間でスリープモードにしない設定をしており、これをエラーとして表示しているようで、私の場合は問題のあるエラーでないので無視している。このレポートはよくわからない点も多いが、何かのときに役立つかも知れない。

それぞれのレポ-ト作成時のタイムスタンプも表示するようにしているので、この情報を参考にしてレポート html のフィアル名を変更して履歴として保存できる (私はそのようにしている)。

=====

タスクバーの右に表示されるバッテリーアイコンをクリックして表示される "残りの駆動時間" は、状況に応じて変化する。起動直後やバッテリーを使う作業の直後は残り時間が短くなる。直前の状況に応じて計算していると思われる。

バッテリー交換後、"最大のバッテリー残量" の設定だと、残り駆動時間は11時間20分程度になった。"より良いバッテリー” の設定だと7時間30分程度になった。購入した直後がどうだったのかよく覚えていないが、外出して半日程度は使えそうだ。

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ベースカバー / パームレストとキーボードアセンブリの交換 [2021/08/18 - 09/27]

このPCを車に乗せて運転中、飛び出してきた車を避けるために急ブレーキをかけたら、車の席に置いていたPCの入ったかばんが車の床に激突し ベースカバーの複数箇所が完全に断裂しているワレが発生してしまった。

Right_RJ45_2 Left_USB_1

Right_Bottom

このPC購入時に「4年間プレミアムサポート、アクシデンタルダメージ付き」(¥23,000) を契約。アクシデンタルダメージは、このような事故による破損の修理に使える。これは一種の掛け捨て保険で、一度使うと1年間は使えないので、適用するかどうかは状況を考えて決める必要がある。今回はアクシデンタルダメージの保険を使うことにした。

ワレが発生したベースカバーの交換が主な内容だ。しかし DELL は、実際にバラして細かく調べないとわからない損傷がパームレストとキーボードアセンブリ (キーボードはパームレストと一体なのでまとめて交換) にも発生している可能性を想定して、パームレストとキーボードアセンブリも交換の対象となった。

今回作業をしてくれた技術者は、ベースカバーに貼ってある銘板(サービスタグやエクスプレスコードが記載されている)とパームレストに貼ってある intel と GEFORCEの小さなステッカーをドライヤーを使ってきれいに移植してくれた。張り直したとは思えない仕上がりになった。

ところで、今回の修理で内部を開けてみて判明したのは、電源ボタンのプラスチック部品の裏側が折れて破損していたこと、さらにスピーカーとベースカバーの間にあるべきシリコンゴム製のクッションが最初から欠損していたこともわかった。そこで、電源ボタンとスピーカーの交換を2回目のオンサイトサービスで行うことになった。

=====

さて、キーボード交換したPCをしばらく使っていると、交換したキーボードの左[SHIFT]キーがキー押下の取りこぼしが発生することが判った。そしてよく見るとキートップが変形していて、中央部が膨らんでいることに気がついた。取りこぼしの問題がなければ気づかないほどの微妙な変形だ。

SHIFT_key_deformation

そこで、2回目のオンサイトサービスの際にキーボード交換も合わせて実施することになった。

[2021/08/30 追記]
2回目のオンサイトサービスで、電源スイッチとスピーカーの交換作業が終了。
交換前のスイッチはメッキが剥げかけていたので、新品になって気持ちが良い。
PWR_SW_Old PWR_SW_New2

ところで、キーボードの交換も予定されていたが、送られてきたキーボード部品が組付け不能品であった。元々のPCには、パームレストにキーボードが溶着した一体品が使われていたのだが、パームレストとキーボードが分離していて、これらを組み付ける前提の部材が用意されていた。適合する部材の手配に失敗したようで、修理は不可能であった。

そこで、キーボード交換は次の3回目のオンサイトサービスに持ち越しとなった。

=====

[2021/09/27 追記]
2回目のオンサイトサービスの後、今回の3回目のオンサイトサービスまで1ヶ月近く経った。Inspiron 5480 には多くのマイナーバージョンがあり、私のPCに適合するキーボードの確定作業に苦労したというDELL側の事情があり、さらに最近の半導体や各種部材不足の影響を受けて、適性な交換部材の確保に手間取ったようだ。

3回目のインサイトサービスでは、キーボードと一体になったパームレストを交換することになり、無事作業が終了。[SHIFT]キーの取りこぼしの問題が解消した。

なお、intel と GEFORCE の小さなステッカを今回もきれいに張り替えてくれた。

一連の修理の申し込みから完了するまで1ヶ月以上の時間を要したが、その間PC自体を使うことはできた ([SHIFT] キーの取りこぼしはあったが、なんとかできる範囲であった) ので、それほどストレスを感じることはなかった。

今回の一連の修理を経験して改めて言えることだが、DELLのPCを購入する際には必ず有償サポート契約を結ぶべきである。サポート契約に入ったとしても、他メーカーよりもトータルコストは抑えられるものが多いと言える。これが DELL のビジネスモデルであると理解すると良いと思う。

結果として、購入してから2年9ヶ月経って、PCのフタ(液晶部分)とスライドパッド以外の外観は、全てきれいな部品に置き換えられたので、改めて愛着が湧いてきた。

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割れたベースカバーの交換再び - プレミアサポートの効用 [2022/12/08 - 2022/12/12]

ベースカバーの割れの修理を以前行っている。今回同じ部分で割れが再発した。

2022_Dec_Crack_Again

今回の割れ発生は、前回とどうようにこのPCを入れたかばんが車の席から床へ落ちたことによる。
この部位が衝撃に弱いことが、これで明らかになった。

前回は、アクシデンタル・ダメージを無償で修理するサービスを使ったが、使ってから10ヶ月以内は再び使えない (保険のようなものだ)。今回は10ヶ月以上経っていたので、再び無償修理となった。今回もオンサイト修理サービスを利用した。

この交換作業の際に、バッテリーの交換も実施してもらった (下記参照)。

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バッテリー交換と充電モードの変更 [2022/11/05 - 2023/01/29]

2021年8月に、プレミアサポートに追加したバッテリー交換サービスを使って、無償でバッテリーを新しくしていた。この時は 22ヶ月で 41.998 mWh から 27,666 mWh まで 34% 劣化していた。

この新しくしたバッテリーは、その後13ヶ月で 41,998 mWh から 27,736 mWh まで 34% 劣化した。つまり 34% 劣化するのが 1.7 倍速いわけだ。バッテリーの初期不良が疑われたが、バッテリーは消耗品であり使い方で寿命が大きく変わる部品のため、保証はない。

バッテリー性能の判定は、システム起動時に [F12] キーを押して現れる画面で DIagnostic を選んで実施するテストで異常と判定され、それが新品バッテリー使用後3ヶ月以内なら、この診断で異常であれば、無償交換の対象となる。今回のような劣化速度でも、この診断方法で "良好" となれば交換対象にならない。

このPCは、プレミアサポート期間の4年を超えても愛用したいと思っているので、このタイミングで新品バッテリーを購入 (\6,000 と安い) し、ベースカバーの交換時にバッテリーも交換してもらった。

さて、この機会にバッテリ-の充電モードを見直した。それまでは Adaputive (適応) モードであったが、実際にはAC電源での使用が圧倒的に多いので、充電モードを AC Adapter (常時AC接続) に変更。さらに電源プランは、 "Dell" プランにして "最も高いパフォーマンス" で使うことにした。

なお、充電モードは BIOS で設定できる。Windows にログインしているときは、My Dell に組み込まれている "電源マネージャ" で設定を行えるように My Dell アプリの仕様が変更されている。その代わりに 電源マネージャアプリが無くなっている。以前は電源マネージャアプリがあったのだが、Dell 関連のアプリのアップデート時に削除されたようだ。

また急速充電管理の管理は BIOSで設定でき、Windows起動状態でも Dell Battery Manager で設定できる。この機能は無用にバッテリーに負荷をかける可能性が高いので、今後は可能な限り使わないことにした。

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メモリ不足のエラー - SupportAssist メモリ使用量の肥大化 [2022/12/27]

最近メモリ不足のエラーが頻繁に発生するので気になっていたところ、SupportAssist をインストールするとメモリを 1.4GB も消費することに気づいた。2023年1月に入ってからのことだ。以前は SupportAssist をインスト-ルしていて、メモリ不足の経験が殆どなかった。その当時に比べてインストールソフトウェアは変わっていない。

つまり SupportAssistはメモリ使用量が肥大化してきたようだ。現在 8GB メモリを搭載しており、システム起動しただけの状態で使えるメモリが 2.6GB になる。これは異常が。SupportAssistをアンインストールすると、使えるメモリは 4GB になるので、SupportAssistのみで 1.4GBもメモリを無駄遣いしているようだ。

しばらくは、SupportAssist をアンインストールしておこうと思う。SupportAssist は以前から頻繁にアップデートしてきており、今後のアップデートでメモリ消費問題も解決する可能性が高い。

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メモリの増設 [2023/05/12]

SupportAssist アンインストール後、メモリ不足問題の発生頻度は格段に減ったが、それでもメモリ占有の大きなデータを扱っている際にはたまに発生している。そこで、メモリを 8GB から 16GB に増設した。
Dell Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設

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インターネット接続不安定/接続不能事象の解消 [2023/05/12]

2022年半ば以降、インターネット接続が不安定になっていた。これは RJ45コネクタでの有線LANケーブル接続のときも Wi-Fi
 接続のときでも同様に発生していた。接続できないときは、PCの再起動や Wi-Fi ルーターの再起動により対処していた。

ところが、2023年に入ってから接続できない頻度が急激に増加し、ついにはPCやルーターの再起動では対処できず、どうにもならなくなった。有線LANでダウンリンクが通常 90Gbps 程度の回線が 12 Kbps や 回線速度測定不能といった状況だ。LAN-USB変換アダプタ、Wi-Fi、RJ45直挿し のいすれもダメ。

他のPCを接続すると全く問題が無いので、Inspiron 5480 Platinum 自体に原因がある。そこで [Fn] キーを押しながらPCの電源を入れると診断テストが始まる。ネット接続無しにスタントアロンで診断可能になっているわけだ。その結果異常無しの結果が得られた。

ネット接続問題に加えて、最近どうも全体的に動作が遅くなっている体感はあった。これらに共通する原因の可能性として ウィルスチェックソフトが考えられ、実際に Symantec の Norton 360 を今だにインストールしている。

これをアンインストールしたら問題は解決した。

ネット接続問題は解消し本来の回線速度に戻った。体感としてPCの動作も速くなった。
PCMark 10 で調べると総合スコアが 2600 程度まで低下していたのが 3600 程度まで戻ったので、体感は正しい。

Norton 360 は今後使わず、Windows セキュリティーだけで対応してゆく。

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CPU発熱問題の解消 [2023/05/12]

2022年12月にオンサイトサービスで割れたベースカバーの交換修理を行ってもらった。その直後からファンの動作音がうるさく感じるようになった。同じ部屋の環境 (騒音レベルが同じ場所) で通常通りの作業を行っているとき、それまでファンが回らないときにファンの音がしたり、ファンが回っているときでも回転数が高いことに気がついた。

つまりファンによる冷却パターンが変化しているわけで、CPUの発熱が増えた可能性がある。
これまでオンサイトサービスでマザーボードを外す作業の際は、組立時には必ず導電グリースを塗り替えてからCPUを取り付けて貰っていたが、ベースカバー交換作業の際はグリースの塗り替えは行わなかった。

Dell のテクニカルサポートにグリースの塗り替えについて問い合わせると、作業手順にはグリース塗り替えは含まれておらず、塗り替えの必要はないことになっているとのことだ。過去にグリースを塗り替えてくれたのは作業者の現場判断と好意によるものだとのことでもあった。

[Fn]キーを押しながら電源を入れてスタートする診断テストでは、熱に関係するファンや CPU、メモリで異常が見られない。

オンサイトサービスから半年近く経ち、Windows Update や Dell Update により必要なドライバ更新が行われる可能性も想定していたが、状況は改善せず、逆に悪化してきた。Harware Monitor - HWMonitor というソフトでCPU温度をチェックしてきたが、最近 100℃近く (96 ~ 98 ℃) になることが増えてきたのだ。

そこで、Dellのテクニカルサポートに再び相談した。すると BIOS (UEFI) は最新になっているが、Intel のチップセットのデバイスドライバを更新すると改善する可能性があるとのことで、実際にチップセットのドライバ更新を実施した。

問題が改善した!

HWMonitor でも CPU 温度が90℃以上になる頻度と時間が明らかに減った。そしてファンの動作も以前に戻り、回転しない時間が増え、回転数も減って静かになった。

Dell テクニカルサポートで対応してくれる担当者により対応内容が異なる。スキルや経験の差である。
同じ問題でも自分なりに現象を客観的に評価できるように工夫して実際に様子をみて、最新状況について改めてテクニカルサポートに相談すると、別の担当者が見事に問題を解決してくれるという、良い事例だと思う。

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何かあれば、追記します。


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Dell Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設

2023/01/29




DELL Inspiron 14-5480 Platinum - メモリ増設

2018年12月に購入したときは、ビジネスユースとしてもかなり高性能であった。しかしその後メモリ不足エラーの発生が見られるようになった。常駐プロセスを極力削減するなどで対応しているが、メモリ増設により根本解決を試みた。

スペック 
  • CPU: Intel Core i7 8565U (第8世代 Whisky Lake-U - 4 Core / 8 Thread - 1.8GHz、boost 4.6GHz)
  • 内蔵GPU: Intel UHD Graphics 620 / NVIDIA GeForce MX150 (2GB)
  • Memory: 8GB, DDR4
  • Storage: 128GB M.2 PCIe NVMe SDD (システム) + 1TB HDD 5400rpm (ストレージ)
  • Display: 14 inch IPS, 1920 x 1080 (Full HD)
  • OS: Windows 10 Home
  • ディスプレイ: 14インチ
システムは M.2 SDD で速く、1TB HDDも付いている。2018年の購入時は、メモリ8GBはビジネス用途では特に問題なかった。CPUは第8世代 Core i7 Whisky Lake-U で、購入当時はビジネス用途としては十分のミドルクラスのPCだった。
 
Inspiron 5480_2




メモリの増設

ベースカバーを外す
ベースカバーを外したところ...
Inside_5480

メモリスロットの左側には SK Hynix の DDR4-2666 (SODIMM) 8GB が入ってた。

Free_Slot

右側が空いている。ここにもう一つ 8GB のメモリを増設したら16GBになる。


今回増設するメモリ
Dell Inspiron 14-5480 は、8世代の Core i CPUの場合は DDR4-2666 を使っても 2400 MHzになりますが、最初に刺さっているメモリが 2666 MHz なので、CFD販売の DDR4-2666 (SODIMM) 8GB を増設することにした。

CFD_Memory

無期限保証とか相性保証付き(1ヶ月以内) などと CFD SELECTION のサービスが提供されているようだが、実際どのようなサポートになるのか興味があるので、もし使えなかったら連絡してみようと思った。

残念ながら使えてしまった。

ところで、SATA 1TB HDD が接続している SATAコネクタは、基板に直接取り付けてあるのではなく、基板からケーブルが出ていて、それにコネクタが付いている。SATAの代わりになる PCIe M.2 コネクタを探してみたが見つからない。

一方、現在システムドライブの 128GB の PCIe M.2 SSD 2030タイプの接続は、固定プレートを移動させて 2280タイプも取り付け可能になっていた。


 16GBメモリの認識
16GB メモリが認識されている。
System_Memory

最初から使われている DRAM は SK Hynix で、増設したCDF販売のメモリのDRAMも SK Hynix と偶然メーカーが同じであった。

SPD_1  SPD_2

デュアルチャンネルになったので、アクセス速度の向上も期待できる。



16GBメモリの効果

増設後の体感
最初に感じたのは、Microsoft Excel や PowerPoint の起動が明らかに速くなったという点が。そのほかのソフトウェアの起動も速くなった。

ベンチマークを調べて見た。

 ドラクエ X ベンチ
DraQue_8GB_RAMDraQue_16GB_RAM
8GBメモリ16GB メモリ

メモリ増設による高速化の好影響が見られた。


CINEBENCH R15
Cinebench_R15_8GBCinebench_R15_16GB
8GBメモリ16GBメモリ

CINEBENCH R15 はCPUの性能が大きく反映されるので、メモリ増設の影響は殆ど無い結果となった。


PCMark 10 
PCMark10_ALL_8GBPCMark10_ALL_16GB
8GBメモリ16GBメモリ

PCMark 10 はビジネスユースでの性能評価に向いている。総合成績ではメモリ増設の効果が見られた。

8GBメモリPCMark10_DETAILED_8GB

16GBメモリPCMark10_DETAILED_16GB

特に、スプレッドシートや入力(書き込み)でメモリ増設するとスコアが向上している。




次は、PCIe M.2 SSD を現在の 128GB から 500GB や 1TB に換装してみたいと思っている。


何かあれば、追記します。


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番外編 - 2015年の古い Dell Inspiron 11-3148 (2in1) のリフレッシュ

番外編
e-Gadget

初版 2022/01/04
追記 2023/01/09
追記 2023/01/10
追記 2023/01/11
追記・修正 2023/01/14
追記 2023/01/15


2015年購入の古いDell Inspiron 11-3148 (2in1)
 のリフレッシュ

Inspiron 3148_12015年12月に購入した Dell のノートPC - Dell Inspiron 11-3148 について、プレミアムサポート契約の最長4年を付け、既に契約が終了しています。その間のいろいろな事柄を記録に残しています。

番外編 - Dell Inspiron 11-2148 (2in1) の特徴と不具合解消 (Dellのサポート)



サポート契約期間の終わりの頃には、実用に耐えられないほど動作が重くなり、プレミアムサポートにより2019年に HDDを新品に交換しました。

このときは Windowsの初期化をせずに、イメージバックアップしていた内容をそのまま書き戻しましたが、極めて動作が重い問題は解決しませんでした。

低スペックPCでは、Windows が溜め込む不要なファイルやバックグランド動作の影響を受けやすいので、PCの動作を少しでも軽くする設定として、バックグランド動作するアプリを極力減らし、スタートアップのアプリも極力減らす方法があります。
バックグランドアプリをできる限り無くす
 [スタート] - [設定] - [プライバシー] - [バックグラウンド アプリ]
で、本当に必要なアプリ以外をオフにします。
スタートアップのアプリをできるだけ無効化する

しかしこの程度ではまともに使えるレベルには復帰できず、サポート期間が終了した後は放置していました。

この7年前の古くて低スペックのPC (Inspiron 11-3148) では HDD使用率が 100% に張り付くことが、動作が重すぎる最大の原因だと考えていました。HDDの100%問題はネットでもよく取り上げられていて、Dell の Inspiron でも HDD使用率が 100% に貼り付く問題をよく目にします。

原因や理由が分からないので対処ができません。4年程度使い込んだ Windows は 必要のない無駄なデータが蓄積されて、無用なディスクアクセスが増えることくらいしか原因として思い当たりません。

そこで、Windows 10 の初期化 (クリーンインストール) を行うことにしました。さらにメモリ増設と HDD を SSD への換装により、リフレッシュを行いました。

最終的に、ビジネス用途ではほぼストレスを感じない程度に動くレベルに再生できました。




目 次

1. Inspiron 11-3148 のHDDを初期化
 ・初期化の方法
 ・初期籠の動作速度

2. Inspiron 11-3148 のメモリ増設 (4GB ⇒ 8GB)
 ・交換作業
 ・メモリ8GB の効果

3. Inspiron 11-3148 のHDDをSSDに換装 (500GB ⇒ 1TB) [2023/01/14 更新]
 ・500GB の HHD を 1TB の SSD にクローン
 ・HDD を SSD に換装
 ・回復パーティション
 ・データ転送速度のチェック
 ・Windows 起動時間
 ・休止状態を使わない設定にする
 ・Momentum Cache を使ってみる

4. ベンチマーク [2023/01/15 追記]
 ・ドラクエ X ベンチマーク
 ・PCMark 10
 ・CINEBENCH R15

5. Inspiron 11-3148 リフレッシュのコスト



Inspiron 11-3148 のHDDを初期化

Windows 10 のクリーンインストールを行ったところ、なんとか使えるレベルにまでは動作が軽くなりました。それでもいろいろな作業を行っていると、動作が遅いので多少のストレスを感じます。

初期化の方法

Windows 8.1 から Windows 10 にアップグレードされた HDD には回復パーティションが残っていたので、これを使って初期化ができます。
Disk

方法1
[SHIFT] を押しながら再起動すると、Windows起動前に「オプションの選択」画面が現れ、そこで「ドラブルシューティング」を選び、さらに「このPCを初期状態に戻す」⇒ 「すべて削除する」と選んでOSの初期化が始まります。
Trouble_Shooting.png

Factory

方法2
[スタート] - [設定] - [更新とセキュリティ] と進み [回復] を選択します。
ここで、「このPCを初期状態に戻す」で [開始する] ボタンをクリックするとOSの初期化が始まります。
Recovery

Reset_PC


初期化には1時間以上かかりました。
Installation

回復ドライブに収められているバージョンの Windows10 をインストールしたのち、Windows Update を利用して最新の Version 22H2 へのアップデートにさらに1時間程度かかりました。

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初期化後の動作速度

幾つかの基本的なソフトウェアをインストールしたり簡単な作業をしたところ、PCの動作は少しもたつく感じでした。ソフトの起動に多少時間がかかっても、起動してしまえばビジネス用のソフトは軽く操作できます。

Windows 10 の起動後に必要な処理が終われば、動作が遅いながらも正常に使えるようになりました。以前はこんな感じだったと思いだしました。

初期化することで、遅いと感じながら作業ができる程度まで改善しました。

なお遅いながらも作業を行なうには、Windowsの起動時の処理が終わるのを待つ必要がありました。起動時の処理中はHDDのアクティブ時間が100%に張り付いていて、入力も表示もなにもできない状態になります。Windows起動の時間を調べてみました。

完全シャットダウン後の起動(コールドブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 1分35秒
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 1分50秒
 ・CPUとHDD使用率が落ち着くまで: 5分10秒

  起動にとても時間がかかり、HDDのアクティブ時間100% の状態がしばらく続きます。
Inspiron 11-3148_4GB_HDD

そのうち、バックグランド処理が進むにつれてメモリの使用率が上がってきて、HDD 使用率は100%を切るようになり、入力と表示が可能になってソフトウェアの起動も可能になります。ここまで2分30秒くらいかかります。 
Inspiron 11-3148_4GB_Memory


CPUとHDDが落ち着くまで 5分10秒程度かかりました。
Inspiron 11-3148_4GB_CPU

コールドブートの場合は、起動時に必要なソフトウェアをすべて読み込み起動させる必要があるので、HDDの高い使用率が収まるまで一定の時間 (5分程度) が必要だとわかります。

通常シャットダウン後の起動(休止状態からの高速ブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 27秒
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 43秒
 CPUとHDDの使用率が落ち着くまで:1分47秒

通常シャットダウン後の起動は、休止状態からの高速ブートなので、コールドブートよりは遙かに早く起動します。
この程度では、多少応答が遅いとしても全く問題なく各種ソフトが使えます。

初期化による高速化の効果はあるが、依然としてストレスを感じる。

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Inspiron 11-3148 のメモリを増設 (4GB ⇒ 8GB)

交換作業

Windows10は 何もしなくてもメモリを 2.7GB 近く使い、Inspiron 11-3148 に搭載されている RAM が 4GB しかないので、利用可能なメモリは 1.3GB 程度です。このパソコンを購入した 2015年当時は Windows10 でも4GB RAM で使われているものが普通にありましたが、2023年現在では 8GB 搭載が普及してきたようです。

Inspiron 11-3148 に搭載されていたメモリは、DDR3L-1600 (1.35V 低電圧規格、クロック1600MHz)、SODIMM スロットが1つで、容量は4BGです。

そこで、同じ規格で容量が 8GBのメモリを購入して、4GBメモリと交換します。

知っているサプライヤで、評価が良さそうで、さらに異常に安くないものを選んでみました。

Dell は、写真付きの分解方法を解説した資料を公開しており、それが非常に参考になります。
Inspiron 11-3148 については、カバー (裏のパネル) を外せば、それ以上分解を進めずに簡単にメモリ交換ができます。

最低限必要な工具は、サイズ0のプラスドライバと、カバーの爪を外すためのブラスチックの工具です。
Driver_Picker

ネジを外して、爪を折らないように少しだけ気をつけてカバーを外します。
4GBメモリが見えています。
4GB_memory

メモリを押さえているバネを外して8GBに取り替えるのは簡単です。
8GB_memory

CPU-Z で8GBになっていることを確認しました。
Proof_of_8GB_Memory

[スタート] - [設定] - [システム] で「詳細情報」を確認してもメモリは8GBと認識されていました。


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メモリ8GBの効果

とても大きな効果が得られました。各種ソフトウェアを起動して使う際には、キビキビとした動きを示しました。初期化しただけだと感じていた "もたつき" がなくなり、ストレスを全く感じなくなりました。メモリ購入代金 2,490円のコスパはとても高いといえます。

念のために Windows 起動時間を調べてみました。

完全シャットダウン後の起動(コールドブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 57秒 (初期化しただけの1分35秒より高速化)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 1分10秒 (初期化しただけの1分50秒より高速化)
 ・CPUとHDDの使用率が落ち着くまで: 1分50秒 (初期化しただけの5分10秒より大幅に高速化)

初期化しただけよりも高速化し、特に起動時の処理が終わるまでが大幅に短縮しました。


通常シャットダウン後の起動(休止状態からの高速ブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 26秒 (初期化しただけの27秒とほぼ同じ)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 42秒 (初期化しただけの43秒とほぼ同じ)
 CPUとHDDの使用率が落ち着くまで:42秒 (初期化しただけの1分47秒から大幅に高速化)

初期化しただけの状態と大きな違いは、デスクトップが表示された時には、起動に必要な状況が整っている点です、

CrystalDiskMark 8 で、初期化しただけの状態、そしてメモリを8GBに変更した状態でテストしてみました。

初期化後  初期化&メモリ8GB化後
初期化しただけの状態 (4GBメモリ)       初期化後メモリを8GBに変更した状態

この結果を見る限り、メモリ増加によりHDDへのアクセス速度が少しだけ高速化したことを示していますが、体感としてキビキビと動くようになったと感じました。

メモリを4GBから8GBへ増設すると体感として動作が軽くなった。

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Inspiron 11-3148 のHDDをSSDに換装 (500GB ⇒ 1TB) [2022/01/09 追記]

搭載している HDDは、プレミアムサポートで無償で新品に交換してもらっていますが、使用時間100% になり極めて動作が遅くなることが多くあります。特に Windows 起動時にはしばらく (1分50秒程度) は待たないと何もできないほど動作が重くなります。

やはり SSD への換装をやったほうがよいと考え、500GB の HDD を 1TBの SSD に交換しました。どうせ引っ越すなら広めの家がよいですね。

なお、Inpiron 11-3148 は NVMe 対応の M.2 に対応していないので、SATA SSD にしました。

SSD のデータ転送速度は、使用しているうちに少し遅くなります。この速度低下はスペック表には全く記載がないので、評判と経験が頼りです。

調べた範囲では、サムソン、Crucial、ウェスタンデジタルあたりが良さそうで、コスパのよい Crucial の MX500 シリーズにしました。

512MBのキャッシュ用 DRAM を備えていることも選定理由の一つです。

Crucial オンライン をみると、 スペック上は読み込み(シーケンシャル)が 560MB/秒、書き込み(シーケンシャル)が 510MB/秒 となっています。


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500GB HDD を 1TB SSD にクローン

Crucial オンライン からストレージのクローンを作成できる Acronic True image for Crucial をダウンロードして使えます。最初はこれを使うことを考えましたが、すでに True Image 2019 を購入してインストールしてあったので、今回はこれを使うことにしました。True Image for Crucial をはクローン作成用の無償プロモーション版で、クローン作成は無償で使えますが、イメージバックアップや復元など機能を使うには、別途ライセンスを購入する必要があります。

ちなみに Acronis TrueImage 2019 は 2022/1/27 に Update 4 がリリースされていて、正規ユーザーは無償でアップデートできます。 Acronis 製品アップデート



1TB SSD を SATA / USB-A 変換ケーブル (アマゾンで500円程度で購入したもの) を使って PC と接続し、True Image を起動して、クローン作成機能を呼び出して、転送元(ソース) と 転送先 (ターゲット) を間違わないようにさえすれば、あとは待つだけです。今回は 2時間15分と結構な時間がかかりました。



ところで、クローン作成中に東芝製 500GB HDD にクラスター異常があるからチェックディスクで修復するように True Image 2016 がエラーメッセージを出しました。一旦コマンドプロンプトで chkdsk /f を走らせて修復後、再度作業を始めると今度は無事に SSD にクローンが作成できました。

この HDD は電源投入が 225回、使用時間が 766時間とまだ新しい (CrystalDiskInfoで調査した) ので、本当にクラスターエラーが発生しているとは考えられず、True Image 2016 に問題がある可能性を調べるために、今度は True Image for Crucial で同じ作業を行いました。

すると、同じエラーが表示され、同じようにchkdsk /f で修復した直後に再度作業を行ったら無事にクローンが作成できました。このエラーが True Image 2016 でも True Image for Crucial でも発生したことから、これら2つのバージョンが同じ問題を持っているのかも知れません。


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HDD を SSD に換装

メモリ交換の時と同様に、カバー (裏のパネル) を外すだけで、HDDに簡単にアクセスできるかと思いましたが、SATAケーブルを外してHDDを取り外すには、バッテリを外す必要がありました。それでもたいした作業にはなりませんでした。

HDDは、薄いアルミのカバー付きのフレームにネジ4本で固定されていたので、SSD をネジ4本で組み付けてから、SATAケーブルを挿し直してHDDの位置においてフレームをネジ2本で固定しなおし、バッテリを組み付け、カバーを元に戻せば作業終了。

10分程度の作業でした。

HDD_SSD

CrystalDiskInfo で調べると、新しい SSD が認識されています。
CrystalDiskInfo_Crucial_SS


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回復パーティション

回復パーティションが無事に SSD にクローンされているのかを、ディスクの管理で調べてみました。
1TB SSD DIsk_1

ディスク表示の最初の499MB と最後の 858MB が回復パーティションのようです。これらの回復パーティションは元の 500GB HDDに同じ容量で含まれていたものが、そのままクローンされたようです。

しかし、HDD では存在していた "正常 (回復パーティション)" といった表記が消えているので、Windows の回復ができるのかどうかが気になります。そこで MiniTool Partition Wizard 無料版 で調べると、858MBのパーティションに Windows REが含まれていました。

858MBの回復パーティション:
Bigger_Partition
 回復に Winre.wim (Windows RE) を使うようです。

499MBの回復パーティション
Smaller_Partition
これは Acronis TrueImage が作成するローダーで、Windowsが起動していないときに動作する TrueImage のプログラムのようです。

さて、この回復パーティションが使えるかどうか確認してみました。
Enabled_Recovery_Partition

管理者権限で コマンドプロンプトを起動し、
 reagentc /info 
と入力すると、Windows REの状態が Enabled となっていました。回復パーティションが使えることが分かり、少し安心しました。

なぜ "正常 (回復パティション)" という表記が消えたのか、この表記を戻す方法については、今の所不明です。


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データ転送速度のチェック

初期化&メモリ8GB化後 Crucial 1TB SSD Speed
500GB HDD搭載時             1TB SSD搭載時
 
シーケーンシャルの読み出しと書き込みは、ほぼスペック通りで、速度は HDDの5倍程度になりました。
実際の使用時を反映したランダムアクセスの読み出しと書き込みは、50〜100倍程度の高速化です。4K以下のデータ転送が50倍速くなったのはWindows起動の高速化に繋がります。


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Windows 起動時間

SSDに換装した後の起動時間を調べました。

完全シャットダウン後の起動(コールドブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 24秒 (メモリ8GB増設後の57秒より大幅に高速化)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 44秒 (メモリ8GB増設後の1分10秒より大幅に高速化)
 ・CPUとHDDの使用率が落ち着くまで: 47秒 (メモリ8GB増設後の1分50秒より大幅に高速化)

 メモリを8GBに増設しただけよりもさらに高速化し、特に起動時の処理が終わるまでが大幅に短縮しました。

ただし、起動が単純に50倍高速化していないのは、CPU性能が頭打ちであるためだと考えられます。


通常シャットダウン後の起動(休止状態からの高速ブート)
 スクリーンショット画面が現れるまで: 24秒 (メモリ8GB増設後の26秒とほぼ同じ)
 ログイン後デスクトップが現れるまで: 44秒 (メモリ8GB増設後の42秒とほぼ同じ)
 CPUとHDDの使用率が落ち着くまで:44秒 (メモリ8GB増設後の42秒とほぼ同じ)

ストレージ容量が 500GBから1TBと2倍になったので、休止状態からの起動に多少余分に時間がかかったようです。

ただし、デスクトップが現れたときには、CPUもHDDの使用率は最低レベルになっています。これにはストレージのアクセス速度向上が大きく関わっていると思います。

普通にソフトエアを使うときの反応は明らかに軽くなりました。Officeソフトや開発環境 (Visual Studio 2019 や 2022) の起動時間も明らかに速くなりました。

HDDからSSDへの換装は効果絶大。

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休止状態を使わない設定にする [2023/01/11 追記]

SSDに換装したら、コールドブートでも休止状態からの高速ブートでも起動時間がほぼ同じになりました。
シャットダウンのたびに高速スタートアップのために休止状態にすると、毎回 SSD に 2GB近くの書き込みが発生し、この無用な書き込みは SSD の寿命を確実に短くします。

そこで、休止状態を使わない設定に変更しました。

PowerShell か コマンドプロンプトを起動し、そこで以下のように入力して休止状態を使えなくしました。
1.powercfg /a
  使えるスリープ状態として "スタンバイ"、"休止状態"、"ハイブリッドスリープ"、"高速スタートアップ" が表示される。
2.powercfg /f off 
  何も表示されない。
3.もう一度 powercfg /a
  使えるスリープ状態として "スタンバイ" のみが表示。
  "休止状態"、"ハイブリッドスリープ"、"高速スタートアップ"  が使えないと表示。

ところで、今回換装した 1TB Crucial MX500 SATA SSD の耐久性は Crucial オンライン を調べると 350TBW と書かれてます。
4年間使ってきたメインPCのシステムドライブの M.2 NVMe SSD (128GB) は、CrystalDiskInfo で調べると 総書き込みが 25TB です。1日あたり平均で 17.3GB 書き込んでいる計算になります。そこで 毎日 20GB 書き込んでいるとして、350TB の寿命に達するのが 48年後となります。今のSSDは十分に実用的な寿命を持っていることが分かります。休止状態の無効化は SSD の寿命を確保するためではなく、毎回 BIOS (UEFI) から確実に起動させる意味のほうが大きいかも知れません。


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Momentum Cache を使ってみる [2023/01/10 追記]

Crucial オンライン からダウンロードしたデスクトップアプリ - Crucial Storage Executive には、Momentum Cache 機能を有効にするメニューがあります。Momentum Cache は SSD への書き込みデータをキャッシュし、バースト書き込み性能を上げるというものです。「Momentum Chacheによって、システム全体のパフォーマンスが向上する場合があります。」と説明されています。
Momentum Cache

そこで、Momentum Cache (書き込みの1次キャッシュ) を有効にして 読み書き速度を調べてみました。
 
Crucial 1TB SSD Speed With_MimentumCache_4
Momentum Cache 無効状態         Momentum Cache 有効状態

Momentum Cache を有効にすると書き込み速度がかなり向上します。4つめ (一番下) のデータをみると、4K以下のランダム書き込みで3倍程度速くなっています。

ただし、Momentum Chacheを有効にした状態で同じベンチマークを繰り返すと、以下に示すように結果が非常にばらつきます。あまり安定したものではなさそうですが、この機能が無効なときに比べて確実に書き込みは高速化しています。
With_MimentumCache With_MimentumCache_5 With_MimentumCache_3

今回リフレッシュした PC を使っているときの体感は、M.2 NVMe SSD / Core i7-8565U / 8GB RAM 搭載のパソコンで作業をしている時との違いが感じられない程度に軽く動作します。但し普段の作業ではゲームや重い動画編集などは行わず、軽作業に限ります。


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ベンチマーク [2023/01/15 追記]

リフレッシュしても CPU や GPU はそのままの低スペックPCのままなので、高負荷テストでも最後まで走りきったといった程度の意味しかなさそうです。一応やってみました。


ドラクエX ベンチマーク [2023/01/13 追記]

ドラクエ with Momentum Cache

第4世代の省電力 Core i3 (Core i3-4030U) なので、CPU性能が主に足を引っ張っているようです。これは Momentum Cache を有効にしたときの結果です。

Momentum Cache を無効にした時は少し低い結果になりましたが、さほど大きな差はないと思います。

ドラクエ without Momentum Cache

CPU と GPU を高性能なものに交換しなければ、この程度なのだと思います。


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PCMark 10 [2023/01/14 追記]

PCMark 10 は、実際の使用での体感に近いベンチマークを狙って開発されたもののようです。

まず最初に Momrntum Cache 有効で調べました。
CPU (Core i3-4030U) と 内蔵 GPU (Intel HD Graphics 4400 Mobile) の低スペックが結果に反映されているようです。
PCMark10_with_MomentumCache_4

PCMark10_with_MomentumCache_4_Details.png

スコア 1917 は、他のPCに比べてかなり低スペックでした。
PCMark10_with_MomentumCache_4_Compare

Momentum Cache を無効にしてみると、スコアは下がりました。
PCMark10_without_MomentumCache_4

"Essential" スコア 4667 は、高負荷処理を行わない基本的な作業を前提にしたスコアで、4100を超えれば快適だとされています。Momentum Cache を有効にすると、不安定とはいえ無効にするよりも軽く感じているので、体感に近い結果だと思います。


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CINEBECH R15 [2023/01/15 追記]

低スペックのCPUとGPUなので CINEBENCH R15 の結果には全く期待できませんが、とりあえずやってみました。

CINEBENCH_Releshed

今回のスコア 164 cb は、Core i3 (2コア4スレッド), 1.9 GHz, 第3世代から第4世代のCPUと内蔵GPU (Intel HD Graphics 4400) の一般的なスコアのようです。

参考にしたデータ:CINEBENCH R15のレンダリングで - パソ兄さん


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Inspiron 11-3148 リフレッシュのコスト [2023/01/11 更新]

リフレッシュのコスト;
 ・Windowsのクリーンインストール: ¥0
 ・メモリ増設 (4GB ⇒ 8GB): ¥2,490
 ・ストレージのSSD化 (500GB ⇒ 1TB): ¥487 + ¥9,590 = ¥10,007
合計 ¥12,567

新たにPCを買い換えたり中古リフレッシュPCを購入するよりも遙かに低コストでリフレッシュできました。

このPCは  2025年の Windows 10 のサポート終了まで現役で使い続けられそうです。購入してから10年間使えるのはうれしいです。なお、このPCのスペックでは公式には Windows 11 へのアップグレードはできません ... いまのところ ... 。


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次は、2025年問題 - Windows 10 サポート終了問題 にどう対処するかが課題になりそうです。

現状では 第4世代 Core i CPUでは Windows 11 導入条件を満たしません。今の所はチョットした工夫で Windows 11 をインストール可能です。しかし Windows Update を受けるためには、Microsoft がポリシーを変えない限り、イタチごっこが続くことになります。

Windows 11 が使えないのなら、セキュリティー対策がどこまでてきるか不明な Windows 10 を使い続けるか、Linuxなどの他のOSに変えるか、最悪PCを捨てるか程度の選択肢しかなさそうです。


今後、気付いたことや更新内容があれば、随時追加します。



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keywords: Windows102015年の低スペックPC、リフレッシュ、初期化、メモリ増設、HDDからSDDへ換装

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テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

番外編 - Dell Inspiron 11-3148 (2in1) の特徴と不具合解消(Dellのサポート)

番外編
e-Gadget

初版 2016/01/17
追記修正 2016/02/01
情報更新 2016/08/21
追加更新 2016/11/05
追加更新 2016/11/11
追記修正 2017/01/09
追記修正 2018/01/29
追記修正 2019/03/21
追記更新 2020/02/13
追記更新 2023/01/04

Dell Inspiron 11-3148 (2in1)
 - 購入してから4年間の記録

Inspiron 3148_1新しくノートPC、Dell Inspiron 11-3148 を買いました。有償保守契約に最初3年入り、さらに1年延長したので、合計4年間の記録を、備忘録を兼ねて書き留めておきます。

サポート期間が終了したこのパソコンに関する続編があります。
番外編 - 2015年の古い Dell Insprion 11-3148 (2in1) のリフレッシュ




Dell のパソコンとサポートについて
Dell はサポートが良くないという風評があるので、過去の Dell 製品については特段の追加サポート契約をしていません。ネットで最近のDellのサポートが良くなっていると書いているケースが散見されたので、今回は3年間のサポート契約をフルに付け、さらに1年間延長してみました。そして、Dell のオンサイト無償修理(プロサポート)サービス付きのプレミアムサポートを利用してみたところ、良いこと、良くないことなど、色々と分かったことについてもメモを残します。

一言でいえば、宮崎のプレミアムサポートセンターの担当による電話サポート、チャットサポートは、真面目に対応してくれます。丁寧なフォローのメールや電話をしてくれるのは、他社のテクニカルサポートと同等以上だと思います。場合によっては Dell のほうがお得かも知れません。但し、担当者のスキルレベルによって当たり外れがあるのも事実です。いずれにせよ Dellのテクニカルサポートは大きく変わってきていると強調しておきます。

今回購入したPCは不具合なしとは言えず、テクニカルサポートの協力で解決してゆきます。前回購入した Dell Inspiron 11-3137 では不具合は全く無かったので、PC自体は外れを引いてしまったのかも知れません。

私自身が納得して問題解決できれば問題ありません。その場合はテクニカルサポート(有償のプロサポート契約) のレベルについて書きます。

一言付け加えると、テクニカルサポート以外のオプション販売などは、担当が中国系の日本語でのコミュニケーションが難しく、話の進め方が全く日本人に合わないので、レベルはとても低いと言えます。私自身は結果的にたいした問題にならなかったのですが、配達遅延などでの悪い経験はネットに溢れています。

私自身が理解し納得して問題が修正できれば、それで何の問題も感じません。その際にはテクニカルサポートが大変重要になってきます。それらを総合して、次も Dell 品を買うかどうか? 多分買うでしょうね(^^;

[2020/02/13 追記]
実際、次も DELL PCを買いました(^^)
番外編 - DELL Inspiron 14-5480 Platinum の特徴と不具合解消



4年間のサポート契約の総括 [2020/02/13 追記]
有償サポートはコストパフォーマンスが非常に良いので、必ず契約することを強くお勧めします。

買ってきたPCの初期不良や使い込んでからの異常は、いわば当たり外れの問題です。DELLのやり方は1年保証付きのPCを安く売り、最大4年の手厚いサポート契約を必要な人に販売するというものです。

サポート契約には、全ての問題をユーザーの望むタイミングで、完璧な新品状態に修復することは含まれていません。出来る範囲のサポートを提供するだけです。サポート契約が無ければ、自分で調べたり自費で部品を購入し、自分で修理を行うのは当然で、場合により結構厄介です。そんな厄介な作業を助けてくれるのがDELLのサポート契約です。

修理のためにユーザーが自分の時間を提供するのは当然。プレミアムサポート契約では技術者がユーザー宅に訪問してその場で修理をしてくれるもので、DELL以外のメーカーは提供していないサポートです。ユーザーの時間が節約できます。私はDELLのこのサービスを一番高く評価しています。


私の感覚に近い論評:
『DELLのサポート』悪い評判、悪評は本当なのか? [2017/01/09 追記]
DELL (デル) 方式のBTO解説 [2017/01/09 追記]
何故DELLやSONYは悪評や口コミが多く富士通や東芝は少ないの [2017/01/09 追記]
初心者向けに「DELL について」分かりやすく解説 [2020/02/13 追記]

マニュアル類のありか:

マニュアル類のダウンロード [2017/01/09 追記]



目 次

1. Inspiron 11-3148 と周辺機器 / アクセサリ

2. Inspiron 11-3148 の特徴や不具合解消
3. Dell のサポート



Dell Inspiron 11-3148 と周辺機器 / アクセサリ

主なスペック
  • CPU: Core i3 4030U
  • ディスプレイ: 11.6インチ LCDタッチディスプレイ (1366 x 768)
  • OS: Windows10 Home 64bit 日本語
  • RAM: 4GB DDR3L 1600MHz (4GB x1)
  • Graphics: Intel HD Graphics 4400
  • HDD: 500GB (SATA, 5400rpm)
  • USB: 3ポート(このクラスで3ポートは貴重、但し USB3 は1ポートで、USB2 x2 の仕様、仕方ないか)
  • ビデオ出力: HDMI (さすがにアナログは無い)
  • イーサネット: 有線接続用 RJ45コネクタは無い。USB-LANアダプタを別途購入※1
  • サイズ: 19mm (薄い) x 300mm x 201mm (11.6 インチディスプレイ機としてはやや大きめ)
  • 重量: 1.4 Kg (モバイルとして持ち歩く限界かも...)
購入時オプションソフト
  • Microsoft Office Hoome & Business Premium (これには Office365 の1年間サブスクリプションも付いてくる)
3年保証
  • コンプリートケア/アクシデンタルダメージ: 火災、盗難、落下、水没等への保証(無償あり)
  • 翌営業日出張修理: 16:00までだと翌日に来てくれる
  • IT・プロサポート: 24時間年中無休の電話受付、法人向けサービスの個人版のような感じか?
リカバリー
リカバリーメディアは付属しておらず、購入後に Dell のサイトの説明を参考に 16GB USBドライブ※3をリカバリメディアとして作成する。

ディスプレイをクルリと回すとタブレットになるので、なにやら面白そうです。まだタブレットとして使ってないけど...もしタブレットとして使う場合は、液晶画面が汚れるので、お掃除用クロスで有名なトレシーを大きめサイズで購入して※4、自分で切って使うことにしました。

ゲームやコンパイルをガシガシ行わないのなら、2台目PCとして十分割り切れるスペックでしょう。
Inspiron 3148_1 Inspieon 3148_2 

なお今回は、上記のように3年保証の契約をしてみました。3年は使おうと思っています。
そこで、外装が痛まないように持ち歩き用のパソコンケースを買いました※2


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=====

ちなみに、Inspiron 11-3148 用に購入した周辺機器やアクセサリ類について...

※1: Anker 製 USB-LANアダプタ:
Giga-Ethernet (1000bps)に対応して USB3に繋げるタイプ。実際に950bps以上は出るので十分な速度です。

価格がリーズナブルで、アルミ筐体なので放熱性が良さそうで、アルミ筐体の色合いが今回のパソコンに合っているので選びました。

Windows 10では、USBに挿すだけで使え、事前にデバイスドライバのインストール作業が不要でした。あまり馴染みのないメーカー名かも知れませんが、たまたま充電器や外付けバッテリーで知っていたので購入してみました。実際に問題なく使えます。ちなみに Windows 8.1 機で試したところ、Win10と同様に挿すだけで使えました。


※2: Inspiron 11-3148 にピッタリのケース:
少し寸法に余裕があると思って購入したのですが、衝撃吸収のウレタン材がケースの縁で曲がってPCを包み込むようになるので、実際にはピッタリサイズでした。この価格でなければ買うことは無かったかも知れません。

なお、Dell オンラインのPCアクセサリのページでは、同じものがアクセサリーとして良心価格で販売されていました。どうりでぴったりサイズなわけです。運良くAmazonで安く購入できました。

Dell オンラインでの情報;
ELECOM Ultrabook用ZEROSHOCKケース#ZSB-IBUB02BK
製造元番号 ZSB-IBUB02BK
パーツ番号 A8003660
本日時点では、¥1,648

3年使ったところで結構ボロボロになったので、同じものを再度購入した。






※3: 16GB USBドライブ:
リカバリー専用メデイア(回復ドライブ)用として購入しました。

USB2 なので遅いのですが、そもそもリカバリーメディア作成作業自体に1時間以上かかり、書き込み時間による遅さではないので、これで十分と考え、むしろ小さいことを重視して選びました。かなり安い価格ですが、ネットでの評判を参考にして決めました。

リカバリメデイアの作成については、Dell サポートを利用して Dell の該当説明のページを教えてもらいました。自力でこの情報にたどり着くのは少々骨が折れます。せっかく豊富なコンテンツがあるのに、欲しい情報に届きにくい Web の作りは、チョットもったいないと思います。

但し、これだけに依存するのは危険なので、昔から愛用している Acronis True Image でドライブ丸ごとのイメージバックアップも併用しています。逆に言えば、トラブル時には先ず True Image で回復を行います。定期的にイメージバックアップを行っているので、実際に使っている環境に戻せます。万一それで問題があれば、このUSBで工場出荷状態へ回復する作戦です。

[2016/08/21] 追記:
Inspiron 11 3148 では無くて、Inspiron 11 3137 でWindows が起動しなくなった際に使用したところ、このUSB ドライブが起動ドライブとして正しく認識されて使えることが確認されました。一方、他のUSBドライブ(ブータブルとして販売されいるもの)では起動ドライブとして認識されなかった。回復ドライブやリカバリーメディアとしてこのSanDiskのUSBドライブは使えることを改めて確認できました。



※4:拭き取り用クロス、トレシー - Lサイズ:
コスパの良い大きめサイズを購入。

それを液晶の表示部分のサイズに合わせて切って、液晶を閉じる時にキーボードの上に置いて挟むようにして使っています。

混雑した電車やバスで鞄をおされて、ノートPCの液晶が割れた経験がありますが、そんな場合の緩衝材の役割も果たす程度の厚みがあります(厚すぎるとヒンジに力がかかって良くないですが、そんなことが無い程度の厚さです)。

以前から使っている Inspiron 11-3137 用にも同様に切って使っています。この切り方だとノートPC4台分程度に使えます。

[2016/08/21] 追記:
何度も洗濯して使っていて、性能が劣化せず継続的に使えることが確認できています。



※5:格安ACアダプタ - Dell 製再生品:
ACアダプタ
このACアダプタのページへ
元々、小型軽量なので旅行などに持ち歩くのは苦になりませんが、会社や学校にもう1つあれば持ち歩かずに済みます。

そこで、色々と探していたら、お膝元のデルオンラインで、激安ACアダプタを発見!

但し、電源ケーブルは別売りですが、このサイトで電源ケーブルのみの注文ができません。電源ケーブルは秋葉原などで買うと確実に安いでしょう。しかし手間や交通費が追加で必要なのは盲点だったりします。一度チャットか電話でDellに相談して、¥500程度なら一緒に追加購入すると良いかも知れません。以下の画面からチャットや電話ができます。担当の営業部には日本語会話で問題のある人が多いので、チャットの方が記録が残るので良いと思います。
ACアダプタの紹介


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Inspiron 11-3148 の特徴や不具合解消

今回購入した Inspiron 11-3148 に関して、気がついたこと、気になったことを列挙します。
Inspiron 3148_3 
Inspiron 11-3148 製品紹介ページ


届いた製品の箱を開ける

以前 Dell のノートPC、Inspiron 11-3137 を買った時は、製品の入った化粧箱がさらに発送用の段ボール箱に入った状態で届きました。今回は、製品の化粧箱に外に極めて重要な付属品※3納品書送り状を貼り付けた状態で、届きました。
※3: これについては、以下で紹介。

箱を開けてみると、パソコン本体、ACアダプタ、AC電源コードに、クイックスタートガイドという紙を折りたたんだもの、そして安全および認可機関に関する情報というペラペラの紙を折りたたんだものが入っているだけ。極めてシンプルなのは、Dell らしい。環境に配慮したという名目での合理的なコストカットですね。だから困るかといえば、初めてパソコンを使う人でなければ、まぁわかると思うので、2台目以降を購入するには問題ないでしょう。

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クイックスタートガイドに従ってWindows 10 をセットアップ

添付された唯一まともな印刷物「クイックスタートガイド」に従って、PCの電源を入れ、OS のセットアップを行います。
面倒でもマイクロソフトアカウントに登録しましょう。一番厄介なのは、以前登録したことがあるものの、登録したメールアドレスとパスワードを完全に忘れているケースです。メールアドレスさえ覚えていればなんとかなるのですが...(コレ私のこと(^^;)

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重要な付属品が配送外箱に貼り付けてある

パソコンが届いて、先ず箱を開けて気づいたことがあります。一緒に購入したはずの Microsoft Office を登録して使うためのプロダクトキーやライセンスキーが書かれたものがどこにもない....

届いた配送用の箱(これが製品の化粧箱そのものでした)に送り状と納品書が透明の袋に入って貼り付けてあるので、それを取り出してみると、納品書一緒に「付属品在中」と書かれた緩衝材付き封筒が混ざっていました。この封筒にOfficeを登録するための目的の情報が書かれた厚紙が入っていました。

うっかり外箱と一緒に捨ててしまう可能性もあり(私ならやってしまいそう...)、これは危ないと思います。ここは改善が必要ではないでしょうか?

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筐体が歪んでいて、平らな机の上に置くとガタつく [解決]

筐体の裏蓋が正しく組み立てられていない可能性を疑い、開けて様子をみようとネジを緩めたら、複数あるネジの一部だけきつく閉められていて、他は緩いことがわかりました。これでは歪むのも理解できるし、早急に対処しなければ歪みが貯まってしまって修正できなくなります。そこで、念のためにテクニカルサポートにこのことを話したら、この機種の分解の経験はありますか?と聞かれますので、そこで 「ハイ!」と答えるのがお約束のようです。それならオーナーズマニュアルの記載に従って慎重に作業してください、但し何かあれば保証の対象外となります...はいそれは当然ですよね。このあたりのグレーでアメリカンな感じは好きです。

== [2017/01/09 追記] ==  
このオーナーズマニュアルは、図解だけで分かり易く書かれていて凄い。オンサイト修理の技術者向けの資料の可能性を知ったので納得です。
==========

全てのネジを同じトルクで締めて良いかどうか分かりませんが、どうせ相手はプラスチックのタップなので、締め過ぎは御法度。同じトルクで軽めに締め直したところ、筐体はちゃんと平らになりました。

組み立て工程でのトルク管理に抜けがあったのが原因だと推測しています。...というか中国工場でトルク管理はされていないでしょう。


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お勧め最初の作業

最初の作業として、スタートメニューにある「デルのヘルプとサポート」のメニューをクリックしましょう。

そして 製品登録を行いましょう。スタートメニューから Dell の下にあるメニューで 「の商品登録」 という妙な日本語のメニューをクリックして、製品登録を行います。この時、Dell のマイアカウントを作ることで、ユーザーの個人情報と購入製品個体との紐付けが行われ、それに基づき必要な情報へのアクセスやサポートを受けます。特にサービスタグは、PC個体を特定するために必ず必要な情報で、これを使ってアプリやドライバを正しくアップデートしたり、サポートを受けやすくなります。

スタートメニューにある、「デルのヘルプとサポート」というアイコンをクリックすると、ユーティリティーが起動して、以下の4つのメニュー項目が現れます。それを一つづつ上から見ながら、作業を進めるのが良いでしょう。
  • 保証: 購入時に契約したサポート内容が一覧で説明されている。
  • SupportAssist : このユーティリティをインストールすると、Dell のホームページと連携して、必要な情報へアクセスできる。
  • マニュアル: ここでやっとマニュアルにお目にかかる。Dell が優れている点の1つがオーナーズマニュアル。パソコンの分解の方法、部品の取り替え方の手順が一通り書かれている。ここまで詳しいものは国産のPCでお目にかかったことがない。
  • ドライバ: ここから、ホームページの製品サポートページへジャンプして、最新のドライバへのアップデートが行える。購入直後でも3種類のドライバアップデートがあったので、先ずはこれを行うのが良いだろう。
ここまでくると、後は SupportAssist を起動するだけで、そこから必要な情報にアクセスできます。これは意外に便利です。パソコンが起動しなくなった時に備えるためのリカバリドライブの作成(HDDを工場出荷状態に戻すための準備)も、SupportAssist を起点に必要なWebページへ誘導され、そこからからできます。これもやっておく方が良いでしょう。今回のPCは、16GBのUSBドライブ(OS起動ができるもの)に必要なデータを書き込む作業を要求されました。工場出荷状態に戻すには、このUSBドライブからシステム起動して工場出荷状態にリカバリーすることになります。非常に時間がかかるので時間の余裕のある時に作っておくのが良いと思います。

また、SupportAssist のシステム情報では、極めて詳細な情報が得られ、ハードウェアやソフトウェアの極めて詳細なテストが行えます。

[2016/02/01 追記]
SupportAssist を起動して「通知」をクリックすると「SupportAssist を登録してください」という趣旨のメッセージが現れることがあります。ここで登録をしておくことをお勧めします。登録すると、メールが送られてきて、そこには SupportAssist のダウンロードページへのリンクがあります。このリンクから SupportAssist のアップデートができます。この2月に入ってからSupportAssist がアップデートされ、動作が非常に軽くなり、保存したシステム情報の日本語 (ダブルバイト文字の言語)の文字化けが解消されています。重要なアップデートです。

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タッチパッドの性能が向上している

先ず最初に感じたのは、タッチパッドの性能向上です。二本指で上下左右に動かすと上下左右にスクロールできるジェスチャー機能は、現在使っている Inspiron 11-3137 (Windows8.1搭載機) よりも遙かにスムーズです。また、タッチパッドの上に手のひらが来るとその影響でマウスカーソルが飛ぶ現象が、かなり軽減されています。飛行機や新幹線のテーブルのような狭いところで使うにはマウスでなくてタッチパッドを利用する必要がありますが、タッチパッドだけでもかなりの便利に使えます。マウスを繋いで使う場合でもタッチパッドをオフにせずに使えていて、PCを起動するたびにモビリティーセンターからタッチパッドをオフにする手間が省けます。

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バッテリー駆動時間は悪くない

購入時のデフォルトの省電力設定で、フル充電でバッテリー駆動に切り替え、初期設定のDellの電源オプションにすれば5時間30分ほど使え、バッテリー節約機能にすれば7時間程度は使えます。ACアダプタは比較的軽くて小型の部類で、持ち歩く場合も助かります。

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音が思ったよりも良い [2016/01/16 追記]

ステレオサウンドが、この手のノートPCとしては悪くありません。タッチパッドの左右の位置にスピーカーの磁石があって、ケーブルのコネクタが吸い付けられます。うっかりこのあたりに外付けHDDを置かない方が良いでしょう。
[2016/11/05 修正] タッチパッドの左右にある磁石は、ディスプレイを閉じたときに蓋の対応する位置にある磁石と吸い付くようになっていてます。

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HDDアクセス表示が無い - 白色LEDの謎

Inspiron 11-3148 は、Officeを使ったりネットアクセスしたり、動画を見る程度では、あまりストレスもなく(サクサクとはいかないが)使えますが、それでもしばらく反応が無い時に HDDアクセス表示があれば、状況が分かります。これまで10台以上のPCを使ってきていて、HDDアクセス表示は有って当たり前な存在でしたが、このPCには有りません。不便です。

右手前に1個だけ表示LED(白色)があります。これがHDDアクセス表示かと思ったものの、バッテリーの状態を示すだけのものです。こんなのは不要で、必要なものが有りません。

ダウンロードした「inspiron-11-3148-laptop_Reference Guide.pdf」(やっと探してダウンロードした)には以下の説明があります。

<白色LEDの動作>
  • 単色の白:  電源アダプタに接続されており、バッテリーを充電中です。
  • 無地の黄色: バッテリーの充電が低またはクリティカルです。
  • オフ: 電源アダプタに接続されており、バッテリーがフル充電されている、または電源アダプタに接続されていません。
このPCは、2in1 つまりタブレットとしても使う前提だと考えると、普通はHDDを搭載しないタブレットではHDDアクセス表示は無くて、電源状態をLEDで表示するのは自然です。SSD搭載が標準で、500GB HDD はオプション的な位置づけなのでしょう。理解はしましたが、やはり納得できないですね。HDD搭載の場合はアクセス状態の表示をファームウェアで切り替えることはできそうだから、是非ともファームのバージョンアップで対応してもらいたいものです。

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バッテリー充電管理が無い?

バッテリー充電を80%程度に留めておくと、繰り返し充電による劣化を低減できるとよく言われており、実際にバッテリーを満充電せずに80%程度で止めるための充電管理ユーティリティが食み込まれている製品も多く見られます。おそらく Panasonic の Let's Note がこれを採用した最初ではないかと思いますが、今では多くのノートPCで採用されています。現在使っている Dell Inspiron 11-3137 でもこのユーティリティが提供されており、モビリティーセンターで設定のON/OFF ができます。さらに、電源接続で使う場合の満充電(温度の高い状態で満充電を繰り返すと劣化が早まる)への対策ユーティリティまであります。


ところが、今回購入した Inspiron 11-3148 にはこの機能が見当たりらず、残念です。3年も使えばバッテリーはかなりへたってくると思うので、サポート契約の範囲内でバッテリー交換費用がどの程度抑えられるのか確認してみようと思います。

[2016/01/28 追記]
バッテリーの保証期間は1年なので、3年サポート期間内でも1年を過ぎれば交換バッテリーは有償です。自分で交換すればバッテリー費用のみ、交換作業を依頼すれば作業費用は必要になります。

[2016/01/30 追記]
BIOS(このPCにはUEFIが搭載されているが、Dell はBIOSと呼ぶ)のメニューで Advance タブの下に項目"Battery Charge Configuration"があることを発見!これには4つの選択肢があって、その1つに"Custom"があって、 充電開始と充電終了の充電%を設定できるようになっています。とりあえず、充電開始50%、充電終了85% と設定して使ってみています。
既に使っている Dell Inspiron 11-3137 では、モビリティーセンターから呼び出せる Dell QuickSet の1機能として、バッテリー充電を80%で止めることで、バッテリー劣化を抑制するようになっていて、2年半以上使ってバッテリ劣化が確実に抑制されていることを経験しています。そこで、テクニカルサポートに相談したところ、情報が上がってきていないので確認するとのことです。

50%で充電開始、85%で充電ストップに設定してみて使っていると、タスクバーの通知領域のバッテリーアイコンにカーソルを持ってきて現れる表示を見ると、84%と85%を行ったり来たりし、「電源に接続:充電しています」と表示されるのが、気になります。本当に84%と85%を行ったり来たりして充電回数が異常に増加すれば却って劣化を早めます。そこで、テクニカルサポートからの回答に時間がかかるなら、さしあたりデフォルト設定の Adaptive に戻しておこうと思います。


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デル拡張バッテリ駆動時間オプションで設定できない [解決]

コントロールパネルから電源オプションを開くと、左ペインのメニューの下から2つめに「デル拡張バッテリ駆動時間オプション」という項目があります。

電源オプション 

「デル拡張バッテリ駆動時間オプション」をクリックすると、デフォルトで次のダイアログが現れ「デル拡張バッテリ駆動時間の有効化」にチェックが入っていました。

バッテリメーター 

電源オプションで「バッテリーメーターに表示されるプラン」で「Dell」「省電力」の2項目がありますが、電源に繋ぐと自動的に「Dell」に切り替わり、バッテリー駆動にすると自動的に「省電力」に切り替わります。これは、Windows10の「省電力機能」とは異なり、Dell の拡張機能です。

さて、ここで[設定]ボタンがグレイアウト(無効化)されていて、どうやっても設定ができない問題を発見。テクニカルサポートセンタのアドバイスで、先ず QuickSet を入れ替えてみたが問題解消せず、次にアドバイスされた BIOS の入れ替えで問題が解消しました。


「AC電源アダプタのタイプを特定できません」警告 [解決]

ACアダプタ警告 

購入当初から、このような警告がたまに現れました。PC本体へACアダプタケーブルのプラグを刺し直したら解消されたので、刺し方が悪いのだろうと思っていました。ところが、ACアダプタからのケーブルが確実にPCに刺し込まれている状態で使っても、いきなりこの警告が現れることが何回かあり、プラグはしっかり刺さっていることを念のために確認したので、これは不具合だろうと考え、デルテクニカルサポートに相談しながら解決することにしました。

BIOS(実際のファームウェアはUEFIですがデルではBIOSと呼んでいます)レベルでACアダプタによる給電かどうかを検出していて、アプリケーションレベルとの通信ができなくなるとこの警告が現れるようです。

追加購入したACアダプタを使っても同じ警告が現れ、ACアダプタ本体と電源ケーブルの組み合わせを変えても症状が消えません。そこで、テクニカルサポートのアドバイスで BIOSを入れ替えてみました。今のところこの警告が現れないので一旦問題解決としていますが、しばらく様子を見てみます。

[2016/08/21] 更新:
SupportAssist アプリを導入していて、何らかの更新情報があったり不具合が検出されると、プッシュ情報としてアイコンの i マークが付加されるので分かります。それにはドライバ更新の通知があり、そのたびにドライバを更新しているうちに、この問題が全く発生しなくなった。メーカーでは問題を把握して解決したと理解しています。結論として、BIOSアップデートで問題が解決しました。
 
 
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SupportAssist から保存したシステム情報が文字化けする問題 [解決]  [2016/01/30 追加]

購入時には、SupportAssist で得たシステム情報を保存すると、htmlファイルが作成されるが、これが文字化けして読めませんでした。
テクニカルサポートに問い合わせると、この問題はダブルバイト文字に対応していない不具合として認識されているが、修正されるかどうか分からない、ことでした。アメリカ企業らしい対応と言えますね。

ところが、修正の見通しなし、との連絡をサポートから受けて1週間も経たないうちに SupportAssist を開いて、色々と使っているうちに、なにやら意味不明な通知があり、覗いてみると SupportAssist のアップデートでした。アップデート後起動すると、ウィンドウデザインが少し変更され、上部のタイトルバーに言語選択のプルダウンメニューが追加されていています。ひょっとしてと思い、日本語に戻して情報を保存してみると、ハイ!文字化けが解消されているではありませんか!

やることはやってくれるのに、コミットせず日本の顧客をイライラさせる、典型的なアメリカンな姿勢ですね。間に入っている日本のサポート部隊は大変です。それでも真摯に対応してくれるので、Dell のサポート部隊は確実にサービス向上していると思います。でも技術なり本国が対応しなければ、どーにもならないのですから...

[2016/02/01 追記]
今回、偶然に SupportAssist のアップデートが出来たのですが、意図的にアップデートするにはどうしたら良いのか、調べてみました。以前から使っていた Inspiron 3137 にインストールしている SupportAssist も古いバージョンのためシステムの情報を保存して作成される html ファイルを開くと文字化けするので、これもなんとかしたいわけです。

SupportAssist の登録を行うと、登録終了通知のメールが来ます。そのメールには、幾つかのリンクがあり、そのなかに PCおよびタブレット向けSupportAssist というリンクがあるので、それをクリック。そこから、PCおよびタブレット向けSupportAssist のダウンロード をクリックしてダウンロードした実行ファイルを走らせると、古いバージョンのアンインストールと新しいバージョンのインストールが完了しました。

バージョンアップインストーラがダウンロードできるページは、
Dellホームページ > サポート > 製品サポート > サポートライブラリ > デルダウンロードセンター > PCおよびタブレット向け SupprtAssist 
といった感じでリンクが繋がっています。

アップデートした SupportAssist は、それまで非常にモッサリして嫌になるほど動作が重かったのが改善されています。起動が速くなり、情報更新が素早く始まり、各ページへの移行も軽くなっています。


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特定のキーを押しても反応しなくなった [解決] [2016/11/11 追加]

[0] [-] [P] [@] [;] [:] [/] キーの応答が不安定になり、連打して一旦受け付けるようになると使えるといった感じになりました。しかし、次第に症状は悪くなり、連打でも回復しなくなりました。

PCをシャットダウンし、[Fn] キーと電源ボタンを同時に押して起動し、診断メニューからハードウェア診断を起動してテストしましたが異常なし。次に再起動して、DELLのマークが表示される時に[F2]キーを連打して BIOS設定を起動し、パスワード設定のところでキー入力を試すと、全く同じキーが入力できないので、キーボードが物理的に問題があることが分かりました。

この問題は、Inspironではあまり発生しないが、少ないながらも発生しているとのことでしたが、フレキケーブルとコネクタの接続が問題なのか、キーボード自体の問題なのかは不明のようです。

そこで、DELLのサポートに連絡をとったところ、技術者が来てキーボードの無償交換作業を行ってくれました。これで問題は解消。

キーボードはパームレストカバー(筐体)と一体になっていて、それを交換する必要があります。、そのためには裏のカバーを外し、液晶パネルを取り外し、マザーボードやHDDなど全てを取り外し、新しいパームレストカバーに全てを組み付けなおします。

タッチパッドは交換しないので、パームレストカバーにあいた四角い穴にタッチパットを組み付けます。ところが新しいパームレストカバーの穴が少し大きすぎて、タッチパッドの周囲の隙間が偏って、孔の中央に来ない問題が発生しました。これでは埃やゴミが容易に入り込みやすいので、改善を依頼したところ、パームレストカバーにタッチパッドがと正しく収まるタッチパッドをまとめて、再度交換してくれることになり、日を改めて対応してもらった結果問題は解消しました。タッチパッドはネジ止めするので微妙な位置決めができす、位置の合うロットの部品に交換する必要がありました。

なお、約1年間使用したタッチパッドは、クリックボタン機能のある領域以外の色が赤みを帯びた色に変色していました。機能的には問題は無いのですが、新品に変えてもらい見た目も元に戻りました。

Dellが修理で用いる部品は新品でなく再生品を使うことが多く、新品だとしてもロットが違えば寸法が異なることが普通にあるそうです。

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[再発]特定キーを押しても反応しなくなった [2019/01/29 追記]

上記の修理のあと約2年で、異なる特定キー (T, Y, P, @, 左Ctrl) が反応しなくなりました。既に経験した異常なので、DELLのサポートに連絡し、お決まりのチェックを行った結果、オンサイト修理に来てもらうことになしました。今回はコネクタやフレキ断線なども疑われるから、キーボードだけでなく基板(マザーボード)の交換の可能性があるということで、実際に修理してみたら交換用に用意したキーボードか基板のどちらかあるいは両方に問題があるらしく、交換品を使うとキーボードが全く反応せず、オリジナルの組み合わせでのみキーボードが反応する(但し特定キーは反応しないまま)という結果になりました。

交換部品は必ずしも新品というものではなく、再生品 (リファービッシュ品)であることが多いので、このようなことがレアケースとは言えないようです。いずれにせよ出直してもらい、無事キーボードと基板を交換して修理完了。

...と思ったら、修理の技術者が帰った直後、タッチパッドとキーボードがロックされて全く反応しなくなるトラブル発生!どうも修理作業に原因があるとしか考えられません。(下に続く)


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タッチパッドとキーボードがロックされてしまう [2019/01/29 追記]

基板(マザーボード)とキーボード交換の作業直後、タッチパッドとキーボードがロックされて、全く反応しない異常が発生。
技術者を電話で急遽呼び戻し、とりあえず問題が解消したかに思えたが、実はそうではなかったのです。

Inspiron 11-3418 は 2-in1 PCで、液晶部をくるりと360度回すとタブレットPCとして使えます。そしてタブレットとして使う場合は、液晶の裏側に来るキーボードとタッチパッドは無効になるのが仕様です。

今回修理作業の結果新たに発生したキーボードとタッチパッドがロックされるトラブルについて、テクニカルサポートに相談してデバイスドライバの入れ直しなど様々な方策を試しても効果無く、結局タッチパッドとキーボードのデバイスの設定で "決してロックしない" という項目にチェックを入れるしか、対処方法がない...と一旦なりました。しかし、それではタブレットとして使えなくなって不都合この上ないので、色々と調べた結果、液晶ディスプレイを140度以上倒すことで必ず再現することがわかりました。

そこで、改めてテクニカルサポートに連絡し、ロックの条件として液晶ディスプレイの角度が140度というのはおかしい、以前は180度にしてもロックされなかったので、元に戻すように修理してほしいと依頼。しかし、液晶の角度は仕様に明記されておらず、そういうものだと諦めてくれということで、修理前の状態に戻す修理が拒否されました。

上で述べている「AC電源アダプタのタイプを特定できない」問題の時、とても丁寧なサポートをしてくれるものの、途中で相談にも乗ってもらえずに放り出されました。結果的に BIOSアップデートのプッシュ情報によりアップデートしたら (要は、自力で) 解決した経験があります。今回も同じように放り出されたように感じました。途中で放り出されたと感じたこの2件、同じ担当者でした。担当者が調べるデータベースに必要な情報が無く、担当者個人の経験や知識そしてスキルで対応できなければ打ち切らざるを得ないのでしょう。これはDellに限らず、どこでもそうです。

...ところが吉報現る...

不便ながら、なんとか工夫して数ヶ月間使っているなかで、ふとしたきっかけで、Dell のサイトで Inspiron 3000 (3418) のトラブルシューティングのページが見つかり、そこには液晶がロックされるのは角度が 200~225度の時だ、との記載がありました!

Dell Inspiron 3000 (3148) の使用方法とトラブルシューティング方法

改めて、新しいケースとして Dellプレミアムサポートに連絡し、これまでとは異なる担当であることを確認し、これまでのいきさつ (サポートセンターの記録に残っています) に加えてこの証拠のページをご確認頂き、ようやくプレミアムサポート期間内の無償修理対応の運びとなりました。

怒らず、騒がず、しかし諦めないことが大切ですね!

他のメーカーにない Dell の特異性は、Dell のサイトにある情報が膨大であることです。英文を翻訳するだけでも大変でしょう。だからサポート担当者が知り得なかった情報を私が数ヶ月後に偶然見つけ、今回の修理対応に結びつきました。サポート担当者がこれらすべての情報に簡単にアクセス可能になっていれば、途中で放り出すことはあり得ません。サポート担当者向けのシステムが完備していないことが、今回の「放り出し」の根本原因ではないかと感じます。
なお今回の修理は、オンサイト修理ではなく DellにPCを送って、Dellにて検査・修理することになりました。オンサイト修理は契約した会社が行うので、その結果の新たなトラブルだからDellで直接検査するのだろうと思います。

少し前に Insppiron 14-5480 を購入して使い始めていたので、Inspiton 11-3148 がしばらく手元になくても問題ありません。とても良いタイミングです。そして改めて有償保守契約 - プレミアムサポート の有用性を実感しました。サポートを1年延長して良かった!

修理から戻ってきて、液晶パネルの角度が小さいのにキーボードとタッチパッドがロックされる異常が解消されているのを確認しました。

ところで、修理作業が原因で新たな不具合が発生していました。PC固有のService Tag (英数字の文字列) が間違った内容になっていました。(下に続く)

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基板交換時に Service Tag が誤入力された問題 [2019/03/21 追加]

上記の修理から戻ってきたPCを使っていて、妙な現象を発見しました。

Dellのサイトでマイアカウントにアクセスする前に、登録されているPCの一覧表示をすると、登録したことのないPCが現れました。この一覧にはPCの型式と Service Tag が表示されます。そして、以前から登録していた正しいPCは登録されています(右側)が、今回新たに別のPCがリストに現れました(左側)。
Wrong_Service_Tag_Mos

このPCの保証内容が確認できてしまいます。他人のPCのService Tag や保証内容が分かってしまうのは問題ではないでしょうか? もし私の登録した内容が他人に見られるのはセキュリティ上の大問題です。

一方で、SupportAssistを起動すると、以下のように "サービスが期限切れです。" と表示され、併せて表示されている サービスタグを見ると、マイアカウントで誤表示されているPCのサービスラグと同じだと分かりました。私のPCはプレミアムサポートの期間中なので明らかに誤りです。

SupportAssist_Mos

実は、本来の正しいサービスタグと、上の2つに共通して現れる誤ったサービスタグは、1文字だけ異なっていて、Z (アルファベットのゼット) が 2 (数字) に変わっています。ここで、修理中に基板交換した際にサービスタグを入力する必要がありますが、そこで読み違えをして誤入力したことが疑われました。

そこで、実際に BIOSを開いて確認すると、ハイッ見事に誤入力されている証拠が見つかりました。一方で、PC本体の裏に貼られているシールには正しいサービスタグが記載されています。そして本体のBIOSに記録されたサービスタグに基づき Dellサイトのマイアカウントで本来登録されていないPCの情報が現れることになったようです。

これは明らかに五反田にあるDELLの工場での基板交換時の人為的な入力ミスで、全てのサポートに必要になる極めて重要な情報の入力ミスが見落とされていたという、極めて重大な過失です。
ダブルチェックは行っているのでしょうか? たぶん行われていないと思います。

この問題はDELLのカスタマーサポートにかなり強く申し入れました。猛省して欲しいと思います。

この問題を解決するため、オンサイト修理により基板交換を行うことになりました。

結果については、後日追記します...まだ問題が続くのでした...

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動作が異常に遅くなった [2023/01/04 追記]
動作が異常に遅くなりました。HDDがすぐに使用率100%になり、PCが使い物にならないくらい重くなる症状です。
そこで上記の五反田工場での修理の際に、同時に原因調査と修理を依頼しました。すると、工場からの連絡で、HDDからの異常音があり、クラスタ異常が多いことから、HDD交換を無償で実施することになりました。幸いPCを工場に送る前にHDDのイメージバックアップ(Acronis TrueImage 使用) していたので、スグに元に戻せます。

戻ってきたPCは、動作確認のため Windowsのセットアップが行われていました。但し勝手な名称のユーザー名でセットアップされていたのは気に入りません。工場出荷状態で返すか、ユーザー名などセットアップに必要な情報の事前の確認をすべきです。
このあたりも、客のことを全く考えていない行動であり、お粗末としか言いようがありません。

その上問題は解消されず、動作は重いままでした!
この問題の対策としては、いずれストレージ交換とメモリ増設を行おうと思っています。


今回の連鎖的な問題発生、単なるキーボードの交換修理から始まって、次々と新たな問題を呼び起こし、4ヶ月以上かかってようやく収まったというのは、なかなかなものです。

DELLが用意する交換部品は品質管理レベルが低く(適当)、寸法さえ管理されていないのですから、契約会社によるオンサイト修理の技術者や工場の技術者一人ひとりのスキルレベルに大きく依存しているのが実体です。そして実際にはオンサイトや工場の技術者もスキルレベルのばらつきが大きく、けっこう当たり外れがあることが、大変よく理解できました。
私は連続して外れを引いたのか、そもそもスキルレベルの低い技術者が圧倒的に多いのか、そこは分かりません。

DELLのプレミアムサポートは非常に有効であること、さらにスグに使えるバックアップPCを常に用意しておく必要性を実感しました。さらにDELL製PCのオーナーは、ある程度のPCの知識があったほうが良いと思います。

そして、プレミアサポートの最大4年間の保証期間が切れました...

現在のところ、DELLの無償サポートは4年間が最大です。
そこで、HDDをSSDに交換し、メモリを8GB に増設しようと思っています。そしてメインマシンが使えなくなった時のためのバックアップマシンとしてアップデートする予定です。それについては、別途記事にするかも知れません。

[2023/01/10 追記]
OS (Windows 10) を初期化、メモリを 8GB へ増設、500GB HDDを 1TB SSDへ換装し、ビジネスPCとしては実用的で快適に使えるようになりました。
詳しくは以下にまとめています;
番外編 - 2015年の古い Dell Inspiron 11-3148 (2in1) のリフレッシュ




Dellのサポート


Dell は初心者には優しくない?

Dell のサポートは最悪だと、よく聞いていました。ところが、今回 Dell のテクニカルサポートを受けてみて、プロサポート/プレミアムサポート (有償保守契約) のレベルは大きく向上しているとハッキリ言えます。

Dell のテクニカルサポートは、チャットが使えるのが良いと思います(但し平日の昼間のみ)。そして、必要に応じて電話やメールでのサポートに切り替えてくれるのも、大きな利点です。チャットやメールでのサポートならホームページの豊富なコンテンツへのURL をもらって、それをクリックするだけなので、非常に便利です。

ちまたで言われるような中国のサポートセンタによる「日本語ができる外国人」による、コミュミニケーション不能なサポートを覚悟したのですが、プロサポートやプレミアムサポートは、宮崎にあるサポートセンターから日本人によるネイティブ日本語での対応でした。現在のところ、スキルレベルにはバラつきが感じられましたが、対応の姿勢は間違いなく一定レベル以上の良いものです。

但し、営業は昔のままのようです。営業部で私の対応をしてくれたのは、日本語が少し話せる中国系の人でした。いきなり「デル カイシャ(会社)でございます」と言うので、一瞬何を言っているのか分からなかったのですが、Dell Inc の直訳をやらかしているのだと思います。普通に意思疎通が難しい経験をしました。但し、すべきことはキチンとやってくれましたので結果オーライです。

[2019/01/29 追記]
購入して3年ほど経って再び営業と電話で話す機会があって2人の担当と話しましたが、1人は上記のコミュニケーション困難レベルで、もう1人はかなりネイティブ日本語に近くて驚きました。営業でもチャットサービスが使えるので、やりとりの記録が残せるチャットが安心で良いと思います。

[2019/02/01 修正]
結論から言えば、有償保守サポートには絶対に入るべきです。というのも、サポート費用は別途契約としてお金をとる代わり、パソコン本体のコストを下げて提供するのが、Dell のスタイルです。つまりある程度の不具合の発生を前提としているわけです。従って不具合が発生した時に、自分のPCの症状を他人に伝えられる程度の人なら、プロサポートやプレミアムサポートを利用できるので、コストパフォーマンスに優れている Dell はお勧めです。一方、故障を前提にしたパソコンなど買いたくないとお考えだったり、自分のパソコンの状態を他人に伝えることができす、短気ですぐにイライラする方は Dell に手を出さない方が良いと思います。

[2020/02/13 追記]
パソコン初心者は、必ずプレミアムサポート契約を付けるべきです。但し、何かあれば全部人のせいにして、何でもかんでもお膳立てが必要な人にはDELLのPCはお勧めできません。

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Dell の有償保守契約 - プロサポート / プレミアムサポートを利用してみた

3年保証にも入っていることだし、色々と疑問や不具合らしいものもあるので、Dell のサポートを初めて利用しようと、Dell のホームページでサポートについて調べてみると、チャットでサポートしてくれるのを見つけたので、早速ログインしました。殆ど待たされることなく、担当者が応答。名前を見ると日本人。

Norton Intternet Security などのサポートでは、中国系の人にしかお目にかかったことが無く、Dell も噂では外国人が対応すると聞いていたので、日本人が出てくれてチョットびっくり。とても丁寧なサポートでした。そのうち電話サポートに移行したいとのことで、電話を頂いたら間違い無くネイティブの日本語でした。

宮崎にあるDellのサポートセンターは、正社員の日本人が対応してくれる。テクニカルサポートのレベルは他のメーカーと同等以上だというのは強調しておきます。

敢えて言うならば、ユーザー登録と「デルのヘルプとサポート」が完了して、SupportAssist のインストールと登録までは、印刷した丁寧なマニュアルを準備すべきだと思います。私が販売窓口なら、間違いなくそうするでしょう。これだけで、世間の評価は大きく変わって行くはずです。実にもったいないと思います。

[2017/01/09 追記]
キー不良でプロサポートに問い合わせ、結果的にオンサイト修理で解決したのですが、約束の日時に来てくれて、目の前で話をしながら修理をするのは良いものです。交換部品は約束の日時の前日に時間指定で送られてきます。
なお、キーボード交換は、Inspiron 11 3148 の場合非常に込み入って難易度の高い分解が必要でしたので、オンサイト修理の価値があります。
後日、その作業中のミスかも知れない不具合が見つかったのですが、本当に作業ミスかどうかは確定的でなく可能性が考えられる程度だったのに、再びオンサイト修理での対応により部品交換してくれました。全て無償でしたが、予め契約していた有償のプロサポートは価値があると思います。

[2019/01/29 追記]
購入当時、3年の有償保守契約 - プロサポートを契約しましたが、3年が満了する直前に 延長することにしました。今はプロサポートとは呼ばずプレミアムサポートと名称が変わっていますが、内容は同じです。新品購入時から最大4年間が限度とのことで、1年間延長しました。結果的に1年延長は大正解でした。


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今後、気付いたことや更新内容があれば、随時追加します。



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keywords: Windows8.1環境移行

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番外編 - Windows10 ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消

2022/10/18

Windows10で ソフトウェア例外 0xe06d7363 エラーの解消


3年10ヶ月使っている DELL Inspiron 5480 で、4ヶ月ほど前から以下のエラーが頻繁に発生するようになった。このエラーはファイルエクスプローラを全て閉じた後だけに発生する。

0ぇ06d7363_ErrorMessage

このエラーが表示される以外は、日常的に使っていて Windows 10 やアプリの動作に問題が見当たらない。しかし原因不明のまま使い続けるには、非常に気になるエラーだ。このエラーが発生するようになったきっかけが思い至らない。

最終的にはエラーが解消され、同時に原因も分かった。様々な試みを行ったのでそれを記録する。

この記事は自分のための記録である。ソフトウェア例外エラーに悩んでいる方のために簡単に解決策をアドバイスできないが、原因追求の考え方の参考になればと思う。

ソフトウェア例外エラーについて
アプリケーション例外エラーの原因究明と解決には、即効性のあるものは無いと思う。
殆どのまともなソフトウェアは、動作時に異常な状態を検知して必要な処理を行うようになっていて、想定外の異常に対して例外処理を行う。それでも対処できないときに例外エラーとなる。だから、その原因を探すのは地道に調べるしかない。

DELLプレミアムサポート
色々な人と話ができると、自分の思考に変化を与えてくれる。身近に詳しい人が居れば良いが、私も含めて多くの場合はそのような人は身近にいないであろう。ネットでかなり調べても、自分が直面しているソフトウェア例外エラーを解消するためのピッタリの情報が見つかることは殆どない (原因が千差万別だから)。

それでも私はDELLのプレミアムサポートを利用する。解決を丸投げしたり安直に解決策を求めるのではなく、解決に向かうためのヒントを貰うのが目的だ。解決の主役は自分自身しかない。DELLのプレミアムサポートは、そんなユーザーにも気持ち良く対応してくれる担当者がとても多い。だからDELLのPCを購入して、追加費用を払ってプレミアムサポートの契約をしている。
 今回も2人の担当者に対応頂き、確実なエラー解消方法は無いのに、当方に気持ち良く付き合って貰えた。



エラーのログを調べる

"イベントビューアー" ⇒ "管理イベントの要約" を調べる

スタートを右クリック ⇒ コンピュータの管理(G) でコンピュータの管理を開く

"システムツール" ⇒ "イベントビューアー" を開く

"最近表示されたノード" と "ログの要約" の右端にある ▲ をクリック
 これで "管理イベントの要約" が広くなる

イベントの種類 のうち エラー を展開する
 ここから今回のエラーを探す。

Event

エクスプローラを全て閉じると今回のエラーはほぼ再現されるので、何度も再現させ、エラー発生時刻を記録しておく。

そして、"過去1時間" や "24時間" の下に回数が表示されるので、多く再現させたエラー回数からログを絞り込む。

記録していたエラー発生時刻と照らし合わせて、今回のエラーを特定する。

 ErrorEvents

 エラー発生時刻から特定したのは
 - イベントID:1000
 - ソース:Application Error
 - ログ:Application
 だと判明した。

見つけたログの上で左ダブルクリック ⇒ 各エラーを左ダブルクリック
 殆どが、
 - 障害が発生しているアプリケーション名:explorer.exe
 - 障害が発生しているモジュール名:
KERNELBASE.dll
 KernelBase_dllのエラー

 頻度が低いが、以下も見つかった。
 - 障害が発生しているアプリケーション名:explorer.exe
 - 障害が発生しているモジュール名:ucrtbase.dll
 ucrtbase_dllのエラー

0xe06d7363 エラーの殆どは KERNELBASE.dll が絡み、たまに ucrtbase.dll が絡んで explorer.exe で発生していることがわかった。


原因の推定

explorer.exe (ファイルエクスプローラ), KERNELBASE.dll, ucrtbase.dll はいずれもMicrosoftが提供しているものだ。
 - KERNELBASE.dll:アプリ実行時にメモリ上のアドレスの割り振りを行う
 - ucrtbase.dll:Cで書かれたコードのランタイムライブラリ


そして、今回のアプリケーションの例外 9xe06d7363 エラーは、エクスプローラを全て閉じた後だけに発生する。explorer.exeが終了処理を行っている時に発生するエラーの可能性が高く、それもサードパーティーのアプリの影響が原因として考えられる。
遠因としては、Windows Updateにより更新されたシステムファイルと、いずれかのサードパーティーアプリとの整合性がとれなくなったことは間違いない。

いずれにせよ、おおまかに以下の可能性が考えられる。
 - Windows Update で最新でないシステムファイルによるバグによる可能性
 - システムファイルが壊れて悪影響を及ぼす可能性
 - 古いサードパーティーアプリによる例外アプリケーションエラーの可能性
 - explorer.exe のプラグインアプリによる影響

以下の確認を行って、エクスプローラを開いてから閉じて、アプリケーションの例外 0xe06d7363 エラーが発生するか、解消されるかを調べた。

Windows Update 実施
エラーは解消されない。

チェックディスク実施
 ・スタート(左下のWindowsマーク)を右クリック ⇒ Windows PowerShell(管理者) を起動
 ・chkdsk c: /f/r と入力 ⇒ [Enter] キー
 ・再起動時に実行するかと聞かれるので、[y] + [Enter]
 ・PCを再起動 ⇒ チェックディスクが実行される
ディスクに異常はなかった。エラーは解消されない。

Windowsシステムファイルの修復
 スタ-トを右クリック ⇒ Windows PowerShell(管理者)を起動
 sfc /scannow と入力 ⇒ [Enter] キー 
システムファイルの破損はなかった。エラーは解消されない。

Windowsをセーフモードで起動
 起動方法はここを参照
エラーは解消されない

Windowsをクリーンブートする
 起動方法はここを参照
エラーは解消されない


以上の結果から、サードパーティのアプリを徹底的に調べることにした。


インストールしているアプリのチェック

エラー発生以降にインストール/アップデートしたサードパティーアプリのアップデート
 時間がかかったが、1つづつアップデートした。
エラーは解消されない

怪しいアプリをアンインストールして挙動を確認
 スタートアップのアプリを1つひとつ無効にしてエラー発生を調べた。
 それ以外は、起動させてエラー発生を調べた。
 エラー発生に繋がるアプリが見つかった。
 問題発生しているのはDELLのPCで、DELLのアプリ2つをアンインストールするとエラーが解消されることを確認した。
 - DELL Update
 - SupportAssist
 あとで分かることだが、これらはエラーの真の原因ではなかった。

サービス管理ツールで、エラー発生に繋がるサービスを探す
 スタートで右クリック ⇒ タスクマネージャ ⇒ [サービス]タブをクリック
  TaskMgr_Service

下にある "サービス管理ツールを開く" をクリック
  Service_Ctrl_Tool
ここで、DellClientManagemantService (Dell Client Management Service) を無効にするとエラーの発生頻度が劇的に下がることが分かった。このサービスが動作しないと DELL UpdateSupportAssist が動作しない。 

  Service_Enabling

しかし、Dell Client Management Service を無効化してもエラーが発生することがあり、完全にエラーを解消できない。


エラーの真の原因が他にあり、Dell Client Management Service との干渉の頻度が高いと考えた。


 エクスプローラーのプラグインアプリを調べる
今回のエラーが発生する前まで正常に動作していたが、エクスプローラのプラグイン形式のアプリ - LANDisk (IO DATA のネットワークドライブ) がインストールされていた。
LANDisk

Ver 4.02 であったが、これを最新版 Ver 4.30 にアップデートした。

すると、

エラーが完全に解消した!!

エクスプローラで障害が発生していることが分かっているのだから、真っ先にプラグインアプリを疑えば良かったと後になって思う。

一旦エラーの原因と疑われた DELL UpdateSupportAssist をアンインストール後再インストールしたが、エラーが発生しないことを確認した。

IO DATA の ネットワークドライブのアプリ - LANDisk がエラーの根本原因で、DELL のアプリが動作するために必要な Dell Client Management ServiceKernelBase.dllucrtbase.dll といったモジュールレベルで何らかの干渉を受けてエラーになっていたことが判明した。


おわりに
Windowsシステムの再インストールをしても良い環境なら、サードーパーティーのアプリのインストールには最新版を使い、動作確認しながら進めるのが、最も手っ取り早い解決方法だろう。

私の場合、そして多くの場合は、システムの再インストールはできればしたくない。今回のエラー解消は、時間の合間を使ってジックリと根気よく進めた。真の原因にたどり着くまでに4ヶ月もかかったが、エラーが完全に解消されて気持ちいい!!

今回は、ネットで様々な情報を探した。その中で私個人的に最も参考になった記事を紹介する;
イベントID 1000 で記録される Application Error のイベントログについて

この記事は大変参考になり、真の原因を見つけるのに役だった。
実は、本ブログでも紹介している自作のデスクトップアプリ MyClock が原因ではないか? と真っ先に疑ったが、そうではなかった。この記事を先に読んでいれば良かったと悔やまれるが、あとで読んで安心感に繋がった。アプリを自作する方に特にお勧めだ。





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keywords: Windows10 不明なソフトウェア例外エラー 0xe06d7363 エラー 修復

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番外編 - Windowsシステムツールの修復

2020/10/08


Windows 10 のスタートメニュー / Windows システムツール の修復

3年10ヶ月使っている DELL Inspiron 5480 で、Windows システムツール にタスクマネージャーしか表示されないことに気がついた。この不具合を修復できたので、具体的な方法を記録しておく。


不具合と修復後の状況

Windowsシステムツールでタスクマネージャしか表示されない。

 不具合発生状況             修復後の状況
Windowsシステムツール_Before Windowsシステムツール_After



念のための検査

こうなった原因がよく分からない。何か変な操作をやった可能性もある。Windowsシステムの問題やストレージの故障によるファイルの損傷や損失の可能性もある。

Windows Update

Windows Updateで最新の状態にする
スタート ⇒ 設定 ⇒ 更新とセキュリティ ⇒ 更新プログラムのチェック


チェックディスク

システムのストレージ(HDDやSSD) をチェックする
1) 検索ボックスに cmd と入力 ⇒ コマンドプロンプト を右クリック ⇒ 管理者として実行 ⇒ [はい(Y)]
2) chkdsk /f /r と入力し [Enter] キーを押す
3) [Y] を押す ⇒ [Enter] キーを押す
4) コンピュータを再起動 ⇒ ディスクチェック
問題があれば修復される。
※ 私の場合は、問題なしであった。


システムファイルのチェック

上と同様に管理者としてコマンドプロンプトを開く
sfc /scannow を入力し [Enter] キーを押す

破損したシステムファイルがあれば、Windowsが自動的に修正する。
※ 私の場合は、問題なしであった。



修復方法

正しいショートカットを作り、正しいフォルダにコピーする。

以下、修復したい項目ごとに具体的に記載する。


コピー先の正しいフォルダ

 スタートメニューの "Windows システムツール" の下にある "タスクマネージャ" で右クリック ⇒ その他 ⇒ ファイルの場所を開く

Windows システムツール の下に何もない場合は、

エクスプローラで以下のようにフォルダを開く
> PC > OS (C:) > ProgramData > Microsoft > Windows > スタートメニュー > プログラム > Windows システムツール

あるいは、
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\System Tools
をエクスプローラのアドレスバーにコピペ

私の場合、不具合を見つけたときには desktop.ini と タスクマネージャのショートカットしか無かった。


ショートカット作成とコピー

コントロールパネル

 デスクトップで右クリック ⇒ 新規作成 ⇒ ショートカット

ショートカットの作成 ウィンドウが現れる。
Make_ShortCut

 "項目の場所を入力してください(T):" で control と入力 ⇒ [次へ(N)] クリック

make_control

 "このショートカットの名前を入力してください(T):" で コントロールパネル と入力 ⇒ [完了(F)] クリック

 デスクトップに作成されたショートカットを正しいフォルダにコピー
  (デスクトップのショートカットは削除しておく)


コマンドプロンプト

 同様に "ショートカットの作成" ウィンドウを開く

 "項目の場所を入力してください(T):" に cmd と入力 ⇒ [次へ(N)] クリック

 "このショートカットの名前を入力してください(T):" に コマンドプロンプト と入力 ⇒ [完了(F)] クリック

 デスクトップに作成されたショートカットを正しいフォルダにコピー
  (デスクトップのショートカットは削除しておく)


エクスプローラ

 同様に "ショートカットの作成" ウィンドウを開く

 "項目の場所を入力してください(T):" に explorer と入力 ⇒ [次へ(N)] クリック

 "このショートカットの名前を入力してください(T):" に エクスプローラ と入力 ⇒ [完了(F)] クリック

 デスクトップに作成されたショートカットを正しいフォルダにコピー
  (デスクトップのショートカットは削除しておく)


タスクマネージャー

もし タスクマネージャー が無くて復活したい場合も同様に追加できる。

上と同様に "ショートカットの作成" ウィンドウを開く

"項目の場所を入力してください(T):" に taskmgr と入力 ⇒ [次へ(N)] クリック

"このショートカットの名前を入力してください(T):" に タスクマネージャー と入力 ⇒ [完了(F)] クリック

デスクトップの作成されたショートカットを正しいフォルダにコピー
  (デスクトップのショートカットは削除しておく)


PC

PC を開く
デスクトップにPCのショートカットが無い場合は
 検索ボックスに PC とキー入力 ⇒ 検索結果から PC アプリ をクリック

アドレスバーにある PC のアイコンをドラッグ ⇒ [Ctrl] + [Shift] を押しながらデスクトップにドロップ

デスクトップに作成されたショートカットの名前を PC に変更

PCのショートカットを正しいフォルダにコピー
 (デスクトップのショートカットは削除しておく) 


ファイル名を指定して実行

スタートを右クリック ⇒ ファイル名を指定して実行 を左クリック
 タスクバーにアイコンが現れる。

タスクバーのアイコンを右クリック ⇒ タスクバーにピン留めする
at_TaskBar

タスクバーのアイコンを右クリック ⇒ ファイル名を指定して実行を右クリック ⇒  プロパティ クリック

全般タブ クリック ⇒ 場所: のパスを全選択コピー ( [Ctrl]+[C] )

Place_Property


エクスプローラのアドレスバーに貼り付け ( [Ctrl] + [V] )
 タスクバーのフォルダが開き、"ファイル名を指定して実行"  のショートカットがそこにある。

このフォルダから ファイル名を指定して実行 のショートカットを正しいフォルダにコピー

タスクバーに残っている ファイル名を指定して実行 のアイコンを右クリック ⇒ タスクバーからピン留めを外す クリック


Winsows管理ツール

コントロールパネル ⇒ 表示方法:小さいアイコン

管理ツールで右クリック ⇒ ショートカットの作成(S) クリック

Administrative_Tools


No_ShortCut

[はい(Y)] クリック ⇒ デスクトップにショートカットが作成される

ショートカットの名前を Windows管理ツール に変更 ⇒ 正しいフォルダにコピー
  (デスクトップのショートカットは削除しておく)



以上で無事に修復できた。




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keywords: Windows10 Windowsシステムツール 修復

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番外編 - Let's note 中古改造PC

番外編
e-Gadget

初版 2021/07/28
ネットセレクタLite の記述を追記 2021/07/29
TPM 2.0 へのファームウェアアップデートを追加 2021/07/30
新品大容量バッテリーの使用感を追記 2021/08/01
記事の整理と目次追加 2021/08/09


Panasonic Let's note 中古改造PC

今メインで使っているPCの緊急バックアップ用PCが不調になって、その代わりを新品・中古品の両方で探していました。今回アマゾンで良さそうな中古改造PCがあったので、それを入手しました。中古を入手するのは初めてです。

 独り言:DELL Inspiron 3148 (Core i3-4030U, 4GB RAM, 500GB HDD) がどうにも普通に使えないレベルまで遅くなったので、初期化するかSSD換装+RAM 8GB化をするかを考えていたところ、同様な改造をした中古品で Core i5-5300U を搭載したコスパの良いモノがあったので、そちらへ日和ってしまったというのが正直なところ...

         CF-NX4

さて、中古PCが 2015年1月モデルの Let's Note CF-NX4 (Windows7 Professional プリインストール、Core i5-5300U (第5世代),  RAM 4GB, HDD 320GB、無線LAN搭載機、12.1インチ液晶) のままであれば、入手する気にはなりません。

入手する気になったのは、以下の条件によります;
Core i5-5300U (第5世代 i5) - オリジナルと同じ
8GB RAM - オリジナルの4GB から増設
・新品 512BG SSD への換装 - これが最大のポイント
・無線LAN - オリジナルと同じ、いまどきこれが無いと問題外
Win10 Pro プリインストール - これもポイント
・バッテリーが簡単に脱着できること - 中古品にはかなり重要

Core i5-5300U 搭載で、Windows 10 ProSSD4GB 増設で 8GB RAM というのはコスパが良さそうです。但し、液晶の具合、外装の傷、そしてバッテリーの劣化度合いは、実際に入手しないと判らず、リスクはありますが、初めての中古品を試しに購入してみました。

中古品はどうしてもアタリハズレがありますが、今回は幸運にも比較的良い買い物だったと思います。
自分自身のための記録のために以下をまとめますが、中古 Let's note を入手した方の参考になれば良いと思います。

なお、SU 桜 というセラーがアマゾンで出品していたPCですが、その後セラーの名前が SU に変わっています。セラーへの連絡が取れない可能性があります。サポート窓口の日本の修理センターのメールアドレスが書かれた保証書が添付されていましたが、問い合わせをしても返事がありません。今回は比較的良い製品に当たりましたが、何かあってもサポートは受けられない覚悟が必要で、こういうPCを購入するのは、賭けに近いかも知れません。



Windows 10 Pro が再インストールされ、Let's note 独自のドライバやアプリが殆どインストールされていない状態だったので、Windows Updateした後、基本機能の確認、Let's note 独自のドライバやアプリをインストール&アップデートし、性能確認を行いました。


目 次

 最初の作業

 外観・液晶画面の確認
   外装の傷
   キーボード
   パームレスト
   液 晶
  
 機能の確認
   メインストーレージ
   RAM
   ACアダプタ警告
   バッテリー
   [Fn] と [Ctrl]
   ホイールパッド
   バッテリー容量
   "不明なデバイス"
   ネットセレクタ

 Let's note 専用ドライバの追加とアップデート
   CF-NX4 マニュアル類の閲覧と入手
   バッテリー診断・制御プログラム
   Let's note 専用ドライバ・アプリのリストとインストール順序
   ドライバのアップデート
   最新ドライバアップデートページの確認方法
  
 イメージバックアップ

 回復ドライブの作成 

 おまけの 32GB USB フラッシュメモリ

 添付の中古バッテリー動作

 新品の大容量バッテリー動作




最初の作業

簡易だが確実な梱包で、次のものが到着しました。

CF-NX4_Top
 AC_SX425 USB_Flash
CF-NX4EHCS             ACアダプタ        32GB USBメモリ

各種確認をする前に、まずは以下の作業をしました。

1. 梱包状態と内容物の外観チェック ⇒ 特に問題なさそう
  ・PC本体: Panasonic Let's note NX4 (CF-NX4EDHCS) - 品番から法人モデルだとわかる。
   ただし、大容量バッテリー(L)でなく軽量バッテリー(S) 付属。
   軽量バッテリー(S) は 220 g、バッテリーを含めてPCの重量は実測で 1.00 kg、軽い。
  ・ACアダプタ: Panasonic純正 (CF-AA6412C M2) - 新品時の型番ではない。
  ・おまけの 32GB USB3.0 フラッシュメモリ - これはハズレ (後述)

2. ネット接続を確立 ⇒ 無線LAN接続

3. Windowsセキュリティ ⇒ Microsoft Difenderの設定
 ※ スタートメニュー [設定]-[更新とセキュリティ]-[Windowsセキュリティ]

4. Windows 10 の確認Windows Update の実行
 ※ Windows 10 Pro、21H1 (19043.1110) Windows Feature Experience Pack がインストールされていました
 ※ Windowsのインストールは購入日の1ヶ月ほど前の日付でした (Start Menu - 設定 - システム - 詳細情報)
 ※ Windows Update を実行すると最新の状態でした。

5. Adobe Acrobat Reader のインストール
 ※ PDFを開くアプリがインストールされていなかった。(マニュアルや手順書を読むのに必要)

6. この時点で SSD をイメージバックアップ (Acronic True Image 2019 使用) 

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外観・液晶画面の確認

外装の傷
マグネシウム合金の外側は、思っていたよりも傷が少なかった。

NX4_Scratched_Top

NX4_Scratched_Left  

上記以外にも細いひっかき傷がいくつか有りますが、ほとんど気にならないレベルでした。
外側のマグネシウム合金についた傷はぼやけた感じで、遠目に糊やグリースなどが付着しているような感じです。
 
<目次に戻る>
 

キーボード
キーボードはそれなりに使い込んだらしく、特定のキートップにテカリがあります。テカリ以外は傷も汚れもなく、キートップの文字の薄れや欠損はありません。いくつかのキートップを外してみたところ、汚れもなく内部は綺麗でした。そこで消毒用エタノール (濃度70%程度) でキートップの清掃だけしました。

NX4_Keyboard
 
<目次に戻る>
 

パームレスト
パームレストはキズや汚れが全く見あたらず、表面の細かいザラザラ感も残っていて、とても綺麗な状態です。

PalmRest_Left PalmRest_Right
 
<目次に戻る>


液晶
液晶画面はドット欠けはなく、不均一に見えるところもなく、良好な状態です。
額縁部分は、キズ一つなく、表面の微細な凹凸(意匠)もしっかりと残っています。

Display
※ 最低限のセットアップをした後の画面

外観は、それほど程度が悪くなく十分許容範囲。液晶ディスプレイは全く問題なくきれいな表示です。
企業ユースでかなり丁寧に使われていたことが覗われます。
 
<目次に戻る>
 
CF-NX4_Top
CF-NX4_Inside

<目次に戻る>



機能の確認

基本的に、快適に動作します。
Windowsの起動は速く、Visual Studio Community 2019 のビルド作業もストレスなくできます。
冒頭の "独り言" のぼやきはほぼ解決されました。 

具体的に確認した内容を以下にまとめます。

NX4_Part_NumberPC裏側に貼ってあるラベルで品番が確認できます。
この品番に対応する構成を以下で確認できます。
CF-NX4E のカタログ

入手したPCは、BIOS でも型番 CF-NX4EDHCS が確認できるので、マザーボードレベルで CF-NX4EDHCS だとわかります。
 
このPCの世界遍歴! ===
ところで、品番の末尾が [S] の場合は企業向けレッツノートです (CLUB PANASONIC に説明あり)。ネットで中古 NX4 の改造記事をよく見かけますが、その多くが CF-NX4EDHCS です。企業からの廃棄品を整備改造する対象として、数多く出回っているのでしょう。このPCも企業向けでした。

このPCにインストールされている Windows 10 Pro で Microsoft Account にサインインすると、PC名からこのPCの最後の登録地がアフリカの都市だとわかりました。日系企業のアフリカの事務所で使われ、そこで登録されたものが回り回って私の手元にやってきたのかも知れません。
================================

機能確認の具体的な内容をまとめます。

<目次に戻る>

メインストレージ

 (元は320GB HDD)

: Wise Advanced の 512GB SSD (新品) に換装されているのを確認

CrystalDiskInfodispaly
使用時間と電源投入回数をチェックすれば、新品のSSDだと確認できます。

Serial ATA は NVMe よりは遅いので、どのくらいのアクセス速度かを見てみます。
NVMe の半分以下ですが、2.5インチ HDD に比べたら4倍以上速くて良いです。
CrystalDiskMark_display

RAM

 (元は4MB?)

: 8MB を確認


元はスロット1に 4GB、スロット2はメモリが無い状態。そこで スロット2に
4GB メモリを簡単に増設したと思われます。
Setup_System_1
なお BIOS でも 8GB RAM を確認できます。 

ACアダプタ警告

: 同梱されていたバッテリーは警告が出る

同梱されていたPanasonicのロゴ入りACアダプタを繋いで電源を入れると
 "製品に同梱されているACアダプターをご使用ください。
 
製品に同梱されているACアダプターを使用時にこのお知らせが表示された場合は、
  ACアダプターがパソコン本体に正しく奥まで挿し込まれていない可能性があります。
  一度パソコン本体よりACアダプタを抜いてから奥まで挿し直してください。

  何かキーを押すと続行します。"

というメッセージが表示され、起動するためにワンアクション余計に要求。

AC_Adapter
同梱されていた 純正ACアダプタ CF-AA6412C M2 (Output 16V, 4.06A)

この CF-AA6412C M2 では 警告が出ないというブログもあるのですが...??
Let's note R7 で使っていた純正ACアダプタでも同じ警告が表示されます。
ちなみに、NX4 用の正規ACアダプタは CF-AA6412CJS です。


バッテリー

 (元はLパック?)

: 本来は大容量バッテリーパック(L) が付属するはずが、軽量バッテリーパック
  (S)が付属。幸運なことに 90%程度の劣化であった。


劣化が進んだ大容量バッテリーパックよりは良い。ラッキー!
大容量バッテリーパック(L)は 430g、軽量バッテリーパック(S)は 220gなので、
持ち運びには軽量バッテリーの方が軽くて良い。

※ Lパックは公称放電容量 13,600 mAh (9時間)、Sパックは 6,800 mAh (18時間)
※ 設計容量は Lパックで 93 Wh、Sパックは 47 hW とラベルに記載
※ Battery report の結果は Lパックで 92,16092,160 mWh、Sパックは 46,080 mhW

今回のPCに付属していたバッテリー CF-VZSU75JS はリコール対象の
可能性があり(発火事故)、ロット番号により判別可能対象です ⇒ リコール社告
新品に交換して貰える可能性に期待しましたが、残念なことに対象外でした。
Panasonicでは、対象バッテリーの交換と同時に、充電を80%に抑える「充電制御
ユーティリティ」を提供しています。

さて、Windows に標準で用意されている電源管理ユーティリティ powercfg.exe に
含まれる Battery Report 機能を使ってこのバッテリの評価を行います。
詳しい使い方は以下が参考になります。
【Windows】ノートPCのバッテリー容量などの情報を確認する方法
WindowsノートPCのバッテリー寿命/劣化具合を調べる ~ 

BatteryReport_Result

新品時の設計容量 (DESIGNED CAPACITY) が 46,080 mWh
現在フル充電できる容量 (FULL CHARGE CAPACITY) が 41,470 mWh

現在のバッテリー容量は新品に対して 89.99% に低下していました。
へたり具合が 90% 程度というのは、程度の良い中古バッテリーパックです。

余談ですが、上の結果の中で SYSTEM PRODUCT NAMEPANASONIC 
CORPORATION CFSX4-1
と表示されています。メインボードレベルでは、
CF-SX4 のバリエーションの1つが CF-NX4 となっているようです。

[Fn] と [Ctrl]


 

BIOS で入れ替えた


普段使っている複数のPCは、[Ctrl] キーが左端にあるが、Let's note は [Fn] キー
が左端にあるため、手が覚えている [Ctrl] の位置に [Fn] があって頻繁に押し間違
えます。
※ BIOS に [Fn][Ctrl] を入れ替える機能があるので、入れ替えました。
※ キートップのサイズが異なるため、キー自体の入れ替えはできませんでした。

ホイールパッド


 

: 上下左右のスクロール機能、拡大/縮小機能が使えない

 Let's note 専用ドライバの追加とアップデートで対応
 

バッテリー管理

: 残り時間の表示が不安定で不正確

 Let's note 専用ドライバの追加とアップデートで対応
 

"不明なデバイス"

: デバイスマネージャーで "不明なデバイス" が10個以上ある

 Let's note 専用ドライバの追加とアップデートで対応
 

ネットセレクタ

: ネットセレクタがインストールされていない

2008年頃に Let's note R7 を購入して使っていたが、Let's note 専用アプリの
ネットセレクタは非常に秀逸でこれなしでは困るくらいに愛用していた。

 Let's note 専用ドライバの追加とアップデートで対応
 

 


Let's note 専用ドライバの追加とアップデート

Let's note 専用のデバイスドライバは、ほとんどインストールされていませんでした。
新品のSSDにWindows 10 をクリーンインストールしたようです。そこで専用ドライバをインストールすれば、上に挙げた "ホイールパッド"、"バッテリー管理"、"不明なデバイス"、"ネットセレクタ" の問題は解決すると考えました。

Let's note NX4 は発売当初 Windows 8.1 に変更可能な状態で Windows 7 も選択できる仕様になっており、Windows 8.1 対応のドライバが準備されていました。さらにその後 Windows 10 への無償アップデートに対応して、Windows 10 に必要なアップデートが用意されていました。

ネットで調べたところ、ちょうど良い情報があったので、それを参考にしてドライバとアプリをインストールしました。
Panasonic レッツノート CF-NX4 に Windows 10をクリーンインストールする&不明なデバイスのデバイスドライバ

ドライバやアプリの多くは、インストールの手順書が PDF で提供されており、ジックリと読んでから作業を行いました。


 CF-NX4 のマニュアル類の閲覧と入手


バッテリー診断・制御プログラム
 ※ これは既にインストールされていました。
 ※ 不良バッテリーが劣化すると発火の恐れがあるため、バッテリーのリコール対応がまだ続いています。
 ※ リコール対象のバッテリー交換だけでなく、"バッテリー診断・制御プログラム" のインストール推進キャンペーンも継続。
  "バッテリ診断・制御プログラム" インストール促進策
  ノートパソコン「バッテリー診断・制御プログラム」インストールのお願い
 2018年3月に発表したリコールに対して、2020年10月 になっても対応を継続しているとは、
 さすが panasonic ですね。

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Let's note 専用ドライバ・アプリのリストとインストール順序
このページで download をクリックしても管理人の環境のセキュリティ条件では exeファイルのダウンロードが受け付けられない。この場合は、右クリックして「リンクのアドレスをコピー」を選択し、ブラウザの新たなタブを開いてアドレスバーに [Ctrl] + [V] でペーストし [Enter] を押してダウンロードします。

 ※ #21ホイールパッドユーティリティ をインストールするため
   #1 から #21 までは、順序通りに全てインストール 

 ※ #37ネットセレクタLite をインストールするため
   必須のもの #24#30 を順序通りに全てインストール
なお、私が入手した機種は、非接触ICカードリーダー、スマートカードリーダー、ワイヤレスWAN (スマホのSIMカード組み込み) はないので、#31#35 はインストールしません。 

デバイスマネージャでの不明のデバイスが全て消えました。
 
ホイールパッドユーティリティーを新たにインストールした直後は、ホーイルパッドはまだ使えません。
スタートメニューの [Panasonic] - [ホイールパッドユーティリティ] をクリックして有効化すると、上下左右のスクロールや拡大/縮小ができるようになりました。
スタートメニューの [Panasonic] - [ホイールパッドの設定] で細かい設定を行います。
特に問題ないので、デフォルトのままにしています。
 
実は、ネットセレクターLite の設定を行う前に、下記の ドライバーのアップデート を先に実施しています。特に [4] Windows 10用、無線ドライバー、Bluetoothドライバーアップデートプログラム による影響を回避する目的で、このようにしました。

切り替えて使いたいインターネットアダプターの設定を ネットセレクターLite に登録し、これらの間で簡単に切替えができることを確認しました。バージョン V1.10L12 がWindows 10 で問題なく動作しています。

NetSelectorLite_inOperation

ネットセレクター Lite のマニュアルが簡単に見つかりません。そこで実際に触って設定を行いました。このアプリは、一旦保存しておいたネットワークアダプターの設定を使って切り替えるものであり、それ以上でも以下でもないという点を理解して使ってみれば、個々の動作は理解できて、設定は難しくありません。

なお [プリセット無線LAN] と [プリセット有線LAN] のプロファイルはそのまま残しておくほうが良いかも
知れません。

上の画像は、無線LANのネットワークアダプター設定を2通り登録し、自動適用モードにしているところです。「DHCP接続の設定」と「IPアドレスを設定した接続」を自動で切り替えます。

自動適用モードはとても便利な機能です。というのも、接続したい無線LANのSSIDを選ぶか、有線LAN のケーブルをPCに接続するだけで、それに対応したアダプター設定に自動的に切り替えてから接続してくれます。つまり、自動適用モードではネットセレクターLite を直接操作しないで、文字通り自動接続します。
これがやりたかったのです!

秀逸なアプリだと思います。
この利便性は、Let's note 専用アプリの ネットセレクター以外のアプリで見たことが無いので、もしあれば是非教えていただきたいところです。他のPCでも是非とも使いたい機能です。
 
以上で当面の目的は達成されました
次は、セキュリティ上の脆弱性に対応したアップデートを行います。

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ドライバのアップデート (CF-NX4EDHCS の場合) このページは随時更新されます
このページにはアップデートするドライバがインストール順のリストになっていて、必要なものだけをアップデートします。必要かどうかは以下のようにして判断しました。
1. 上記の ドライバアップデートのページの各項目ごとに確認します
2. リストの上にあるものが新しいアップデート情報。
  ※ リストの下に Win8.1 / 7 用の同じドライバのアップデートがあれば、それは不要
  ※ 搭載されていないハードウェア機能に関するものは不要
3. 各項目のページにジャンプし、手順書をダウンロードしよく読む
  ※ 手順書をよく読み、Windows 10用であるか、アップデートドライバのバージョンが新しいかを確認
  ※ ドライババージョン確認には、上でインストールした "PC情報ビューアー" が必要なことがある

  [3] Windows 10、Windows 8.1用 タッチパネルドライバアップデートプログラム
  [4] Windows 10用、無線LANドライバー、Bluetoothドライバーアップデートプログラム
  [8] CF-SX4、NX4シリーズ BIOSアップデートプログラム
  [9] インテル(R) ラピッド・ストレージ・テクノロジーインストールプログラム (14.8.16.1063)
[10] Intel(R) MEファームウェア アップデートプログラム (10.0.60.3000)
・[12] Windows 7, Windows 8.1, Windows 10用 TPM 1.2 ファームウェア更新ツール
・[16]
 Windows 10用 ビデオドライバーアップデートプログラム (2019.15.4835)

[7] Windows 7/8/10用 セキュリティ改善ユーティリティ 201909A は、適用すると 不具合が発生。Windows Update を適用して不具合が回避された。従ってこのアップデートの適用性は疑問。ただし一度適用して Windows Update を適用するのが正しいのかもしれないが、その真偽は不明。

[2021/07/30 追記]
[12] Windows 7, Windows 8.1, Windows 10用 TPM 1.2 ファームウェア更新ツール は、TPM 2.0 へアップデートする。将来Windows 11 へアップデートする場合は、TPM 2.0 が条件の1つになりそうなので更新して見たが、Windows 11 へのアップデートはできないことが判った。なお TPM 2.0 へのアップデートは、サインインにPINを設定している場合は無効にしておかないと、更新後PINを設定できなくなる問題があり、さらに BitLocker を "無効化" あるいは "中断状態" にしておかなければ更新できないので、要注意! 途中で3回再起動するが、そこで英文での説明画面で [F12] を押すなど、事前に手順書を十分読んで理解しておかないと混乱する可能性がある。手順が煩雑なので、慎重に作業を進める必要がある。
=== 追記ここまで ===

それぞれのアップデートに関して、必ず手順書のPDFをダウンロードし、しっかりと内容を理解しながら、記述に従って進めるようにします。BIOSのアップデートなど、複数のアップデートファイルが提供されているので、CF-NX4EDHCS 用の正しいものを間違いなく選んでダウンロードします。

USB接続機器を取り外して作業を進めるように指示される場合は、マウスが使えずにホイールパッドを使わないといけないので、1つ前の「各種ドライバのインストール」でホイールパッドのデバイスドライバのインストールをして、ホイールパッドが確実に動作する状態にしておくと良いでしょう。

無線LANドライバー、Bluetoothドライバのアップデートは、手順が煩雑なので、手順書通りに注意深く作業を進めます。時間の余裕のあるときに作業をすると良いと思います。

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 最新ドライバアップデートページの確認方法
1. Panasonic サイトの "パソコンサポート トップ" > “ダウンロード" ページにアクセス
2. ページの一番上にある検索ボックスで、正しい型番を入力して検索
 ※ 今は CF-NX4EDHCS と入力して [検索] クリック
これで、最新のドライバアップデートリストが表示されます。

このページで [新着情報] を念のために確認しましたが、CF-NX4EDHCS 用のアップデートはありません。NX4 は古くてサポートが終了しているので新着情報には含まれないと思います。

ここまでの一連のドライバ・アプリの適用を行うと、システムドライブ (C:¥ など) に展開用フォルダが作成され、合計で 3GB 以上の容量が使われていました。

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イメージバックアップ
専用ドライバの導入とアップデートはそれなりの注意力と時間を要したので、ここまでの状態でストレージ (SSD) のイメージバックアップをしました。Acronis True Image 2019 のPC 3台インストール対応版を持っていて、1台分余っていたので、これを使いました。

ちなみに、512GB SSDは以下のようになっています。
NX4ディスクの管理

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回復ドライブの作成
32GB のUSBフラッシュメモリに回復ドライブを作成しました。

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おまけの 32GB USBフラッシュメモリ
USB_Flash

VETESA と金属表面にレーザマーキングされています。VETESA は格安パソコンのメーカーだと思うのですが、USBメモリも作っているのでしょうか? ひょっとしてプロモーション用のアメニティかも、と思って Amazonで調べてみると全く同じデザインのものが見つかりました。金属表面に様々なレーザマーキングをして販売しているようです。ということで、VETESAのアメニティグッズがおまけてついてきたようです。

USBポートに挿しても認識されないことが結構な割合で発生します。やはりそれなりのモノなのでしょう。一時的なデータのやりとりに使ってその場で確認するような使い方には良いですが、大切なデータを保存するのはチョット怖くて使いたくないですね。

ちなみに、書き込みが結構速いです。
32GB USB Memory


ドライブを調べてみると、プライマリパーティションになっていました。
NX4_USBDrive_ディスクの管理

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添付の中古バッテリー動作
添付されていた中古バッテリーは、軽量バッテリーパック(S) CF-VZSU75JS (G45G-50475) で、劣化90%程度でした。
これは 220g 程度と軽く、本体に取り付けてもはみ出さず持ち歩きが楽で、バッテリーを含む重量は 1.0 kgです。この中古の軽量バッテリーで実際に使ったときの印象は、やはり駆動時間は作業内容で大きく異なるということです。

バッテリーメーターに表示されるプランを "パナソニックの電源管理" にし、ディスプレイの明るさを 40% に設定しました。

電源モード "最大のバッテリー残量" のとき
軽い作業
ネットでいろいろと調べてブログ記事を書く程度なら、満充電から4時間で 20% まで低下、6時間程度で 9% まで低下しました。
中程度の作業
Visual Studio Community 2019 をダウンロード&インストールしたときは、2時間程度で80%から10%までの70%程度低下しました。このときは、この中程度の作業以外は軽作業で、トータルで5時間程度で満充電から10%まで低下しました。

電源モード "より良いバッテリー" のとき
中程度の作業
ファイルのコピー、設定変更に伴う多くの再起動を行い、それ以外はOfficeアプリやブラウザでブログの作成を行ったときは、4.5時間程度で満充電から10%まで低下しました。

Let's note 専用アプリの "PC情報ビューワー" を起動し、"バッテリー使用状況" タブを開くとバッテリーの使用履歴がわかります。
Battry_Status
 
積算充電指数 - ほぼ空から満充電までの充電に相当する充電 - が64回分しか無いことがわかります。この中古のバッテリーは、あまり使われていなかったようです。このアプリは内部で  PowerCfg を使って情報をとっているのだと思います。

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新品の大容量パッテリー動作 [2021/08/01 追記]
大容量バッテリー CF-VZSU76JS (J87K-10403) を購入しました。これでほぼ一日バッテリーのみで使えると思います。
430g と軽量バッテリーの倍近い重さで、本体に取り付けるとはみ出します。このバッテリーを取り付けるとPCがずっしりと重く感じます。

バッテリーメーターで表示されるプランを "パナソニックの電源管理" にし、ディスプレイの明るさ 40% に設定しました。

電源モードが "より良いバッテリー" のとき
中程度の作業
大量のファイルコピー、アプリのインストール、各種設定変更に伴う多くの再起動を行い、Officeアプリを使った資料作成、ホームページ更新、ブログ更新を行いました。約11.5時間で、満充電から容量 10% まで低下しました。
軽い作業のみ、そして電源モードを "最大のバッテリー残量" にすると、間違いなく12時間以上、おそらく13時間程度使えると思われます。

電源負荷の多い作業を行うと残り時間が一時的に短くなり、しばらく軽い作業を続けると残り時間が長くなるという変動がみられます。合理的な表示だと思います。

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今後、気付いたことや更新内容があれば、随時追加します。



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keywords: Windows8.1環境移行

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番外編 - バックアップの重要性 と DELL のテクニカルサポート

2018/11/25
更新 2019/03/24


DELLのPCは、コストパフォーマンスが良く、有償の保守契約に入れば非常にお得だ。3年ないし4年間の保守契約をし、その期間 (36回や48回) の分割払いにすれば、金利はかかるが月々の支払いが楽で、注文するPCのカスタマイズや分割払いの申し込みがネットでできるのも楽だ。特に Inspiron (インスパイロン) シリーズはお得なものが多い。

今回は、DELLの有償保守契約の有用性、有償テクニカルサポートのレベルの高さを改めて紹介するとともに、バックアップの重要性について書こうと思う。


3年から4年使っても手厚いサポートが受けられる

Inspiron 3148_1
 ノートPC - DELL Inspiron 11 - 3148 (11.6 インチディスプレイ) を使い始めてから、もうすぐ3年になる。毎日持ち歩いている。

買ってしばらくの間の不具合やサポートについては、以下にまとめている。
番外編 - Dell Inspiron 11-3148 (2in1) の特徴と不具合解消(Dellのサポート)

購入後約1年で、キーボードの特定キーが認識されない問題が発生し、キーボードの無償交換をしてもらった。

先週、再びキーボードの特定キーが認識されない問題が発生し、再度キーボードの無償交換に対応してもらった。

DELLのPCでは SupportAssist というPC管理ユーティリティソフトは、ドライバ類の更新対応、自己診断目的、そしてテクニカルサポートを受ける際に便利だ。このソフトは起動に時間がかかる問題、BIOS (UEFI) ドライバを更新して最新にしても更新を勧めるというバグが長らくあったが、ソフトウェア自体の大幅見直しがあり、これらの問題は解消傾向だ。

DELL専用ユーティリティや BIOS (UEFI) は随時更新されている。

さて、このPCを購入した時、

「プロサポート : 3年間翌営業日 (6営業日9-17時) アクシデンタルダメージ付き」

という保守サポート契約をつけておいた。電話での相談は365日24時間対応で、平日昼間のチャットサポートも可能。修理はこちらが指定した場所まで出張サービスをしてくれる。消耗品の交換以外、多くの場合無償なのは有り難い。バッテリーの消耗や筐体の損耗といったものは、無償にはならない (バッテリーは1年限りの保証)。

テクニカルサポートは、DELL宮崎カスタマーサポートセンターの日本人によるサポートだ。これは助かる。

一方、テクニカルサポート以外の、例えばオプション購入の債の問い合わせ先は、今でも日本語ができる外国人 (中国人と思われる人が多い) との意思の疎通に苦労する。

保守契約には、ストレスの無い日本語でのサポートを含んでいるわけだ。

翌日には出張修理をしてくれる修理サービスと、テクニカルサポートのレベルはとても高く改善されている。

なので、もうすぐ3年の保守家約が切れるので、1年延長した。DELLの保守サービスは、PC購入時から最大4年間までとなっている。まぁ、4年も使えばPCは陳腐化してしまうので、買い換え時と言える。



さて、PCがクラッシュしてOSが起動できなくなったら、いくらレベルの高いテクニカルサポートでも初期化の方法を教えてくれるしかない。これはどのメーカーでも同じだ。初期化せずに復帰させるには、日頃のバックアップが必須だ。

...というのも、3連休の前日深夜にOS起動が出来なくなったが、バックアップを元になんとか復帰できた。

バックアップによる備えの重要性を改めて思い知った!


Windowsシステム以外の自分で作るデータは、毎日データのバックアップをとっている。さらに、1ヶ月から3ヶ月に1回程度、イメージバックアップをとっている。今回はこれらに救われたので、改めてバックアップについて紹介する。

気楽に初期化しても良いような使い方なら、毎日のデータバックアップだけでも良い。一方私は、自分なりに必要と思うソフトを色々とインストールしてカスタマイズして使いたい。保守的なのだ。すると初期化後のソフトのインストールとカスタマイズの作業が結構大変なので、できるだけ初期化はしたくない。私にはイメージバックアップが必須になる。


FreeFileSync - 日々のデータバックアップ
このソフトの利点は、
  • 予め指定したフォルダ内のファイルを、更新したものだけミラーリングするといったように、色々なバックアップ条件を指定できること、
  • 個別のバックアップ条件を指定した複数のフォルダを、まとめてバックアップするバッチ処理ができること、
  • バックアップ動作が速いこと、
などが挙げられる。

フリーソフトだが、頻繁にアップデートしていて、私は7年以上使ってきている。安心して使える。
私の場合は、外付けHDDにバックアップするようにしている。バックアップ設定は、日時の新しいファイルのみバックアップし、削除や移動されたファイルはそれを反映してバックアップするようにしている。PC内の対象フォルダの内容を外付けHDDに確実に反映させるわけだ。FreeFileSync ではこれをミラーバックアップと称している。そして、それらを1つのバッチ処理ファイルにまとめている。

当然復帰用のバッチ処理ファイルも作って、万一に備えている。

ソフトを起動し、画面上でバッチ処理のファイルを選び [同期処理] とうボタンをクリックするだけなので、毎日のバックアップが苦にならない。各国語に対応していて、日本語にも対応している。

FreeFileSyncこちら


True Image - イメージバックアップ
Acronis社のパッケージソフトで有償だ。緊急時の最後の頼みの綱となるので、信頼性にお金を払っても良いと思っている。
私は、2005年から数年ごとにアップデートして使い続けている。

このソフトの利点は、
  • バックアップが速いこと、
  • バックアップファイルからエクスプローラから普通にファイル1つにアクセスして取り出せること、
  • フルバックアップだけでなく、差分バックアップや増分バックアップもできること、
  • 隠しバーティションに Linuxプログラムを入れておき、BIOS (UEFI) を呼び出す前に [F11] キーで Linux版 の True Image を起動して、修復やバックアップができること、(但し BitLockerで暗号化されている場合はこれが使えず、下記のブタブル レスキューメデイアから起動する必要がある) [2019/03/24 修正]
  • Linux版 Windows RE版の True Image を入れたUSBドライブメモリ (ブータブル レスキューメディア) からブートして、修復やバックアップができること、[2019/03/24 修正]
などが挙げられる。

イメージバックアップは、Win10 の大きなアップデートの前、動作に不安のあるソフトのインストール前、WInidowsシステムや各種設定を色々と触る前、長期旅行の前、などに行うようにしている。それ以外には、基本的に毎月イメージバックアップをするよう心がけているが、忙しい時などは数ヶ月間があくこともある。

True Imageこちら


バックアップの重要性
いずれにせよ、何ヶ月前であれ、きちんと動作する環境さえ取り戻せば良い。その後は、毎日の行うデータバックアップがあるので、直近のデータが取り戻せる。

今回のクラッシュでは、イメージバックアップが3ヶ月前のものだった...

おまけに、プアなCore i3 CPU、4GBしかないRAM、50GBしか残っていない HDD という状況なので、Windows Update には嫌になるくらい時間がかかる。特に今回は、Wn10 Ver 1803 へのアップデートがあったので、時間ばかりかかって大変だった。




そろそろ、買い換えPCを探している。コスパが良くて保守サービスが充実している DELLにしようと思っていて、機種はほぼ決まっている。



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since Oct 30, 2013


プログラム電卓は、プログラムを作って、使ってナンボ!

プログラム電卓を実際に使って気づいたこと、自作プログラム、電卓での Casio Basic, C.Basic そして Casio Python プログラミングについて書いています。

なお管理人はカシオ計算機の関係者ではありません。いつでもどこでもプログラミングができるプログラム電卓が好きな1ユーザーです。


写真: 「4駆で泥んこ遊び@オックスフォード郊外」

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