番外編 - Win 10 / Dell Inspiron / Dell のサポート

番外編
e-Gadget

追記・修正 2016/01/30

Inspiron 3148_1 

個人用のノートPC(Sony VAIO Type P だったと言う...)が壊れて、修理見積もりをとると12万円(゜Д゜)

そこで、新しくノートPC、Dell Inspiron 11-3148 を買いました。自分のためのメモを兼ねて書き留めておきます。

New Inspiron 11 3000シリーズ 2-in-1 (3148)


バランスの良い設計で、相変わらずコスパが素晴らしいですね。

コストパフォーマンスの良さから 2台続けてDell 製品の購入です。
2013年の春に Windows XP のサポート終了に伴って、初めてDell のノートPCを使い始めました。この時初めて Windows 8.1 を使い始めたので、それについてメモ代わりに記事を書いています。
この時は、Win8.1 の新インターフェースへの対応や、いくつかのアプリケーションソフトについてメモをとっています。


Windows 10 について
今回購入したノートPCは、Windows10 がプリインストールされているので、初めて使う Win10 について気がついた点をメモとして残します。多くのブログや書籍でも取り上げられているので、重複は避けて、私自身が特に重要だと思った点や問題だと思った点に限定します。


Dell のパソコンとサポートについて
Dell はサポートが良くないという風評があるので、過去の Dell 製品については特段の追加サポート契約をしていません。ネットで最近のDellのサポートが良くなっていると書いているケースが散見されたので、今回は3年間のサポート契約をフルに付けてみました。そして、Dell のテクニカルサポートを利用してみたところ、良い印象を持ったので、それについてもメモを残します。一言でいえば、真摯な対応です。丁寧なフォローのメールや電話をしてくれるのは、他社のカスタマーサポートと比べて遜色ありません。たまたま良い担当者に出会えた可能性も高いですが、しかし個人が良いのなら組織も良くなっていると思うべきでしょう。Dellのテクニカルサポートは大きく変わったと強調しておきます。


Microsoft Office Premium について
今回はMicrosoft Office をプリインストールにせず、安く別途購入を考えていました。
ところが Office 製品の供給方法ライセンス方式が大きく変わった Office Premium が主流になってきています。
そして、ネット通販で安売りされているものを購入するとライセンス認証に問題のあるものを掴まされるというトラブルが多いことがわかりました。そこで今回はプリインストール版を購入することにしました。

今回購入した Office Home & Bsuiness Premium は、新しい供給形態を示す Premium という名前が付いていて、Word, Excel, PowerPoint, Outlook, OneNote については、以前と違ってインストールしたPC1台のみへのライセンスに変更され(以前は2台まで)、その代わりそのPCが使える限りは無期限アップグレードができるという形態と、1年間のサブスクリプション契約で使える Office 365 のパッケージ商品になっています。実際にインストールしてみると、Office 2016 となっていて、現状の最新バージョンとなっています。

OneNote はこれまで使ったことが無いのですが、少し興味があるので使ってみようと思っています。また、1年間のサブスクリプション契約の製品については、よく分からないことがあるので、これから色々調べたり使ったりしてみようと思っていて、それらについてメモを残そうと思います。

新たに気付いたこと、分かったことがあれば、随時追加してゆきます。



目 次

Dell Inspiron 11-3148 の特徴と不具合解消(Dell のサポート) [項目追加に伴い別エントリーへリンク]

Windows 10 Home について
Microsoft Office Home & Business Premium について





Windows 10 Home について

Windows 10 については、書籍やブログで十分な情報を入手できると思います。但しこのOSは、Windows10として継続的にアップデートを続け、本来なら製品名を変えるようなメジャーアップデートを年に2~3回程度実施するというポリシーです。つい先日、メジャーアップデート November Update で、Threshold 2 (TH2 Version 1511 Build 10586) へのアップデートがあったばかりです。Microsoftの情報によれば、次は Redstone 1 と名前が変わるくらいのメジャーアップデートが予定されているようです。

このようにアップデートが続くことで、書籍やブログの詳細内容がアップデートに追いつかない状況が既にあり、今後は即時性や信頼性の高い情報発信源を見つけておく必要がありそうです。

Windows10 に関しては、多くのブログや書籍で取り扱っているので、その内容をここで紹介するのは意味のないこと。これらを参照して頂くことを前提として、それらでは触れられていない点や明言を避けている点、そして曖昧な点について、私が気付いたことを紹介しようと思います。


ホバーしたときに非アクティブウィンドウをスクロールする機能

フォーカスされていなくても、マウスカーソルを持くるだけでホイールによるスクロールができるのは、とても便利です。

例えば、Outlookで、左ペインのフォルダビューの上にマウスを持ってきてホイールを回せばスクロールできます。しかしフォーカスはメール一覧や、メール編集ウィンドウの残ったままなのです。或いは、下に重なったウィンドウにはフォーカスがありませんが、その上にマウスポインタを持ってきてホイールを回せば、下のウィンドウがスクロールします。

使ってみれば、その便利さが分かるでしょうし、一度この便利さを味わえばもう逃れられないのです。

Windows 8.1 までは、この機能がOSには無かったので、エレコムのマウスに以前添付されていた「マウスユーティリティー2」を使ってこの機能を実現していました。他にもフリーソフトがいくつかありますが、Windows8.1 での安定性の面で「「マウスユーティリティー2」が一番良いので、これを使っています。Logicoolのマウスでもこの機能を使えます。

Windows 8.1導入時に、「マウスユーティリティ2」について触れた記事はこちら;
番外編 - Win8.1 移行メモ(2)

そして Windows 10で、この機能がついに導入されました

[スタートメニュー]-[設定]-[ デバイス]-[マウスとタッチパッド] で、「ホバーしたときに非アクティブウィンドウをスクロールする」オンにすることで、この機能が使えるようになります。

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サポートするメディアファイルが増えた

Windows8.1までは、例えば PowerPoint に埋め込んだ動画を再生するには、QuickTimeなどの余計なものをインストールする必要がありましたが、Windows10では、デフォルトで再生できるようになっています。

Microsoftによれば、Matroska に対応することで、QuickTime Codec、mpeg-1/-2/-4、H.264、VC-1 などの多くのフォーマットをデフォルトで使えるようになるとのこと。動画だけでなく FLAC、Apple Lossless などの音声ファイルへの対応も増えているとのこと。

これまでに試した範囲では、Quick Time Codec, mpeg-4 には対応しています。特にパソコンが重くなったり余計なことをするQuickTimeをインストールしないで済むのは、個人的には大歓迎です。

但し、プリインストールされた Windows 10 では、DVD再生ができませんでした。そこで、Windows DVD をウィンドウズストアから ¥1,500 でダウンロードしました。これには mpeg-2 コーデックも含むので、Windows Multimedia Player でも mpeg-2動画が見られるようになるのは良いかもしれません。

今回のPC買い換えで壊れた元のPCには CyberLink の PowerDVD9 Ultra を購入してインストールしていたのですが、CyberLink のホームページに行くと、PowerDVD12 Ultra へ無償アップグレードできることがわかったので、併せてこのアップグレード版もインストールしておきました。

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Windows Updateの制御

実は今、これが一番気になっています。今回の新しいPCにインストールされているのは、Windows 10 Home で、Windows Update は自動更新されます。もし問題のあるアップデートにより特定のソフトや機能に障害が出ることがわかっていても、アップデート延期の制御ができません。しばらく推移を見守る必要があります。必要ならば、Pro エディションへアップグレードすることも考える必要があります。ただし Microsoftが発表している内容では、Proエディションも更新延期はリリースから8ヶ月以内となっているので、これで十分なのかどうか?このあたりも推移を見守る必要がありそうです。

しばらくは、仕事で使うのは怖いので、個人用PCでWindows10 に慣れながら、状況をみたいと思います。

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モバイル時に勝手に通信する困った機能を退治した
モバイルとして使うことが多く、Y! Mobile のPocket Wi-Fi を利用しています。所定の通信量を超えると帯域制限がかかり、通信を継続するには追加料金が必要になるのは、UQ WIMAX を除き docomo、Y! Mobile などで普通に実施されています。従って、出先で動画配信や大きなファイルのダウンロードや送信は、できる限り抑えるようにしています。

ところが、突然帯域制限がかかって驚きました。何かの間違いだと最初は思ったのですが、OneDriveが主犯でした。


OneDrive の設定
OneDrive はこれまで使ったことがなく気付かなかったのですが、Windows10 の一部として 組み込まれていて、デフォルト設定では、ユーザーデータにアクセスすると、自動的にクラウドへファイルをアップロードや更新していました。

Windows 10 をモバイルで使う時は、真っ先に OneDrive をオフに!皆様も十分にお気をつけください。

OneDriveをオフにするかアンインストールする

この問題に警鐘を鳴らす記事が既にあったのですが、知りませんでした;
- Windows 10は通信上限に注意!? データ通信料を節約する


Windows Update の設定
次に Windows Update も問題です。私の場合は、モバイルで使っている時に、Threshold 2 へのメジャーアップデート (November Update)に引っかかってしまった。この時の通信料は OneDrive ほどの通信量では無かったが、今後数百メガバイトにならない保証はありません。そもそも Windows 10 Home では Windows Updateによるダウンロード保留を設定することができず、インストールするタイミングのみ管理できます。

これへの今のところの対処は、以下で紹介されているように、Wi-Fi の設定で「従量制課金接続」を指定するくらいしかなさそうです。
- Windows 10の「強制 Windows Update」がもたらすデータ通信制限を回避する


プライバシーの設定

さらに、Windows 10 は、デフォルト設定で、ユーザーに関する情報を最大限に発信するようになっていることも知っておくべきです。
ユーザーに断り無く情報を盗む(敢えてこう表現します)初期設定になっているのは問題です。

[スタートメニュー]-[設定]-[プライバシー] で最低必要限の設定に変更しましょう。殆どオフで良いと思います。

これについては、以下が参考になるかもしれません;
- デフォルトのままは危険? 「Windows 10」 のプライバシー設定はこう変えよう


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今後、気付いたことがあれば、随時紹介しようと思います。



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アクションゲーム - DRAGON

アドイン版 Casio Basic 用サンプルプログラム
<トップページ>

誤字脱字・記載ミスや分かりにくい表現は随時追記・修正します

2016/01/15


アクションゲーム - DRAGON

ガノー様から、C.Basic 独自拡張機能を活用したアクションゲーム - DRAGON をご紹介頂きました

どのようなゲームかは、以下をご覧下さい。

 

C.Basic の独自拡張機能をうまく使って、グラフィックスを活用したゲームです。

ゲーム自身、スピードや乱数利用のパラメータがうまく調整されていて、飽きない設計になっていると思います。
私は、とりあえずハマりました。

操作は、ドラゴンの上昇と下降を切り替えるのは、[AC][EXIT][0] 以外のキー(何でも良い)を押します。どうにも切り抜けられない際に [0] キーで BOM を発動します。ちなみに BOM は3回分しかありません。

このプログラムは、純正 Casio Basic では動作せず、C.Basic の独自拡張機能を用いた事例です。ソースファイルを見ると良い勉強になります。改変は認められているので、自分用に改造して遊ぶのも良いと思います。



プログラムのダウンロード

 ⇒ アクションゲーム - DRAGON by ガノー (作者のページからダウンロードできなくなっています)

 ⇒ アクションゲーム - DRAGON by ガノー (e-Gadget からダウンロード)

ダウンロードしたZIPファイルには、DRAGON.g1m と説明のテキストファイル readme.txt が含まれています。
この g1m ファイルを fx-9860GII に転送し、DRAGON を実行するとゲームが始まります。



動作確認

なお、C.Basic Ver 0.93 で動作確認しています。


readmeファイルの紹介

----------------------------------------
DRAGON.G1M - Sorry, Japanese only!
twitter:garnot1
----------------------------------------
1.概要

C.Basic(sentaro様作)で動作する
横スクロールドット避けゲームです。

2.前振り

あなたは生まれたての伝説のドラゴン。
未来人はあなたの生まれることを察知して
いた。そんな彼らはあなたを捕えようと
空中に機雷を散布して待ち構えていた。

3.遊び方

AC/EXIT/0以外のキーを押すと、進行方向を
変更します。

ドラゴンであるあなたは、0キーを押して
「ドラゴンの咆哮」を使うことができます。
これは機雷はもちろん、周囲の山々をも
一掃する火力を持っています。
ただし、一生を通して3回しか行えません。

EXITで終了します。

4.添付のソースに関して

C.Basicでのみ動作します。
C.Basicはsentaro様により開発されて
います。最新の情報は、以下のサイト
(管理者:やす様)から得られます。

https://egadget.blog.fc2.com/

このゲームは再配布、改造、何でもあり
です。

解説はソースコード内部をご覧ください。






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3D迷路ゲーム

アドイン版 Casio Basic 用サンプルプログラム

誤字脱字・記載ミスや分かりにくい表現は随時追記・修正します

2016/01/09
追記・修正 2016/01/13

3D迷路ゲーム

ガノー様から、C.Basic 向けに3D迷路ゲームをご紹介頂きました

3D_Maze 

右側の3D表示された迷路を見ながら、左上から右下までたどり着くゲームです。
3D表示の上には、現在南を向いていることを示す S が表示されています。方向転換するとその時に向いている方向を東西南北(E、W、S、N)で示してくれます。画面の上方向が北です。

矢印キーかテンキーを使って、前進、方向転換(右、左、後ろ)をします。結構難易度が高いです。最終手段としては、左手法(左手で壁をなぞってゆくと、いずれ必ず出口にたどり着く方法)があります。

具体的な操作方法は、ソースコードを見れば分かりますが、以下のようになっています。

・ [↑][8] で前進
[→][6] で右へ方向転換
[←][4] で左へ方向転換
[↓][2] で後ろへ方向転換

右側の3D表示は、ポリライン描画(頂点や交点の座標のみのデータから直線を描画する方法)というテクニックを使っていて、使用メモリ節約を行っています。

このプログラムは、ソースコードレベルで純正Casio Basic と互換になっているのも面白い点です。ご興味のある方は、ソースを読んでみて下さい。ソースコード自体は、簡潔に読みやすく書かれています。ポリライン描画を使っているので、純正 Casio Basic で動作可能になっていますがちょっと遅いです。

この他に、ソースレベル互換を実現するために使われているテクニックを紹介します。
ソースの中に、行頭が '/ となっている部分があります。純正Casio Basic は行頭が ' なのでコメントとして認識しますが、C.Basic'/ となるものは実行します。 こうして、C.Basic の独自拡張機能を使いながら純正Casio Basicとの互換性を確保できます。

但し、このソースを純正Casio Basic で実行させると、左側の迷路マップ表示に恐ろしく時間がかかってしまいます。尤も3D表示についてはポリライン描画なので純正Casio Basicでも殆どストレスなく描画されます。

なお、デフォルトでは自分がどこにいるのか分からないのですが、隠しキー を押すことで迷路マップ上に自分の位置がドットで表示されます。
C.Basic の作者 Sentaro様 か 管理人(Krtyski) の頭文字が隠しキーになっています。

百聞は一見に如かず、以下のYouTubeをご覧ください。


3D迷路の遊び方と説明




より快適に遊ぶ - C.Basic + Ftune2 で爆速!!





プログラムのダウンロード

 ⇒ 3D迷路サンプル by ガノー ( 2017/09/03: リンク切れしています)

 ⇒ 3D迷路サンプル by ガノー ( 2017/09/03 e-Gadget Web から新たなリンク作成)




ダウンロードしたZIPファイルには、3つの  g1m ファイルと3つの説明のテキストファイルが含まれています。
3つの g1m ファイルを fx-9860GII に転送し、メインプログラムの MAZ3D を実行するとゲームが始まります。他の2つのファイルはメインプログラムから呼び出されるサブルーチンプログラムです。

3つの説明のテキストファイルは、メインプログラムのプログラム概略、ポリライン描画に関する説明、そして readmeファイルがあります。



動作確認

なお、C.Basic Ver 0.92 で動作確認しています。

この高速インタープリタ C.Basic だと、迷路マップの表示は1秒以内です。

さらに、Ftune2 を使ってオーバークロック (236MHz) すると、描画は一瞬です。
⇒ ダウンロード: fx-9860GII の高速化 - Ftune2 の導入 からどうぞ


readmeファイルの紹介

3D迷路サンプル / Sample Code Of 3D Maze
Author twitter:garnot1
Since 2015/12/25

Notice:
* CasioBasic / C.Basicで動作する3D迷路サンプルプログラムです。
* 本サンプルは改変自由、再配布自由です。
*
* This is a sample code of 3D Maze, It's runnable with CasioBasic And C.Basic.
* This sample is allowed redistributions and also allowed modifications.

Informations:
* もしもC.Basicに興味を持たれたなら、サイトをチェックしてみてください。
* https://egadget.blog.fc2.com/
* https://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-495.html
* 管理者:やす様 (Krtyski)
*
* If you interested this C.Basic project, please you check the site.
* https://egadget.blog.fc2.com/
* And this project contains English web-page, maybe it will help to you.
* https://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-493.html "
* Supervisors / Administrators are: Yasu (Krtyski)

C.Basic's rights and other's are:
* C.Basic の開発者は「 sentaro 」様であり、全ての権限を有しています。
* C.Basic is programmed and created by sentaro, all-rights reserved.





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2016年を迎えて

明けまして、おめでとうございます。


当ブログはカシオのプログラム関数電卓 fx-5800P に内蔵されている新世代 Casio Basic について、取扱説明書では分からない使いこなしを調べて、それを共有することを軸に 1年3ヶ月前 (2013年10月末) にスタートしています。

昨年は、fx-9860GII にもフォーカスして、fx-5800P にはない Casio Basic のコマンド、主にグラフィックス機能に関する探索を行いました。そこで分かったことは、
  • fx-5800P の方が コマンド入力がし易い。
  • 旧来の命令については、fx-5800P の詳細仕様の方が使いやすい。
  • 処理速度が速いといっても、グラフィックスコマンドが思いの外遅く、グラフィックスプログラミングに向かない
といった点で、改めて fx-5800P の良さを再認識しました。


fx-5800P の良さ再び

カシオ電卓50周年 あなたが選ぶ!カシオの電卓No.1 キャンペーン

が開催され、数ある電卓の中からユーザー投票により fx-5800P が総合3位になりました(2015年12月)。50周年記念プレミアムモデル  S100 や 事務用標準電卓 DS-20WK に続いてプログラム関数電卓 fx-5800P が選ばれたのは、製品としてのバランスの良さと購入しやすい価格が要因だと思っています。

fx-5800P の良い点、悪い点を以下でまとめています;
 ⇒ fx-5800P は良いプログラム電卓なのか?

これに加えて、一旦作ったプログラムを、電卓モードから [FILE] キーを押すだけで Program List を表示してそこから実行できる点、Program List にはお気に入り機能があって、よく使うプログラムをリストの上位に表示できる点が fx-5800P の優れた点です。実は、この地味な機能が、使い込むと大変便利だと分かります。


fx-9860GII を普段使いしてみる

当ブログでは、2014年の12月以降 fx-9860GII についても、内蔵 Casio Basic でのプログラミングを話題として取り上げ、約1年が過ぎました。fx-9860GII を普段使いしてみて感じる良さは、なんと言ってもその処理速度の速さで、それ以外に以下が挙げられると思います。
  • 最初は大きいと感じるが、事務用電卓と同様に大きさが使いやすさにつながる。
  • スライド式のカバーを外すと、意外に大きさが気にならない。
  • 落としても簡単に壊れない( fx-5800P のカバーヒンジのような脆弱さがない)
  • PCリンク機能があるので、第三者が作ったプログラムを簡単に使える
  • PCリンク機能があるので、PCにプログラムのバックアップをして、メモリを圧迫させない。
しかし、
  • fx-5800P に比べて、やはりどうしたって大きく重い。
  • 関数電卓としての使い勝手は、fx-5800P に劣る。
  • fx-5800P のように手軽にプログラムを呼び出せる機能がなく、お気に入り機能もない。
  • なんと言っても fx-5800P の3倍程度の実売価格(高くて購入を躊躇する)
といった点が気になります。

fx-9860GII のグラフィックス機能の限界を改めて認識し、fx-5800P の良さを再認識したのが、昨年の1つの成果と言えます。


fx-9860GII をポケコンのように使いこなせるか?

結局、普段使いには fx-5800P の方が適していると思うのですが、fx-9860GII に、ポケコンのようにゲームなどのグラフィックスを使ったプログラムを作って楽む使い方に改めてスポットライトが当たったのが、昨年のもう一つの成果でした。

昨年の秋から、C:Basic プロジェクトが始まり、純正 Casio Basic のグラフィックス機能の貧弱さ、例えばビットマップグラフィックスを使ったプログラムの大幅なスピードアップ、fx-5800P のコマンド入力の容易さと Program List のお気に入り機能の採用など、プログラミングを楽しむ環境が大幅にパワーアップしてきました。

 ⇒ アドイン Casio Basic - トップページ

本プロジェクトは sentaro様が中心となり開発が進んでいますが、実際にプログラムを作ってテストする有志の方(ガノー様)の登場により、面白さと広がりが出てきたのも昨年のトピックスです。

C言語でアドインを作る機能はありますが、そこはVBなどの Basic プログラマやプログラミング初級者が簡単に使える Casio Basic にこだわる私としては、純正 Casio Basic の上位互換である C:Basic に大きな魅力と可能性を感じています。

私は テスターとコマンドリファレンスの整備を担当するつもりですが、開発速度に追いついてゆけるかどうかが不安になるくらいアクティビティーが出てきています。C:Basic は世界進出可能なスペックを持っているので、英語版のマニュアルとコマンドリファレンスの整備にも取り組みたい...一応今年の抱負とさせていただきます。

私としては、fx-5800P への興味を失ったわけではなく、引き続き fx-5800P の Casio Basic の良さを共有するようなコンテンツも拡充したいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。




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やす (Krtyski)

Author:やす (Krtyski)
since Oct 30, 2013


プログラム電卓は、プログラムを作って、使ってナンボ!

プログラム電卓を実際に使って気づいたこと、自作プログラム、電卓での Casio Basic, C.Basic そして Casio Python プログラミングについて書いています。

なお管理人はカシオ計算機の関係者ではありません。いつでもどこでもプログラミングができるプログラム電卓が好きな1ユーザーです。


写真: 「4駆で泥んこ遊び@オックスフォード郊外」

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