さらに、注目したいのはデザインです。カバーと本体裏が白く、キーボード面はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のような黒く凹凸のあるデザインです。このデザインは、fx-CG50、fx-JP900、fx-CP400、fx-CG500 と共通です。このデザインについては 新しい"カシオのカタチ"の広がり - Casio fx-260 Solar II で記事にしています。
取扱説明書:同梱テキストファイル参照。ReadmeCG_J.txt (C.Basic開発環境の使い方)、 ManualFX_J.txt (C.Bbasicコマンドリファレンス)、Command_List_CG.txt (C.Basic コマンド一覧と呼び出しキー操作) が含まれています。なお ManualFX_J.txt は C.Basic for FX Ver 1.64β 同梱と同じもので、この記載仕様が当面の開発目標です。殆どのコマンドは実装済みですが、今はユーザーによるバグ出し作業中です。
▋更新履歴 (概要)
▶ Ver 0.37α (1/32768高分解能タイマー追加+短縮行列再初期化バグ修正版) ・A1、B2 形式の端出行列アクセスでの行列再確保の不具合を守勢しました。
・フォントデータを読み出すGetFontにおいて、デフォルトの内蔵フォントを読み出す@オプションを 追加しました。 (書式) GetFont(@"フォントキャラ")->Mat A (書式) GetFontMini(@"フォントキャラ")->Mat A (例) GetFont(@"A")->Mat A 内蔵フォント"A"のビットマップデータ(18x24)が1ビット行列A[18,24]に入力されます。
▶ Ver 0.28α (phontコマンド追加版) ・フォントデータの読み出しと設定を行う GetFont( とSetFont( を追加しました。 (書式) GetFont(フォントコマンド)->Mat A (書式) GetFontMini(フォントコード)->Mat A (例) GetFont(0x41)->Mat A フォント!A!のビットマップデータ(18x24)が1ビット行列Mat A[18,24)に入力されます。 (例) GetFontMini(0xFF80)->Mat A 外字ミニフォントの一番目のビットマップデータ(16x24)が1ビット行列Mat A[16x24]に入力されます。 [書式) SetFont フォントコード,Mat A (書式) SetFontMini フォントコード,Mat A (例) SetFont 0z41,Mat A Mat Aのフォントデータがフォント!A!のデータとして設定されます。 (例) SetFontMini 0xFF80,Mat A Mat Aのフォントデータが外字ミニフォントの一番目のデータとして設定されます。
・大文字と小文字のRenameで元のファイルがまた消えてしまう不具合を修正しました。 ・MLコマンドの_Hrizontal、_Vertical、_Polygon、_Rect(、_Elips(、_ElipsRect( において、 前回MLコマンドのWidth指定が継続していたのを修正しました。 ・BMPファイルのRenameとCopyに対応しました。 ・ファイルモードでのBMPファイルの表示の不具合を修正しました。 ・ReadGraph(、DotGet コマンドにおいて、g3mモードでも1ビットサイズの行列への取り込みが できるように修正しました。 (例) ReadGraph(1,1,16,24)->Mat A.P (例) DoGet(1,1,16,24)->Mat A.P ・BmpSaveコマンドにおいて、g3mモードで1ビットサイズの保存が出来るようになりました。 (例) BmpSave "TEST",Mat A ・RectおよびFillRectがFX版解像度対応のままになっていたのを修正しました。 ・行列の初期化において、既に確保された行列領域を再初期化する場合に0栗あしないように することが出来るようになりました。 (ただし、最初のその行列で仕様する最大領域を確保しておく必要があります。) (書式) {12,20}->Dim Dim Mat A (例) [[1,2,3][4,5,6]]->Mat A {2,2}->Dim Dim Mat A Mat A の内容は [[12][3,4]]となります。
▶ Ver 0.27α (フル画面モード正式使用版) ・フル画面に正式対応しました。 副作用として、C.Basic実行時の?コマンド入力時に左上のシフト状態のステータス表示が 機能しなくなります。 ・GetRGB( コマンドを追加しました。VRAMのカラー値をR、G、B に分解します。 (書式) GetRGB(カラーコード) 結果はList Ans に帰ります。 (例) Get(65535) List Ans = {248,252,248} R = List Ans[1] G = List Ans[2] B = List Ans[3] ・Renameで元のファイルが残っていた不具合を修正しました。 ・RenameとCopyで新しいファイルの箇所にカーソル移動が出来てなかった不具合を 修正しました。
ハードカバーと裏面が白のもの、左から fx-CG50、fx-JP900、fx-260 Solar II
前面パネルまで同じもの、左から fx-CG50、fx-JP900、fx-700JP、fx-500JP、fx-260 Solar II
第1世代の fx-260 Solar II は小型で薄型、軽量なので、ワイシャツの胸ポケットにすっぽり収まる。普段はせいぜい四則演算くらいしか使わず、実験や工作中にチョット関数計算をしたいという需要は結構あるのだろう。私も工具箱に放り込んでいる。アメリカ価格 $8.99、実売はおそらく半値に近いとすれば、販売台数が見込めるのではないか?