Casio Basic: For~To(~Step)~Next
Casio Basic
コマンドリファレンス
Casio fx-5800P、fx-9860GII、fx-CG20、fx-CG50 で確認をとっています。Casio fx-FD10 Pro では互換性はあると考えられますが、実機で確認していないので「可能性」としてご覧ください。
fx-5800P / fx-9860GII / fx-CG20 / fx-CG50
For ~ To (~ Step) ~ Next (For 文)
◆ 概 要:
繰り返し処理の開始時と終了時の制御変数(インデックス)を指定して、インデックスを一定間隔で変化させながら、繰り返し処理を行う。
◆ 書 式1:
For [初期値]→[制御変数] To [終了値]
[処理]
Next
※ Stepを指定しない場合は、制御変数の変化は +1 (1づつ増加) となる。
◆ 書 式2:
For [初期値]→[制御変数] To [終了値] Step [制御変数の変化間隔]
[処理]
Next
※ Step には 負の数も設定できる。
1) [初期値] には、数値、変数、式 を使える。正の整数である必要はなく、ゼロでも良い。
2) [制御変数] には、変数(A~Z)を使えるが、配列変数は使えない(エラーになる)。
3) [制御変数] には
5) [制御変数の変化間隔] には、数値、変数、式を使える。正の整数である必要はないが、ゼロは不可(エラーになる)。
プログラム事例
1から100までの総和
0→S
For 1→N To 100
S+N→S
Next
S◢
5050 と表示される。
フィボナッチ数列の1項から50項までの総和 (fx-5800P)
フィボナッチ数列は、
・1項と2項がそれぞれ1
・3項目以降は、「1つ前」と「2つ前」の項の和がその項になる
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 ...と続く
100→DimZ
1→Z[1]:1→Z[2]
2→S
For 3→I To 60
Z[I-2]+Z[I-1]→Z[I]
S+Z[I]→S
Next
0→DimZ
S◢
2147483646 と表示される。
ここでは、配列変数 Z[ ] (fx-5800P のみ)を使っている。fx-9860GII や fx-CG20/50 には配列変数が無いので、行列を使うと良い。Listも使えるが、処理速度は行列の方が速い。
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Casio fx-5800P、fx-9860GII、fx-CG20、fx-CG50 で確認をとっています。Casio fx-FD10 Pro では互換性はあると考えられますが、実機で確認していないので「可能性」としてご覧ください。
最終更新: 2015/01/09
fx-5800P / fx-9860GII / fx-CG20 / fx-CG50
For ~ To (~ Step) ~ Next (For 文)
◆ 概 要:
繰り返し処理の開始時と終了時の制御変数(インデックス)を指定して、インデックスを一定間隔で変化させながら、繰り返し処理を行う。
◆ 書 式1:
For [初期値]→[制御変数] To [終了値]
[処理]
Next
※ Stepを指定しない場合は、制御変数の変化は +1 (1づつ増加) となる。
◆ 書 式2:
For [初期値]→[制御変数] To [終了値] Step [制御変数の変化間隔]
[処理]
Next
※ Step には 負の数も設定できる。
1) [初期値] には、数値、変数、式 を使える。正の整数である必要はなく、ゼロでも良い。
2) [制御変数] には、変数(A~Z)を使えるが、配列変数は使えない(エラーになる)。
3) [制御変数] には
- fx-5800P では、0(ゼロ)より大きい数のみ使える。整数である必要は無いが、0(ゼロ)はエラーとなる。
- fx-9860GII / fx-CG20 / fx-CG50 では、0(ゼロ)を含んだ整数が使える。0(ゼロ)や負の数でエラーにならない。
5) [制御変数の変化間隔] には、数値、変数、式を使える。正の整数である必要はないが、ゼロは不可(エラーになる)。
プログラム事例
1から100までの総和
0→S
For 1→N To 100
S+N→S
Next
S◢
5050 と表示される。
フィボナッチ数列の1項から50項までの総和 (fx-5800P)
フィボナッチ数列は、
・1項と2項がそれぞれ1
・3項目以降は、「1つ前」と「2つ前」の項の和がその項になる
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 ...と続く
100→DimZ
1→Z[1]:1→Z[2]
2→S
For 3→I To 60
Z[I-2]+Z[I-1]→Z[I]
S+Z[I]→S
Next
0→DimZ
S◢
2147483646 と表示される。
ここでは、配列変数 Z[ ] (fx-5800P のみ)を使っている。fx-9860GII や fx-CG20/50 には配列変数が無いので、行列を使うと良い。Listも使えるが、処理速度は行列の方が速い。
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