2014年12月09日
2015年1月13日 追記
やっぱり fx-5800P が好き
fx-9860GII と fx-5800P を並べてみる。このくらい違う。厚みが倍近いので、fx-5800P の一回り大きいのが fx-9860GII。やはり、持ち歩くなら fx-5800P のほうが良いと思います。小型・軽量・十分な機能を備えているからです。
関数電卓としてfx-5800P の方が、ひと押しで使える関数キーが多いので、一見 fx-5800P が良いように思えますが、これは慣れの問題だと思います。
ところで、
235÷658
と入力して
[EXE] キーを押すと、
fx-9860GII は、
0.3571428571 と表示し、
[F-D] キーを押すと、
5/14 と分数表示になります。
fx-5800P は、
5/14 と先ず表示し、
[S-D] キーを押すと
0.3571428571 と表示が変わります。
電卓で計算する時、欲しいのは小数であって、分数でないことが殆どです。fx-9860GII の方が優れていると言えます。
上の写真の両機の画面を見てください。
eπi を計算させようとしています。
この
e は複素指数関数で、複素数計算を非常に楽にしてくれる便利モノです。
e
(a+bi) =
ea(cos b + i sin b)例えば、
a = 0、b = π の場合は、
eπi = -1 と言う「オイラーの恒等式」が得られます。映画「博士の愛した数式」で有名になったものですね。
私が知っている範囲の国産のスタンダード関数電卓やプログラム関数電卓で、これを正しく計算できるものはこれまで見たことがありませんでした。グラフ関数電卓はワンランク上なのですね(グラフ関数電卓を初めて触った感想)。
左の fx-5800P は、a + bi 形式や極形式の複素数計算はできますが、このような複素指数関数を使って、このまま
[EXE] キーを押すとエラーになって計算できません。
ところが、fx-9860GII ではこれを計算でき、正しく
-1 と結果がでました。これは、チョット感動モノです。
e(5/3)πi を計算させると、
1/2 - (√3/2)i と正しく答えが得られます。
プログラム電卓としてさて、両機ともプログラミング言語として Casio Basic が使えます。fx-5800P の Casio Basic で作ったプログラムの幾つかを fx-9860GII に移植していますが、比較的移植性は高いと言えます。
⇒
プログラムライブラリ - キーコード取得 ⇒
fx-9860GII への移植 - ピタゴラス数 ⇒
fx-9860GII への移植 - 素因数素分解 ⇒
fx-9860GII への移植 - 厄介な旧来の命令[2015/01/13 追記]Casio Basic は、古くからのカシオのプログラム電卓との互換性を保つための旧来の命令とBasicコマンドから成り立っています。Basic命令については fx-5800P との互換性は非常に高いと言えますが、旧来の命令については細かいところで fx-5800P との互換性が崩れています。但し対処方法はあります(上記の移植に関する記事参照)。詳細に見てゆくと旧来の命令とBasicコマンドが最もバランス良く実装されているのが fx-5800P と言えます。
fx-9860GII でプログラムを走らせる最大の利点が、その処理速度でしょう。加えて、文字列が扱えること、I/O機能、プログラムのPCへの保存機能なども fx-9860GII の利点です。
fx-9860GII は C言語開発SDK を使ってPCで作ったアドイン・プログラムを転送して使えます。Casio Basic では出来ないことが、C言語で出来るし、同じプログラムなら C で書いた方が動作が格段に速くなります。これも利点の1つでしょう。
ちなみに、fx-9860GII は、CPUのクロックアップが可能で、かなりの高速化が可能になります。
sentaro様が開発された Ftune 2 と言うアドインを、私は使っていて、高速動作をしたい時は、ノーマルの 29MHz程度から一気に 236 MHz のオーバークロック動作ができます。その差は歴然です(上記の2つの移植記事を参照)。
⇒
Ftune 2: fx-9860GII のオーバークロック・アドイン、他の機種への対応バージョンもあります。
プログラムの動作速度だけが評価基準ではありません。作ったプログラムの使いやすさを考えますと、チョット話しが違ってきます。
私自身が 必要に迫られて、そしてあったら便利だと思って、複数のプログラムを作って、ほぼ毎日使っています。 fx-5800P では
[FILE] キーを押せば、プログラムリストが出てきます。最大5つのプログラムをリストのトップに表示させることもできます。日常使いのプログラムは、このトップ5に入っています。
電源ON
→ [FILE] キー
→ [▼] キー数回
これで、プログラムを呼び出して実行できます。
トップ5にないプログラムを探す際には、プログラムリストが表示されている時は、自動的にアルファベット入力モードになっているので、プログラム名の頭のアルファベットのキーを押すだけで、近い名前のプログラムが呼び出されます。非常によく考えられています。
残念ながら、fx-9860GII では、このようなことが出来ません。
このプログラム呼び出しの迅速性、関数電卓としての操作性、そして携帯性の良さから、私は fx-5800P を日常使いから外すことはないと思います。fx-9860GII が日常使いになるには、何か新しい事情が必要でしょう。
まだ、グラフ機能や作表機能を試していません。プログラムからグラフ機能を使うことも出来ますので、このあたりに fx-9860GII の下克上の可能性はありそうです。
最近の価格Casio fx-9860GII は、グラフ関数電卓と言われるジャンルの製品で、電卓製品のなかでは最も高機能なものです。その分販売価格も高くなっています。日本では、アメリカの2倍近い価格設定なので、日本国内で入手しようという気は全くありません。
先週末 Amazon で並行輸入品が ¥9,000 でありました。本日見ると ¥8,980 と、ついに8,000円台に突入しました。
fx-5800P が Amazon で¥6,261 なので、fx-9860GII は買い時になったと思われます。
[2014/12/20 追記] 昨日 Amazon を見てみると、fx-9860GII 並行輸入品が ¥8,500 とさらに値下げされていました。年末セールなのかも知れませんが、どこまで下がるのか楽しみです。ちなみに fx-5800P は¥6,235 になっていて、これも値下げが進んでいます。
恐らく、今の年末セールから3~4月の新学期シーズンまでが安値が期待できるように思います。
製品保証?上記の価格は並行輸入品のものですから、製品保証の問題がグレーゾーン。保証書の紙は製品に添付されていますが、販売店のスタンプが押されていません。購入店のある国内でのみ保証有効、との注意書きの紙も添付されていました。私はアマゾンで購入しましたが、それは日本国かどうかがグレーです。国内で対応してくれるかは分かりません。
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sentaro様
> 15000円を切ったらと思い続けて早2年、、、
fx-FD10 Pro は、2015年の1月からAmazonで私が価格動向を調べている範囲では、最安値が¥16.201 で、まだ¥15,000 を切ったことがありません。最近の¥¥16,817 は6月末から動いていません。
http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-172.html
毎日調べているわけでは無いし、楽天などの他の経路だと¥15,000を切ったことがあるかも知れませんが...
但し、値動きの傾向などは分かって、地道に続ければ続けるほどデータが面白くなってきます(^^;
今のところ、年度末の進学転勤シーズンやクリスマスや年末で安くなる傾向は見られません。
値動きは別の原因によるようです。
> アドインが使えるとなれば一気に、という状況ではあるのですが。。。
はい、私も同じです。アドインを使う方法がハックできれば即買いです。
管理人様、こんにちは!
fx-FD10Proの正体、なかなかに興味をそそられます(^^;
FD10Proはグラフ電卓ではないですけどグラフィックは使えるわけで、見れば見るほどにC.Basic向きの電卓に見えてきます(^^;
15000円を切ったらと思い続けて早2年、、、アドインが使えるとなれば一気に、という状況ではあるのですが。。。
AkSd様、こんにちは!
>BASIC開発機や電卓ではなく、プログラム実行専用マシンとして考えればアリかも?
>えっ?人柱?!私ですかね。。。
実行専用マシンとしてはもちろんですけど、BASICも完全互換と思われるのでBASIC開発機としてもアリでしょうか。
>※ストレージにデータベースを置いておき、BASICでの演算時に拾ってきて答えを出すような使い方をしたいのです。
>データーベースはPCのExcelで作っておき、CSV等で出力し電卓ストレージへ転送。
これはfx-FD10ProのBASICでそのままいけそうな感じですね(^^)
>まさか、開発中に文鎮化した個体が・・・(合掌)
え゛っと…、CG10のPtune2開発時にCG10を2台ほどやってしまいました…(^^;
しかし、幸いにもfx-9860GIIの方はすべて健在です。
メモリ耐性が上なのが幸いしているようです。
Ftune2について、何か気がついた点、不明なところ出てきましたらこちらでよろしくお願いいたします(^^)
http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-153.html
AkSd様
> その結果、この部分の黒色パネルが表側に浮いてしまうようで、隙間が見えるぐらいパカパカしています。
私も今度分解して観察してみようと思います。
貴重な情報をありがとうございます。
> 早速Fturn2インストールしてみました。
> コア速度だけではなく、他にもパラメータが多くて少しビビっています。FlashROMライト中に暴走するのも怖いですが、LCDコントローラ周りでリフレッシュ動作が暴走するのも、焼き付きそうで怖いですね。(当てずっぽうですが)
Ftune2 については、以下の記事のコメントでご質問頂けると助かります。情報の1元化にご協力ください。
http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-153.html
..で、本題ですが...
> ところで、土木測量用のfx-FD10 Proですが、以前のインタビュー記事を思い出しました。
カシオのお客様サポートの方と色々とやりとりをしている中で、fx-FD10 Pro は fx-9860GII とハードウェハはほぼ同一ですが、唯一アドインを走らせない仕様になっていることが分かりました。素直に使えば、Casio Basic専用機の位置づけです。
> BASIC開発機や電卓ではなく、プログラム実行専用マシンとして考えればアリかも?
> えっ?人柱?!私ですかね。。。
アドインを走らせるハッキングネタを是非お願い致します(^^;
やすさん、こんにちは。
連休も今日で終わりです。
>右キーを押すと筐体と干渉してギシギシいうことが有るのですが
分解して正面パネルを裏から観察していて気づきました。
全体を覆う灰色パネルと、ディスプレイやFキー~円形カーソルキーまでを覆う黒色パネルの2パーツになっています。
黒色パネルは裏から組まれていて、ベロのようなツメの突起で表側に抜けないようになっているのですが、カーソルキー右側周辺部だけ抜止めベロが付いていないのです。
その結果、この部分の黒色パネルが表側に浮いてしまうようで、隙間が見えるぐらいパカパカしています。
カーソルキー右を押すと、この隙間が動くのでギシギシ言う(要因の一つ)のだと推測します。
私は分解した際に、瞬間接着剤で浮いている箇所を固定しました。(組み戻す際に筐体ネジをキツく締めるとカーソルキーが渋くなるので、成功だったかは?です)
sentaroさん、こんにちは。
>Fturn2でオーバークロックしすぎるとオブジェ化する危険性
早速Fturn2インストールしてみました。
コア速度だけではなく、他にもパラメータが多くて少しビビっています。FlashROMライト中に暴走するのも怖いですが、LCDコントローラ周りでリフレッシュ動作が暴走するのも、焼き付きそうで怖いですね。(当てずっぽうですが)
>x-9860GIIシリーズはSH3x1とSH4Ax2で合わせると3台ほどありますが
>ちょっと削ってみたらやっとなんとかなりました
まさか、開発中に文鎮化した個体が・・・(合掌)
他のキーは垂直に押下・離上するので問題ないですが、カーソルキーだけはキーチップが傾くように押されて周りの樹脂とと擦れるのかグニャグニャするんですよね。
次に分解した際は、私もパネル側の穴を削って広げてみます。
>CasioBasicからでは使えないSDですが、アドインならば内蔵ストレージ同様に扱えるようです
fx9860gのSDKをインストールしてみました。
Bfile_OpenFile関数を見ると、ファイルパスをcrd0¥~にすればSDCardにアクセスできることが分かりました。理屈ではC.Basicにも実装できるのかもしれませんが、電卓BASICには必要性が無いかも?
※ストレージにデータベースを置いておき、BASICでの演算時に拾ってきて答えを出すような使い方をしたいのです。
データーベースはPCのExcelで作っておき、CSV等で出力し電卓ストレージへ転送。
現場には電卓を持ち歩き、設計変更などでパーツ変更があると、条件を入力して適当なパーツ型式をデータベースから拾ってくるような使い方です。
普段はデスクにある分厚いカタログの数ページを眺めながら、電卓を叩いて選定するので、PCのExcelで使えるように作っても意味が無いのです。(紙カタログと電卓の方が早く絞り込めるような気がして)
スマホのExcelは作業エリアが小さくて使い辛いですし。
ところで、土木測量用のfx-FD10 Proですが、以前のインタビュー記事を思い出しました。
>ハードウェアとしては「fx-9860GII SD」(国内で市販されている「fx-9860GII」の海外仕様。SDカードスロットが用意されている)をベースにしています。
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1407/22/news014.html
BASIC開発機や電卓ではなく、プログラム実行専用マシンとして考えればアリかも?
えっ?人柱?!私ですかね。。。
AkSd様、はじめまして!
fx-9860GII(SH4A)ゲットおめでとうございます(^^)
海外では(日本でも?)実用というよりも学習用グラフ電卓という位置づけではありますが、従来のポケコン的な使い方もできる潜在力のある電卓です。
CasioBasic(+C.Basic)に関しては管理人様のこのブログがどこよりも参考になると思います。
SH4A機はFturn2でオーバークロックしすぎるとオブジェ化する危険性が少々ありますが(^^;fx-9860GIIシリーズはその気になれば電卓のすべての機能を機械語レベルでどうにでも出来ますし、普通に使う範囲ではかなり堅牢な電卓なので思いっきりいじり倒してみて下さい(^^)
>取説読まずにNiMh電池セットし弄ってみましたが、カーソルキーに違和感。上下左キーはラバーコンタクトのクリック感がありますが、右キーだけグニャグニャし、強く押さなければ反応しません。
>とりあえず分解し、正面側(キーボードやLCD側)を観察してみました。特にパーツや組立に問題はなく、正面パネルの白や黒の樹脂のクリアランスの問題で、カーソルキーの右側だけ渋くなっている予感です。
早速に分解されるあたり、さすがですね(^^)
fx-9860GIIシリーズはSH3x1とSH4Ax2で合わせると3台ほどありますが、管理人様のギシギシと似た感じかもなのですが、右キー側が押す度にギュッギュっという感じになる個体があります(^^;
他の個体と部品を入れ替えてもあまり変わらなかったので、ちょっと削ってみたらやっとなんとかなりました。部品精度的に若干詰めの甘いところがある感じですね(^^;
>#SH4A版のFX-9860GII SDも有るみたいですが、プログラムからストレージとしてSDカード内も使えたのかな?と、少し迷いました。
管理人様のおっしゃってますようにCasioBasicからでは使えないSDですが、アドインならば内蔵ストレージ同様に扱えるようです。
AkSd様
いよいよ、fx-9860GII ユーザーですね。
> Amazonよりfx-9860GII届きまして、無事にSH4A版(USBPowerGraphic2)でした。
良かったです。並行輸入版だと、SH3版が来るリスクがゼロではないですから...
> 上下左キーはラバーコンタクトのクリック感がありますが、右キーだけグニャグニャし、強く押さなければ反応しません。
右カーソルキーは、私も違和感がありますが、円の縁から少し中心よりを中心向きに力をかけるように押すようにすると、クリック感が良くなるので、それでしのいでいます。
> とりあえず分解し、正面側(キーボードやLCD側)を観察してみました。特にパーツや組立に問題はなく、正面パネルの白や黒の樹脂のクリアランスの問題で、カーソルキーの右側だけ渋くなっている予感です。
なるほど、そうですか。右キーを押すと筐体と干渉してギシギシいうことが有るのですが、構造的な問題だったのですね。
> #しかし、長年、電卓や電子手帳、電子辞書を製造しているだけあって、fx-9860GIIは樹脂パーツの強度設計や組立(分解)しやすさなど、良くできていると感心しました。
> これなら落下耐久性も結構ありそうです。
かなりしっかりした作りですね。
カバーを付けずに使うと、意外に小く感じませんか?
こんにちは。
Amazonよりfx-9860GII届きまして、無事にSH4A版(USBPowerGraphic2)でした。
取説読まずにNiMh電池セットし弄ってみましたが、カーソルキーに違和感。上下左キーはラバーコンタクトのクリック感がありますが、右キーだけグニャグニャし、強く押さなければ反応しません。
とりあえず分解し、正面側(キーボードやLCD側)を観察してみました。特にパーツや組立に問題はなく、正面パネルの白や黒の樹脂のクリアランスの問題で、カーソルキーの右側だけ渋くなっている予感です。
(カシオ関数電卓は円形カーソルキーなのを見かけますが、支点の無いシーソー機構モドキなので操作感がイマイチだなと思っていました)
#しかし、長年、電卓や電子手帳、電子辞書を製造しているだけあって、fx-9860GIIは樹脂パーツの強度設計や組立(分解)しやすさなど、良くできていると感心しました。
これなら落下耐久性も結構ありそうです。
AkSd様
> プログラム電卓やグラフ電卓の愛好家さんは、研究熱心な方が多いように以前から思っていました。研究職の方が多いのでしょうか。
なるほど、研究や開発に携わった方は多いかもしれませんね。
過去にそうだったというのも含めて....
> エンジニアですと、せいぜい関数電卓までか、腰を据えて設計を始めるとPCで処理しますから、より高価なグラフ電卓への興味は薄いみたいです。
そういうものかも知れませんね。私自身は、今は難しい計算はさっぱりやっていません。今は技術的な深さよりも広い分野をカバーするので、簡単な繰り返し計算や、単位の換算、世界各国の時差の計算などで、自作プログラムを電卓で使うことが多いです。
> しかしプログラム機能を使うとなると、画面が大きいに越したことはないですからグラフ電卓様々です。
画面の行数がもっと欲しいと思うことはあります。
Casio Basic程度ですと、使うコマンドが限られて少ないので、大抵は頭の中でざっくりしたコードが出来て、それを書き出す感じなので、fx-5800P でもあまり不便を感じません。
fx-5800Pで4行、fx-9860GIIで7行なので、その違いを大きいと感じるのか小さいと感じるのか、微妙なところです。
むしろ、電卓のみでコーディングができて、そのままプログラムが動くのがプログラム電卓の大きな魅力だと思っています。通勤電車でコーディングが出来るので、Any where any time computing なんてキャッチフレーズを使っています(作成中の英文のホームページにて...)。
> CASIOのfx-9860GIIとfx-CG10/20の関係で言いますと、hpではhp50gとhpPrimeに似ています。
> hp49g+/50gはARM9プロセッサで高速のはずですが、ソフトは昔のhp電卓のSATURNプロセッサ用に開発・移植されています。内部的にはARM9上でSATURNエミュレータが動いていますから性能の割に遅いです。
処理速度よりも互換性確保を優先させた結果だと理解しています。
> hpGCCで書いたバイナリを実行させると、ビックリするぐらい早く、テトリス(もどき)やブロック崩しで遊んでもLCD応答が追いつきません。(STN液晶なので)
まるで、Casio Basic と C.Basic の関係のようです。C.Basic では驚くほど速くなりますよ!
電卓でライフゲームを作ってみると、C.Basic でストレスなく動くので驚きました。逆に C.Basicのベンチマークとしてライフゲームを使って頂いているくらいです。
> よく見知っているようでも、”郷に従え”の通り、チュートリアルから入る習慣でして。明日9860GII実機が届いたら、CasioBasic入門を拝読いたします。
お役に立てば幸いです。但し fx-5800Pを前提にしていますので、読み替えてください。
もし、記述のバグがあれば、是非ご指摘頂ければと思います。
> 私もWindowsに移植されたN88Basicを少しかじり、VB6.0で楽しみました。PDAのPalmOS機でもBASICで遊びましたし、プログラム入門と言えばBASICですね!(今の青少年は他に入門しやすい言語があるのかもしれませんが)
やはり BASICは入りやすいですよね。
C.Basic の宣伝をしますと、Casio Basic 上位互換を目指して作られていて、入りやすくなってます。
一方で、最近は、上級者用に行列や要素の参照にポインタ風の指定が機能が盛り込まれました(2次元配列要素のポインタ参照)。
> #そうそう、プチコンBASICの為だけにニンテンドーDSLLを買ってました。今は3DS用のプチコン3が出ていますね。
以前akatuki様のブログで、多桁円周率を求めるプログラムを、みんなで異なる機種向けに作って遊んだことがありますが、その際プチコン3向けのプログラムも作られ、非常に処理能力が高いことが分かりました。
http://akatuki-724.blogspot.jp/2014/05/hp-prime.html
こんばんは。
プログラム電卓やグラフ電卓の愛好家さんは、研究熱心な方が多いように以前から思っていました。研究職の方が多いのでしょうか。
エンジニアですと、せいぜい関数電卓までか、腰を据えて設計を始めるとPCで処理しますから、より高価なグラフ電卓への興味は薄いみたいです。
しかしプログラム機能を使うとなると、画面が大きいに越したことはないですからグラフ電卓様々です。
>私は、hp50g を入手しようかどうか、かなり長い間悩んでいます。
hp50gはRPN電卓としても使いやすいです。hp49g+の悪い点も改善されております。が、内蔵の時計(RTC)は誤差が大きいです。(カレンダー機能はSDカード読み書きファイルのタイムスタンプのためだけ?)
海外の最新式ポケコン、という感覚で最初hp49g+を約3万円で購入しましたが、これはキー入力にハードとソフト、2重の問題ありまして酷かった。おまけにパネルの色が金色という派手さ・・・
#hp50gも2万円近く出しましたが、今ではAmazonで1万円以下でした。
CASIOのfx-9860GIIとfx-CG10/20の関係で言いますと、hpではhp50gとhpPrimeに似ています。
hp49g+/50gはARM9プロセッサで高速のはずですが、ソフトは昔のhp電卓のSATURNプロセッサ用に開発・移植されています。内部的にはARM9上でSATURNエミュレータが動いていますから性能の割に遅いです。
hpGCCで書いたバイナリを実行させると、ビックリするぐらい早く、テトリス(もどき)やブロック崩しで遊んでもLCD応答が追いつきません。(STN液晶なので)
RPNスクリプトのRPL言語で実機プログラミングしたい方にとっては楽しめそうです。
>当初は、プログラミング入門者を想定して記事を書き始めたので・・・想定読者が違っていたようです。
よく見知っているようでも、”郷に従え”の通り、チュートリアルから入る習慣でして。明日9860GII実機が届いたら、CasioBasic入門を拝読いたします。
私もWindowsに移植されたN88Basicを少しかじり、VB6.0で楽しみました。PDAのPalmOS機でもBASICで遊びましたし、プログラム入門と言えばBASICですね!(今の青少年は他に入門しやすい言語があるのかもしれませんが)
#そうそう、プチコンBASICの為だけにニンテンドーDSLLを買ってました。今は3DS用のプチコン3が出ていますね。
AkSd様
ようこそ、お越しくださいました。
> akatukiさんのサイトからコチラにお邪魔して、CASIO BASICの考察が以前拝見した頃より広く深くなっている!!しかもPLL再設定してクロックアップとは!!と、最近は毎日毎晩拝読しております。
ありがとうございます。
実際に触って気がついたことや、自分のためにプログラムを作ってそれをネタにして記事を書いていますので、ボチボチと新しい事柄が出てきます。
当ブログを始めた当初は、Casio Basic については殆ど分かっていなかったのですが、もうすぐ3年になるので、さすがに情報量が増えてきたようです。
akatuki様のブログでの楽屋裏でのやりとりや、sentaro様やガノー様などのコアなお友達のおかげで、多くのヒントを頂いて、とても良い刺激になっています。自分一人だけでは Casio Basicの探索はここまでできなかったと思います。
> 私はシャープのポケコンPC-G815やG850でBASICに慣れ親しんだ最後の世代だと思いますが、グラフィック命令実行しすぎてLCDを焼き付かせメーカー送りにしたり、クロック発振用セラロックを交換してクロックアップしすぎて無反応(文鎮化)したりと、懐かしい限りです。
かなりコアな楽しみ方をなさっていますね(^^;
ハードよりの知識をお持ちなのがうらやましいです。
私は、MS-DOSでCプログラミングを始めたといって良い感じで、その後Windowsプログラミングで遊んでいて、キーボードをたたくだけです。
> FX-9860GIIやFX-CG10/20の記事を拝見していて、当時のポケコンの良さを思い出し、コチラのAmazon広告より遂に9860GIIを購入してしまいまいました。
> 構造化BASICにドット描画命令など魅力的ですが、CASIO純正SDKでクロス開発できるとはスゴイですね・・・
そうなんですよね、fx-9860GII は1粒で3度(Casio Basic、C.Basic、アドイン)美味しいので、かなり遊べる機種ですよね!
> 勿論、FX-5800Pも購入し手元で使っております。
Casio Basic の良さの1つは、最近の機種では、機種間で概ねコンパチな点ですよね。
> hp-49g+やhp-50g、hp35s、TI-89Titaniumも持ってまして、HP GCCやTI GCCもhellowWorldしてみたのですが、肝心のグラフ電卓自体の操作が複雑で覚えきれず、マニュアルも英語でなかなか捗らず、恥ずかしいことに電卓博物館状態です。。
私は、hp50g を入手しようかどうか、かなり長い間悩んでいます。
> いやはや、それにしてもCASIO BASICへの熱意は素晴らしいですね。C.BASIC(C:BASIC)プロジェクトも期待しております。
Casio Basic が意外に良く出来ているので、そして取説やネットで殆ど情報が無いので、ついつい宝探しにハマって現在に至っております。
昔 N88 BASIC などでプログラミング経験を持っていて、しかししばらくプログラミングから遠ざかっていて、電卓プログラミングを始めた....といった方、そして AkSd様のようにポケコンを使いこなしていたような方が、当ブログの読者に多いようです。
つまり、当ブログをちらっとご覧になれば、Casio Basic プログラミングが出来るような方なんですね。
当初は、プログラミング入門者を想定して記事を書き始めたので、Casio Basic入門、なんてシリーズを書いたのですが、想定読者が違っていたようです。
> #SH4A版のFX-9860GII SDも有るみたいですが、プログラムからストレージとしてSDカード内も使えたのかな?と、少し迷いました。
SDはプログラムの保管場所として想定されていて、Casio Basic ではプログラムからSD領域は使えないようですね。
> #秋月H8やPICマイコンで遊んでいた頃は、SuperHやSH2が高性能に見えましたが、もうドリキャスやSH4も開発から18年経ったんですね・・・
そういえば、SH3といったチップが一部で出回っていて、安価でそこそこ使えるということで取引先が使っていたのを思い出しました。
何か面白いお話があれば、是非お聞かせください。
プログラム投稿も大歓迎です。
よろしくお願い致します。
こんばんは。
akatukiさんのサイトからコチラにお邪魔して、CASIO BASICの考察が以前拝見した頃より広く深くなっている!!しかもPLL再設定してクロックアップとは!!と、最近は毎日毎晩拝読しております。
私はシャープのポケコンPC-G815やG850でBASICに慣れ親しんだ最後の世代だと思いますが、グラフィック命令実行しすぎてLCDを焼き付かせメーカー送りにしたり、クロック発振用セラロックを交換してクロックアップしすぎて無反応(文鎮化)したりと、懐かしい限りです。
FX-9860GIIやFX-CG10/20の記事を拝見していて、当時のポケコンの良さを思い出し、コチラのAmazon広告より遂に9860GIIを購入してしまいまいました。
構造化BASICにドット描画命令など魅力的ですが、CASIO純正SDKでクロス開発できるとはスゴイですね・・・
勿論、FX-5800Pも購入し手元で使っております。hp-49g+やhp-50g、hp35s、TI-89Titaniumも持ってまして、HP GCCやTI GCCもhellowWorldしてみたのですが、肝心のグラフ電卓自体の操作が複雑で覚えきれず、マニュアルも英語でなかなか捗らず、恥ずかしいことに電卓博物館状態です。。
いやはや、それにしてもCASIO BASICへの熱意は素晴らしいですね。C.BASIC(C:BASIC)プロジェクトも期待しております。
#SH4A版のFX-9860GII SDも有るみたいですが、プログラムからストレージとしてSDカード内も使えたのかな?と、少し迷いました。
#秋月H8やPICマイコンで遊んでいた頃は、SuperHやSH2が高性能に見えましたが、もうドリキャスやSH4も開発から18年経ったんですね・・・
管理人様、こんにちは!
電卓のコマンド単位での速度計測は最初に記事にされてた頃からとても興味深く拝見させていただいてまして、今回も管理人様ならではの深い内容でまさに
”取扱説明書では絶対にわからない Casio Basic の使いこなし”
の究極ともいえるポイントですよね。
速度に制限のあるBasicを使い倒す上でコマンド選択の指針になるのですごく貴重な記事だと思います(^^)
>fx-9860GII と fx-5800P の Locate コマンドによる表示速度を比較してみました。
ノーマル状態ではさほど差が無いところが意外といえば意外ですよね。
fx-9860GIIのハード的な表示速度はFtune2のF6を2度押したときに表示される”PutDispDD"の画面転送速度ベンチマークのfpsで見ることができますが、これを見ると600fpsくらい出るので、1秒間に600回ほど画面書き換えができることになります。
そこからすると、一回あたり1.6msですからアドインではBasicから10倍速くできるという感じですが、表示を伴わない純粋な数値計算だけなら1000倍以上速くなるのやはり表示はかなり重たいということがいえます。
ただ、Basic実行時には表示以外の余分な処理がてんこ盛りなので表示の遅さはある程度隠蔽された感じになりますので、おそらくですが、fx-5800Pもハードレベルでいじれるならば数倍は表示速度を速くできるような気がします。
>この結果から、LCD駆動チップだけの話しではなく、LCD駆動に CPUやバス速度が深く絡んでいるように思えます。
まさにおっしゃるとおりです。
表示する処理はCPU速度バス速度すべて絡む処理なので一部だけの速度アップではパフォーマンスが出ないですね。
Ftune2でCPU速度だけ引き上げた場合、
(ノーマル状態からIFCのところでCPUクロックだけ117MHzに上げた状態にします)
クロックを4倍引き上げた効果がほとんど出ないのでバス速度も含めて全体の速度アップが必要なことがわかります。
>即値の場合は、内部動作で(恐らくCで書いているのだとの前提ですが...)参照渡しができずに、1段余計なことをやっているのだろうか? などと想像しています。
これもおっしゃるとおりです。
変数だけの場合は変数アドレスに格納された内部形式の値をそのまま読み出せばいいだけなのに対して、即値はアスキー文字列をその都度、内部形式の数値に変換する処理が入るので1段遅くなるということですね。
パソコンでも後期のBasicでは即値も内部形式で格納するようになって速度差は無くなってましたけど、CasioBasicでは即値はアスキー文字列のままのようですね。
それではFtune 2のエントリに参ります(^^)
sentaro様
ふと思いついて、オーバークロック (236MHz程度)で、Locate の処理速度を測定してみました。
- オーバークロック: 2.9msec
- ノーマル: 15.6msec
この結果から、LCD駆動チップだけの話しではなく、LCD駆動に CPUやバス速度が深く絡んでいるように思えます。
ピント外れでしょうか?
sentaro様
こんばんは、
fx-9860GII と fx-5800P の Locate コマンドによる表示速度を比較してみました。今日アップした 速度差測定のエントリに書いた方法での測定です。
- fx-9860GII (ノーマル): 15.6msec
- fx-5800P : 20.4msec
やはり、fx-9860GII の LCD駆動チップが遅いことが数字に現れました。
ちなみに、fx-9860GII で幾つかの測定をしてみたところ...
- 論理演算: 5.5msec
- 比較演算(変数): 6.1msec
- 行列読み出し: 10.7msec
- 行列書き込み: 12.0msec
- リスト読み出し: 13.2msec
- リスト書き込み: 17.6msec
つまり、表示は行列やリストへのアクセス速度に近い遅さで、リアルタイム表示をするプログラムの処理速度の足を引っ張ることも分かりました。
まぁ当然 fx-9860GII の方が表示ドットが多いので、それに合わせた駆動チップの高速化が必要なのに、それを行っていないと言うことなのでしょう。
fx-5800Pの処理速度比較のエントリーにあるように、比較演算の際、変数と変数の比較に比べて、変数と即値の比較の方が明かに遅くなる結果が出ております。
即値の場合は、内部動作で(恐らくCで書いているのだとの前提ですが...)参照渡しができずに、1段余計なことをやっているのだろうか? などと想像しています。
言語処理系についてはサッパリなので、妙な質問かも知れませんが...
ところで、Ftune 2 のエントリをさっそく作りました。よろしく御願い致します。
管理人様、こんにちは!
>fx-9860G Slim は、私も以下のサイトで見ておりました。
おお!管理人様も目の付け所がシャープ、いやCASIOですね(笑)
描画速度はやっぱりCASIO機は遅めなのですよね。
特にCG10/20はちょっとあり得ないという感じの遅さなのでBasicでのグラフィック使用は諦めざるを得ません。
>ところで、fx-FD10 Pro は、確かに面白そうな機種です。これを見ると、ついつい FLUK のデジボルを連想してしまうくらい同じデザインですね。手袋をしていても押しやすいキー配置でもあります。
FLUKのデジボルに思わずうなづいてしまいました!
現場からの要望に素直に応えたまさにプロ仕様ですね。
今のところ価格の高さでちょい様子見なのですが、アドインが使えるとわかればFtune2を移植してみたいです(^^;
>関数電卓の機能よりも、プログラム実行機能の利便性を優先させた設計ですね。
大きさを別にすればジャンル的にはグラフ電卓ではなくプログラム電卓なのでfx-5800Pの後継機種というか派生機種というかそういう感じですね。
>そこで、提案なのですが、e-Gadgetで、Ftune 2 のエントリーを作って、そこのコメントでQ&Aをすると言うのは、如何でしょうか?
それ、いいですね!
どうもありがとうございます!
>最初は私から質問をさせて頂くことになりますが、他の方からの質問があるかも知れません。
>また、sentaro様の開発裏話などが聞ければ、とても面白いと思います。
添付ドキュメントの説明不足感もちょっと感じてますし(^^;
管理人様さえよろしければ、ぜひ!という感じです。
こちらこそよろしくお願いいたします。m(_ _)m
sentaro様
Ftune2 についてですが;
> >sentaro様のオーバークロック・アドインは、グラフ関数電卓に興味を貰ってもらうための素晴らしい素材だと言えますので、今後もしっかりと宣伝させて頂きます(^^;)
>
> ハードの内部を弄くり回して諸刃の剣的なアドインなので恐縮するばかりですが、CASIOのグラフ電卓の興味の一端になれば幸いです。
>
> もし何か使い方や不具合等、気が付いた所ありましたら遠慮無くどんどんお願いします(^^)
使い方や設定方法、アドインが表示している内容について、お聞きしたいところがあります。
そこで、提案なのですが、e-Gadgetで、Ftune 2 のエントリーを作って、そこのコメントでQ&Aをすると言うのは、如何でしょうか?
最初は私から質問をさせて頂くことになりますが、他の方からの質問があるかも知れません。
また、sentaro様の開発裏話などが聞ければ、とても面白いと思います。
余計なことをしゃしゃり出てすみませんが、Ftune の話題を後で探すのが大変になりそうなので、一カ所にまとめておきたいと言う趣旨です。
お考えをお聞かせ頂けないでしょうか?
sentaro様
こんばんは、
fx-9860G Slim は、私も以下のサイトで見ておりました。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/upc/pc/casio_fx.html
ここの評価では、Casio は処理速度は早いけど描画系が弱いとあります。fx-CG10 と fx-5800P の画面表示速度が変わらないことの状況証拠がここにもありますね。
ところで、fx-FD10 Pro は、確かに面白そうな機種です。これを見ると、ついつい FLUK のデジボルを連想してしまうくらい同じデザインですね。手袋をしていても押しやすいキー配置でもあります。
関数電卓の機能よりも、プログラム実行機能の利便性を優先させた設計ですね。
まぁ、このように色々と異なる製品を出すことは、とても良いことだと思います。おっしゃるように、自分にあった製品を選ぶ選択肢が増えることで、プログラム電卓のユーザーが日本でも広がってくれることを期待します。
管理人様、こんにちは!
>ただ、長期使用&保存を考えるとゴム足って問題なんですよね。
気が付いたらゴム足が溶けてたっていうことが何度かあります(^^;
>そして、慣れとは怖いもので、大きく重く感じなくなってくるものです。むしろ、しっかりしていて持ちやすい、、なんて思うくらいです(^_-)
慣れはたしかにありますね(笑)
グラフ電卓がメーカー違っても総じて同じような大きさなのもこれくらいのサイズがグラフ電卓という流れがあるような感じしますね。
ふと思い出したんですけど、fx-9860Gシリーズには電子辞書みたいなクラムシェル型のfx-9860G slimっていうのが存在してました。
折りたたんだときには(厚みはちょっとありますが)
90.5 x 122 x 24.0 mm
というサイズなので、電池も単4が2本と半分ですし見た目かなりコンパクトに収まりますね。
この機種は一代限りで後継機が出てないですし、今ならさらに小さく薄くできるはずなだけに残念なところです。
>昔から非力なマシンで開発する流儀でした
>非力だけと小さな fx-5800P でプログラムを作りたくなるのも、そんな私の好みに合います。
これ、すごくよくわかる感じあります(^^)
管理人様の流儀とはちょっと趣が違うかもですけど、私も昔からちっちゃなマシンや比較的遅いマシンの能力限界まで引き出してというのになんか興味をそそられてました。
>願わくば、fx-5800P とその後継機で、デジャブを...
大きくなるか小さくなるか、fx-FD10Proの小型版ならすぐにでも出せそうな感じなんですけどね。
ハイレゾ新型機が出揃った後にプログラム電卓もラインナップ一新で後継機という期待感が高まりますね(^^)
sentaro様
確かに、学習教材として考えるとfx-9860GII にゴム足が付いているのに納得します。ご丁寧に、カバーと本体ともに付いているのにも感心しました!
ただ、長期使用&保存を考えるとゴム足って問題なんですよね。
最近は、通勤電車の中で fx-9860GIIで遊んでいます。今は冬場で、スーツかジャケットを着用しているので、fx-9860GII でも内ポケットに入ります。膨らみが大きくなりますが...(*´艸`)
色々触って、指を入力に慣れされるのも目的ですが、fx-5800P に無い Casio Basic のコマンドで遊んでいます。そして、慣れとは怖いもので、大きく重く感じなくなってくるものです。むしろ、しっかりしていて持ちやすい、、なんて思うくらいです(^_-)
ところで、PCのプログラミングでは、昔から非力なマシンで開発する流儀でした。東芝のリブレット(懐かしいですね)で開発して、自宅や会社のマシなPCで使うと言うスタイル。リブレットは4機種乗り継ぎました(最後は Libret ff でした)が、その後大きく、重くなってしまって魅力を感じなくなった...余談です。
非力だけと小さな fx-5800P でプログラムを作りたくなるのも、そんな私の好みに合います。
さて、FX-603P を買った時、FX-502P に比べて、大きくてずっしりと重いのに驚いたのを今でも覚えています。
fx-5800P と fx-9860GII は、この時のデジャブのようです。初めて FX-603P を手にした時を思い出させてくれました。
逆パターンもあります。
関数電卓の fx-991ESを使っていて、新たに fx-993ES を買った時は、同等以上の機能が、より小さく、薄く、そして軽い筐体に収まっていて、やればできるじゃん、と思ったものです。
願わくば、fx-5800P とその後継機で、デジャブを...
管理人様、こんにちは!
>この大きさと重さが日本人には向かないのかも知れない、と感じるのですが、如何でしょう?
普段使いの電卓と考えるとやっぱりちょっとかさばりますし管理人様のおっしゃるとおりだと思います。
グラフ電卓は電卓として使うというよりも学習教材っていう傾向が高いようなので、頑丈で壊れにくくするためにも大きくなるのは仕方ないところだったのでしょうね。
末期のCASIOやSHARPのポケコンが学校教育用途になってかなり厚みがあってでかくなってましたね。
fx-602Pからfx-603Pでも一回り大きくなりましたけど、初期のポケコンや関数電卓のコンパクトさを知っているとあの大きさを維持しながら今の機能を実現するのが日本的な電卓っていう感じがしますね。
>仮にfx-5800P と同じ価格で fx-9860GII が販売されている場合、どちらを選ぶか?
私だと同じ価格なら自由度の高さ優先でまずfx-9860GII、そしてfx-5800Pというどっちもってことになりますけど(^^;
やはり普通には自分の用途にあう範囲でより小さい方ということになりますよね。
>とはいっても、fx-9860GIIの性能や、Casio Basicの良さを知っていれば、話しは大きく違ってくるわけで、そのあたりの情報発信に依存するでしょう。
そこで管理人様のこのブログが大変貴重な情報源となるわけですよね(^^)
>カシオ主催のプログラムコンテストなどやれば面白いとは思うのです。
海外だとメーカー公認?での電卓サイトのプログラムコンテストが開催されてるのを見ると日本でもって思うのですけど、電卓普及率が全然違うのでどうにもこうにももったいないとしかいいようがないですね。
>ところで、fx-9860GII にはレジューム機能があるので、これは助かります。fx-5800Pを使っていて、オートシャットオフで書き換えのプログラムが消えた記憶が無いので、知らない間にその恩恵に預かっているようです。
関数電卓のレジュームはfx-5800Pやfx-9800Gの世代から搭載されたと思うのですが、電池が無くなっても消えないフラッシュメモリに自動でバックアップなので電池切れても消える心配がないというのもかなりポイント高いです。
電源オンでオフ以前の状態に戻るのは当たり前の機能と思うだけに全機種普通に搭載してもらいたいです。
>このブログでは、1回訪問された方の閲覧記事数が、最近増加傾向にあり、有りがたいことです。草の根的に、プログラム電卓の輪が広がれば、こんなに嬉しいことはありません。
なかなかいい傾向ですね(^^)
>sentaro様のオーバークロック・アドインは、グラフ関数電卓に興味を貰ってもらうための素晴らしい素材だと言えますので、今後もしっかりと宣伝させて頂きます(^^;)
ハードの内部を弄くり回して諸刃の剣的なアドインなので恐縮するばかりですが、CASIOのグラフ電卓の興味の一端になれば幸いです。
もし何か使い方や不具合等、気が付いた所ありましたら遠慮無くどんどんお願いします(^^)
sentaro様
羊の皮を被った狼電卓の登場、技術的には実現可能だと私も思いますので、カシオには頑張ってもらいたいと思います。
実際に自分で触って思うことなのですが、fx-9860GII はやはり大きく感じます。私は決して日本人の代表とは言えない(チョットずれている)のですが、この大きさと重さが日本人には向かないのかも知れない、と感じるのですが、如何でしょう?
当然価格設定も大きく響いているとは思いますが、まさに鶏と卵の話しではあります。そこで、仮にfx-5800P と同じ価格で fx-9860GII が販売されている場合、どちらを選ぶか? 多くの日本人は小さい方を選ぶのではないでしょうか?
とはいっても、fx-9860GIIの性能や、Casio Basicの良さを知っていれば、話しは大きく違ってくるわけで、そのあたりの情報発信に依存するでしょう。
現状で言えば、メーカーによる情報発信は、殆どなされていないといって良いですから、そうなると fx-9860GII の価格を下げてもさほど売れない → 利益が出ない → 販売価格を高く設定...と言う、悪い方向への循環にならざるを得ません。
カシオ主催のプログラムコンテストなどやれば面白いとは思うのです。そこから、盛り上がりが期待できないものかと...
ところで、fx-9860GII にはレジューム機能があるので、これは助かります。fx-5800Pを使っていて、オートシャットオフで書き換えのプログラムが消えた記憶が無いので、知らない間にその恩恵に預かっているようです。
このブログでは、1回訪問された方の閲覧記事数が、最近増加傾向にあり、有りがたいことです。草の根的に、プログラム電卓の輪が広がれば、こんなに嬉しいことはありません。
sentaro様のオーバークロック・アドインは、グラフ関数電卓に興味を貰ってもらうための素晴らしい素材だと言えますので、今後もしっかりと宣伝させて頂きます(^^;)
管理人様、こんにちは!
今回の記事はずっとfx-5800Pを使い倒してこられた管理人様ならではの視点たっぷりで私もうなづくばかりです(^^)
fx-5800Pはデビューからすでに8年以上、完成度の高さはやはり郡を抜いてましたね。
結果の少数優先とか、複素数の対応範囲とかfx-5800Pもまだまだ進化の余地はあるところですけど、プログラム電卓としての使い勝手の面ではおっしゃるとおりでFILEキー一発検索を同様に使えるのはfx-FD10Proしかないですよね。
fx-5800Pと同時期に出たfx-9860Gは何度かモデルチェンジして今のは3代目と言える状況で、今年OSがバージョンアップされたのにも関わらず、プログラムの使い勝手の面ではあまり変わらなかったのが残念です。
私はfx-9860Gでプログラムを検索しやすくするには、アルファベット順にソートされてることを利用してよく使うプログラムはファイル名の最初の一文字を数字にしたりという感じにしてました。
[MENU]-[B]-[EXE]
一応最短3キーで一番上のプログラムは実行できます(^^)
あと個人的に電卓で大事だなと思うのは電源オフからの復帰で元の画面に戻るレジュームが出来るかどうかが大きいですね。
式を打ち込んでて途中でオートパワーオフ、再度電源入れたらサッパリ消えていたっていうのではちと悲しいです。
最近のSHARPの関数電卓はレジューム対応になりましたけど、CASIOの新型はどうなんでしょうね。
グラフ電卓は日本ではあまり受け入れられずに海外で進化して逆輸入みたいな感じで、そこのところがすごくもったいないと感じます。
fx-5800Pの大きさで中身がfx-9860GIIのような羊の皮をかぶった狼電卓もその気になれば作れると思うんですけど、そろそろ来年あたり出てこないものでしょうかね。
あ、fx-9860GIIのUSBを繋いでの速度変化の件ですけど、CasioBasicや内蔵のアプリケーション動作時だけに起きることで、アドインでは何も変化は起きないです。
USB繋いだときの速度アップは捨てがたいのでなんとかこの速度差を解消したいところですが今のところはまだめど立たずです…(^^;