fx-991MS のイースターエッグ - 診断機能
2018/08/12
2003年に購入し保管していた fx-991MSが、ボタン電池の液漏のため使用不能になった (2017/12/30に発見)。ところが今でもアメリカで製造中止ながら発売されていて驚いた。日本国内では既に廃版で、Amazonでは非常に高価な価格設定になっている (多分蒐集用か?)。
アメリカでは fx-991MS Plus として売られていて、おそらく国内の fx-991MS と同一だろうと思われる。fx-991MSは、7セグメントの数字表示行とドットマトリックスの表示行の2行表示で、数式通り入力の第2世代関数電卓であり、これほど製品寿命の長い関数電卓は珍しい。fx-991MS はカシオの第2世代関数電卓の最終形と言える。そこで記念のために Amazon USA で fx-991MS Plus を $19.99 で購入した。機能、外装ともに fx-991MS と全く同じであった。
そこで、自己診断機能のイースタエッグをまとめる (fx-991MS Plus)。
fx-991MS (Plus) の診断モード

診断モードに入るには、[SHIFT]+[7] を同時押ししたまま [ON]を押す。この操作は電源が入っている、入っていないに関わらず有効。これは、最近のカシオのスタンダード関数電卓でほぼ共通のようだ。
操作 | 画面出力 | |
0 | [SHIFT]+[7]+[ON] | 液晶のインジケータと全セグ・ドット点灯 |
1 | [SHIFT] | 液晶のインジケータと全セグ・ドット消灯 |
2 | [SHIFT] | 液晶のインジケータとセグメント・ドットの半分が中間輝度で点灯 |
3 | [SHIFT] | 液晶のインジケータとセグメント・ドットの残り半分が中間輝度で点灯 |
4 | [SHIFT] | 全セグメントで "0" (ゼロ)点灯 |
5 | [SHIFT] | 全セグメントで "1" 点灯 |
6 | [SHIFT] | 全セグメントで "2" 点灯 |
7 | [SHIFT] | 全セグメントで "3" 点灯 |
8 | [SHIFT] | 全セグメントで "4" 点灯 |
9 | [SHIFT] | 全セグメントで "5" 点灯 |
10 | [SHIFT] | 全セグメントで "6" 点灯 |
11 | [SHIFT] | 全セグメントで "7" 点灯 |
12 | [SHIFT] | 全セグメントで "8" 点灯 |
13 | [SHIFT] | 全セグメントで "9" 点灯 |
14 | [SHIFT] | 0 と表示 |
15 | [SHIFT] | 1と表示、他のキーは受け付けない |
16 | [ALPHA] | 2と表示、他のキーは受け付けない |
17 | [MODE/CLR] | 3と表示、他のキーは受け付けない |
18 | [左矢印] | 4と表示、他のキーは受け付けない |
19 | [上矢印] | 5と表示、他のキーは受け付けない |
20 | [右矢印] | 6と表示、他のキーは受け付けない |
21 | [CALC] | 7と表示、他のキーは受け付けない |
22 | [∫dx] | 8と表示、他のキーは受け付けない |
23 | [x-1] | 9と表示、他のキーは受け付けない |
24 | [CONST] | 10と表示、他のキーは受け付けない |
19 | [下矢印] | 11と表示、他のキーは受け付けない |
20 | [分数] ~ [ln] まで順に押す | 12, 13, 14, 15, 16, 17 と順に表示、他のキーは受け付けない |
21 | [(-)] ~ [Ans] まで左から右、上あら下へ順に押す | 18 から 48まで順に表示、他のキーは受け付けない |
22※) | [=] | 25 OK 1 |
23 | [ON] | 診断モード終了、計算モードへ移行 |
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