Casio Basic入門G04

Casio Basic入門
<目次>

誤字脱字・記載ミスや分かりにくい表現は随時追記・修正します

2015/07/18



 5. Casio Basic でグラフィックス


前回: Casio Basic入門G03


Chapter G04
Plot と Line

今回は、Plot コマンドを徹底的に解剖してみます。さらに Line コマンドにも触れます。

fx-9860GII の取扱説明書(fx-9860GII_Soft_J_2.04.pdf)の 8-24 ページには、

Plot <X座標値>,<Y座標値>

とだけ記載があります。ところが、これでは分からない色々な機能が隠されていることが分かったので、それを紹介します。



先ず以下のプログラムで、Plot コマンドを使って座標 (1, 0) に描画を試みます。実際に入力して実行してみてください。

ファイル名: PLOT2.1
ClrGraph
CoordOff
GridOff
AxesOff
LabelOff

Plot 1,0



Plot コマンドの前に、最初にグラフィックス画面の消去とグラフ設定を行っています。
  • ClrGraph - グラフィックス画面消去、論理座標系に設定
  • CoordOff - 座標値表示Off
  • GridOff - グリッソ表示Off
  • AxesOff - 座標軸表示Off
  • LabelOff - 座標ラベル(X, Y)表示Off
ここで、2行目が CoordOff になっていることに注意してください。

さて、PlotOn 1,0 は、座標 (1, 0) に点を描画しますが、Plot 1,0 はどうでしょうか?

実際にプログラム PLOT2.1 を起動すると、

PLOT2-1-1 

十字カーソルが現れました。十字カーソルの中央で点が点滅しています。

このカーソルは矢印キーで上下左右に移動できます。カーソルを移動させてみると、まだどこにも点が描画されていません。

PLOT2-1-2 

Plot 1,0 は、座標 (1, 0) に点を描画せずに、カーソルを表示することが分かりました。

ここで、[EXE] を押すと、

PLOT2-1-3 

テキスト画面に切り替わり、Done が表示されています。

ここで、裏に回っているグラフィックス画面を表示させるために、[SHIFT] [F6] (G↔T) を押すと、

PLOT2-1-2 

移動したカーソルが見えます。

ここで、矢印キーでカーソルを動かしてみると、

PLOT2-1-4 

カーソルがあった位置に点が描画されているのが分かります。

Plot 1,0  で自由に移動可能な十字カーソルが表示され、[EXE] を押すと、その時のカーソル位置に点を描画します。

Plot <x座標値>,<y座標値>

は、指定した座標に、点でなくてカーソル表示し、その後 [EXE] を押したら点を描画する、2段階の機能を持っていることが分かりました。


では、もう一度プログラム PLOT2.1 を起動し、

カーソルを移動
  
[EXE] を押す
  
[SHIFT] [F6] (G↔T) でグラフィック画面表示
  
カーソルを移動
  
   ・
   ・
   ・

を繰り返してみると、グラフィックス画面に次々と点を描画できます。

==========


では、上のプログラムの2行目を CoordOn に変更します。

ファイル名: PLOT2.2
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOff
LabelOff

Plot 1,0


これを起動すると、

PLOT2-2-1 

最下行に、X座標値とY座標値が表示されています。

CoordOn を設定している時、Plot が実行されると座標値を表示します。PlotOn などの他のコマンドでは座標値を表示しません。CoordOn/Off は、Plot コマンド連動することが分かります。

矢印キーでカーソルを上下左右に移動してみると、

PLOT2-2-2 

表示されている座標値もリアルタイムで変化します。

[EXE] を押すと、テキスト画面(Done 表示)になるので、

PLOT2-1-3 

[SHIFT] [F6] でグラフィックス画面にし、カーソルを動かしてみると、

PLOT2-2-3 

カーソルがあった位置に点が描画されていることが確認できました。X座標値とY座標値が表示されること以外は、最初のプログラム PLOT2.1 と同じです。

==========


[SHIFT] [F6] でいちいちグラフィックス画面を表示させるのは面倒なので、Plot 1,0 を連続的に実行させることにします。

ファイル名: PLOT2.3
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOff
LabelOff

While 1
Plot 1,0
WhileEnd



ここでは、While / WhileEnd ループを使います。While 1 とすると、ループ継続条件は常に「真」になるので、無限ループとなります。
 ⇒ Casio Basic コマンドリファレンス - While ~ WhileEnd

このプログラムを起動すると、

PLOT2-3-1 

今度は、十字カーソルが表示されず、指定した座標 (1, 0) に点が描画されています。予期した動作とは異なります。

画面をよく見ると、画面の右上に (黒正方形のインジケータ)が点滅しています。これはプログラムが動作し続けていることを示しています。While ループがグルグル回り続けているので、このインジケータが表示されていると理解できます。

つまり、座標 (1, 0) に延々と点を描画し続けていることになります。この無限ループを止めるには、[AC] キーで強制終了します。

PLOT2-3-2 


Plot 1,0  は、一旦停止すると座標 (1, 0) に十字カーソルが表示され、一旦停止しないと座標 (1, 0) に点を描画します。

最初のプログラムPLOT2.1PLOT2.2 は、プログラムの最後が Plot コマンドになっていて、ここで一旦停止していると理解すれば良いのです。

プログラムが終了するとグラフィックス画面はそのままで、テキスト画面に推移して、そこで一旦停止されます。これは、テキスト画面に表示された Done が見えることから分かります。

ここでさらに、[EXIT][AC] を押すと、プログラムが完全に終了して、Program List 画面に戻ります。これは Casio Basic の仕様です。この仕様のため、プログラム最後の Plot コマンドは一旦停止になっていたわけです。

そこで、一旦停止機能を持つ出力命令 を使って、Plot 1,0◢ として、一旦停止するようにプログラムを改造します。

ファイル名: PLOT2.4
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOff
LabelOff

While 1
Plot 1,0
WhileEnd



ここでは、一端停止機能を持つ出力命令 を利用し、十字カーソルを表示させて一端停止を行っています。
 ⇒ Casio Basic コマンドリファレンス - 出力命令


このプログラムを起動すると、

PLOT2-4-1 

カーソルが表示され、矢印キーで自由に移動できます。好きな位置にカーソルを動かして [EXE] を押すと、点が描画されますが、カーソルに隠れているのでスグには点の描画が見えません。カーソルを移動して、点を確認してください。

PLOT2-4-2

繰り返して操作してみると、カーソルが必ず座標 (1, 0) に戻ります。Plot 1,0◢ が実行されるので、プログラム通りの動作ですね。


このプログラムが実行中に、[AC] や [EXIT] キーを押すとどうなるのか、調べて見ます。

[AC] を押すと、

PLOT2-3-2 

このような表示をして強制終了します。

では、[EXIT] を押すと、どうなるのか?

PLOT2-4-3 

テキスト画面に切り替わり、そこで Done と - Disp - が表示されています。

プログラムが 出力命令 ◢ で一旦停止している時、テキスト画面に - Disp - が表示されるのは、 命令の仕様です。

プログラムは、一旦停止の状態なので、ここで [EXE] を押せば、プログラムが再び走り出します。[EXE] の代わりに、[AC] を押せば、強制終了します。

Casio Basic では、グラフィックス画面で終了する時は、テキスト画面に一旦遷移してから終了する仕様です。そして、グラフィックス描画を無限ループ内で行っている時、[EXIT] キーは、強制終了させるためのもう一つの迂回路になっています。

=====


もう一度 プログラム PLOT2.4 を見てください。

ここでは、変数が1つも使われていませんね。それを承知で、変数 X と Y を表示するコードを追加してみます。以下の赤文字のコードを追加して、プログラム PLOT2.5 に改造してください。

ファイル名: PLOT2.5
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOff
LabelOff

While 1
Plot 1,0
Text 1,1,"  "  (スペース4個)
Text 7,1,"  "  (スペース4個)
Text1,1,X
Text 7,1,Y

WhileEnd


(追加部分を赤文字で示す)

これを、プログラムファイル名 PLOT2.5 としておきます。

Text コマンドは、表示する文字の位置指定を物理座標で行うのでした。左上に X の値、その下に Y の値が表示されます。ループで何度も繰り返されるので、先にスペース4個で上書きして前回の表示を消去してから、新しい値を表示するようにしました。

このプログラム PLOT2.5 を起動すると、

PLOT2-5-1 

座標 (1, 0) にカーソルが表示され、最下行に、カーソルの現在位置の座標値が表示されています。

While ループに入った最初は、Plot 1,0◢ でプログラムが一旦停止するので、その下にある Text コマンドがまだ実行されません。

カーソルを動かさずに、[EXE] を押してみます。

PLOT2-5-2 

今回追加した Text コマンドによる表示が現れました。Plot 1,0◢ による一旦停止が解除され、その下にある Text コマンドが実行されたことが確認できました。この表示は、[EXE] を押した時のカーソルの座標 (X, Y)XY が表示されてます。

次に、カーソルを自由に動かしてから [EXE] を押してみます。これを繰り返した結果、以下のようになりました。

PLOT2-5-4 

最後に [EXE] を押した時のカーソル位置の座標値は、Text コマンドにより左上に表示されています。そして今十字カーソルがある位置は CoordOn による座表値と、一致しています。

このプログラムの重要な点は、変数 XY には何も代入していないのに、変数 XY には、[EXE] を押した時のカーソル位置の x座標値とy座標値が、自動的に代入されていることです。

この Plot コマンドの仕様はよく理解しておく必要があります。これは便利な使い方ができる反面、この仕様を知らないと、思わぬバグに悩まされることになるかも知れません

==========


PLOT2.4 や PLOT2.5 では、[EXE] を押すたびに、カーソルが 座標 (1, 0) に戻ります。そこで、カーソルの位置を [EXE] が押された時の座標にとどめておくには、どうしたら良いでしょうか? 変数 XY を使うのがヒントです。


ファイル名: PLOT2.6
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOff
LabelOff

1→X:0→Y
While 1
Plot X,Y
Text 1,1,"  "  (スペース4個)
Text 7,1,"  "  (スペース4個)
Text 1,1,X
Text 7,1,Y

WhileEnd


変数 XY には、前回 [EXE] が押された時のカーソル座標 (X, Y) の値が入っています。そこで、Plot X,Y◢ とすれば、前回と同じ位置にカーソルが表示されるわけです。但し、While ループに入って最初の Plot X,Y◢ では、X と Y の値が確定していないので、座標系の表示範囲外の座標の可能性もあり、その場合はカーソルが表示されないので、プログラムが破綻します。そこで、While ループに入る前に、XY を初期化しておきます。それぞれの初期座標値を (1, 0) に併せて、それぞれ 1 (→X)0 (→Y) にしておきました。

PLOT2.6 を起動して、点を描画したい位置で [EXE] を押し、それを繰り返すと、以下のような画面になります。

PLOT2-6-1 

このプログラムは、とても原始的なお絵かきツールとも言えますね。

==========


Text コマンドによる X座標値とY座標値の表示は、チョット味気ないので、表示を、x= -2.5     y= 1.7  といった感じに変更してみます。

ファイル名: PLOT2.7
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOff
LabelOff

0→X:0→Y
While 1
Plot X,Y◢
Text
1,1,"x=  "  (スペース4個)
Text 1,35,"y=   "  (スペース個)
Text 1,10,X
Text 1,45,Y

WhileEnd


(変更、追加部分を赤文字で示した)

起動すると、カーソルは座標 (0, 0) つまり原点に表示されます。

PLOT2-7-1 

While ループに入ったばかりで、Plot X,Y◢ で一旦停止しているので、Text コマンドによる表示は、まだ実行されていません。

カーソルを移動して、好きな位置で [EXE] を押して、点を描画してみます。

PLOT2-7-2 

絵を見ずに、プログラムを見てくださいね(^^;)


以上、Plot コマンドのユニークな仕様をみてきました。



最後に、 Line コマンドを使ってみます。

fx-9860GII の取扱説明書(fx-9860GII_Soft_J_2.04.pdf)の 8-24 ページには、

Line ................パラメーターなし

とあります。これだけでは、使い方がよく分かりません。

直線を描く F-Line コマンドでは、線の両端の2つの座標(4つの値: x1, y1, x2, y2)をパラメータとして設定する必要がありますが、Line コマンドは Plot コマンドと併せて使うので、パラメータ設定が不要になります。

Line コマンド

書式Line
Line の入力方法[SHIFT] [F4] (Sketch) [F6] (▷) [F2] (LINE) [F1] (Line)


プログラム PLOT2.6PLOT2.7 では、現在のカーソル座標と [EXE] を押した時のカーソル座標 の2つの座標が内部的に管理されています。

[EXE] を押した時のカーソル座標は、変数 XY に自動的に代入されます。現在のカーソル座標は CoordOn にした時に座標が表示されることから、内部メモリで管理されていることが分かります。Line コマンドは、Plot コマンドで自動的に座標値が入力される XY、それに加えて現在のカーソル座標の座標値を使って、直線を描画します。

以下のプログラムで確認できます。

ファイル名: LINE
ClrGraph
CoordOn
GridOff
AxesOn
LabelOff

1→X:1→Y
While 1
Text
1,1,"x=  "  (スペース4個)
Text 1,35,"y=   "  (スペース5個)
Text 1,10,X
Text 1,45,Y

Plot X,Y◢
Line
WhileEnd


このプログラムを起動すると、

Line1 

AxesOn にしているので、座標軸が表示されます。

XY は、それぞれ1で初期化しているので、起動時には座標 (1, 1) に十字カーソルが表示されています。左上には、変数 X と Y の値が表示されています。前のプログラム PLOT2.7 では、While ループに入ると、先ず Plot X,Y◢ を実行していましたが、今回は Text コマンンドを先に実行しています。従って、起動時にも Text コマンドによる座標値 XY が表示されます。

ここで、[EXE] を押してから、矢印キーでカーソルを適当に移動させます。そして、カーソルを移動したところで、[EXE] を押すと、

Line3 

直線が描画されます。

言い換えれば、Line コマンドは、Plot コマンドと併用して、表示されるカーソルを [EXE] で位置決定した2点間に直線を描きます。




今回のまとめ
  • Plot は、カーソルを指定座標へ表示し、[EXE] でカーソル位置に点を描画する。
  • CoordOn / CoordOff は、Plot コマンドを使う時だけ有効になる。
  • CoordOn の時、Plot で表示されるカーソルの座標値がリアルタイムで表示される。
  • Plot コマンドは、一端停止するとカーソルを表示し、点を描画しない。]EXE] キーでカーソル位置に点を描画する。
  • Plot コマンドに 命令を付加して一端停止している時に、プログラムを終了させると一旦テキスト画面に切り替わって一旦停止する。
  • Plot コマンドでカーソルが表示され、[EXE] を押すと、カーソル座標 (X, Y) の数値が、XY に代入される。
  • Line コマンドは、Plot コマンドと併用して、表示されるカーソルを [EXE] で位置決定した2点間に直線を描く。


今回使ったグラフィックス コマンド
  • Plot
  • CoordOn / CoordOff
  • Text
  • Line




つづく...

Casio Basic入門 G05 / 目次




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keywords: fx-9860GIICasioBasic、プログラミング入門グラフィックスプログラム関数電卓

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Re: No title

sentaro様

こんばんは、


> どんどん新しい発見が出てきますね(^^)

なぜ、こんな仕様にしているのか想像して、それを活かしたプログラミングができると、さらに面白いでしょうね。


> >テキスト画面でのプログラミングについては、Casio Basic はPCなどのBASICにかなり近いことは分かっていますが、グラフィックスとなると、チョット特殊ですね。BASICプログラミングに慣れた人も引っかかる罠が見つかっています。
>
> Plotの使い方は通常のBasic的に考えるとまず分からない使い方なので、マニュアルに説明がないと使える人はほんの一握りですね(^^;

PlotOn についても、独自仕様があって、これを知らないと悩みます。私も実際悩みました。

意味不明なバグに悩んで見つけるという繰り返しです。


> >あ、そうか、昔 PC-8001で遊んだネタは、fx-9860GII で使えますね!今思いつきました...う~む、面白いかも...
>
> 音が出ない以外はかなり近い線で使えますね。


学生時代に物理学科の先輩と一緒に PC-8001 でブラウン運動の単純なシミュレーションを作り、重力や粘性の影響とか作り込んだのですが、もっと近接作用を増やして化学反応のシミュレーションまで複雑化しました。

それを思い出して、シミュレーションプログラムを先ほど投稿したところです。


> うわ、どうもありがとうございます!(^^;

sentaro様のお陰で、世界がどんどん広がっています。感謝しています。


> >Amazonで¥19,150 を出し続けているのは Joshin Web なのですが、ここの在庫が回転しているのかどうか不明なんです。
>
> 楽天とYahooショッピングのJoshin店舗で見ると入荷次第出荷となってますから古い在庫はなさそうですね。
> amazonと比べるとポイントが付くのでちょっとお得かもしれません。

そうですが、朗報です。益々購入へ傾いています...(^^;)



> >本体が手に入ったら、それが最新かどうかは、Ptune2 で分かるのでしょうか?
>
> はい、メモリ測定でばらつきを越える差が出てくるのではっきり分かるかと思います。

なるほど、これも有りがたいです。


> アドインではクロック比相当には速くなりますけど、CasioBasicでは砂時計処理の負荷が高くて2~3倍程度なのでそんな感じですね。

ああ、そういえば以前も砂時計処理のことに言及されていましたね。OSのバージョンアップに期待したいです。

No title

管理人様、こんにちは!

>昨日、Casio Basicのグラフィックスを触っていて、また面白い発見をしました。

お!
どんどん新しい発見が出てきますね(^^)

>テキスト画面でのプログラミングについては、Casio Basic はPCなどのBASICにかなり近いことは分かっていますが、グラフィックスとなると、チョット特殊ですね。BASICプログラミングに慣れた人も引っかかる罠が見つかっています。

Plotの使い方は通常のBasic的に考えるとまず分からない使い方なので、マニュアルに説明がないと使える人はほんの一握りですね(^^;

>あ、そうか、昔 PC-8001で遊んだネタは、fx-9860GII で使えますね!今思いつきました...う~む、面白いかも...

音が出ない以外はかなり近い線で使えますね。


>そうなんです、Ptune2 があるからこそ、fx-CG10/20 に興味を持つんです、本当のところ...
>そもそも Ftune2 がなければ、fx-9860GII に手を出したかどうか、極めて怪しいです(^^;)

うわ、どうもありがとうございます!(^^;
Ptune2はFtune2の劇的なアップ率に比べると若干落ちますけど、同じSH4Aのオーバークロックなので同様に遊べると思います(^^)


>Amazonで¥19,150 を出し続けているのは Joshin Web なのですが、ここの在庫が回転しているのかどうか不明なんです。

楽天とYahooショッピングのJoshin店舗で見ると入荷次第出荷となってますから古い在庫はなさそうですね。
amazonと比べるとポイントが付くのでちょっとお得かもしれません。


>本体が手に入ったら、それが最新かどうかは、Ptune2 で分かるのでしょうか?

はい、メモリ測定でばらつきを越える差が出てくるのではっきり分かるかと思います。

>fx-9860GII (SH3) に近い感じのようですね。

アドインではクロック比相当には速くなりますけど、CasioBasicでは砂時計処理の負荷が高くて2~3倍程度なのでそんな感じですね。

Re: No title

sentaro様

おはようございます。


昨日、Casio Basicのグラフィックスを触っていて、また面白い発見をしました。
マニュアルによる情報が少ないだけに発見が多いです。

テキスト画面でのプログラミングについては、Casio Basic はPCなどのBASICにかなり近いことは分かっていますが、グラフィックスとなると、チョット特殊ですね。BASICプログラミングに慣れた人も引っかかる罠が見つかっています。

掘っても掘っても、出てくるのが現状です。テキストベースよりも調べて面白く、徹底的に調べて公開する価値はありそうです。一方で Casio Basic は入門に向いているという主張が、怪しくなってきています。なのでグラフィックスの特殊性が増えてゆくのは、チョット面白くありません。

sentaro様もグラフィックスをあまり触っていないと言われていますが、私も電卓でグラフィックスなんて意味が無いと思っていました。fx-9860GII は、昔の NEC PC-8001 のグラフィックスのようなものですから...

あ、そうか、昔 PC-8001で遊んだネタは、fx-9860GII で使えますね!今思いつきました...う~む、面白いかも...


> >おお、fx-9860GII とはまた違っていますね。益々解剖したくなってきました。ピクセルに色が付くだけで、表現力のあるプログラムが作れるので、面白いですよね。描画速度の問題は Add-in で解消する必要がありそうですが...
>
> グラフィックを使うとなるとカラーで高精細というのはやっぱり一目瞭然に違いますし、速度の問題はアドインが使えるというのがやっぱり大きいですね。
> そしてPtune2もありますし(^^;

そうなんです、Ptune2 があるからこそ、fx-CG10/20 に興味を持つんです、本当のところ...

そもそも Ftune2 がなければ、fx-9860GII に手を出したかどうか、極めて怪しいです(^^;)


> 本体の見た目は全く同じです(^^;
> おそらく日本版でもパッケージデザインを多少変えていると思われるのですが…。
> 在庫がずっと残ってるような店だと初期バージョンがいまだに残ってる可能性もあるので、回転のよい店だと最新版の可能性が大でしょうか。

Amazonで¥19,150 を出し続けているのは Joshin Web なのですが、ここの在庫が回転しているのかどうか不明なんです。

本体が手に入ったら、それが最新かどうかは、Ptune2 で分かるのでしょうか?


> とはいえ、オーバークロックすれば3倍~5倍くらいは高速化できます。

fx-9860GII (SH3) に近い感じのようですね。


No title

管理人様、

>おお、fx-9860GII とはまた違っていますね。益々解剖したくなってきました。ピクセルに色が付くだけで、表現力のあるプログラムが作れるので、面白いですよね。描画速度の問題は Add-in で解消する必要がありそうですが...

グラフィックを使うとなるとカラーで高精細というのはやっぱり一目瞭然に違いますし、速度の問題はアドインが使えるというのがやっぱり大きいですね。
そしてPtune2もありますし(^^;


>本体のデザインなどで区別できるところは、有るのでしょうか?

本体の見た目は全く同じです(^^;
おそらく日本版でもパッケージデザインを多少変えていると思われるのですが…。
在庫がずっと残ってるような店だと初期バージョンがいまだに残ってる可能性もあるので、回転のよい店だと最新版の可能性が大でしょうか。


>ところで、オーバークロックについては、最新版とそうでないのとでは、差はありますでしょうか?ここもポイントだったりします。

オーバークロック限界はCPUの出来に一番左右されるので、fx-9860GIIのSH4Aと同様のばらつきが出ると思われますが、初期版と最新版だとやはり最新版の方が平均的に上になるような気はします。
うちの個体での結果では海外版の初期版だと270MHz前後、後期版では300MHz越えたのですが、fx-9860GIIに比べるとROM,RAMともにメモリが若干遅いのでfx-9860GIIに比べると高クロックの恩恵がいまいちです(^^;
とはいえ、オーバークロックすれば3倍~5倍くらいは高速化できます。

Re: Re:fx-CG10/20 のLCD

sentaro様


> うわ?まだ隠し機能があるのですか???
> CasioBasicのグラフィックコマンドは宝の山ですね。
> 次回が楽しみです(^^)

まぁ、残りの1絞りってところで、大したことないのですが、一応私なりに解剖した結果がまだ残っています。

いずれにせよ、自身の仕様を確認できる程度に Casio Basic は手抜きせず、よく出来ていますよね。



> さらにその表示エリアの外に左右と下に余白部分が存在していて、実際のLCD解像度は396x224となっています。

おお、fx-9860GII とはまた違っていますね。益々解剖したくなってきました。ピクセルに色が付くだけで、表現力のあるプログラムが作れるので、面白いですよね。描画速度の問題は Add-in で解消する必要がありそうですが...



> その場合、注意する点としては、CG10/20は2年前くらいにハードがマイナーチェンジしてて、
> 初期のバージョンと最新バージョンでは液晶とメモリに違いがあることなのですが、最新バージョンだと若干薄めの発色だったのが最新版では青と赤の発色が濃くなって鮮やかになっていることと、フラッシュメモリチップが初期の100nsから90nsの高速版に変更されています。

> この違いは海外版だとパッケージの違いで確実に見分けられますけど、国内版は買ったことがないのでどっちのバージョンが売られているのかがわからないのが難点です(^^;


ここは、悩みどころですね。

本体のデザインなどで区別できるところは、有るのでしょうか?

実際に fx-9860GII は店舗に製品パッケージが置かれているのをよく見ますが、fx-CG20 は殆ど見かけないので、その差がよく分からないです。秋葉原のヨドバシにでも行って調べてみるしか無さそうですね....


ところで、オーバークロックについては、最新版とそうでないのとでは、差はありますでしょうか?ここもポイントだったりします。

Re:fx-CG10/20 のLCD

管理人様、

>実は、Plot の隠された機能がまだ有るので、次回に紹介する予定です。

うわ?まだ隠し機能があるのですか???
CasioBasicのグラフィックコマンドは宝の山ですね。
次回が楽しみです(^^)

>一方、Casio のホームページでは、fx-CG20 の解像度が 382 x 216 とあります。縦方向に 24 ピクセル余計にある計算です。この縦24ピクセルは、色々なアイコンの表示エリアと思って良いのでしょうか?

はい、その通りです。
さらにその表示エリアの外に左右と下に余白部分が存在していて、実際のLCD解像度は396x224となっています。


>グラフィックスを触わるようになり、さらに Add-in で遊ぶようになると、fx-CG10/20 が欲しくなってきました。
>Casio Adicted としては、fx-CG10/20 を抑えておく必要ありそうです...う~ん、悩ましいとこころです。

ぉお!
欲しくなった時が何とやらですけど、、
並行輸入品と日本版との価格差がほとんど無くなった今となってはCG20で決まりですね(^^)

その場合、注意する点としては、CG10/20は2年前くらいにハードがマイナーチェンジしてて、
初期のバージョンと最新バージョンでは液晶とメモリに違いがあることなのですが、最新バージョンだと若干薄めの発色だったのが最新版では青と赤の発色が濃くなって鮮やかになっていることと、フラッシュメモリチップが初期の100nsから90nsの高速版に変更されています。

この違いは海外版だとパッケージの違いで確実に見分けられますけど、国内版は買ったことがないのでどっちのバージョンが売られているのかがわからないのが難点です(^^;

fx-CG10/20 のLCD

sentaro様

fx-CG10/10 のLCD解像度が3倍とのことですが、
fx-9860GIIは、128 x 64 なので、その3倍は 384 x 192 です。

一方、Casio のホームページでは、fx-CG20 の解像度が 382 x 216 とあります。縦方向に 24 ピクセル余計にある計算です。この縦24ピクセルは、色々なアイコンの表示エリアと思って良いのでしょうか?

Plot と Line の描画が、3x3 ピクセル単位になっているとは、貴重な情報をありがとうございます。おっしゃる通り、過去機種との互換性を考慮してのことなのでしょうね。

グラフィックスを触わるようになり、さらに Add-in で遊ぶようになると、fx-CG10/20 が欲しくなってきました。

Casio Adicted としては、fx-CG10/20 を抑えておく必要ありそうです...う~ん、悩ましいとこころです。

Plot の機能

sentaro様

Plot は、まさに宝探しですね。こういうのは色々と見つかると楽しいです。

私も、最初は Plot で点描画させて色々とプログラムを作っていて、カーソルが現れたり現れなかったりで、不思議に思ったのが、細かく調べ始めたきっかけでした。

実は、Plot の隠された機能がまだ有るので、次回に紹介する予定です。

ところで、色々と誤植があるのを見つけて、修正しました。いつものことですが、お恥ずかしい(-_-;)

目から鱗です!

管理人様、こんにちは!

Plotでカーソル表示が出るのは全然知りませんでした(^^;
グラフィックカーソルはグラフ機能のトレースで出てくるのは分かってましたけど、プログラムで出せるとはただただびっくりです。
マニュアルにも記述はないですし、普通の使い方では出てこないので、これはかなり深い裏技ですね(^^)

この仕様はCFX-9850GC+でもfx-CG10でも同様に動作することを確認しました。
fx-CG10は解像度3倍なので、TextコマンドとPixlコマンドでは座標指定もそのまま3倍になりますが、PlotとかLineは従来互換なのでドットが3x3=9ドットで表示されます(^^;
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やす (Krtyski)

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since Oct 30, 2013


プログラム電卓は、プログラムを作って、使ってナンボ!

プログラム電卓を実際に使って気づいたこと、自作プログラム、電卓での Casio Basic, C.Basic そして Casio Python プログラミングについて書いています。

なお管理人はカシオ計算機の関係者ではありません。いつでもどこでもプログラミングができるプログラム電卓が好きな1ユーザーです。


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