番外編 - モバイルマウス ANYWHERE 2 VX1500
番外編
e-Gadget
お気に入りのマウスの話。
実は、ロジクールのマウスのファンです。特に無線の光学式はロジクールが良くて、パソコンの台数以上に色々と使っています。エレコムやワンワサプライなどに浮気したこともありますが、いつもガッカリさせられ、結局ロジクールに戻ってきます。
私は手が小さいので、モバイルマウスと称している小型なものが手に合います。なので昔からモバイルマウスばかり...
さて、5年くらい前から愛用しているのが M905 で、小型で高性能、ガラスの上でも使えてしまうのでとても重宝しています。内部は全く同じなのに価格を再設定するためだけに(と疑われる...)外観だけを変えて M905R や M905T と名前だけはバリエーションがあります。

Logicool ANYWHERE MOUSE M509T
性能は申し分ありませんが、クリックするとダブルクリックになったり2~3回クリックしたような症状(チャタリング)が、購入してから短くて数ヶ月、長くても1年で発生してしまうという、欠陥があります。これは、もう有名な欠陥で、"M905" と "チャタリング" で検索すると、いくらでも出てきます。
このマウスは3年保証で、保証期間内ならロジクールに連絡するとあっさりと無償交換してくれます。最近は、交換ではなくて新品を追加で送ってくれます(返送費用を節約するためでしょう...、それくらい頻発しているとも言えます)。今使っている M905T は、最初 M905R を買って6ヶ月でチャタリング発生のため M905T と無償交換しました。これが11ヶ月で再びチャタリング発生、今回は過去の交換履歴が記録に残っているため、電話一本で、交換でなくて新品を送るのみの対応となり、到着を待っているところです。最初の購入から2年程度なので、保証期間満了までまだ1年近くあります。
実は、初めて買った M905 も交換対応を経験していますが、3年の保証期間が過ぎて、わずか1週間程度で再びチャタリングが発生したものの、保証期間外のため無償対応は叶いませんでした。
この神対応のため、基本性能が良い M905 シリーズを使い続けています。
実は、もう一台 M905T を持っていて、丁度1年前に購入したものですが、チャタリング発生のため、交換対応の手続きに入ったところです。結局2台一式をまとめて対応してもらう事態になっています。
こんな神対応とはいえ、3年の保証期間が終われば神対応は受けられません。3年の保証期間内ギリギリで新品対応して貰ったとしても、その後数ヶ月、長くて1年程度しか使えないのは、やはりスイッチ部品に問題があると言わざるを得ません。
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2014年の春、Windows XP のサポート終了のため、Window 8 のノートPCとデスクトップを入手したのですが、そのノートPCには Bluetoothが使えます。USB が3ポート付いていますが、マウスでUSBを1つ使うと、ポートが足りなくなることがあり、また M905 を温存したいという気持ちもあって、この BLUETOOTH マウスを買って M905 と併用しています。これもロジクールです。

Logicool BLUETOOTH MOUSE M557
USBポートを塞がないのは良いとしても、7ボタンの M905 に慣れていると M557 の5ボタンはチョット不便に感じます。実は、サンワサプライの BLUETOOTHマウスを買ってみたのですが、性能が悪いのでほぼお蔵入りとなり、このロジクール品へ...やはり基本性能は不満を感じることが全くありません。
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上記の神対応をしながら、それでも発売を継続していた M905 ですが、スイッチ部品の耐久性が問題なのは明かで、短期間で必ずチャタリングが発生します。メーカーとしては、スイッチ部品を変更するか、スイッチを改善を含めた後継機種投入が本来の動きでしょうが、その動きが一向に見えませんでした。
やっと 2015年7月に、新製品 MX1500 が発表されました。スイッチの耐久性が M905 は 300万回だったのに対して、VX1500 は,オムロン製の 1000万回寿命(約3倍の寿命)のスイッチに変更されているとのこと。いよいよ、チャタリング対策をした M905 の後継機と考えて良いでしょう。
切実な問題として、2台ある M905 が使い物にならないので、交換対応までも待てず...、アマゾンでポチッとしたら、翌日には届いていました。

Logicool MX ANYWHERE 2 - MX1500
外箱はこんな感じで、ハードカバーの表紙をめくるとマウスが拝める梱包です。


ふと気になったのは、この表紙が磁石でくっつくことなんですね。
で、外装から取り出すと、右に丸い磁石が付いているではありませんか....

なんとも無駄な包装だと思うのは、私だけでしょうか?
それとも、この製品にかなりの気合いが入っているのでしょうか?
実際に使ってみると、M905 と同じ7ボタンで、サイズも重さも、使用感も性能も M905 とほぼ同じ。カタログ上は解像度が少し向上しているようですが、それが分かるような使い方をしていないので、後継機種としては申し分ありません。
さらに、このマウスは従来のUSBを使った無線に加えて BLUETOOTH 接続も出来て、3つの接続プリセットができるのが新機軸です。
マウス1台でPC3台以上にプリセット対応できるのは面白いです。
そして、なによりも Windows 8.1 のノートPCで使っている BLUETOOTHマウス M557 の代わりに、BLUETOOTH接続でありながら M905 の7ボタンの機能を使えるのが有り難い。
M905 が単三電池1~2本で動作したのに比べて、MX1500 は充電池式。USBケーブルで充電するのですが、電池が空になって1分充電で1時間動作程度までになるらしいので、それなら問題なさそうです。実際はこれから試す予定ですが、自分の使い方のパターンから電池持ちが事前に分かるので、定期的に充電すれば問題ないですね。スマホや携帯も定期的に充電しているのだから、マウスが1つ増えたってとくに困りません。
しばらくは、チャタリング問題が解決されているかどうか楽しみにして、MX1500 を使い倒してみることでしょう。
最後に、今回紹介できなかったお気に入りのマウス;

Logicool V500 Cordless Optical Notebook Mouse (2台あったりします)
スライドパッド風のスクロール&チルト機構が面白い。4年使っても、チャタリングが発生していない。

Logicool V320 Cordless Optical Mouse for Notebook
オーソドックスな作り、3年程度でチャタリング発生。
中グレード品だけあって、VX1500、M905、VX Nano ほどホイール動作やポインティングがかちっと決まらない。
これを使った経験から、価格が張っても上級グレードを使うようになった。

Logicool VX Nano Cordless Laser Mouse for Notebook
非常に完成度の高いモバイルマウスで、3年以上使ってもチャタリングが発生していない。
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