番外編 - Freecom 日本撤退記念に Mobile Drive XXS 3.0 Leather 購入
番外編
e-Gadget
2016/01/09
追記 2016/01/11
追記 2016/12/26
追記 2016/01/11
追記 2016/12/26
皆さんは、Freecom というブランドをご存じだろうか?
▋Freecom Mobile Drive XXS

2009年に USB2.0 500GB のものを購入して使っている。2.5インチHDDそのものと殆ど変わらないサイズ、特に薄型な点がポイント。USBコネクタの大きさと比較するとその薄さが分かるだろう。ゴムで包んだ簡素なデザインと手触り、ワンポイントの FREECOME ロゴのタブもおしゃれな感じだ。
モバイルPCと一緒に持ち歩いていて、データバックアップのために頻繁に使っているが、購入後6年ほど経っても問題なく使えている。そろそろ、USB3.0 の 1TB バージョンを買うつもりだったが、最近は量販店に置いておらず、どうしたのか?と思っていた。
▋Freecom 日本撤退
Freecom のホームページを久しぶりに覗いてみると、なんと日本撤退のプレスリリースに驚いた。残念である。2016年2月末で日本国内での販売を終了し、カスタマーサポートは2年後の 2018年2月末で終了し撤退完了とのことだ。
Freecom はオランダのメーカで、2009年に三菱化学メディアが買収し、高収益が見込める外付けHDDビジネスに大々的に参入したわけだが、ついに手放した。実売価格では、他社に比べて高いとは感じることは無く、むしろそのデザインに優位性があったと思う。
Freecom 自体は残るようなので、日本での商売が高コストのまま収益率が上がらなかったのだろう。海外出張時の楽しみが1つ増えたと言えるかも知れない。
[2016/01/11 追記]
Freecom の英語サイトを見てみた。外装がレザーのものは見当たらないので、日本限定品か生産中止品なのだろう。Moble Drive XXS 3.0 のページでは、日本では未発売の 2TB バージョンがある。一方で 1TB バージョンは 75ポンドとなっていて、国内に比べてとても高い設定だ。
Freecom製品が気に入っているなら、まだある市場在庫を国内で買うのが得策さろう。今買っても2年のメーカー保証期間が終わるまでは、カスタマーサポートは継続してくれるので、Freecom ファンにとっては今が最後のチャンスかも知れない。
[2016/12/25 追記]
Freecom の英語サイト を改めて見ると、外装がレザーの Mobile Drive Leather 3.0 が追加されていた。また Mobile Drive 3.0 はケースデザインが変更されているものの 2TB、3TB、4TB が追加されていた。
▋Freecom Mobile Drive XXS 3.0 Leather 1TB
かなり気に入っていた製品なので、そのメーカーの日本撤退記念!?ということで、上記の Mobile Drive XXS シリーズの中で、最新のちょっとプレミア感のある革製外装で USB3.0 1TB の Mobile Drive XXS 3.0 Leather 1TB を買うことにした。メーカー保証が2年であり、保証期間満了までは日本でカスタマーサポートを継続するというのも、購入の理由だ。
Freecom からのオンライン販売は、既に Sold Out となっていて、Amazon で¥7,480 で売り出されていたので、即ポチッとした。

まあレザーといっても合成皮革だし、細かく見るとステッチやら裁断がお粗末な感じもあるが、それでも ぱっと見 はプレミア感があって悪くない。これまで使っていた 500BG のゴム外装のものは、ゴム表面に埃が付きやすいので、ほぼ同サイズのPC周辺機器用のポーチに入れて持ち運んでいたが、コレだと剥き出しのままで良さそうだ。


USB3.0 コネクタのサイズとの比較で、薄さが分かると思うが、おそらく世界でも最も薄い外付けHDDだろうと思う。USBに繋いで給電されると、コネクタ内部で青色LEDが点灯し、アクセスすると青色LEDが点滅する。
なお、購入時は、Windows用とMAC用両方のコピーユーティリティーやカタログファイルなどがプレインストールされている。これらをZipファイルにして保存後、サクッと削除した。
と言うのも、Norton Internet Security が open candy マルウェアの警告を出して迷惑この上ないからだ。コピーユーティリティーのインストーラが引っかかっている。インストール時に抱き合わせソフトをインストールするようなインストーラへの警告と見られるが、このHDDにプレインストールされたものだけでなく、問題無いと分かっているインストーラや、自作のソフトやそのインストーラでも、最近 Norton Internet Security が、うるさく警告を出すようになっていてかなり迷惑している。
検疫により自動削除するので、回復する設定を行い、検疫リストから削除しても、その後警告だけは繰り返される。当面は濡れ衣をかけられたインストーラは Zip に圧縮しておくことにしている。そんな背景から、プレインストールファイルはサクッと削除。まぁ、使わないファイルに容量を食われるのも無駄ということもある。
お約束のドライブテストをやってみた。

購入時はFAT32 でフォーマットされていて、実際は 931GB。シーケンシャルアクセスで 100MB/s 以上出ているので、USB3.0 としては悪くない。
但し、4GB 以上のファイルが使えないと困るので、NTFS にフォーマットし直した。念のため NTFS フォーマット後にテストしたが同様の結果となった。

購入時(FAT32フォーマット)の状態で接続すると、エクスプローラに Freecom の2本線のロゴがアイコンとして現れる。日本撤退記念なので、NTFS フォーマット後も Freecom アイコンを表示させることにした。

プレインストールファイルを圧縮した Zip ファイルから、autorun.inf と icon.ico をコピーし、autorun.inf 内の記述を以下のように変更した。
[autorun]
icon=icon.ico
これで、日本撤退を惜しみながら使うことができる(^^;
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