fx-CG50 のイースタエッグ - 自己診断機能
2017/10/10
fx-CG50 のイースターエッグ/自己診断機能を紹介する。
fx-9860GII の自己診断を開始する方法と同じキー操作 (キーの名前は異なる) なので、類推から簡単に見つかった。
fx-CG50 の診断モード

自己診断機能の中には、データリセット (データ消去) するメニューを含んでいるので、万一に備えて自己診断機能を使う前に、必ずバックアップをしておくことを勧める。
診断モードに入るには、先ず電源OFFの状態で、[OPTN]+[x10x] を同時押しながら、[AC/ON] を長押しする。
すると、
=DIAGNOSTIC MODE=
Factory Use Only!
Press : [EXIT]
と表示されるので、タイムアウトする前に [F1] を押す。ここで何もしないでタイムアウトすると、電卓裏の RESTART ボタンを押した時と同じようにリスタートし、初期設定を求められる。
タイムアウトする前に [F1] を押すと、以下のダイアログが表示される。
=DIAGNOSTIC MODE=
Factory Use Only!
Delete all data?
Yes : [9]
No : [EXIT]
ここで、[EXIT] を押すと、リスタートする。[9] を押すと、工場モードに入ります。
[CY810AY MAIN] 111
1.PATTERN 5.SERVICE
2.FUNC 6.Send-Rec
3.TEST 7.Rec-Send
4.VRSION 0.RESET
+.VER&SUM -.CLEAR
X.OFF
QUIT : [EXIT]
このメニューで、[X] (X.OFF) を押すと単に電源オフになり、次回電源オンで通常モードで起動する。
1.PATTERN を実行する。画面の指示に沿って操作すると、最初にキーチェック、OS Ver / ROM /RAM チェック、ディスプレイチェック ([EXE] で次に進む) と進み、さらに外部機器を使う診断と思われるチェックが続く。画面の指示に従って進む。最後に
Press [EXE] to OFF
and
Later ON the power.
と表示され、ここで [EXE] で単に電源オフになる。
2.FUNC を実行すると、全てのキーのチェック、OS Ver / ROM / RAMチェック、ディスプレイチェック、と上記同様のチェックが続き、最初のメニューに戻る。
3.TEST を実行すると、MANUAL TEST として、LCD、KEY、ROM、RAM、DETCT、TRANS、CURRENT、OTHERS の項目をチェックできる。OTHERS TEST の バッテリーテストは、[AC] でメニューに戻る。
4.VRSION を実行すると、ROM VERSION を表示する。
5.SERVICE を実行するとサービスIDが表示される。
6.Send-Rec と 7.Rec-Send は、3Pin ケーブルでの送受信チェック。外部機器が必要だと思われる。
0.RESET を実行するとリスタートする。
+.VER&SUM を実行すると、ROM VERSION (OSバージョン) の表示、ROM テストを行える。
-.CLEAR は要注意! メモリ・リセットが行われ、保存データやプログラムが消去される。
X.OFF を実行すると、電源オフ。
応援クリックをお願いします。励みになるので...