楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1981-7

2019/06/05
 更新 2019/06/07

今回はカシオ電卓のカタログ56年7月版を紹介する。

全8ページのうち1ページが関数電卓で、プログラム電卓は9機種。これには、FX-501P/502P と FX-601P/602P が含まれる。

56年7月版カタログの関数電卓のページ

FX601P602P


世界初の手帳サイズ型のプログラム関数電卓 FX-501P / FX-502P の後継機 FX-601P / FX-602P が追加されている。1981年2月のカタログには掲載されておらず、7月版に掲載され、しかし "新発売" となっていないので、発売開始は3月~6月の間だと分かる。

私は、FX-602P を1984年6月に購入した。記憶できるステップ数が FX-502P の倍の 512 に増えたことが購入動機だったとしっかりと覚えている。購入から35年経過しても、現在まだ完全動作する。

このカタログには、FX-702P が "新発売" で掲載されている。
FX702P

カシオの初代ポケコンの登場だ。そしてBASIC搭載も初めてではないだろうか?


さらに FX-9000P というPCのような機種が掲載されている。
FX-9000P. 

このカタログが発行された1981年7月は、NEC PC9801初代 (標準価格¥298,000) が発売される前の年で、PC8000シリーズや PC8800シリーズの時代だったことを思い起こせば、確実にPCよりは安い価格設定。業務用に使うことを前提にしているようだが、私自身はこの機種は見たことが無い。FX-9000P という型式からは電卓のカテゴリ-に位置づけられるのだろう。数年前の電卓はこのような外観だったので、当時の人にはこれが電卓と言っても違和感が無かったのだと思う。

"ポケットコンピュータ" と "パーソナルコンピュータ" というカテゴリは、56年2月版にはなくて、今回の56年7月版で新たに登場している。その後、電子手帳、PDA といったカテゴリの製品が花開いてゆくが、今では殆ど無くなっておりスマホのアプリに置き換わっている。

今後、年代順に昔のカシオのカタログを眺めながら、日本のエレクトロニクス技術の変遷を思い出し、味わいたいと思う。



楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1981-2
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1981-7
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1990-12
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2006-9
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2007-12
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2009-10
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2012-03
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2013-8
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2012-12
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2018-01



応援クリックをお願いします。励みになるので...
にほんブログ村 IT技術ブログ 開発言語へ


 


keywords: プログラム関数電卓、プログラミング

リンク集 | ブログ内マップ
関連記事

テーマ : プログラム関数電卓
ジャンル : コンピュータ

コメントの投稿

非公開コメント

Re: タイトルなし

akatuki様


> FX-9000ですか ! いや、コレはウレシイ。眼福、眼福。
> 8 bit BASIC PCが全盛だった頃ですから、グラフィクス対応のGreenモニター付きでこの価格は、よく考えたものです。モニター部分では、MZ-80Bに迫るものがあります。ここでも先進技術を「価格破壊」して提供していたCASIO。素晴らしいです。

やはりご紹介して良かった!

当時は、色々と新機軸が打ち出されていたわけですが、将来への継続性や拡張性がいつも気になっていたのではありませんか?

私もなけなしのお金を投入する際、結構そのあたりを気にしていました。

NECの98シリーズについては、わりと安心していましたが、当時はやり始めていたPDA(今は死後でしょうか?)は、継続性や拡張性が続かなかったものが多いですよね。

シャープのザウルスも2背だいだか3世代買って使いましたが、あまり続かなかったというか、そこに入れたデータがザウルス後に活かせなくてがっかりしたのを覚えています。

結局PCにデータをためた方が良いと分かるまで、色々と新しいものに踊らされた気がします。

振り替えてみれば、カシオのカード型電卓で住所録機能が付いたものを結構長く使ったのですが、シンプルなのが一番良いという見本かも知れません。

但し、シチズンの DataSlim と DataSlim2 も結構長く使ったわけですが、以下の記事がありました。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/stapa/2995.html

このPDAには、Lotus Organizer が付属していたのですが、DataSlim2 に付属していた Organizer 2001 を、実はまだ Win10で使っているんです!!

..というか、18年も前のこんな古いソフトがまだ使えているわけです。
住所録とパスワード管理、その他H/W、S/Wのシリアル管理など、非常に重宝しています。パスワードロック機能が結構重要です。

いまだに代替えのソフトが見つかっていません。ある意味最強の情報管理ソフトだと今でも思っています。


但し、実は綱渡りしながら使っていました。最近のWin10では安定して使えていますが、一昨年あたりでは、Windows Updateやら何かソフトをインストールすると突然使えなくなるということが頻繁に発生していました。

なので海外のシェアウェアでOrganizerに近いものをバックアップとして並行して使うようにしています。

なので、シチズンの DataSlim2の遺産がまだ現役なわけです。

親分、夜分に恐れ入ります。早速。

FX-9000ですか ! いや、コレはウレシイ。眼福、眼福。
8 bit BASIC PCが全盛だった頃ですから、グラフィクス対応のGreenモニター付きでこの価格は、よく考えたものです。モニター部分では、MZ-80Bに迫るものがあります。ここでも先進技術を「価格破壊」して提供していたCASIO。素晴らしいです。

ただ、当時は販路が難しかったのだろうと。当方も実物は見たことがありません。PCなんざ、秋葉原にでも行かないとお目にかかれませんでした。それでも果敢に製品開発を続けた、そこは流石、CASIO4兄弟だったのですね !
最新記事
検索フォーム
最新コメント
カテゴリ
C# (3)
Visitors
Online Counter
現在の閲覧者数:
プロフィール

やす (Krtyski)

Author:やす (Krtyski)
since Oct 30, 2013


プログラム電卓は、プログラムを作って、使ってナンボ!

実際に触って気づいたこと、自作プログラム、電卓プログラミングについて書いています。

なお管理人はカシオ計算機の関係者ではなく、Casio Basicが面白いと感じる1ユーザーです。


写真: 「4駆で泥んこ遊び@オックスフォード郊外」

リンク
月別アーカイブ
Sitemap

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR