2019/06/13
追記 2019/06/15
更新 2019/12/27
今回は
カシオ電卓のカタログ2006年9月版を紹介する。前回紹介のカタログから一気に16年後のものだ。
全16ページのうち関数電卓が4ページ。特筆すべきなのは、ポケットコンピュータのカテゴリが消え去っていることだ。
⇒
2006年9月版カタログの関数電卓のページ今回のカタログでは、fx-5800P が
NEW として初めて掲載され、一方で FX-603P がカタログから消えた。
FX-603P 掲載カテゴリの謎
前回紹介した
1990年12月のカタログの後から今回紹介するカタログの直前まで、実際に確認できる範囲では1994年1月のカタログ以降、
2005年1月のカタログ までは、FX-603P はプログラム関数電卓のカテゴリには掲載されておらず、ポケットコンピュータと同じカテゴリの中で "プログラム関数電卓" として掲載されていた。これは、どういうことなのだろうか?
[2019/06/15 追記]sentaro様から以下を教えて頂いた。
FX-603Pと同じCPUを持つポケコンには FX-840P、FX-860P、FX-860Pvc があり、これらは共通してRS232Cシリアルインターフェスを持っており、共通のインターフェース機器 FA-6s が使えることからポケコンとして共通のハードウェアを持っている。このことから FX-603P がポケコンと同じカテゴリに入れる理由は十分にある、とのこと。
さらに、今回のカタログから FX-603P を含めてポケットコンピュータのカテゴリが消えた。
1981年7月のカタログでポケットコンピュータが新発売になってから25年後に、カシオはポケットコンピュータを FX-603P と共に終焉させたことになる。
長い間、業務用としても使われ続けていたのが FX-603Pやポケットコンピュータであり、ユーザーに支えられ市場の要求に応え続けてきた。そして fx-5800P の登場で FX-603P は製品寿命を終え、安価なノートPCの登場でポケコンは製品寿命を終えたのだと思う。
16年販売が続いた FX-603P の真の後継機と考えられる fx-5800P がついに発売されたタイミングで発行された今回のカタログは、新旧交代の瞬間を捉えた貴重なもので、感慨深い。

NEW とあるのでちょうど発売開始のタイミングでのカタログだ。
fx-4850P、fx-4800Pは生産中止となり (★印が生産中止を意味する)、しばらく販売は並行していた。
fx-4500PA の謎何故か fx-4500PA が生産継続になっていた。fx-4500PA は2行出力1行入力で、プログラム処理速度は極めて遅い。一方、fx-4800P や fx-4850P は4行出力4行入力で、さらに処理速度が遙かに速い。これら3機種の言語仕様は殆ど同じだ。それにもかかわらず高性能で使いやすい fx-4800P や fx-4850P を生産中止にし fx-4500PA を生産継続する理由がよく分からない。
▶ fx-4500PA取扱説明書 ▶ fx-4800P取扱説明書4行表示の fx-5800P を新たに投入し、販売促進のために、同様に4行表示の fx-4850P と fx-4800P を強制的に退場させたかったのだろうか? それにしても2行表示の fx-4500PA を残す理由はどこにあるのだろうか? 謎である。
[2019/06/15 追記]sentaro様から以下のコメントを頂いた。
fx-4500PAが fx-4850P や fx-4800P に勝っているのは、おそらく電池の持ちが良い点のみだが、これは電卓として重要なポイント。また、今でも残っている2ライン出力1ライン出力のシンプルで小型の電卓と言える。逆に言えば、これくらいしか fx-4500PAが残る理由が考えにくい、とのこと。
[2019/12/27 更新]新たに発売開始された
fx-5800P は、ハードウェア設計やメニューからコマンドを選択する方式に着目すれば、
fx-4800P / 4850P からの世代交代機である。一方でプログラミング言語自体は
fx-4000P の直系であり、その後
CFX-9850G シリーズ、そして
fx-9860G に引き継がれ、さらに改良が進んたものが
fx-5800P に搭載されている。往年の名機
FX-603P を引き継ぐただ1つの製品という位置づけにあることは、カタログが物語っている。そして
fx-9860G よりも
fx-5800P がいくつかの点で進化している。例えば 入力命令 ? の追加、また
[FILE]キーでプログラムリストを呼び出して実行したり、プログラムのお気に入り登録ができるようになった。関数電卓としては、多くの公式がプレインストールされ、新たに数式を公式として登録でき、一般によく使う関数キーが残っているなど、グラフ関数電卓と、スタンダード関数電卓の良いとこ取りのバランスの良い設計になっている。
私自身は 2007年5月に fx-5800Pを購入し FX-603P を引退させ、現在まで fx-5800P をほぼ毎日利用している。
=== 更新ここまで ===
さてこの時期のグラフ関数電卓は CFX-9850GC PLUS だ。

CFX-9850G は3色カラー表示のグラフ関数電卓で、ここに掲載されているのは CFXシリーズの最終型だ。★印が付いているので既に生産中止品だ(
2005年1月のカタログでは
NEWが付いていて新発売なので、1年8ヶ月で生産中止)。しかし次機種の掲載がないので、次機種の販売開始が近いことを示している。後継機種である fx-9860G は、2006年9月にはまだカタログに掲載されておらず、まだ国内販売されていない。海外では、このカタログ発行の前年 2005年に発売されている。
ところで、右のTVインターフェース付きの機種は驚くほど高価で、アナログRGB出力というのも時代を伺わせる。今であればUSBでPC接続や Type C HDMI 出力ではなかろうか。
Casio Basicの系譜 [2019/06/14 修正] プログラム言語に着目すれば、CFX-9850GC PLUS 搭載のプログラム言語を進化させた fx-9860G が海外で2005年に登場し、そこからグラフ描画機能とI/Oコマンドを無くし、旧来の命令 (" "、
◢) を改善し、新たに ? (入力)命令を追加したものが fx-5800P に搭載された 。製品の市場投入の時系列に加えて、実際に両者でプログラミングをしてコマンドを詳細に調べた結果から、このように結論づけて良いと思う。(参考:
fx-9860GII への移植 - 厄介な旧来の命令)
fx-9860G のアップデート機 fx-9860GII には文字列処理機能が追加され、さらに高精細カラー液晶搭載の fx-CG10 / CG20ではカラーコマンドが追加された。
CFX-9850GC PLUSの構造制御コマンドには、例えば IF ~ Then ~ Else ステートメントで Then や Else の直後で改行できない、改行だけの空行はエラーになる、While / Do ループ内に複雑な制御構造があるとスタック処理に失敗してエラーになるなどの惜しい欠陥があったが、次機種の fx-9860G では解決された。fx-5800P でもこの問題は解決されている。fx-4500P 以降の シリーズ最後の fx-48500P までは代入に = を使うが、グラフ関数電卓や fx-5800P では → を使う。fx-5800P 搭載言語は、fx-4000Pの直系ではあるが、むしろグラフ関数電卓の系譜だと言える。
ウィキペディアの間違い [2019/06/14 追記]ウィキペディアで "プログラム電卓" のエントリには、プログラミング言語の項でキーストローク方式を採用している機種に "カシオのfx-5800Pなど" と記載があるが、これは明らかな誤りだ。"カシオのFX502P, FX602P, FX-603P, fx-4000P シリーズなど" と書き換えるべきだ。或いは単に fx-4800P と書くべきところを 誤って fx-5800P としたのかも知れない。
ちなみに
英語版 Wiki Pedia の Programable calculator のエントリーでは、この誤りは見られない。
・
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1981-2・
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1981-7・
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール1990-12・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2006-9
・
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2007-12・
楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2009-10・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2012-03
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2013-8
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2012-12
・楽屋裏 - プログラム電卓メモワール2018-01
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sentaro様
管理人のやすです。
> 2008年以前には電源部分の積層セラミックコンデンサ不良で数年で起動しなくなるPCが続出ということもありましたたけど、その時期を乗り越えてるので故障率は低そうですね。(^^)
実は、XP搭載機は2台あったのですが、2005年ごろ (間違いなく 2007年よりは前)に購入した Victor InterLink は電源が入らなくなって、さらに液晶の半分が表示できなくなっていました。このPCは ASUSによるOEM製品でして、3枚おろしでバラバラに簡単に分解でき、大容量のHDDとメモリに換装して愛用していたので、とても残念です。
電源まわりの故障については、上のお話を裏付けるような状況です。
> 個人的な推測ですが、当時ライバルであったTIの83シリーズの速度が2001年頃より一気に2.5倍ほど速くなったので、
> どんどんシェアを奪われて、慌てて2005年にfx-9860Gで10倍速にしたものの、すでに市場はTIに支配されていて、
> TIよりも速くなり過ぎるのは都合が悪いってことで、徐々に遅くしていったとも考えられます。(^^;
> 文字列コマンド搭載もTIの後追いなので、この当時はTIと同様に使えることが学校用電卓では必須だったのではないかなと思ってます。
> あと、TIのは早い時期からマシン語が使えてたということで、普及が進んだというのもありそうですし、
> fx-9750G~CFX-9850G世代の電卓ではTIよりも魅力が薄かったのだと思います。
> fx-9860Gではハード一新で一気に高速化してCも使えるようにしたものの時すでに遅しということだったのでしょう。
> 北米市場ではそんな感じだったと思うのですが、欧米市場はそうでもなく、今でもCASIOのシェアはかなり高い模様です。
そういえば、CASIO の海外のサイト Worldwide Education Website (WEW) には、GAKUHAN という言葉の説明をしているのを以前読んだことがあります。GAKUHAN = 学販 ですね。確か型番の末尾に GV が付くと学販バージョンの一般売りだったような記憶があります。
学販がカシオ電卓の重要な販売スタイルなので、グラフ関数電卓にそれなりにリソースを投入して改善・進歩してきたおかげで、その恩恵がfx-5800P に与えられたと言えそうですね!
> >はい、fx-9860G SD と Slimが届いたら、オーバークロックの楽しみの1つです!
>
> SH3機なので、イジれる要素は少なく最大でも2.5倍速までですが、それなりに楽しめます。(^^)
これが届くのがとても楽しみなんです。コンパクトで液晶も大きいというのは魅力的です!
管理人様、こんにちは!
>放置していたXP機を起動したら無事動作しました。
>2008年に買ったPanasonicのLet's Note CF-7R という機種、一度も故障したことはなく、今日も無事でした。さすが Made in Kobe びPanasonicです。
2008年以前には電源部分の積層セラミックコンデンサ不良で数年で起動しなくなるPCが続出ということもありましたたけど、その時期を乗り越えてるので故障率は低そうですね。(^^)
>その後、半分、また半分と動作が遅くなるというのは、いったい何を考えているのでしょうね?
>プログラムを速く走らすことは重要視していないということは間違いなさそうですね。
個人的な推測ですが、当時ライバルであったTIの83シリーズの速度が2001年頃より一気に2.5倍ほど速くなったので、
どんどんシェアを奪われて、慌てて2005年にfx-9860Gで10倍速にしたものの、すでに市場はTIに支配されていて、
TIよりも速くなり過ぎるのは都合が悪いってことで、徐々に遅くしていったとも考えられます。(^^;
文字列コマンド搭載もTIの後追いなので、この当時はTIと同様に使えることが学校用電卓では必須だったのではないかなと思ってます。
あと、TIのは早い時期からマシン語が使えてたということで、普及が進んだというのもありそうですし、
fx-9750G~CFX-9850G世代の電卓ではTIよりも魅力が薄かったのだと思います。
fx-9860Gではハード一新で一気に高速化してCも使えるようにしたものの時すでに遅しということだったのでしょう。
北米市場ではそんな感じだったと思うのですが、欧米市場はそうでもなく、今でもCASIOのシェアはかなり高い模様です。
>はい、fx-9860G SD と Slimが届いたら、オーバークロックの楽しみの1つです!
SH3機なので、イジれる要素は少なく最大でも2.5倍速までですが、それなりに楽しめます。(^^)
>先ほど、プログラム電卓メモワール2007-12 をアップしました。
>fx-9860G SD と Slim ネタ、それから fx-365P と fx-71F ネタもチョコッと触れました。
それでは2007年に移動します。(^^)
sentaro様
管理人のやすです。
> >ダメ元で、先ずはWin10で動かしてみようかな?
> >自作プログラムを含めて、XPプログラムでもWin10で動くものは結構あるのですが、通信が絡むと厄介かも知れません。
>
> USBドライバがNGだったかもです。
> もしかしたら、
> 仮想OS使えばいけるかもしれませんが…(^^)
放置していたXP機を起動したら無事動作しました。
2008年に買ったPanasonicのLet's Note CF-7R という機種、一度も故障したことはなく、今日も無事でした。さすが Made in Kobe びPanasonicです。
> v1.xxからv2.xxで2倍ほど遅くなってますが、文字列コマンド追加でそこまで遅くなるはずはないので、
> USBのポーリング追加でかなり遅くなっているというのがあるかなと今は思います。
> (1.xxでは3pinモードにしていたらUSBに挿してもUSBモードに自動的に切り替わらないので…)
> 1.xxの時は前機種のCFX-9850GC+から一気に10倍ほど高速化していたのに、2.xxで遅くなってしまったのはいただけません。(^^;
10倍ですか(・ω・)
それは凄い!
その後、半分、また半分と動作が遅くなるというのは、いったい何を考えているのでしょうね?
プログラムを速く走らすことは重要視していないということは間違いなさそうですね。
> C.Basicはハードの性能が素直に出るのでCG50が一番速い(オーバークロックすればSH4Aの9860GII)ですが、CasioBasicは色々と個性ありすぎです。(^^;
はい、fx-9860G SD と Slimが届いたら、オーバークロックの楽しみの1つです!
先ほど、プログラム電卓メモワール2007-12 をアップしました。
fx-9860G SD と Slim ネタ、それから fx-365P と fx-71F ネタもチョコッと触れました。
管理人様、こんにちは!
>ネットで見てみたら、OS2.00は短い期間しかカシオのサイトからダウンロードできなかったようですね。
そのようですね。
Slimを入手してから2.00が公式にはないことを気づきました。(^^;
>ダメ元で、先ずはWin10で動かしてみようかな?
>自作プログラムを含めて、XPプログラムでもWin10で動くものは結構あるのですが、通信が絡むと厄介かも知れません。
USBドライバがNGだったかもです。
もしかしたら、
仮想OS使えばいけるかもしれませんが…(^^)
>なるほど、
>で、チョット検索かけて海外サイトを覗いてみました。fx-9860GII ベースだとの情報までは結構見つかりますが、その先は簡単には見つかりそうになりません。
中国以外ではディスコン扱いなので、致し方ありませんね。(^^;
>いずれにせよ、先ずは fx-9860G のOSアップデートに伴う速度低下っていうのを体験しながら、Casio Basicのの具合をみてみようと思います。確か文字列コマンドは、OS1.04 ではまだ無く、OS2.01 で追加された、いったような話を多分以前 sentaro様から伺ったような気がします。
はい、文字列コマンドは2.xから導入です。
CGでは最初の1.xxから文字列ありのCasioBasicですが、FX版では1.xxの時はfx-5800Pと同じCasioBasicですね。
v1.xxからv2.xxで2倍ほど遅くなってますが、文字列コマンド追加でそこまで遅くなるはずはないので、
USBのポーリング追加でかなり遅くなっているというのがあるかなと今は思います。
(1.xxでは3pinモードにしていたらUSBに挿してもUSBモードに自動的に切り替わらないので…)
1.xxの時は前機種のCFX-9850GC+から一気に10倍ほど高速化していたのに、2.xxで遅くなってしまったのはいただけません。(^^;
SH4Aになってもさらに速度低下したりして、CG20でも微妙な感じで、
CG50でもまだ9860G初代機の1.xxの速度までは戻ってなかったりするので、9860G初代機はかなり頑張ってた感じですね。(^^)
C.Basicはハードの性能が素直に出るのでCG50が一番速い(オーバークロックすればSH4Aの9860GII)ですが、CasioBasicは色々と個性ありすぎです。(^^;
sentaro様
管理人のやすです。
> 古いと互換性無いのですが、CFX-9850Gの世代なら通信の互換性があるので便利ですね。(^^)
そうですね。
> ついに管理人様もfx-9860Gシリーズコンプリートでしょうか。(^^)
はい、コンプリート!
> Slimの場合はHelpのあるOSは1.11止まりです。
> 最終は2.00ですがHelpがありません。
ネットで見てみたら、OS2.00は短い期間しかカシオのサイトからダウンロードできなかったようですね。
> ここで問題になるのが1.x系のアップデートですが、OSが7以降だと対応してないのでXPマシンが必須かもしれません。(^^;
ダメ元で、先ずはWin10で動かしてみようかな?
自作プログラムを含めて、XPプログラムでもWin10で動くものは結構あるのですが、通信が絡むと厄介かも知れません。
C#で作ってみた "邪魔にならないアラーム時計" に同梱している "小さな時計" は、昔Active Basic / XP で作ったものですが、概ねWin10 で動きます。仕様外の動作をする部分もあり、微妙ではあります。
OSの入れ替えプログラムだと、微妙に仕様外の動作により、OSが壊れてどーにもならなくなる恐れもアリ、怖いかも...
> 9860Gの場合は2.01まで載るのですが、同じく1.x系のアップデートはXPマシン必須です。(^^;
放置してあるXP機を発掘して使うのが一番安全そうですね。とりあえず2台残してあります。
> 古いOSはこちらにアップされています。
>
https://tiplanet.org/forum/archives_list.php?cat=OS+cgraph>
>
> 9860GシリーズのOSに関してはここで完全網羅されてます。(^^)
>
https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?f=96&t=19592貴重な情報、本当にありがとうございます!
> 黒ずむ液晶不良等を除けば、大概は接触不良等の不具合なので、
> 管理人様の4500Pも壊れていないと確信できます。(^^)
> 4500Pの場合、電池と基盤と接触している金具が緩むのでそこが鍵ですね。
これまた、ありがとうございます。
> フランス方面ではGraph 35+E(=9750GII)のOSを書き換えてGraph 75+E(=9860GII)相当に改造して使われていることがほとんどだったりしてますし、
> FD10Proはアドインに関しては9860GIIに対する9750GIIと同じなのですが、
> ストレージメモリ領域は存在している上にSD対応では9860GIISD相当なので、
> 9860GIISDのアドイン機能制限版というところですね。
SDをすっかりと忘れていました。
> FD10ProもOS書き換えできれば面白そうなんですが、海外ではほとんど出回っていない機種だけにハッキングもそこそこで終わってる気配ですね。(^^;
なるほど、
で、チョット検索かけて海外サイトを覗いてみました。fx-9860GII ベースだとの情報までは結構見つかりますが、その先は簡単には見つかりそうになりません。
いずれにせよ、先ずは fx-9860G のOSアップデートに伴う速度低下っていうのを体験しながら、Casio Basicのの具合をみてみようと思います。確か文字列コマンドは、OS1.04 ではまだ無く、OS2.01 で追加された、いったような話を多分以前 sentaro様から伺ったような気がします。
管理人様、こんにちは!
>3pinケーブルの件、良いことを教えて頂きました。ありがとうございます。
古いと互換性無いのですが、CFX-9850Gの世代なら通信の互換性があるので便利ですね。(^^)
>ところで、この流れでついついコレクションを増やす行為に出てしまいました。
>fx-9860G Slim と fx-9860G のそれぞれ中古をポチッとしてしまいました。
おおお!
ついに管理人様もfx-9860Gシリーズコンプリートでしょうか。(^^)
>OSが何が入っているかは切れ見ないと分かりませんが、最初のオリジナルのものから順に試してみたい、と思ったりしています。但し、最初のオリジナルのもののインストーラを探しているとことです。何かご存じなら、ご教示頂けるとうれしいです。
Slimの場合はHelpのあるOSは1.11止まりです。
最終は2.00ですがHelpがありません。
ここで問題になるのが1.x系のアップデートですが、OSが7以降だと対応してないのでXPマシンが必須かもしれません。(^^;
9860Gの場合は2.01まで載るのですが、同じく1.x系のアップデートはXPマシン必須です。(^^;
古いOSはこちらにアップされています。
https://tiplanet.org/forum/archives_list.php?cat=OS+cgraph>ハードウェアコレクターは多くいらっしゃると思うのですが、言語コレクタはあまり見ないですよねぇ
>このあたり、ネットでも情報が得られないので、自分で調べて見たくなりました!
9860GシリーズのOSに関してはここで完全網羅されてます。(^^)
https://tiplanet.org/forum/viewtopic.php?f=96&t=19592>あ、今度分解清掃、やってみることにします!
>チョット望みが出ました。
今まで使ったことのある電卓/ポケコンが自然に壊れたことは皆無です。(^^;
黒ずむ液晶不良等を除けば、大概は接触不良等の不具合なので、
管理人様の4500Pも壊れていないと確信できます。(^^)
4500Pの場合、電池と基盤と接触している金具が緩むのでそこが鍵ですね。
>最近思っているのですが、ベースは fx-9750GII ってことはありませんか?オリジナルだとアドイン使えませんよね。
>もしそうなら、9750GII と同様に FD10 Proに C.Basic が入らないだろうか...と
フランス方面ではGraph 35+E(=9750GII)のOSを書き換えてGraph 75+E(=9860GII)相当に改造して使われていることがほとんどだったりしてますし、
9750GIIは9860GIIをソフト的に機能制限してる版なので、基本形は9860GIIです。(^^)
9750GIIは前の9750GのときにはCFX-9750Gシリーズとほぼ同じハードで、ストレージエリア等は無いわけなので、
9860GIIと同じハードになってもソフト的な制限で従来と同じストレージは無い仕様になっています。
ということで、
FD10Proはアドインに関しては9860GIIに対する9750GIIと同じなのですが、
ストレージメモリ領域は存在している上にSD対応では9860GIISD相当なので、
9860GIISDのアドイン機能制限版というところですね。
FD10ProもOS書き換えできれば面白そうなんですが、海外ではほとんど出回っていない機種だけにハッキングもそこそこで終わってる気配ですね。(^^;
sentaro様
管理人のやすです。
> 最初期のfx-7000Gあたりになると使い勝手が大きく違ってまるで別機種という感じになりますが、
> CFX-9850GC PLUSではほとんど変わらないので、同じ感じでいじくれると思います。
> それに3PINケーブルで直に繋げるとプログラムの転送が出来て便利です。(^^)
3pinケーブルの件、良いことを教えて頂きました。ありがとうございます。
ところで、この流れでついついコレクションを増やす行為に出てしまいました。
fx-9860G Slim と fx-9860G のそれぞれ中古をポチッとしてしまいました。
OSが何が入っているかは切れ見ないと分かりませんが、最初のオリジナルのものから順に試してみたい、と思ったりしています。但し、最初のオリジナルのもののインストーラを探しているとことです。何かご存じなら、ご教示頂けるとうれしいです。
ハードウェアコレクターは多くいらっしゃると思うのですが、言語コレクタはあまり見ないですよねぇ
このあたり、ネットでも情報が得られないので、自分で調べて見たくなりました!
> うちのfx-4500PAでは電池接点の接触不良でローバッテリーでの動作不良になってましたが、分解清掃したら無事動作するようになりました。
あ、今度分解清掃、やってみることにします!
チョット望みが出ました。
> fx-FD10Proのベース機がfx-9860GIIというのにちょっと似ていますね。(^^)
最近思っているのですが、ベースは fx-9750GII ってことはありませんか?オリジナルだとアドイン使えませんよね。
もしそうなら、9750GII と同様に FD10 Proに C.Basic が入らないだろうか...と
> fx-5800Pはスタンダード関数電卓と同じCPUを使っているわけなので、
> 管理人様がおっしゃるとおり、JP900の発売で後継機種が出せる状況は整っていると思われるのですが、
> 未だに出てこない状況をみると、後継機が出るか出ないか何とも言えない微妙な状況ですよね。(^^;
> 5800P後継機がなかなか出ないので後継機x3台分の資金があっちこっちしてしまってますが、(^^;
> しっかり追いかけていきたいと思います!
わはは、私も似たような感じになってしまっています(^_^;
管理人様、こんにちは!
>FX-603Pカテゴリの謎、そして fx-4500PA生き残りの謎について、なるほどと納得できる解説をありがとうございます。
>本文に追記致しました。
恐縮です。
推測が合ってるかどうかはCASIOのみぞ知るなわけですが、
2ラインのプロ電としてfx-72fが現役機種で残っていますが、
プログラムの機能面でいうとfx-4500Pの方が上なので、
後継機種が機能削減されてるということで生き残っていたということもありそうです。
となるとfx-4800Pが残らなかったのが辻褄合わないので、小型かつ電池持ちが決め手になったのかなというところですね。
>注文した CFX-9850GC PLUS は出荷されたようです。おそらく EMS (国際郵便サービス)での配達で1週間以上かかるのではないかと思います。搭載言語としてみた場合、この機種は 今のCasio Basicの一歩前という貴重な生き残りなので、とても興味があります。入手できたら、しっかりと遊んでみようと思います。面白い結果が得られたら投稿するかも知れません。
最初期のfx-7000Gあたりになると使い勝手が大きく違ってまるで別機種という感じになりますが、
CFX-9850GC PLUSではほとんど変わらないので、同じ感じでいじくれると思います。
それに3PINケーブルで直に繋げるとプログラムの転送が出来て便利です。(^^)
>所有している fx-4500P ですが、電池の液漏れなどの目に見える破損は無いのですが、電源周りが故障していて使えなくなっています。FX-502P/602P/603P の方が、今でも遙かに存在感がありますよね!
あ゛…
うちのfx-4500PAでは電池接点の接触不良でローバッテリーでの動作不良になってましたが、分解清掃したら無事動作するようになりました。
>さらに、fx-9860G が先で、そこからグラフィクスコマンドとIOコマンドを落とした上で、旧来の命令の改善と ? 命令の追加という改良を施して fx-5800P が開発されたから、旧来の命令の改善が fx-5800P のみだというのも納得できました。
fx-FD10Proのベース機がfx-9860GIIというのにちょっと似ていますね。(^^)
>fx-4500P はボタン電池でメモリバックアップしますが、電池を抜くとメモリが消えてしまうのですか?
>昔のことで忘れてしまったいるし、今は電源故障で動作しないので確認できないもので...
電池交換ではメモリは消えないです。(^^;
>また、完全なレジュームとはどういうことを指しているのでしょうか?
電源OFF、その後、ONにして元の状態に復帰できることですね。
PCでいうところのスタンバイ、サスペンドというところでしょうか。
CASIO電卓では演算後の数値や数値を入力後にOFFにすると、もれなく表示がクリアされてしまうので、
それが元の状態に復活するようになったのがfx-5800Pが最初の電卓ということです。
fx-9860Gの発売が先だとfx-9860Gが先ってことになりますが、(^^;
CASIO電卓では完全なレジュームの搭載は結構遅かったと思います。
SHARPでは80年代の頃から関数電卓やポケコンでのレジューム機能が普通にあったので
CASIO電卓やポケコンを使った時にあれ?って思ったことでした。(^^;
>16年以上ってことなのでしょうか...とすれば2022年が16年目になりますね。
>fx-5800P は FX-603P を超える商品寿命を達成するのでしょうか?
>fx-FD10 Pro の Casio Basic専用機としての存在(実験的?)、そして fx-JP900 の高精細液晶搭載機種の存在から、準備は整っているように思えます。
fx-5800Pはスタンダード関数電卓と同じCPUを使っているわけなので、
管理人様がおっしゃるとおり、JP900の発売で後継機種が出せる状況は整っていると思われるのですが、
未だに出てこない状況をみると、後継機が出るか出ないか何とも言えない微妙な状況ですよね。(^^;
>fx-CGシリーズ搭載のPythonが一気に進化すると、5800P後継機のPyton搭載の可能性も出てきそうかも知れません。
CG50のPythonがメイン言語に昇格して実用域に入るのが先か5800P後継機に搭載されるのが先かという感じでしょうか。
>ここ数年は目が離せないですね!
5800P後継機がなかなか出ないので後継機x3台分の資金があっちこっちしてしまってますが、(^^;
しっかり追いかけていきたいと思います!
sentaro様
管理人のやすです。
FX-603Pカテゴリの謎、そして fx-4500PA生き残りの謎について、なるほどと納得できる解説をありがとうございます。
本文に追記致しました。
> >CFX-9850GC PLUS
>
> 3色カラー機の最終版ですね。
> 実際には、液晶での3色カラーはかなり微妙な表現力で、(^^;
> VI-9850Ga PLUSのTVインターフェース付きが本命だったかもと思われるのですが、
> プロジェクターを使わずとも簡単に映し出せるところは学校用には重宝されたのかもしれません。
注文した CFX-9850GC PLUS は出荷されたようです。おそらく EMS (国際郵便サービス)での配達で1週間以上かかるのではないかと思います。搭載言語としてみた場合、この機種は 今のCasio Basicの一歩前という貴重な生き残りなので、とても興味があります。入手できたら、しっかりと遊んでみようと思います。面白い結果が得られたら投稿するかも知れません。
所有している fx-4500P ですが、電池の液漏れなどの目に見える破損は無いのですが、電源周りが故障していて使えなくなっています。FX-502P/602P/603P の方が、今でも遙かに存在感がありますよね!
> >Casio Basicの系譜
>
> fx-5800Pとfx-9860Gは同じ時期の製品と思われるのですが、日本ではfx-5800Pの方が一年早かったのですね。
> fx-4800Pの言語からグラフ電卓のCasioBasicに切り替えたことは大正解だったと思います。
今回カタログをジックリと見るまでは、発売された順序は fx-5800P の後が fx-9860G だと思っていました。でも CFX-9860GC PLUSが生産中止になっているのに fx-9860G が掲載されていないことを発見し、海外では fx-9860G が 2005年に発売されていたので、順序が確定できました。
さらに、fx-9860G が先で、そこからグラフィクスコマンドとIOコマンドを落とした上で、旧来の命令の改善と ? 命令の追加という改良を施して fx-5800P が開発されたから、旧来の命令の改善が fx-5800P のみだというのも納得できました。
> fx-5800Pはそれまでのプロ電からすると、4行表示に単4電池1本仕様やフラッシュメモリへのバックアップやCASIO電卓として初の完全なレジューム等、
> プロ電として理想的な完成度の高さを実現して、後継機種も中途半端な仕様では出せないでしょうし、
fx-4500P はボタン電池でメモリバックアップしますが、電池を抜くとメモリが消えてしまうのですか?
昔のことで忘れてしまったいるし、今は電源故障で動作しないので確認できないもので...
また、完全なレジュームとはどういうことを指しているのでしょうか?
> FX-603Pを超える長寿命製品になりそうな感じですね。(^^;
16年以上ってことなのでしょうか...とすれば2022年が16年目になりますね。
fx-5800P は FX-603P を超える商品寿命を達成するのでしょうか?
fx-FD10 Pro の Casio Basic専用機としての存在(実験的?)、そして fx-JP900 の高精細液晶搭載機種の存在から、準備は整っているように思えます。
fx-CGシリーズ搭載のPythonが一気に進化すると、5800P後継機のPyton搭載の可能性も出てきそうかも知れません。
ここ数年は目が離せないですね!
管理人様、こんにちは!
前回から16年後、2006年には現在でも一番人気!のfx-5800Pが新発売ですね。
>FX-603P 掲載カテゴリの謎
FX-603Pと同じCPUを持つポケコンとしてFX-840P/860P/860Pvcがありますが、
FA-6Sが共通のインターフェース機器として使えたあたり、搭載言語が違うだけでポケコンと共通のハードだったということが分かります。
FX-603PはプリンタやRS232Cが使える等、4000シリーズのプログラム電卓よりは確実にポケコンに近いというかほとんどポケコンでしたね。
>fx-4500PA の謎
fx-4800P/4850Pに勝っているのは電池の持ち、それだけだと思いますが、それが電卓としては結構重要ポイントなのですね。
それ以外のポイントとしては、今でも残る2ライン表示のシンプルな小型関数電卓であったということでしょうか。
精度的にも速度的にも劣る4500P/4500PAが生き残った原因はそこしか考えられません。(^^;
>CFX-9850GC PLUS
3色カラー機の最終版ですね。
実際には、液晶での3色カラーはかなり微妙な表現力で、(^^;
VI-9850Ga PLUSのTVインターフェース付きが本命だったかもと思われるのですが、
プロジェクターを使わずとも簡単に映し出せるところは学校用には重宝されたのかもしれません。
>Casio Basicの系譜
fx-5800Pとfx-9860Gは同じ時期の製品と思われるのですが、日本ではfx-5800Pの方が一年早かったのですね。
fx-4800Pの言語からグラフ電卓のCasioBasicに切り替えたことは大正解だったと思います。
fx-5800Pはそれまでのプロ電からすると、4行表示に単4電池1本仕様やフラッシュメモリへのバックアップやCASIO電卓として初の完全なレジューム等、
プロ電として理想的な完成度の高さを実現して、後継機種も中途半端な仕様では出せないでしょうし、
FX-603Pを超える長寿命製品になりそうな感じですね。(^^;