番外編 - 激安8インチタブレット TECLAST P80T_ROW

2022/12/24
追記 2023/05/13


激安タブレット - TECLAST P80T_ROW

docomo の dtab Compact d-01J (HUAWEI) をWiFi接続専用機(白ROM)として2018年から使っていたが、バッテリー劣化が進み使い物にならなくなった (4年使えれば良いほうだ)。そこで、同じ使用目的にあわせて新しいタブレットを入手した。

 実際に使ってみると、購入前に調べた口コミ、動画、ブログなどの情報と異なる内容が多くある。Android端末は公開していないマイナーバージョンが混在していることがあると聞いているので、同じモデルでも性能が違っている可能性もある。あるいは調べ方が十分でない可能性もありそうだ。



 ストリーミング動画再生がスムーズにできなくなったが、解消した [2023/05/13 追記]
ワイヤレスアップデートの通知がありアップデートしたところ、WiFiでの通信速度が極端に悪化し、YouTube や Amazon Prime Video などのストリーム配信の動画が再生中に何度も読み込み状態になり、画像と音声の同期不良、駒落ちやグリーンスクリーンの出現など、かなり我慢しないと使いものにならない状況になった。
2023/05/11 に通知されたワイヤレスアップデートにより V1.07_20230510 にアップデートしたところ、WiFi 通信が改善され、動画再生の問題も解消した。購入時と同じ状況に戻った。次のワイヤレスアップデートはスキップしたい。



使用目的

使用目的が以下のようなものだ。だいぶ限定的だと思う。
  片手で持ちやすい軽量で8インチサイズのタブレット
  できるだけ新しい Android バージョン
  YouTube の視聴
  Amazon Prime Video の視聴
  Amazon music の視聴
  Kindle 書籍の利用
  Google Play

たまに、
  TVer
  twitter
  ネット検索
  G-mail
  ブログ編集
  PDF, スプレッドシート, 画像ファイルを人に見せる

といった使い方だ。

一方、WiFi専用(キャリア通信はしない)で、カメラは使わず、Bluetoothイヤホンを使う。そこでカメラの性能とスピーカー性能はどうでもよく、SIMも使わない。

このような条件下で、できるだけ安いタブレットをAmazonで探して、TECLASTの tPad P80T を見つけた。1000円割引クーポン付きの10,900円、つまり 9,900円で購入した。

先ず、このアマゾンのページをサクラチェッカーで調べるとサクラ度80%となった。
さらに、高評価(☆4つと5つ) が 63% だが、サクラ度80%なので高評価は 50% くらいにしておこう。そして低評価(☆1つと2つ) で 19%、その内容は最初から動かないなど厳しいものが多い。これがの厳しいコメントの多くが勘違いの可能性がありそうなのは、購入してから分かった。

それを承知で価格を優先して試しに購入した。本当に不良品なら返品すれば良い。

YouTube で P80T と Fire 8HD との比較動画があり、そこでは P80TではAmazon Prime Videoの視聴ができないと評しているが、私が入手したものでは、ストレスなく音声遅延もなく視聴できた。

口コミでの酷評や動画での評価と、実際に入手したデバイスの状況がかなり違っている。そこで、この記事をアップする。

さて、その違いはどこからくるのか? この Amazonのページでは、型式が P80T-3 と "-3" が付いているので、何かマイナーバージョンの違いが、評価の違いに繋がっているかも知れない。


スペック比較 - d-01J (ドコモ, 白ROM) vs. P80T

 デバイスdtab Compact d-01JtPad P80T_ROW (P80T-3)
 メーカーHUAWEITECLAST
 外観dtab_d-01JP80T
 サイズ
 重量
 216mm x 124mm x 7.6mm
 325g
 237mm x 153mm x 4.9mm
 328g
 ディスプレイ 8.4 inch
 TFT / 1600 x 2560 pixel
 8 inch
 IPS / 1280 x 800 pixel
 メモリ ROM: 16GB
 RAM: 3GB
 microSDXC: 最大256GB
 ROM: 32GB
 RAM: 3GB
 microSDXC: 1TB
 無線通信 WiFi: IEEE802.11a/b/g/n/ac, 2.4/5GHz
 Bluetooth: 4.1
 WiFi: IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax, 2.4/5BHz
 Bluetooth: 5.0
 バッテリー 4,980mAh 4,000mAh
 接続端子 microUSB (Type-B) microUSB (Type-C)
 スピーカー ステレオ ステレオ
 カメラ アウトカメラ: 800万画素
 インカメラ: 800万画素
 アウトカメラ: 200万画素
 インカメラ: 30万画素
 CPU HiSilicon Kirin 950 / 8コア
  - 2.3GHz 4コア ARM Cortex-A72
  - 1.8GHz 4コア ARM Cortex-A53
 Allwinnwe A133 / 4コア
  - 1.8GHz 4コア ARM Cortex-A53
 GPU Mali-T880 MP4 Imaging Technologies PowerVR Rogue GE8300
 OS Android 6 (Android 7に対応) Android 11 (Android 12に対応)
CPU-Z for android で調べた

使用目的に関係するスペックは赤文字で示した。


使用感

d-01J に比べると少し反応や動作が遅く感じる。CPU のスペックからも理解できるが、少し待てば良いのでストレスを感じるほどでもない。iPadに慣れている人には苦痛かもしれない。3GB RAM は救いになっていると思う。

そもそもの主な使用目的ではそれを使い始めるまでのモッサリ感を受け入れてしまえば、動画や音楽が始まったあとの視聴にストレスを感じることはない。ブログ編集でも編集画面が表示されれば、あとはストレスを感じない。ブラウザもたまに検索する程度なら、そして急いでいなければ何の問題も感じない。

ネット接続 👍
以下のケースで、簡単に問題なく接続できる。
有料 / 無料 WiFiスポット
ポケットWiFi、他端末からのテザリング
DHCP / IPアドレス固定 の」無線LAN

動画再生 👍
▶ YouTube: WiFi で遅延無く再生
Amazon Prime Video: WiFiストリーミング再生で遅延なく再生
TVer: WiFiストリーミング再生で遅延無く再生
mp4ファイルの再生も問題無い

音楽再生 👍
Amazon music: 問題無く再生
 タブレットで音を聞きたいときは、常にBluetoothイヤホンを使用。
 Bluetooth接続のイヤホンやスピーカー、オーディオシステムに繋げば、性能なりの高音質で楽しめる。
音質に拘って聴きたい時は、タブレットは使わず Walkmanを使っている。

ネット検索 - ブラウジング 👍
Google Chrome: WiFi通信品質さえ確保できれば、少し動作が遅いが全く問題ない。

電子書籍 👍
Amazon Kindle: 全く問題なくスムーズに利用できる。
最近は紙の書籍よりも Kindle が多い

文字ベースアプリ 👍
下記のアプリ使用で全くストレス無く使える。
G-Mail
twitter
ブログ編集
Google Sheets, Microsoft Excel
PDF表示 (acrobat, Chrome表示)

Bluetooth接続
Bluetooth接続のキーボードやマウスが問題なく使える。
Bluetooth接続のステレオイヤホンでAmazon musicを楽しみながら、ブログ編集もできる。
但し、接続操作を行うときは反応が遅く慣れが必要だ。

バッテリー消費
WiFi 通信を使うとバッテリーの消費が大きい傾向がある。これはAndroid端末の一般的な傾向だと思う。
P80T の傾向としては、満充電後7時間から9時間程度使えるようだ (購入直後)。
例えば、
・YouTube:5時間
・Amazon music:2時間
・ディスプレイON:7時間
・ブログ編集:30分
・ブラウザでの検索:30分
といった使い方でバッテリーは8時間程度もつ。

内蔵スピーカー 👎
P80T のスピーカーは絶望的に音質が悪い。d-01J の方が遙かに音質が良かった。
しかし Bluetooth接続のイヤホンや外部スピーカーを使う前提なら、内蔵スピーカーなど不要だ。

内蔵カメラ 👎
絶望的な解像度。Zoom会議ならギリギリOKかもしれない。コスト対策で安いカメラを内蔵しているのだろう。

取り回し - サイズと重量
P80T は d-01J よりも少し大きく、しかし薄い。裸で使う場合の取り回しには殆どを違いを感じない。
d-01J には指紋認証機能があったが P80T には生体認証機能が無いので、ログインにPINを入力するのが面倒。
裸で使う習慣がなく常にケースを使うので、取り回しの良さはケースに大きく依存する。今のところ満足できるケースがまだ見つかっていない。



購入時

P80Tのパッケージ、最初のセットアップなどについて...

購入時のパッケージ
P80T_Box割としっかりした紙の化粧箱に製品が収まっている。

タブレット本体、ACアダプタ、USB A-C ケーブル、ペラペラの取説の冊子 (他言語、日本語も含まれている) と保証書(英文と中文)が含まれている。

入手した端末は、SIMには対応していないようだ。

最初のセットアップ
最初に電源をONしてから、WiFi の設定、Googleアカウントの登録などを行い、再起動時に時間が長いと感じた。せっかちで待ちきれない人は、異常と感じる可能性もありそうだ。ハングアップしているわけではなく、じっくりと待てば立ち上がった。2回目以降の起動は、最初のセットアップ時よりもかなり早く立ち上がる。

d-01J から P80T へのデータ移行
P80T の最初のセットアップ時に、データ移行のオプションがいくつか示され、その中で Googleサービスによるデータ移行を実施した。Android端末では、最近はこの方法が最も楽で確実だと思う。



今の所、当初想定した使い方ではストレスを感じることなく、以前の d-01J と同じように使えている。
何かあれば、追記してゆくつもりだ。




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